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呑ん兵衛の小梅姐さん、飲み屋の小娘に絡んだ侍を罵倒。助けてくれた新さんと呑みなおし、新さんも相当強いが、それより強い。翌朝二日酔いで寝転んでた上様、爺に叱られる。新しい蔵奉行との面談があるのだった。「自分の家より人の家がいいなんて、周囲が悪いのね」お忍びに同行の爺、新さんがめ組に居候しているのは実家の居心地が悪いからだと芸者に言われて渋い顔。まあ、「貧乏旗本の三男坊」、未だ婿養子の口が決まらないとなったら世間一般に家に居づらいね。新さんは上手い事跡継ぎになったけど。本題は米問屋狙いの連続強盗殺人事件。それに例の芸者が絡んでくる。妹芸者を助けるために頑張るのだが、身を張っても1両2両稼いでもらちが明かない。つい盗人の仲間に戻ってしまうのだが、金だけ頂いてどろんのはずが、手違いで死者が出てしまう。
2008年02月29日
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竜の組紐を買った娘たちが殺される。目的が自分にあると気づいた竜は仲間から離れようとするが、それは掟上許されない。そして竜の知り合いどころか、竜の知り合いである政の知り合いの娘まで殺される。娘の遺体を見送る政を見つめる竜に近づいてきたのは、彼と恋仲だったくのいち。彼女が竜の組紐を見つけ、彼を仲間に売ったのだった。 「誰だって触って欲しくない古傷の一つくらいあるさ」と周囲を宥めつつ「抜け忍だな」と言ってのける中村さん、あんた古傷の十や二十ある身だろう。ちっとは手加減してやれ。 殺された娘の村に出向く政、しかし彼女が「人が二十人くらいしかいないの」と言っていた小さな村は、野盗により壊滅状態。政は成り行き上仕事人の繋ぎを頼まれる。シナリオ上の必然から、これは忍びのカモフラージュである可能性が高い。だが「忍びだろうが野盗だろうが仕事は仕事」と言うわけでみんなで出陣。竜は「忍びだったら手をひいてくれ」というが、お前忍びの掟も仕事人の掟も破った挙句自分の感情優先するな。巻き添えで殺された人々の恨みを晴らすことこそ重要だ。 野盗だった。それより「酒も食べ物も沢山ある」のほうが気になるが。そりゃ花作りで一山あてると結構儲かるっていうが、こんな小さな集落で……とか考えていたら、竜が「忍びだ!」と仲間に声をかける。軽く退治されたのは捨て駒で、政の依頼人たちが忍びの中枢だった。竜以外誰も顔知らないんだもんな。 必殺らしからぬド派手な戦闘が繰り広げられ、竜の元恋人は結局彼を庇って死亡。いやそんなことより、やたらと大掛かりな嫌がらせのほうに高得点をつけたい。
2007年12月27日
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今日はまさかのリサイクル回。生徒の殆どはプロを避け、自分たちでなんとかメダルを使いまわしている。やっぱり成績に絡めたのが良くなかったんじゃ……。このかっこ悪さの責任を取らされるかもしれないと思ったクロノスとナポレオン、最終兵器を繰り出す。オージーン王子の秘書のリンダさんも動き始める。やっぱり重大たちと行動を共にしているサンダー。十代が聞いた雄たけびは、「野生の引き」大山君だった。相手はプロデュエル10位の数学博士。その引きで勝負の流れを支配、あっさり勝利。お次は精霊使いのもけおくん。相手はプロデュエル9位のラテン系。もけもけ、相変わらずかわいいっす。相変わらずローテンションでもけもけを融合して戦うのだが、勝負がつく前に相手が堕ちた。「あの人、もうプロとしてはやっていけないかもね」「そうかもな」幽閉されるだけあって相変わらずの生体兵器っぷりである。じゅんことももえの相手はプロデュエル8位のソムリエ。見た目は紳士だが「所詮は花嫁修業」と手厳しい。ハンデ戦でも負けそうな二人を助けたのは、白化したままの明日香様だった。「貴方がたが倒れたら、伝統あるブルー女子が全滅するわ」そんな彼女の姿に夢を見るサンダー、下心を疑う翔、どちらがしょーもないのか判定に迷う明日香は今回、斎王から貰ったカードを使わなかった。洗脳が甘いのか、それとも元々熱狂しづらい性格が出たのか?最終兵器2人はアカデミアのために戦う気なんて更々なかった。アカデミアに恩義を感じるような境遇じゃないから仕方ない。さて次回は明日香洗脳解除か、それとも教諭たちの反撃か?
