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いったんキン肉マンの感想は休止することにします。また,事情が変われば再開するかもしれません。キン肉マン 1【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2020.09.14
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前回のレオパルドン再登場にTwitter業界もずいぶん盛り上がったのだが,ここでゆで先生から「スクショはやめてね」と注意があったので,キン肉マン感想はスクショなしでいきます。嫌だと言われたら仕方ないので,今週から連載時の感想から画像は消えます。なお,色々キン肉マンの研究しているものについては単行本からの引用にする予定。これは画像がないといまいちわからんから。さて,今週はレオパルドンのターンです。前回,マンモスマンに0.9秒で敗退したレオパルドンが,0.9秒の向こう側に挑むのだ。サブタイトルだけ見ると,まるで陸上競技やモータースポーツのように思えるのだが,これがプロレスの試合だというから微妙な感じです。ギリギリ1秒にも満たない,というのがレオパルドンの悲しさを演出している。そんなレオパルドンの台詞も,「ここに立っていさえすれば・・・。俺は強さを証明できるーっ!」(320話web版11頁)となっているが,これはアレだ。映画『ロッキー』で主人公のロッキーが,「最終ラウンドのゴングが鳴って,それでも立っていられたら,俺はただのチンピラじゃないことを証明できるんだ。」と恋人に語りかけるのを思い出させる。そう,これはレオパルドンにとってのタイトルマッチなんだ。簡単に勝てないことはレオパルドンにだって分っている。それでも,男ならばリングに立たなければならない,ということだってあるだろう。で,レオパルドンの技なのだが,左腕の銃身から弾丸を発射する「レオパルドン・パンツァーショット」,だの背中の大砲から弾丸を発射する「地獄の砲弾」だの,あんまりパッとしませんね・・・。この「地獄の砲弾」は,データ集なんかに記載されていたけれど,お披露目はなかった設定だけの技のはずであり,軽く20年以上越しのお披露目となったわけだね。しかし,技というのは鍛え抜いた肉体から繰り出すもので,重火器を発射するのは兇器攻撃ではないか・・・。兇器攻撃も5秒ならセーフなんだろうし,ベアクロー使う正義超人までいるから今更ではあるのだろうが,もっと体と体のぶつかり合いをですね。最終的に,レオパルドンの「地獄の砲弾」がランペイジマンに命中したところで今週は終わり。レオパルドンが猛攻しているように見えて,左手の銃は折られてしまい,必殺技の「地獄の砲弾」も出してしまった。これを耐えられてしまえば,もうレオパルドンに打つ手はない。次で負けちゃうのかな,というところだ。キン肉マン 72【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2020.09.07
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8月31日になると,「夏休みも,終わりか・・・。」という気分になるのだが,今年はコロナの影響もあってあんまそんな気持ちになりませんね・・・。つらいものだ。今週のキン肉マンなのだけど,超人募集の結果が掲載されていた。色々あるけれど,僕が気になったのはコレ,東京都の長州力さんが応募した超人,グレートサンバイザーだ!(web版4頁。超人大発表!)シンプルでいて,こう胸のたるんで相撲取りみたいに肉がついた感じがリアルですね・・・。というか,長州力さん,応募したんやね。本編で活躍する日は来るのだろうか・・・。「超人募集大発表」となっているけれど,もしやすると超神の方になるかも知れないね。さて,肝心の本編である。先週,剛力チームの3人が瞬殺されたのだけどこの中にレオパルドンはいなかった。レオパルドンはキン肉マン全編を通してもカナディアンと並ぶネタキャラである。これが出てこないのはおかしいと,Twitterやらネットでは盛り上がった。ここでみんなの期待に応えるのがゆで先生である。颯爽と登場し,戦うのだッ!(web版21頁,「次鋒レオパルドン逝きます!」)さて,どうなのか・・・。