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2010年01月24日
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テーマ: 鉄道雑談(1639)
カテゴリ: 旅行記



今回は昨年秋には廃止された北陸鉄道石川線の先端区間(鶴来~加賀一の宮間)を、再訪を兼ねて訪問する事にした。

北陸鉄道は戦時の合併で生まれた会社だ。この石川線もそれまでの金沢電気軌道と、金名鉄道が保有していた路線を合わせて誕生した会社である。かつてはこの石川線の先に、金名線が存在しており、白山下駅まで運行されていた。(正確には今回廃止される区間は、元々は金名線に属していたが、加賀一の宮から先が廃止された際、石川線に編入されたもの。)
路線としては営業距離15.9キロの単線電化路線である。


金沢駅からは路線バスに乗り換え、野町駅に向かった。バスも低床化が進んでいる様で、駅前のバスターミナルで乗車するバスが来るまでの間、ターミナルに発着するバスを観察していたが、その多くが低床車となっていた。
バスが到着し、それに乗り込むと、これまで乗ってきたバスの感覚と大きく違っている事に気がついた。側面の窓は、違和感があるくらいに高い位置にあり、ガラスが下まである出入り口から見える外の風景は、異様なくらいに低く感じた。
バスに揺られる事、約15分で野町駅に到着したが、その駅もバスターミナルを兼ねたものとなっていた。
その駅舎の中で鉄道関係の部分は、面積で言えば1/3程度の広さしかなく、あとはバスの待合室となっていた。
野町駅舎
野町駅舎

建物の『駅』側に入り、切符を買おうとしたが、自動販売機の横には金沢駅の横から発着する浅野川線を含め、一日乗り放題のフリー切符が1000円で売られていることが解った。これは当駅から加賀一の宮駅までの往復料金と同額であり、途中下車したい人や、浅野川線も乗車する場合は、結果として割安となる。

この駅は2面2線のホームを持った駅だが、ホームは各々が独立しており、改札口も別々に存在していた。ただ2番線は通常使用されていない様で、レールが錆ついている。しかし信号機も生きており、ホームにはワンマン運転時のバックミラーも設置してある事から、臨時列車が運転される際には使用されているのだろう。

駅を出発すると、直後に列車は大きく右カーブする。線路の両側には建物が密集しており、その軒先をかすめる感じで進んでゆく。線路が直線に変わると視界が開けるが、周囲には中層のマンションなどが目につくなど、市街地で良く見る風景が続く。やがて前方に大きなパチンコ店の建物が現れると西泉駅に到着する。
この駅は棒線にホームの構造で屋根も付いていた。周囲には多くの建物がある。

駅を出発すると程なく左側に緩くカーブするが、線路が直線に変わると周囲には田畑が現れる様になる。橋梁を渡り右にカーブすると場内信号機が現れ、新西金沢駅に到着となる。
この駅は島式ホームを持った列車交換可能駅で、側線も2線残っているが、使用されている形跡はないようだ。駅の向かいにはJR西金沢駅があるが、少し距離が離れている為に、天気が悪い日には乗り換えは不便そうだ。かつては石川線の近くまでJRからの側線が伸びていたそうだが、現在はその痕跡すらなくなっている。

駅を出発するとほどなく異常とも思える様な急カーブが現れる。制限15の標識が示す様に、その左カーブをそろりそろりと進む。その後も続く緩いカーブを左右に進むが、その間も線路の両側には住宅が迫るように建っている。線路が直線に変わると線路の両側が道路に変わり、ようやく視界が開けてくるが、相変わらず沿線には住宅が連なり、中層マンションなども見られる。
新西金沢駅~押野駅間
新西金沢駅~押野駅間 住宅が続いている。

列車にブレーキがかかると、程なく押野駅に到着する。この駅は棒線にホームのみの構造で、待合室すら設置されておらず、駅の裏にまで住宅が迫っている。

駅を出発すると、しばらく直線の線路を進むが、道路の下を潜り右側にカーブすると、前方にホームが見えてきて、次の野々市駅に到着する。
この駅は棒線にホームの構造で、左カーブ上に造られているが、かつてはこの駅から松任まで路線が分岐していた。このカーブはその名残なのかもしれない。

駅を出発すると、駅構内から続くカーブを進む。やはり周囲には住宅が迫り、軒先をかすめる様に進んでゆく。左カーブが終わると、すぐに急な右カーブが現れ、やがて線路は直線に変わる。
その直後には列車は減速し始め、野々市工大前駅に到着する。