2010年04月24日
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斎王は二つの人格に別れてしまっている。闇の斎王は十代とエド、二人に大量破壊兵器の鍵を託した。光の斎王はそれを怒り、明日香に鍵の回収を命じた。何時も以上に変な明日香に戸惑う十代たち。何時もわけわからん吹雪さんに、十代がデュエルで勝たなければ一生このままだろうと言われ、デュエルすることを決めたが、デッキはどうする?「迷惑でなければ、このカードをデッキにいれてやってくれ」それは兄妹の幼い日の思い出のカード。同じく協力を申し出たサンダーは、てめえが結社に引きずり込んだんだろうと言われ大ショック。つい擁護してしまった十代、サンダーの分身とかいうカードを受け取ってしまうのだった。サンダーの分身はオジャマブラック。1ターンのうちに出てくる辺りが……。明日香は斎王から貰った氷デッキ。漫画版に近い。マジックカードが思うように使えず、凍りついたフィールドで震える十代。そしてお兄さんのカードもあっさり粉砕されてしまうのだった。
2010年05月15日
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鬼ごっこで目隠しをしていた少女が大名駕籠にぶつかり、連れの侍に足蹴にされる。小頭がまず助けに入り、大騒ぎになりかけたところを姫様が一両下げ渡して話をつける。態度は最悪だが、騒ぎを収めてくれた……と信じたい。彼女は藤岡藩の貴子姫、上様との見合いのため上洛してきたのだった。藩は「そんなの知らない」としらばっくれようとするが、話を聞いた田之倉の爺は既に断る気満々。上様は見合いにかこつけて、姫に説教を試みる。気の強い姫、堂々と上様に言い応えするが、内容が気に食わなかったのか結局上様に言い負かされる。「子ども扱いして!」いや、だからって、「庶民の暮らしを知らないなら直接見に行ってやる!」って子供にも程がある。「お前は優しいのう。お前がそれなりの家に生まれていれば……」姫のおつき・彦九郎は姫大好き。姫もお前なら婿に来て欲しいのに、と冗談めかして口にするが、それでも彼女には「我が子を次の将軍に!」という野望がある。そして二人は町屋に社会見学に出るのだが、それを後押しした江戸家老はとんでもない計画を立てていた。冒頭の一件で大人恐怖症になったおちか、肩を脱臼しているのに手当てもさせてくれない。あ、それ以前の母の死が既にトラウマだったのか……。せっかくの世情見学にも汚い、つまらないとぶつくさ言ってばかりの姫君、新さんの素性を確かめようとして養生所に誘導される。幸いおちかは、まだ若い姫には……ってお葉先生も同じような年だけど。働いている・いないの差かね。大人の繰言には反感ばかりの姫も、女の子たちと遊ぶのは嫌じゃなった。姫は母に死にわかれ、男所帯で育ったのでああいうきつい言い方しかできないという。今で言うツンデレっすか。新さんは彦九郎に好きなら好きとはっきりしろと嗾けるが、あんたそりゃ無責任ってもんだろう。この恋を成就させられるのは、上様くらいだ。「おちかがいなくなった?お腹が空いたら出てくるわよ」とか言っていた姫、おちかをみごと探し出すが、そのまま家老の元に連れ戻される。家老は姫と彦九郎の間に悪い噂がある、という名目で姫を閉じ込めようとするが、その姫に「彦九郎となら男女の仲になってもよい」と言われてびっくり。いや確かにそれは、色んな意味でびっくりだ。好きなら好きと素直に言えたもんではない、普通なら。おちかちゃんの大人恐怖症は治った、姫の意地っ張りも直った、でもこの先どうなることやら。上様の書状を読んだ殿は泣いたに違いない。姫を降嫁させて、親戚から養子を貰うしかないか……。
2009年08月30日
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今日は009の調整日。003は001の子守をし、007は006の店でただ飯食らっている。007に構ってもらった少女は機嫌よく夜の町を行くが、ちょっと親の手を離れたところに居眠りトラックが飛び込んでくる。運転手は子供をひき殺すことだけは避けたが、まずいことにトラックは危険物を搭載していて、そしてそして時は止まる。メンテナンスから起きた009、音が全く聞こえないことに気づく。耳の調整不良と思い、博士に直してもらおうとするが、すぐにそうでないことがわかる。009は加速装置が入ったままの世界に存在していた。直せるのは博士だけなのに、博士は止まったまま動かない。海も凪いだまま動かない。石を投げても、手を離した途端空に留まってしまう。大抵のものは、空気との摩擦で動かしたとたんに燃えてしまう。街に出た009、事故を見つけるが、人々を動かそうとすればその人々が焼死する。かといってほっとけば時が動き出した瞬間にやっぱり皆死んでしまうし……博士も001もいないので、009がどうにかしないといけない。それから体内時計で二日。003が瞬きしているのに気づいた009は大笑いするが、精神的には既にぎりぎり。一ヶ月。気づけば空に旅客機が浮かんでいる。でもそれだけ。非常にゆっくりと時間が進んでいることはわかるが、幻覚が見えるほど何も起こらない。それでも漸く時は動いた。009のおかげで大爆発は免れ、人々は穴の中で無事、その009は003を抱きしめる。いや……小林靖子ってやっぱり才能あんだなと本放送当時思った。実に息詰るような空気だった。
2010年01月21日
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島帰りの男が襲われ、幼馴染の政に匿われる。彼は、手篭めにあって相手を殺した女を庇って島送りになったのだが、彼女はすっかり変わってしまっていた。それと同時に、花屋の知人の小間物屋の娘が事件に巻き込まれる。しょっちゅう花をただでやってるが、あんたのおごりは確実に死亡フラグだ。 無理心中に見せかけて殺された娘から、仕事を託されるところを同業者に見られた花屋。女は昔の男を騙して花屋を殺させようとするが、景気よく金を渡された男はその嘘を見抜く。……島帰りの自分を損得抜きで匿ってくれた相手より、とりあえずいいご身分になった女を信じるならそれだけで腹立たしいところ。
2008年01月19日
