愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2013.04.12
XML
カテゴリ: 都内散歩
  • 十一

  • 昨日のブログで詳しく記したが、落語の桂文治さんの紋所が下の左で
  • 右が私の紋所である。

  • 結び柏紋桂文治A.jpg kamonn-1.jpg


  • 紋所の因縁で桂文治さんについて調べて見た。
  • 落語の桂流は上方の桂(文(三)枝、文珍など)と江戸方桂(文治、
  • 歌丸)などであるが、宗家は東西の桂とも桂文治で、現在上方桂の
  • 止め名(最高位)は桂分枝(去年までの三枝)、江戸方の止め名は桂文治。
  • そうするとテレビにはあまり出なくとも桂文治は大変な名跡である。
  • 桂流宗家の十代文治は日芸協会会長の満期日(2004・1・31)に他界、
  • 会長職は桂歌丸が引き継いでいる。その後桂文治の名は途絶えて
  • いたが昨年(2012.9・21)弟子の平治が十一代を襲名している。
  • そして歴代桂文治の印が冒頭の「結び柏紋」と言う珍しい紋所なのだ。

  • 急いで取って返し駅に戻ると先ほどからの案内幟の所に一人の老人客が
  • 来て会場への道を尋ねていた。観蔵院は私の散歩の範囲内なのでご
  • 案内しましょうと声をかけて出ようとするとまた一人羽織姿の人が近
  • ずいて会場への道を尋ねた。すると案内の人が「アッ師匠!!」と叫んだ。
  • 振り返ると羽織の紋どころは結び三つ柏である。私は「ご案内します」 と
  • 言って先に立った。かなり長い道のり(約10分)の道中、付近の農村からの
  • 変貌ぶりや道中の桜並木の残り花の話などしながら会場の寺に着いた。
  • P1050333_R.JPG

  • この寺は曼陀羅美術館を併設しており、この日の落語会はその美術館
  • 広間で行われた。

  • P1050331_R.JPG

  • この寺の住職は前の大正大学学長を務められた方で奥さまは
  • 仏画研究の大家だそうだ。我が家から徒歩15分の距離なので
  • 曼陀羅絵はまたの機会にとあまり観覧しなかったが、臨時客席の
  • 横には大巾の美しい曼陀羅絵が掲げられている。

  • P1050290_R.JPG
  • P1050289_R.JPG

  • 落語は美術館の極楽の天女を描いた壁画の前の高座で演じられた。
  • 実に熱演で今更ながら生の演技に酔いしれた(笑い転げた)。
  • テレビと違って時間制限が無く、2時間半近くを二つ目の三遊亭昇々
  • さんと二人で演じ切った。青年期の昇々さんはその勢い熱意が十二分
  • に伝わってくる真作落語を披露。文治さんは長い持ち時間を今日の
  • 出来事・最近の世相など取り混ぜて2席を披露。その枕話の中で駅から
  • 会場まで私と二人で交わした会話の内容が語られたのには恐縮した。


  • P1050292_R.JPG 二つ目春風亭昇々

  • 真打ち十一代桂文治さんは1時間近い第一席と休憩をはさんで
  • P1050294_R.JPG 11代桂文治

  • もう一席これまた長くて色とりどりの枕話でご機嫌をとり、春の花祭りや

  • P1050296_R.JPG

  • 会場が寺などことを考えてかお釈迦様の生誕に関する演題をこれ以上

  • ないと思われるような話術で笑わせてくれた。宗家と言えどもまだ壮年

  • エネルギーに満ち溢れた語り口である。大いに元気を吹き込んでくれた。



  • 隣席のご婦人は自宅を流され練馬の知人宅に身を寄せていると言う

  • 石巻の津波被災者であった。引っ込みがちなので知人に行って来な

  • さいと勧められて初めて来た落語会だそうだ。このご婦人がお腹を

  • ゆすって大声で笑っている姿を見て私まで幸せな気分になった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.04.12 09:40:50 コメント(1) | コメントを書く
[都内散歩] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: