以前 朝方喉が痛くて マスクをつけて朝礼をしたことがあります。
「おはようございます。
今日はO月O日 水曜日です・・・・」と
いつものように話し始めても、 皆さん不安そうで反応が乏しいのです。
とっさにわかりました。
お年寄りの皆さんは、唇を見つめて聞き取っていらっしゃるのだと。
すぐにマスクをはずして
「おはようございます・・・」と再度 朝のご挨拶から始めると
いつもの安心された眼差しに戻られました。
マスクは「風邪がうつりたくない」
「風邪をうつしたくない」と言う感染予防のいい訳で医療従事者や介護従事者は
安易に使用する傾向があります。
(デパートや客室乗務員がマスクをしているのは見かけたことがありません)
ですが、マスクをしていると顔の表情が読み取られにくいので
楽ではありますが、利用者さんや患者さんはその分不安なのです。
お耳の遠いお年寄りの方々は
なおさら聞き取りにくものです。
患者さんを≪患者さま≫
利用者さんを≪ご利用者さま≫などと
≪お客さま≫と同等の敬称でお呼びするのならば
ホテルのフロントの人がマスクをかけていないのはなぜなのか
真のホスピタリティ(心遣い)に照らし合わせて問いかける時期にきているのではないでしょうか。
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