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ゴセイナイト洗脳完了。でもOPはそのままだ!「なんかやだ」ゴセイナイトが連れて行かれたのは要するに相性のせい。望頭いいな。よくわかったよ。ブラジラのやってることはまあまあ理屈が通っている、がそれが喜ばれるとは限らない。ダークゴセイナイトに攻撃できないゴセイジャー、ブラジラはそれが忍びないとかいって撤退。しかしそんなタマじゃねえだろ、とアグリが言ってのけた。なんか今回理詰めできているな……脚本家誰だ?見忘れた。ブラジラはゴセイジャーの戦闘能力も計画に組み込んでいた。どうせ見破れない、と思っていたが、ゴセイナイトに会いに来た望が不審を抱く。望が戦闘に巻き込まれて喋れない間にカタをつければよかったのに、自分の処罰の理由を語りだすブラジラ。それは己の能力を引き上げるための同胞殺しだった。なるほどそれは責められるわ。今回どうしてハイドがメインなんだろうと思ったが、これが理由か。なんだか久々に観た気がするな主役回補正強化。そして結局望の忠告は間に合わなかった。ゴセイジャーはブラジラに乗せられ二本の楔を打ち込んでしまった。後一本の楔が打ち込まれれば、地球は砕け散る。
2011年01月16日
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客の金に手をつけ、引き回しの末磔になった罪人。悪い女に騙されたのに、酷すぎると言い出すめ組の一同。頭だけは、「犯した罪は仕方ない」とお上の肩を持つ。公儀御用を勤める飛脚や。亭主は先日亡くなり、しっかり者の後家が仕切り、幼い息子も元気に駆け回っている。しかしその息子が大事な仕事中にさらわれ、文が投げ込まれる。さらったのは後家の昔の男、自分を指した女を恨み、子供を盾に破滅に追い込もうとする。名門出身で爺の友達の息子の旗本、悪事がばれて左遷。自棄になり事件にくびを突っ込んでしまう。当人が心根を入れ替えない以上、もう爺にもフォローできない。男には改心イベントが待っていたが、もう色々と手遅れだった。
2008年02月28日
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老中の一人が卒中で倒れました。二人の有能な能吏が次の候補に上がるが、内一人は老中に賄賂を贈って悪役決定。贈られた老中はその上、美人の腰元を強請る。勿論、ただのバイトの腰元にそんな義理ありません。そろそろ暇を貰って大工の女房になるのさ。逃げた腰元を無理やり連れて行こうとする藩士たち、しかし新さんには「侍が走っていたらとりあえず後をつける」習性がありました。代わりに連れて行かれた父は、「いい話」と説得を受けるが、昔堅気なので断ってしまう。……嫁入り先が決まっていなければ転んだかも知れないけど。腰元と婿はめ組に匿われるが、父を何時までも放っておくわけにはいかず悶々とする日々。一介の旗本に過ぎぬ南町奉行の元にも、これでもかっ、といわんばかりに賄賂が届けられていました。八万五千石の大名が大散財、国家老も音を上げています。が、大岡様の調べでは半数以上返したそうです。結局「駕籠に乗らなきゃ父親を殺すぞ」という、花のお江戸のど真ん中で派手な恫喝。表向きは紳士的態度なので困る。そして老中の下に連れ込まれたでかい花嫁(笑)。幾ら花嫁衣裳で顔も体つきもわからないからって、気づけよ誰か。そして老中、上様の顔くらいおぼえていないのかーっ!駕籠担ぎのおっさんでも、「どっかで見た顔」って言っていたぞおい。「老中ともあろうものが、世の顔を見忘れたか!」言われてやんの。老中も老中候補も斬り殺されず、自ら身を処せということなので、隠居で済んだんだろうか。一応死人は(まだ)でていないからな……。
2007年03月23日
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上様、気まぐれで別ルートをお通り。たまたま立てかけてあった大名家の槍が目前に倒れこむ。たまたま厠に行っていた中間、ふらふらと上屋敷に戻り、責任をとって自害しようとする。たまたま通りかかっため組の親分がそれを止める。偶然が積み重なる今回のお話……何時ものことか。 幸い上様に怪我はなく、殿様も中間も無罪放免、免責ですむ。すっかり元気になった中間、切腹しようとしたときにたすけてくれた下女と親しくなり元気にやっている。そしてお姫様のお供をしているとき、今度は悪漢に襲われるイベントがおきる。決死の覚悟で大暴れ、姫は無事、殿と奥方にお褒めの言葉とご褒美を頂く。プロポーズも成功、これが間違いなく人生の最盛期。 もうすぐ30両溜まるから、畑を買ってお梅ちゃんと所帯を持つんだ。という実直な男の幸福は、悪党の逆恨みによって踏みにじられようとする。
2008年03月12日
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NYに戻った002、頑張って自炊しようとするもうまくいかない。たまにはまともなものが食べたいのに……。彼だけは006の料理の手伝いをさぼっていた。「サイボーグなら、腹くらいすかないように作ってくれよ!」コックつきの生活とは天と地だな。008はメタルエックスの採掘権を取り戻した故国で、食料を運ぶボランティア活動をしていた。採掘はあまり上手くいってないが、ぼやきつつも皆元気一杯。しかし地雷を踏んでしまい、食料の殆どを焼失してしまう。村まで30km、残っているのは小麦粉が二袋だけ。「それでもないよりは……行くしかないな、皆が待ってる」そして006が「覚えていれば絶対役に立つ!」と無理やり教え込んだすいとんを作る。004も祖国に帰るが、長距離トラックの運転手をしている。だが吹雪に足を取られ、トラックは谷底に落下、相棒のおっさんと緊急避難。仕事をなくしたおっさんは004にやつあたり。吹雪で飢え死にの可能性ありじゃ仕方ないか。しかし004はじゃがいもの花を教わっていたことから、外のじゃがいも畑に気づく。腹一杯で気分が浮上したおっさんは希望を取り戻し、吹雪もやんで2人は山を降りていく。内心一人の方が楽だった004だが、「あんたと話していると前向きな気分になれる」と言われて感慨に耽る。005は日本の工事現場で活躍中。失敗した同僚を庇う余裕もある。だが失敗ばかりの彼は、自殺を決行するほど追い詰められていた。005は中国人だという同僚のために、唯一できる中華料理、餃子を作る。こんな有能な男でも色々あって故郷に帰れないんだぜ。006は日本で中華料理店を開き、そこそこ繁盛している。今日は大物評論家がくるというので、009は買出しにこき使われ、003はチャイナドレスを着てくださいと拝み倒される。007は美形に化けて得意の朗読をサービス……だが受けなかった。先生は小母さんだったので、チャイナドレスも受けなかった……009が褒めてくれたけど。006はいい点数をとれなくてがっくりだが、そもそも偽物でしたという落ちがつく。皆006の仕込みのおかげで人助けが出来た。でも002だけは、「006……うまいもんが食いてえぞー!」人生色々あるもんだ。
