2009年02月03日
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節分には茶人が

  節分の釜をかけます

  M家の節分のお茶事はたいてい日暮れ

  外が暗くなってから催されます

  招かれた客が

  待合で甘酒をのんで、暗い腰掛けへ出たころ

  近くの家から

 「鬼は外ォ~」と聞こえてきます

  その夜の正客は、ひょうきんなA氏でした



  「鬼は外に出ていますよ」と言ったので

  連客一同が大爆笑でした。

  まもなく、露地を

  亭主のもつ手燭の灯が動いてくるのを見て

  客一同も静かに腰掛から立ちます

  亭主と正客の間で

  丁重ですが

  すみやかな手燭の受け渡しが行われました

  新しい手燭をもらって

  これで客は雁行(がんこう:正客の後につづく)します

  つくばいに進み



  正客が

  にじり口の前につくばい、

  まさに席に入ろうとしたところで

  頭上に声あり!



      福は内ィ~」

  「私が福の神ですか?」と

  正客は照れつつも

  うれしげに席入りしました





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最終更新日  2009年02月03日 22時26分49秒


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