レオパルドンが勝てる,とはとても思えない。アオリを見ても,「相手はマンモスマンの数倍強いぞ・・・」とか,もう負けることを前提にしているような気がする。正直,レオパルドンに対するネット上の誹謗中傷は,数年前は笑ってみていられたのだが,最近になると僕の考えが変わりつつある。一生懸命やっている人を物笑いのタネにするのはどうかと思うのだ。特に最近はネットいじめで芸能人が自殺するなんてニュースを見たところだ。だいたいなにか,お前らはマンモスマンと戦えるのか,友情のために死ぬ気で挑むことができるのかと。もしレオパルドンが自殺でもするようなことがあったらどうするのか,と。出たからにはレオパルドンには勝って欲しい。刃牙の本部以蔵なんかもそうだが,突然覚醒して強くなってもいい,そう思う。話変わって今週はランペイジマンが地面からリングを呼び出し,リングの上で試合をしようと言い出した。なんてことないシーンのように見えるが,キン肉マンらしさがあふれている。(web版12頁。リングが現れて突然試合形式になる)あれは僕が司法修習をやっていたときのこと。大阪の同期とキン肉マンの話をしたところ,「はぁ? たかし君,あんな漫画読んでるの?」と盛大にdisられたのだ。僕はよく訓練されたキン肉マンファンなので喧嘩にはならず,しばしキン肉マンネタを話し合うのだが,彼に,「キン肉マンの敵キャラって,悪魔超人だとかいいながらなんでリングの上で戦うの? 地球を支配したいのなら,普通に戦争すればいいやん?」と言われたのには困った。僕は,何も言い返せなかったのだ・・・。たしかにそうなのだ。それなりにリングの上で戦うことに意味があった王位争奪戦はともかく,悪魔超人編と,完璧超人の軍団が地球に攻めてきていた夢の超人タッグ編は言い訳ができない。極悪非道の悪魔超人とはいえ,リングの上で負ければ約束は守るのだ。だって,あくまで彼らは超人レスラーだから。超人がリングの上で戦うのは当然のことだと考えていたが,そうか,普通の人はそのあたりの設定から納得ができないのか・・・。
2020.08.31
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残暑厳しいこのごろですが,皆様いかがお過ごしでしょうか。キン肉マンだけど,ようやく神というか超神との試合が始まった。まずはビックボディが超神ランペイジマンと戦うことになるのだろうが,ここで助っ人が登場する。剛力チームのメンバーたちだ。(web版7~8頁。本誌68~69頁。よく見ると効果音がズラ・・・!)見開きで登場した彼らであるが,なぜか兵馬俑の中に入っていた。冷静に考えると,試合場がどこになるかわらんのにどうやって場所を特定できたのか,どうやって兵馬俑の中にはいたのか,そもそもなぜ兵馬俑の中に入る必要があるのか・・・?疑問は尽きないし,これがONEPEICEあたりだと考察班が登場するのだろうけれど,この漫画はキン肉マンだからね。ノリと勢い重視だろう。クールな顔しているランペイジマンだって,けっこう驚いたはずだ。さて,そんな剛力チームのみなさんだが,1人,また1人と倒されていく・・・。ただ,気になるのがあのキン肉マン全体を通しても屈指のネタキャラにして秒殺世界のレコードホルダー,レオパルドンがいないこと。あえて出さなかったのだろうが,この後どうするのか・・・?後から出てきて瞬殺では芸がない。多少の見せ場くらいあってもいいけれど,レオパルドンが超神を倒してしまうと言うのでは話が盛り上がらない。ゆで先生がレオパルドンをどう扱うのか,興味津々である。キン肉マン世界においては,1000万パワーのバッファローマンが猛威を振るったように,パワー最強時代があったはずなのである。ところで,秒殺といえば王位争奪戦でラーメンマンだ。彼はモーターマンを37秒で秒殺したことから,王位争奪戦での最短試合記録を持っていて,「秒の殺し屋」の異名をつけられていた。僕は小学生のころはアニメで,中学生になってからは漫画で読んだのだが,どういうわけか「砂の殺し屋」と誤読していて,「なぜ砂なんだろう・・・?」とずっと疑問だったのだが,これが間違いだと気がついたのはつい5年くらい前だった。だからといってどうでもいいのだが。なお,レオパルドンはどう見ても10秒もなく倒されているはずなのだが,記録には残っていないっぽい。あと,今週になって気がついたが,web版の頁の隅に数字が打ってある。恐らく,プレイボーイ本誌に掲載されたところのページ数だろう。これまではwebだけの連載だったのでページ番号は打っていなかったはずなので,画像を引用するときはパージ番号を頭から数えていたが,今後はどうしたものか。とりあえず,web版の数字を出そうかな,と思ってる。