2009年12月19日
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冬季オリンピックの観戦の009と003、行きの飛行機で偶然選手団を一緒になる。「そんなことよりフランソワーズとの旅行が嬉しい」だったらそれをそのまま口に出してみてはどうかな。しかし飛行機は墜落、爆発こそしなかったものの、乗員・乗客とも酷い有様。009は一人救援を呼びに行き、003は比較的元気な乗客と、怪我人の世話。しかしまともな救援キットもなく、次々と死者が出る。飛行機事故は事故ではなく、NBの実験のための人員集めだった。しかし、バリバリ戦闘用の009でも梃子摺るんだぞ……生身の人間じゃモルモットにもならないだろう。汎用サイボーグの一人は009に捕らえられ、状況を吐かされるが「どうせ同じ身の上だし」と見逃してもらう。人質を盾に009を撃つよう命じられた003、「彼なら加速装置で避けられるわよね……」と思って撃つが、009の加速装置は故障していた。009は見事打ち抜かれてしまうが、先ほど逃がしたサイボーグ、メガロに助けられる。生き残りの救助者は、何処に逃げ込んだかわからない。00ナンバーズは上空から二人を探していたが、広いし視界は狭いし、どうにもならない。「003、俺は何も恩義だけで君たちを助けたわけじゃない」009を撃ったことで落ち込む003を激励するメガロには、恋人を疑ったことから悲劇を招いた、苦い過去があった。彼は009にエネルギーパックを渡し、死亡。怒りの009は手負いのまま敵を圧倒した。……ここまで楽勝だとそれはそれで複雑な気分になる。
2009年06月12日
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0013の関係者は、容赦なく粛清される。しかし敗者復活戦の機会を与えられるものもいる。「お前に新兵を1人貸してやろう」いや、新兵1人しか貸してもらえないというほうが正しいというか……新兵の顔を見たとたんにおぼろげにストーリーを思い出して憂鬱になったんだが……。00ナンバーズはコズミ博士の家を出て行く。……その方が博士の身辺が危なくなるような気がしなくもない。回収を目論まれる0013ロボ。だがそれはあっという間にサイボーグどもに嗅ぎつけられ、009と002が内偵に出る。そうと気づかぬまま、電子頭脳を回収して本拠地に戻ろうとするベルツ。無用心なことだが、幸い周囲は魚雷で固めてあった。ライバルが自分を助けるに見せかけて自爆をさせるんじゃないか、と疑うベルク。しかし新兵は迷わずスイッチを押す。彼は組織を妄信していた、そして幸い、その判断は正しかった。名門出のあたまでっかちとまじめだけが得意のマニュアル新兵はマニュアル片手にサイボーグどもと戦うことになるが……。生物兵器の実験場に誘い込まれた00ナンバーズ。おかげで無数の水母と戦う羽目に合う。しかし新兵は「サイボーグ退治は自分たちの仕事じゃない」と協力を拒否。揉めている間に、008が解決策を見つけてしまう。でも004は水母の毒にやられた。003も、特殊魚雷に耳をやられて昏倒。け……結構切れる奴がいるんだな……BG。ベルクたちは捨て駒だった。確かに、電子頭脳回収よりそっちのほうが手っ取り早い。しかし008は敵艦長の裏をかいた……が、ベルツのところの新兵がそれを見破り、その攻撃を目覚めた003が察知。ごたごたやってる間に敵は自滅。どちらも自滅。しかしそれでも生きてるベルクたちすげえ。結局世の中、運の強いものが勝つのか。
2009年12月08日
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最後のターゲットは実の父。「私は何故かずーっと前から知り合いのような気がするよ」これほど知らぬが仏な台詞ってないよ。かもし出す雰囲気が母そっくりだというのでおしのは内心穏やかではない。あの母の血を引いているというのが一番嫌なんだから。流石に父は勝手が違うのか、羽織を誂えて貰ったおしのはヒステリックな声を上げる。優しくされるのも嫌、性的に愛されるのも嫌。有罪確定してるし、早めに勝負をつけないと神経が持たない。丸梅屋源次郎には他にも子供を産ませた女がいたが、ほったからして知らん顔。「出すぎた真似を……お前一体何様のつもりだ!」捨てられた女に金を渡した、とおしの=おようが言うと源次郎は怒りだし暴力を振るう。でもすぐに謝る。「貴方にぶたれる筋合いなんてないわ!」あちこちの女を孕ませて追い払う、おしのは源太郎に対する殺意を無事固めた。店を飛び出した徳次郎、寺の階段で寝泊り。おこよは彼を探しに行き、従姉妹のおしのが生きてることを知ってしまう。で、どうする?売るか?売っても徳次郎が手に入らないことは自明の理だが、社会正義では売るほうが正しい。青木の元に、おしのの二度目の手紙が届く。それは自分の素性を明かしたもので、あと一人殺します、と宣言したものだった。探偵役である青木はおしのの最大の理解者、だが一度あっただけでよくそれを理解したものだ。おこよは徳次郎を取り返すべく、おしのの居場所を青木に密告。若い女が思い込むと怖いな。おしのが死罪になったって、徳次郎は店に戻ってきやしないよ。おしのの隠れ家に乗り込んだ青木与力たちがみたのは、自衛のため人殺しとなった徳次郎の姿だった。その場にいなかったおしの=おようは最後の殺しを決行していようとしていた。「生きてるんですよ。おしのは、行きてるんです」大金持ちは瓦版なんてろくに読まないらしい。おしのが持参した瓦版には、下手人の名前までしっかりと書いてあった。「しの。おっかさんを焼き殺したのは。私なんです」「おっかさんとかかわりをもって、おとっつあんを苦しめた男を四人、殺した。貴方が、一番たちが悪い」完璧に据わった目で一緒に地獄に落ちましょう、とすりよる娘に、さすがの源次郎も震え上がる。頼みの綱は血のつながり。源太郎は上手く娘を丸め込んだ。おしのは3通目の手紙で、青木に呼び出しをかける。おとなしくお縄になります、と言われたのでやってきてみれば、おしのは父を貫くはずの簪で自害していた。おしのは法を曲げて罪人を裁くのは間違いだったと青木に詫びる。そしておしのは死亡、徳次郎は八丈島送りに。親子の情がどうこうというより、おしのは命乞いされて殺せるほど非情になりきれなかったようなきがする。他の面子は問答無用で殺していたが、父だけは言いたいことを言ってやらずにいられなかった、それが元で正気に戻ってしまったような。彼女の魂の平穏のためにはこれでよかったのか?個人的にはすっきりしないが……
