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事務所の性質上、小規模個人再生を多く手がけています。
だいたいの場合は、住宅ローンがあるので
破産ではなく個人再生を選択するという事情があります。
しかし、こういう方の場合住宅ローンが負担で、他の借金が増えてしまうので
改めて住宅ローンを支払うとなっても
住宅ローンの支払い自体が大きな負担になります。
そこで、再生するには、住宅ローンを手伝ってくれる家族が必要になります。
今日、確定した再生計画案をお渡ししたご家族も、まさにこの例でした。
はじめにご相談にいらっしゃったのは、夫だけでした。
この方の給料だけでは、到底無理でした。
また、家計収支表を見ると、妻も借金があり、毎月支払いをしていました。
この支払いも家計を圧迫していました。
そこで、私は、
「奥さんと一緒に来て下さい。」と言いましたが
なかなか一緒にお越しいただくことはできませんでした。
このままでは、自宅がなくなってしまう!ということになり、
妻と長女が一緒に来所されました。
妻は、自分の収入では、自分の借入を支払うことは困難であることを
そのまま受け入れて、
破産という方法を選択しました。
また、離れて生活している長男も、多額の援助をしてくれることになりました。
そして、家族全員の収入を合わせると、
住宅ローンやその他の債権者に対する支払いが可能である金額になったのです。
その後、妻の免責許可もおり、
毎月の勧告される積立にも、家族全員で応じ
無事許可決定が確定しました!
これから、住宅ローンの支払いにつき、細かい点を詰めていくことになりますが
ひとまず、自宅は守られます。
今日の打合せでは、ご夫婦がともに来所され、
笑顔で帰って行かれました。
初めは家庭内別居のようになり、お互い無干渉だったとおっしゃっていました。
しかし、これを機に話すようになり
今は一緒に夕食も食べていますとのこと。
こういうときが、弁護士をしていて良かったなと思うときです。
人の人生の再出発をお手伝いできたとき。
いつもは具体的な事件をブログに書かないようにしていますが、
この奥様から
「いつも読んでます。」と言われ(恥ずかしい・・・)
書くことの承諾もいただいたので書きました。
これからが正念場で、時間もかかりますが
このご家族ならばもう、きっと大丈夫だと思います。
心からエールを送ります。