2020.08.24
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約1月ぶりの休載を挟んで,ふたたびキン肉マンが帰ってきました。いやぁ,長かったものだ。あと,キン肉マンの連載は紙媒体でなく,電子でだけ読める状態が長く続いていたけれど,来週からプレイボーイにも復帰したそうな。これも結構長かった。自分語りになるが,キン肉マン2世がプレイボーイで読めなくなって,web限定での連載になったのは2011年。このころの僕は司法修習で埼玉に住んでいたのだが,当時のスマホではweb連載を読むことができず,週に1回漫画喫茶に通っていた記憶がある。当時は2ちゃんのキン肉マンスレもアンチのたまり場と化し,誰もTwitterでキン肉マンの話をしていなかった時代だ。隔世の感がある。さて,今週のキン肉マンだが,相変わらずの説明回というか,動きは終盤までほぼない。後半でようやく,キン肉マンビックボディが「戒律の神」ことランペイジマンと顔合わせをし,ようやく来週から戦いが始まるのだなぁ,というところまで。なんでも,下天して,地上に降りてきた神は新たなる存在,「超神」に生まれ変わるという。また新たな概念が出てきたなぁ・・・。恐らく「超神」というのは「神」と「超人」の合成語だろう。落とすのなら「人」の部分ではなくて,「超」にして,「神人」とかで良かったんじゃないですかね。これでも超人より1ランク上みたいな印象にはなるんだし。(web版24頁。超人じゃなくて超神・・・?)振り返れば,キン肉マンのこれまでの対戦相手は,残虐超人,悪魔超人,完璧超人といった風にカテゴライズされていた。2世では新たに悪行超人と時間超人というカテゴリーが加えられてが,いずれもこれは同じ超人の中の話だった。そういう意味で,超神というのはこれまでのカテゴリーを飛び出した,全く新しいタイプの対戦相手と言うことになるだろう。これまでの対戦相手は,それが残虐超人であれ,悪魔超人であれ友情パワーで結びつくことができた。これが超神ならばどうなのだろう。神というのは信仰の対象であり,神から人へは恩恵やら御利益はともかく,あんま友情というのは想定しがたいのかな・・・?それにしても展開がびっくりするほど早い。こないだのオメガ六鎗客編から数時間ほどしか経過していないから,キン肉マンたちは満身創痍である。ケガを治す時間も,修行をする時間もない。せめて,「神々が殴り込みをかけてくるまであと1か月・・・!」とかにできないものか。これはもしかすると,2世時代の「展開が遅い」という苦情に配慮してかもしれんが,戦いばかりでなくて多少の休憩があっていいと思うの。で,ここらで少しイチャモン。神々の1番手,「戒律の神」。下天して超神となったことでランペイジマンと名乗るのだけど,なんだよ,ランペイジ「マン」って。マンってのはつまり,人間の男のことだろう。もっとこう,神っぽい名前はなかったのかと。やっぱり超神じゃなくて,神人でいいやないか。もし超神でやるなら,たとえばプロレスの神様,カール・ゴッチにあやかって語尾にゴッチをつけるとか。ランペイジマンならランペイジゴッチとかだな・・・。
2020.08.17
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キン肉マンとともに返ってきた気がした日常生活ですが,またコロナの第二波がどうとかで戦々恐々とした日々ですが,皆さんいかがお過ごしでしょうか。キン肉マンですが,2か月ぶりの再会になったのだが,3回やって次はまた盆明けまで1月の休載・・・。気分が落ち込むけれど,それはそれとして感想など書いていこう。今週のキン肉マンは先週に引き続き説明回。神々の話もするけれど,メインはオメガの星の方だ。前回の感想でも,「オメガの星はどうするんだ?」と書いたものの,ちゃんとそこには手当がされている。もともと,アリステラたちは星を救うためにマグネット・パワーと友情パワーの秘密を求めてやってきたのだが,なんかうまくいきそうである。