2009年10月26日
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009と003を置いて電話をかけにいった博士。相手は誰?そして004の、少し奇妙な物語が始まる。ギルモア博士の電話に叩き起こされた004、一足先に不審な城の斥候役を頼まれる。荒れ果てた城には敵意と、何者かの気配があった。相手は004そっくりんじょロボット。違いといえば内臓くらいか?「誰だ、こんな厄介なものを作ったのは……」武器は全部一緒、長引けば休憩が必要な自分が不利。裏をかこうとするが見抜かれる。意識を失った004は、新素材を使われ、「兵器として」レベルアップしたときのことを夢に見る。もう殆ど生身の部分は残っていない。しかしこのまま、兵器として完成していきたくはない。メカである004はサイボーグの004の動きを読む。しかし人間の脳が合理的な闘いより鳥の親子を助けることを選んだとき、コンピュータはそれに対応できなかった。「たちの悪い悪戯」を仕掛けたのは一体誰だったのか?それは謎のまま。
2010年01月15日
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3年前、シャークナーはコブランダーとのテストプレイでやりすぎ博士に叱られた。コブランダーもそんなにいい子じゃないが、博士はそれなりにかわいがっていたんだな。シャークナーに丸め込まれたガニランとスパイドン、コブランダーを見限ってそっちに乗り換えてしまう。シャークナーは自分より弱いコブランダーが「兄貴」と呼ばれる立場なのが気に入らなかったらしい。しかしシャークナーって攻撃力は高いし情報は持ってるし演技力はあるし、何故か金持ってるし、なんなんだお前……。博士、出てきて釈明しろ。精神的ダメージを受けたコブランダーはカブタックの助っ人に入る。「スターピースはいらない。こいつらに、シャークナーより強いってことをみせてやりてえんだ」8号機コブランダー、流石に強い。気合で元子分2人を退場させる。「オレは男のプライドを賭けて絶対に勝つ!」でも時間切れ。結局シャープナーvsカブタックに……いや、あっさりカブタックが負けそう。しかしケロタンがカブタックの新パーツを持ってくる。よかった、このままだと両者ルールを知らないままリングアウト退場になるところだった。勝者、カブタック!コブランダーは素直にその健闘を称える。しかしこれからどうなるんだ?「オレは悪のヒーローだぜ?」と格好つけたコブランダーの元に駆け寄る腐れ縁2人。やっぱりこんなオチか。
2009年09月08日
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トリを努めるはやっぱりワタル。彼が送り込まれたのは、「明日滅亡する」自分の世界だった。猫くらいしかいない町でトラックにひかれかけたワタル、運転していた軍人さんに強引にトラックに載せられる。太陽がいきなり膨張を始め、もうじき地球を飲み込むという。じゃあ、一体何処に避難すればいいんだろう。乗り合わせた親子連れ(グランゾートの主人公の弟と母)の様子を見ていたワタル、やっぱり家に一端戻ることにする。確かに、どうしたって明日には死ぬなら子供を待ってるよな普通。気がつけば街は消え、涼しい草原の中に一軒のアパートが建っている。そしてその壁を一心に塗っている画家のおじさん。「オレたちがいなくなろうと、太陽は必ず昇る」ワタルは明日までに仕事を仕上げるという、おじさんと夜明かしをすることにする。おじさんは、人間が無駄に賢くなったからこうなったと推測。ワタルは、じゃあ他の生き物は人間の巻き添えになるのかと理不尽に感じる。「明日も必ず日は昇る。信じるのだ。その思いがある限り、我々は決して滅びはしない」目が覚めたとき、おじさんはもういなかった。しかしその絵は仕上がっている。「滅びるもんか」ワタルがそう信じたとき、最後の試練がドワルダーの姿をとって現れる。ワタルは聖なる松明を手に入れた。後は第五星界を救うだけ……なんだが、これがさすがに笑えない展開となる。
2010年01月13日
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NYのダウンタウンで、無気力な目をした少年たちの夢を見る002.それは、宇宙からの来訪者が見せた夢だった。巨大な金平糖のような飛行体は、キャンプ中の009たちの前にも落ちてくる。中には、3人の異様の子供たちが乗っていた。会話形態は001と同じテレパシー。彼らの世界は侵略者に乗っ取られた。世界中の怪奇現象は、助けを求める子供たちのメッセージ。004も子供を拾う。幸い食事はこちらと同じで大丈夫なのだが、テレパシーで意思を通じ合わせる彼らには全く表情がなく、006を嘆かせる。009は何故強力な超能力を持ちながら侵略に甘んじたのかと疑問を抱くが、子供たちの種族はその感応能力ゆえに生き物を殺せなくなっていた。002も005と子供たちを回収に行くが、彼らの目は夢の中の子供たちと同じだと感じる。「痛みを感じているだろう。何故言わない」子供たちには機械を取り付けられているのに外してくれとも言わない、005も彼らの様子に違和感を覚える。001は超能力で009をサポート、一体ごとに敵を倒すことを提案。侵略者たちがやってきたのは逃げた子供たちを追ってのことだが、子供たちは精神に傷を負うのが怖くて作戦に参加しない。表情を取り戻した子供たち、温和な005でなく002に縋りつく。皆、どうしてこの子達だけ表情を取り戻したのか、自分から002に名前を教えたのか不思議。物理的に接触の機会が多く、その感情に同調したんだろうか。006、侵略者が自分の故国を襲ったことに焦る。だが、奴らは一度破壊を尽くした後、時間を元に戻してもう一度街を破壊し人を殺した。002は子供たちに協力しろと叱り飛ばす。「お前たちにも責任はある!やるんだ、パル!」ED変更。絵は天使編か?
