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2008年12月21日
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カテゴリ: 思う事


最初に影響が出始めたのは自動車業界で、最初は主に北米市場での不振が原因だったが、今や欧州やアジア各国での販売にも影響が出始めているという。これを受けて、輸出用の在庫が膨れ、生産調整が行われる事になり、それまでフル稼働していた工場は一転、減産となった。その余波でその工場で働いていた非正規労働者といわれる方々の職が大量に失われる事となった。自動車メーカーだけで2万人近い人が職を失い、その下請け、部品メーカーも合わせると、その規模はどれ位になるのか判らない状況だ。下請け、部品メーカーは非正規労働者のみならず、正社員までリストラしている状況だからだ。
その波がデジタル家電業界に波及し、製品メーカー、部品メーカー共々に次々と非正規労働者を切り捨て始めている。更に製造機械メーカーにも飛び火し、現在はコマツ、日立建機に代表される建機メーカーにも同様の動きが出始めている。
この『雇い止め』は、来年3月末の決算時期までに、最終的に全業界で数十万人にも達するだろうと言われており、深刻な社会問題となる危険性も高い。

雇用調整の拡大を受けて、一部の自治体では臨時職員として雇用する動きも出始めているが、あくまでも緊急避難的な措置であり、救われる人数にしても極めて少ないのが現状だ。
タクシー業界や飲食業界では大量採用との話も伝わってくるが、そもそも不況業種の彼らにどれ程の期待をしてよいのか、正直疑問が残る。現在の社員の待遇すら改善できていないのに、更に大量に採用するというのは、悪い様に考えれば弱い立場の人ならば、多少酷使しても黙って働くだろうと考えていると感じられるのは気のせいなのだろうか。

現在の状況が早急に改善されるという期待は、今のところ殆ど無いに等しいだろう。アメリカを筆頭に現在の混乱が収拾されるという兆しは全くない。アメリカはこれまでに100兆円に近い不良債権を処理したとされるが、数か月前には全不良債権が300兆円と言われていたものが、その後の景気悪化で更に額が増え、現在のところ500兆円程度にまで拡大していると言われている。
今後、更に経済状況が悪化すれば、この額は更に加算される事になるだろう。処理しても処理しても、逃げ水の様にゴールが逃げてゆくのは日本の場合と全く同じ状況だ。
そうなれば日本国内での仕事は更に減少してしまい、雇用の回復など当分の間期待できないと感じている。つい最近まで団塊の世代が大量退職する為に、その穴埋めをする必要があると言われ若者を多く雇用するという動きが強かったが、これも現在の所、内定取り消しに代表される様に弱まっている。


どうすれば、早急に『仕事』を創る事ができるかを考えた時、個人的に最善と考えているのは『農林水産』業への雇用のシフトだろう。もっと言えば、都会から地方への人のシフトである。
農業、水産業で言えば、食料自給率が4割を割り込んでいる現実があり、この数字を向上されるのが急務であろう。林業にしても山林の荒廃が叫ばれて久しいが、こちらも水害を防止するという観点からも、手入れをしてやる必要がある。
上記の業種は慢性的に人手不足となっており、特に若い人達が極端に少ない。このまま放置すれば、そう遠くない将来にはこの業界で働く人が極端に少なくなる危険性がある。
それならば、今後全国で仕事が無くなった人を対象に、地方へ移住してもらい、その地域の農林水産業に従事してもらう様に、誘導するという政策はどうだろうか?
地方の農協、漁協等が中心となり、素人同然の人々を指導する。その地域に定住する事により、限界集落という様な問題も解決とはいかないだろうが、多少の改善が期待できるだろう。
もちろん、今の制度のままでは農林水産業で生活してゆく事は難しいだろうが、補助金を現在以上に投入すればなんとかなるだろう。

今の都会は人口が集中しすぎていると思う。日本の人口の1/10が首都圏に集中している事自体、異常な事だと思う。都会に出れば仕事があるとの思いで、地方から人が流出しているが、実際にはそれほど仕事が多い訳でもない。
この逆行の時の今こそ、多くの問題を一気に解決、改善に近づける絶好のチャンスであると感じている。
それが実現できた暁には、多くの人が幸せになると思うのだが・・・





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Last updated  2008年12月22日 01時22分25秒 コメント(2) | コメントを書く
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