♪らんどくつんどく♪

2003.02.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
内田康夫著・角川文庫

 浅見光彦は知っていても、内田氏の小説を読むのって実ははじめて。○○殺人事件っていうの、なんとなーく触手が動かなかったのですが。これはずばり「はちまん」いろいろ期待させられる題名ではないですか。。
 八幡といえば八幡神社。自分が結婚式を挙げたのも、子どもの百日参りをしたのも、なんだかんだで八幡さん。内田氏も解説にかいてありますが日本で最も多い神社が「八幡神社」なんですねえ。

 で、内田作品について。日本のあちこちを旅した気分になる。はちまんでは秋田・長野・石川・兵庫・広島・高知・大分・熊本をまたにかけて、事件が動く。高知や大分の宇佐八幡は実際に自分が行ったことのある場所が出てくるのでなんとも楽しい。
 事件の裏には終戦を迎えて世の中をよくしていこうと誓った特攻隊の男たちの思いがあり、現在の天下り・政治献金=収賄といった政治の問題やサッカーくじ導入問題がからんでくる。そこに関わる女性の祖母が特攻隊員たちのマドンナであり、巫女の血=もしかしたら卑弥呼の時代から=をひいているという。

 地理的にも歴史的にもスケールの大きさを感じさせられました。読みながら地と時を登場人物とともに駆け巡った気分。
 八幡というポピュラーで歴史のある神社に関わる人物たちという設定が、物語を無理なくすすめさせたよう。


 推理小説ではあっても、テーマは謎解きではなく、人と人との「縁」や人間関係の不思議さ・大切さ、といったもののように受け取りました。





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Last updated  2003.02.07 12:42:17


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