2010年01月07日
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(8月7日(水) 石田 雨竜)「大丈夫かい?」なるべく優しく、を心がけたつもりだが、傍目にはつっけんどんだったと思われる。頭をびしょぬれにしたそいつは……名前を呼ぶ以前に思い出すだけでも腹立たしい……驚いたように顔を上げた。無論僕のことは覚えていない。雨でもないのにいきなり水が降って来たのだから、そりゃ驚いただろう。そんなものに頓着してやるつもりはないが。「……何だ、お前」「失敬な。行き倒れのようだから、助けてやろうというんだ。有難く思いたまえ」「………………」そいつは状況がよく飲み込めないらしく、暫く馬鹿のように僕を見上げていた。
2008年05月09日
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美人で頭が良くて運動も出来て性格もいい笑美子。ここまで恵まれているとやっぱり欠点もあるもので。彼女の場合、笑い上戸なのにその笑い声がひたすら特徴的。引かないのは、ちょっとさえない田村君くらい?ラブコメの定番、割れ鍋に綴じ蓋。と思ったが田村君は別に悪いとこないよな、見た目がぱっとしないのとちょっと変わってる?だけで。ヒロインだってなあ……別にいいじゃんと思うのは所詮紙媒体だからだろうか。
2006年08月26日
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ドアクダー様に叱られたクルージング・トム。しかし部下どもは知らん顔なのだった。クラマから「ワタルをおびき寄せてやる」と持ちかけられた崖っぷちボス、一発逆転を目指すが。ヒミコ最強。不条理なぞなぞも怪獣さんもじゃんけんも一発。まともにやっても勝てないと悟った自爆ロボは後出し、怒ったワタルは更なる卑怯技「ピストル」を繰り出すのだった。どんな主人公だ。戦ちゃんテレホンカード欲しいな。しかし「逃げも隠れもせん!」といいつつ相棒を呼んで仕切りなおす先生も卑怯だな。クルージング・トムを倒すもピンチ続行のワタル、謎の飛行魔神に助けられる。その正体は?それはおいといて、第一階層に平和が戻った。ついでに、これまでの敵たちも本来の姿に戻った。5話にして最初の難関クリアか、一瞬早いと思ったが、そういや中ボスだけで7人、幹部4人いるんだっけ。ドアクダーの代理人ってドンゴロ将軍だったのか……気づかなかった。
2008年12月03日
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切腹しようとしてできない津田。 本当、別に死ぬ必要ないだろ。お前さん自軍の利益のために人質になっただけなんだから。大和と撃ち合いの危機に陥った「みらい」は強引に花道を用意。だが向こうも、一応応じるもハッタリで返す。門松たちはヘリに戻ろうとするが、柳沢が疲労から崖下に落下。何の冗談か、そこには武装した兵たちがいた。自分の命を、仲間を守るため、助けにきたはずの米兵たちを(機能の全く違う銃で)殺すことになる自衛官たち。生き残りと組み合いになった門松は、自衛のためそいつを素手で縊り殺す。殺し合いの真っ最中は何も考えられないが、生き残ってみると、一人を守るために八人殺したという現実が、重い……。「オレは忘れない。あんたたちの「未来」をこの手で奪ったことを」
2008年08月22日
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すりのアジトを強襲する八丁堀。つかまったのは攫われてこき使われていた子供ばっかり。中に十代中盤の女の子がいて、これが実は旗本の側室に産ませた娘だったのだが、親は世間体を気にして引取りを拒否する。愛していないわけじゃないんだけど、お家のほうが大事。母は三味線の師匠を通じて子供とこっそり会おうとするが、子供のいない中村さんはストレートにむかむか。始め彼女を嫌がっていたせんりつも、それは親が酷いと憤慨、養女として堅気に育てることに同意する。しかし当の娘は、何とか金を盗んで好きな男と一緒に逃げようとしていた。苛められて育ち、5歳で攫われて道具として扱われた少女には、中々中村家の情が通じない。しかし気持ちが通じ合い、立派に成人してから男と祝言をあげると誓ったところで、彼女は組織に連れ戻される。「俺の娘の恨みを晴らしてやってくれ」「俺にはその娘の親が一番憎いね」「親が冷たかったことは確かさ。でも親は一生悲しむだろうよ。後悔するだろうよ」比較的騒いでも問題ない閉鎖空間だったとはいえ、女の首を二度掻ききるお師匠、じっくり突いてから斬る八丁堀の描写が凄まじい。
2008年03月26日
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策中、公家のお姫様と思しき一行を悪漢から救った新さん。め組の面々と外食の予定が、かなりむりやり接待を受けることになる。……貧乏旗本の三男坊とはいえ風采よし腕よし人柄よし、「徳田」というからには微禄でも将軍家縁だろうし。一見おしとやかで無口な大納言家の姫、実は遊びたがりのお転婆姫だった。恩を売ったはずが、どこかに連れて行くと約束する羽目になる新さん。 酒場ででかい口を叩く浪人を見て「平和だねー」と笑うお庭番コンビ。しかしそいつらは通りすがりの公家の一行に喧嘩を売って、手ずから斬り殺される。公家たちは、姫の館に世話になることに。いきなり押しかけてくるなよ。前もって頼んでおけ。 将軍と姫がお祭りでお忍びデート。中々いい雰囲気だが、客人たちは姫を餌に金をかき集めていた。 め組の面々、新さんが公家のお姫様のお婿さんになるかもしれないと聞いて嫌な顔。京からの客人がとかく謂れのある人物で、それが姫の館に世話になっていると聞いた上様も嫌な顔。そして結婚詐欺を働き計1万両を荒稼ぎ、後は知ったこっちゃないって……本当に姫に全責任を負わせられると思っているのか公家ども。 姫は義理とはいえ上様の叔母に当たる身。その姫に詐欺の汚名が着せられるが、主犯たちは当然ながら、京に入る前に追いつかれる。「ここで上様を倒せば……」って正気かお前ら。登城した姫、「お人が悪い」でよく済ませられるなあ。「型破り」と言い放った乳母もすげえ。相思相愛だったのに……。
2008年01月20日
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最近妙に優しい姑が気にかかる中村さん。要するに、鞠遊び(ゲートボールサークル)で老いらくの恋の真っ最中でした。相手は直参旗本の隠居で絵の先生堀田、おっとりよさそうな人。弟子の未亡人に口説かれる竜さん。こんなのに引っかかるほど苦労してません。大体あんた評判かなり悪いだろう。命講のセールスをやってる何でもや、受取人の名に「中村 せん」とあってびっくり。婿は「式は何時かな」と大喜びだが、娘は「いい年をして」といい顔をしない。元気で幸せな年寄りたちは再婚に向けてスタートを切るが、命講というシステムが命取りになる。「竜さんが年取った様って想像できませんね」「それまで生きてるわけないだろ」そりゃそうだ。「せん殿、私はそなたの下の世話がしたい」それがプロポーズですか!しかし彼には、道を誤った息子がいた。まあ、あのせん殿なら絡まれても怒鳴り返すだろうが。依頼人は中村さん、依頼料は祝言の支度金。うぜえ女だからって理由だけで殺せればよかったな、勧善懲悪もくそもなくなるけど。カップル一組、簡単に切り伏せられるだろうにわざわざふいうちする中村さんってなんなんだろ、プロの鑑……?
2009年05月11日
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街頭で味噌を売る三人の女たち。ちっとも売れないのに業を煮やした人妻風の女は、「立ち会って自分が負けたらただ、買ったら勝って」と言い出す。自分から言い出しただけあって強い強い。火消しどころか柄の悪い侍たちまで返り討ち。真剣を抜きやがった奴は新さんが止める。新さんも認めるほどの腕。味噌も、売り始めたら追加注文が来るほどの味。 将軍様は武芸者大好き。腕自慢で御前に上がった林奉行は、味噌売り娘のことを知っていた。彼は堅物で上様に目をかけられるが、叔父上は遊び好きの極道旗本。悪影響があってはいけないと、お庭番により行状調査が行われる。 味噌売りは、盗まれた仏像を新調するためだった。300両ほどかかるが、金が工面できるまでは戻らぬ覚悟。 悪い叔父さんが目をかけている太鼓持ちの蛸、いきなり置屋に転がり込んだ素性知れずだが、陽気で楽しく良く働く。しかし悪事の相談を聞いてしまい、仲間に引き込まれる。 太鼓持ちの正体は、味噌売り女剣士の夫で元住職。女房に子供が出来たと思ったら間違いで、つい「畑が悪いのか種が悪いのか」笑い話にごかまそうとして関係悪化。廓に遊びに行ってる間に仏像が盗まれ、居た堪れなくて故郷を逃げ出したのだった。喜捨を集めて帰ってくる、と信じていた女房、よりによって太鼓持ちとは、と呆然。しかも新さんに、悪い仲間に入ろうとしているので止めろと忠告される。 太鼓持ちは女将に事情を話すが、直後に女房が登場。女将の前では素直な心情を語っていたが、女房には「どうせオレより若様のほうが好きなんだろう」と酷い態度。そして「親戚が大事な刀を持ち出して返してくれないのだが、凄い腕なので力づくで取り返すことも出来ない」という嘘八百を吹き込まれる。その刀ってのは林奉行が上様から拝領された太刀。甥が世襲した地位を奪い取るための企みだった。しかも仏像を盗んだのも彼らだった。……いや、無理があるだろう。 上手いこと太刀をパクリ、甥が切腹したと聞いた叔父は正体を現すが、無論これは嘘。上様どころか腕自慢の甥まで乗り込んできたんだぜ、手向かいするな。 初恋の人に「昔は好きだったけど、でも昔の話だよ」とすっぱりふられた女房と、何か太鼓持ちのほうが性にあってそうな亭主は復縁、国に戻る。林奉行は初代お庭番、宮内 洋。またしてもいい役貰いやがって……目の保養だった。
2008年02月02日
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その場の勢いで宇宙帝国ザンギャックに弓引いちゃった宇宙海賊たち。ただお宝探しにきただけなんですが。地球のことは当人たちに任せてさっさと逃げ出したいんだが、目当てのブツは……黒い服を着た誰かさんが知ってる?黒い服を着た人を探して街に出るも、黒い服来た人なんて沢山います。ドレが本命よ。と思ったら、黒い学生服の少年が自分から声をかけてきた。前回の戦いを見てファンになったらしい。しかしお前、お宝のことなんて何も知らないだろう……。少年は盗み目的だった。アイテムを奪われ恥をかかされたマーベラスお怒り。一般人をぎったんぎったんにしかねないので、一番温和な姫は彼についていく。海賊からものをかっぱらった無謀な少年の目的は、レジェンド大戦のとき死んだ祖父の仇をとるためだった。「オレはもういやなんだ。自分の周りで誰かがやられるのは」マーベラスはアカレッドに人形を託された?で、お宝を探せ=帝国を倒す鍵?マーベラスは彼に戦う資格があるか確認するため、自分の変身システム・レンジャーキーを貸してやる。ヒーロー志願だけあって中々頑張ったが、無論行動隊長には叶わない。幸い殺されず放り出されました。「おい、この星に護る価値はあるか?」「ある、絶対」まあアカレッドの母星を見捨てるのは無理だわな。例のお宝があるという可能性も高まったし。少年は別の方法を探すことになったが、「黒い服を着た人」との出会いは何時だ?
