レベルアップ太極拳

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24収勢

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pi-taijiquan

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September 8, 2018

2野馬分鬃（Yěmǎ fēn zōngイエマーフェンゾン）は3回行いますが、最初の野馬分鬃が決まると、その次に後坐（Hòu zuò）します。
重心を一度後ろに移し前足が上がる動作です。
このあと前足を開きます。
この動作を碾歩（Niǎn bùニエンブー）といいます。
表現上、足を開くと言いますが、それは間違いで、体全体を北東へ回します。
（太極拳は南向きでやっていることが前提です）。
その北東方向へ進み、後ろ足を寄せます。
です。

この収脚が終わらない（後ろ足が寄り終わらない）のに次の動作をはじめてはいけません。

例えば、寄せる後ろ足の膝を次の上歩（Shàng bù）のために進行方向（東）に開いたまま寄せるような動作はまとまりがありません。
どんなにゆっくりやっても先走っているわけです。

正しい動きを分解的に言えば、
1：収脚するときの後ろ足の膝は北東に向きます（そちらに進むのですから）。
2：後ろ足が寄って足先を着いた（丁歩Dīng bù）ら、一息ついて進行方向に膝を向けながら上歩します。

表演のときには、寄せた足を着かずに流れるようにやった方がきれいですが、24式のときには、正しく練習した方が気持ち良さが分かり、上達します。
さらにきれいに見せたい表演も中身のあるものになっていきます。
…ということで、収脚のときには収脚のことをしています。

考えないでできるようになるためにいろいろ考えるわけです。