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2009.01.06
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カテゴリ: 読書/小説

元商社員の藤堂は、“現代史が生んだ空白”であるその島で密貿易を行ない、したたかに生きていた。
だが大学時代の友人が殺害され、血が血を呼ぶ狂騒曲が始まる。
アジアのさまざまな病巣を露呈された事件の結末とは…。
鄙びた観光地で、日本人と台湾人のカップルを襲った悲劇、「瑞芳霧雨情話」を併録。



金門島流離譚 (新潮文庫)


「金門島流離譚」と「瑞芳霧雨情話」の二編を収録。

「金門島流離譚」の金門島って初めて知ったのですが、本当にある島なんですねー。

地図で調べてみると、中国の福建省・アモイの目と鼻の先にある島なのですが、
正式には、中国の領土とも、台湾の領土とも、はっきり決められてなくて、
いわゆるグレーゾーンの地域。

一応、治安は台湾が担当していますが、
そんな無政府地域ゆえに、法律はあってないようなもので、偽物天国の島になっているのです。

主人公の藤堂も、金門島に在住し、あらゆる偽物製品を中国のある筋から仕入れ、


なるほどー。
このようなことが本当に金門島で行われているとしたら、
世界から偽物製品がなくならないわけも頷けます…。

にしても、とんでもない世界ですよね。。
怖いなぁ、裏社会…。。。

ストーリーは、ちょっと尻すぼみ的展開でしたが、
そんな怖い世界がなかなかリアルに描かれていて、とても面白く読めました。

「瑞芳霧雨情話」と併せると、台湾現代史の勉強にもなりましたし。

船戸さんの小説は、なかなかシブくてイイですね!
他の著書も漁ろうと思ってます





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最終更新日  2009.01.06 11:11:34
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