2011年02月20日
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着物のすり替えが元で、奉公人の子が代わりにさらわれるという定番話。「借金のカタに雇った子がどうなったって知ったこっちゃない」と笑って堂々言い切った大店の主に、奉行所の面々も唖然。 泣いて縋り付く母を放置もできず、中村さんに押し付ける。幸い島帰りの誘拐犯は善人で、さらった子供に暴力を振るったりはしない。千両箱(中身は石)がひかれていくのを見た母はほっとするが、子供は翌朝死体で見つかり、母は依頼文を懐にダムに身を投げる。奉行所に関係者がいるからいいけど、いなかったら元締めいい迷惑だ。追い詰められた誘拐犯は偶然、秀さんの長屋に逃げ込むが……なんで何時もいつもここに逃げ込むんだ。誘拐犯はやっぱり子供を殺してはいなかった。子供殺しに逆上した秀さんは犯人にドスを突きつけるが、ある程度話が読めていた中村さんは「離してやれ」と言う。そもそも火付けしたら火炙りが普通、島送りなんて聞いたことないものな。結局誘拐犯は全ての黒幕である火盗改の与力に殺されて晒され、野菜の行商人の全財産を依頼料に仕事が執行される。「てめえの命はたった三分だ」(7月27日 前日記より)
2007年08月20日
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対戦相手が見つからない十代。子分2人を連れて対戦相手を探しに行く。そしてみつけたのは、ありがたいことに本物のプロ様だった。ショーマンシップデュエルの花形カブキッド。いわゆるレイヤーデュエリスト。なかなか気さくな人だが、十代の「楽しけりゃいい」にはかちんと来た様子。しかし客を楽しませるのが仕事というだけあって華やかなデッキだな。自分のデッキでも容赦なく盛り上げてくるので十代も「どっちのターンだよ」と少し焦る。先生たちはすっかり観戦モード。そりゃ仕事が面白いと思う人間もいりゃ思わない人間もいるだろうさ。カブキットの場合、いい戦術を思いついてもデッキのカラーに似合わなければ流すだろうし。演出重視で静の扱いが勿体無いといわれてしまうし。デッキ大好きだしカブキットも好きだが、肝心の十代がちょっと煩い。
2010年03月27日
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眠り薬で眠らせた上で皆殺し。内通者は「約束が違う!」と暴れるがどうにもならない。おまけに火までつけやがった……!というわけで、今回の仕事は佐渡金山の金塊強奪事件。御前は竹馬の友の勘定奉行の切腹の危機をすくってやりたいというが、貴方の幼馴染ってろくなのいなかったような……。しかもあっという間に板橋の事件が江戸まで伝わってくる。いなくなった勘定組頭の行方を捜す面々。死亡した加納の父はいなくなった山口を探して音さんと出会う。息子を愛しているのはわかるが、わざわざ誕生の頃から回想するところがちょっとやばい。しかも焼死体をちゃんと吟味したところ、加納息子の着物を着て刀を差していたのは、山口だった。そんな気がしたけどそりゃ親たちからすりゃ衝撃だ。エリート街道まっしぐらの息子には友達もおらず、それを親は知らなかった。話をきくうち、音さんは「彦四郎さんは旦那(父親)と違う生き方をしたかったんじゃないか」と考え始める。柿泥棒の子供が大怪我をしたのに、叱るばかりの父からその子を庇うあたり、わりといい奴っぽいけどな、息子。柿の木から落ちた孤児の長坊は、上手く歩けなくなっていた。それを励ましてリハビリさせている彦四郎、お前治療費目当てじゃなかったのか。火事を機に逃げ出しただけ?役人暮らしに疲れた彦四郎は、長坊の骨折を機会にボランティアの世界に入った。しかし長坊の足は治らない。手術代目当てに悪に加担するものの、こんな大事になるとは思ってもみなかった。長坊の足の目処がついたら自訴する、という言質を取って音さんは彦四郎を解放するが、無論敵は彼から手を退いたわけではなかった。
2009年04月18日
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未曾有の飢饉で、東北に「お救い米」が送られることになる。その一部は上様の実家、紀州家が担当。しかしおかしな動きがあるということで、上様はお庭番の左源太を上屋敷に送り込む。事件の渦中にあるのは藩の勘定奉行、吟味役、米問屋の千石屋の三人。吟味役は左源太の剣のライバルで、今は彼の元恋人の婿養子になっていた。妻の綾どのはまだ左源太に未練があり、吟味役は「元殿様とはいえ、上様のお庭番となれば藩の敵。今度藩に顔を出せばぶっ殺す(意訳)」ときっぱり言い放つ。左源太は顔が割れているから無理、と探索から身を引くことを進言。替わって千石屋に忍び込んだ疾風は、蔵がほぼ空なのにあっけ。しかも千石屋には、くず米を買い占めているという噂があった。更なる出世のため、勘定奉行の婿養子を志願、今の妻さえ殺そうとする男が事件の肝。正義感で動いているのか、我欲で動いているのか当の勘定奉行にすら読めない。綾殿と疾風が囚われ、左源太は一人救出に走る。上様も蔵米を押さえる、家老を江戸に帰らせるなどの手段を計っていたが、悲劇をとめるにはもう遅すぎた。
2008年09月19日
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(石田の誕生日SSから設定が繋がっています)「一護、朽木さんの住所知ってる?」「知ってたっててめーには教えねえ」何時も以上にハイテンションな啓吾を、一護はばっさりと切り捨てた。「意地悪言うなよ一護、今日は師匠のお誕生日なんだからさ!」「……師匠?」啓吾の師匠、すなわち朽木白哉。この方程式が出るのに、五分かかった。「何で白哉の誕生日なんか知ってるんだ」そういう一護は妹のほうの誕生日もはっきりとは覚えていなかったりする。「何でって、聞いたからに決まってるじゃん!で、これ、プレゼントのうさみみ仮面スーツ!」「もちっとマシなもんはねえのか!」「じゃあ何ならいいんだよ!」「……」そう言われると困ってしまう。相手は大貴族で大金持ちだ。センスで勝負するしかない。……だからってコスプレ衣装で勝負されても困るが。「ふ、甘いね、浅野君」黙り込んだ一護に代わり、石田が眼鏡を持ち上げながら答えた。どうでもいいが偉く威張った態度だ。「相手は資産家、そしてあの朽木さんのお兄さんだよ。うさみみ仮面スーツくらい、五着は持っているに決まっている」「ごご五着ぅ?」何の根拠もなく断言され、素直にびびる啓吾。「あのお兄さんはね、朽木さんにお願いされたらうさみみ仮面でもめそうさでもバニガでもやる人だよ!」さらに根も葉もないことを言う織姫。「きっと阿散井君も付き合わされるね」便乗して余計恐ろしいことを言う水色。「まさか席官全員……」つられて口走ったチャドだが、軽くパニクった啓吾にはもう聞こえていなかった。「どどどどうしようー!」「良かったら、僕が少し手直しして、さらにゴージャスかつエレガントなものに変えてあげるよ。無論、無償でね」「あたしも手伝う!そしたら、お兄さんも朽木さんも喜んで受け取ってくれるよ」「おお、心の友よ!」啓吾は感涙に咽びながらプレゼントを託し、三十分ほどでリニューアルされたソレは一護の手から朽木白哉に手渡されたが、勿論中身は確認していない。何となく、夢に見そうな気がしたからだ。まさか白哉もそこまでルキア馬鹿じゃないだろうと思った一護だが、「実は今年、六番隊に志願者が卒業生から一人も出なかったらしいのだ。兄様が大変厳しい方だという噂が広まっているらしい……」とルキアに聞かされたときにはちょっと立ちくらみがした。隣で恋次が何かいいたげな顔をしていたが、当然無視した。
2007年01月31日
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