駅を出発すると直線の線路を進むが、野々市工大前駅付近にあった田畑も少しずつ少なくなり、再び線路の両側には建物が続く事になる。最近アンダークロスに変更された道路を渡り、右側にカーブすると程なく馬替駅に到着する。
この駅も棒線にホームの構造だが、やはり付近に多くの住宅がある事から、乗客も多いのだろう、ホームには屋根も架けられていた。

駅を出発すると、既に前方に次の駅の場内信号機が見えている。前方に団地が現れて、左の緩くカーブすると次の額住宅前駅に到着する。この駅までも600mの距離しかない。
額住宅前駅に進入
額住宅前駅に進入

この駅は島式ホームを持った列車交換可能駅で、ほとんどの列車がこの駅で列車交換する。この時も対向列車と交換した後に出発となった。駅の周囲は駅名が示す通り、中層の住宅団地が駅の横に存在していた。

駅を出発すると直線に敷かれた線路を進むが、風景は相変わらずのもので、正直、面白くない。

この駅は棒線にホームの構造で、屋根も設置されていた。
この駅までの区間も700mと短くなっている。

駅を出発しても、先から続く直線の線路を進む事になる。沿線には相変わらず人家が続くが、時折、田畑も見られる様になる。その風景の中を淡々と進むとやがて四十万駅(しじま)駅に到着する。
この駅までの駅間はこれまでよりも長くなっている事から、市街地の端に近づいている事が想像できた。

駅を出発すると線路は相変わらず直線のままだが、風景は一変してくる。線路のそばから住宅の姿は消えて、代わりに田畑が大半を占める様になってくる。
四十万駅~曽谷駅間
四十万駅~曽谷駅間 田畑が続く。

気がつけば左側には低い山が近づいてきており、その山際には村田製作所の工場も見られる。
奥に再び住宅地が見えてくる頃に列車は減速し、次の曽谷駅に到着する。この駅も棒線にホームの構造で屋根はない。

駅を出発しても、直線の線路に変化はない。既に次の駅の場内信号機が見えており、程なく次の道法寺駅に到着する。
この駅は島式ホームを持った列車交換可能駅で、形としては一線スルーの様な構造だが、信号やポイントが対応していないので、方向別に番線を使用しているようだった。
駅の周囲には人家や店舗があり、集落の中の駅といった感じだ。

駅を出ても直線の線路である事に変化はない。再び線路の両側には田畑が続くが、途中の踏切では、通常の警報機にある赤い点滅ランプは付いておらず、道路に設置された交通信号機が赤信号となって列車の接近を知らせていた。遮断機は付いているようだったが、普段は青信号を現示して一旦停止しなくても良いようになっているのだろうか?
ほどなく右側に集落が現れると程なく井口駅に到着する。
路線の雰囲気が郊外のそれに変わったにも関わらず、やはり駅間は800mしかない。線路沿いの集落毎に駅を造ったのだろうか?
駅自体は棒線にホームの構造で、待合室も屋根も設置されていた。

駅を出発しても線路は直線のまま続いているが、右側には住宅が続いている。左側は水田が続いており青々として稲穂がなびいていた。やがて右側の住宅も無くなり、両側が水田となるが、ほどなくブレーキがかかり、次の小柳駅に到着する。
この駅は左カーブの入り口にあり、ホームも鶴来方はカーブしている。駅は棒線にホームの構造でカーブの入り口の為、カントの影響で列車が大きく傾いていた。これまでと違い、駅の周囲には人家がほとんど見られず、さらに前駅との駅間も700mと短く、この駅が存在する価値がよく解らない。

駅を出ると、駅から続く左カーブを進み、直線に変わると右側に工場が現れる。その工場を過ぎると右側の車窓に人家が増え始め、程なく次の日御子駅に到着する。
この駅も棒線にホームの構造で、周囲は人家に囲まれており、集落の中の駅という雰囲気だ。駅間もやはり短く、700mしかない。

駅を出発すると線路が不自然にカーブしていた。本来ならば直線で結ばれている線路が、その
区間のみ左に蛇行している。道路を避ける為と思われるが、なんとか調整出来なかったものだろうか?
線路が再び直線に戻ると、周囲は田畑が広がる風景に戻る。前方には電話局のマイクロウェーブ用の鉄塔が見え始め、建物も多く建っているのか見えてくる。線路の右側に学校と公園が続けて現れると場内信号機が見え、その直ぐ奥には廃車体が数両留置されていた。車両工場を右側に見ながら鶴来駅の構内に入り、ホームに到着する。
鶴来駅に進入
鶴来駅に進入

駅は2面3線の様な構造となっているが、3番線は客扱いを出来ない構造となっており、線路の先は車庫につながっていた。



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Last updated  2010年01月25日 00時42分19秒 コメント(2) | コメントを書く
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