そんななか,今週で一番のシーンはこの,「へのつっぱりはいらんですよ!」だろう。キン肉マンといえばこれ,ともいえる名台詞。この台詞に対しては,「おおっ,言葉の意味はよく分からんが,とにかくすごい自信だ」と返すのがお約束なのだが,アリステラもちゃんとできている。きっと,地球に来る前にキン肉マンのことをしっかり研究してきたのだろう・・・。本来的にはギャグで,最近だとネメシス戦で強がるときに使った台詞なのだが,「細けぇことはいいんだよ!」という意味で使われるのは珍しい。たぶん,初めてかもしれない。(web版316話10頁。細けぇことはいいんだよ!)あと,肝心のオメガの星であるが,なんか地球の力を抽出する石臼を逆用すれば,超人の力を星に注入することもできるそうである。この石臼って,超人墓場で超人たちがぐるぐる回していた,アレだよね?最近だと,アビスマンが守っていたり,悪魔将軍が逆回しにしたことで超人墓場と地上をつないだやつ。そんな壮大な伏線が・・・。(web版316話15頁。それにしてもなぜ石臼の形にするのだ・・・?)突っ込みどころとしては,戦う前に説明してやれば良かったやないか。何人が死んだんだ,という話ではあるけれど。胸を杭で貫かれたけど生きてたマリキータマンとか,ズタボロになっていたゼブラが生きていたりとかで,もしかするとこのシリーズは誰も死んでいない可能性もあるんだけどね。意外と,首をはねられたティーパックマンなんかも,何事もなかったかのように復活する可能性だってある。あとは盆明けまで,のんびり待つとしようかな。
2020.07.13
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梅雨入りしたせいか,雨が多くておっくうな日々が続いているけれど,僕は元気です。さて,今週のキン肉マン,「ソルジャーの決意表明!!の巻」の感想でも書いていこう。さて,サブタイトルで「ソルジャーの決意表明」というけれど,こんな感じである。(315話3頁目,「このままではいけないと思います。だからこそ,超人界は今のままではいけない」)最後のサタンをジャスティスマンに任せたのもそうだけどとにかく今のままではいけない。特に今回のシリーズ。アリステラ率いるオメガ六鎗客に対し,ウルフマン率いる正義超人の二軍はぼろ負けしていた。はっきり言って,正義超人の弱体化・・・とまでは言わないにせよ最近めっきり活躍していない。思い返せば,始祖編でのMVPは悪魔将軍だろうし,その次がキン肉マン。三番手くらいにバッファローマンあたりだろうか。テリーマン,ロビンマスク,ラーメンマンといった正義超人の活躍ぶりは微妙だった。オメガ六鎗客編を見ても,運命の五王子がメインで,二軍はともかく,正義超人の中でもアイドル超人はそもそもリングに上がることすらできていない。さて,そんな決意表明に対しザ・マンが色々と説明するのだが,次のシリーズの敵は調和の神たち。神々は下界の物に直接触れられないので,「下天」してくるそうな。要するに,神々が肉体を得て戦うということなのだろうか・・・。こちら側というわけなのかどうか,邪悪五大神も仲間入りするのかな。今更だけど,邪悪五大神は王位争奪戦で邪悪五大神は全員死亡していたような気もするのだが,何らの説明もなく生き返っている。それがキン肉マンクオリティ。話は全然変わるんだけど,オメガ六鎗客のいたオメガの星が滅亡の危機に瀕していたという話はどうなったんだっけ・・・?全く問題は解決していないように思うのだが。火事場のクソ力があればどうにかなるというのならば,これからどうにかなるのだろうけれど。
2020.07.06
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世間様はコロナウイルスの広がりにより,自粛自粛ということで仕事は休みになるわ色々大変でした。僕たちのキン肉マンも4月13日から休載に入ったので,2か月近くの休載となり,色々とさびしい日々が続いたものだ。なんだかキン肉マンが始まると,日常が返ってきたような気がするなぁ・・・。さて,今週のキン肉マンだけど新章「調和の神編(仮)」に入る前の説明回とでもいうような内容。基本的に,慈悲の神ことザ・マンが説明をしているだけの回になる。おおざっぱにまとめると,まずオメガの民の話。オメガの民たちはザ・マンを恨んでいたけれどこれは誤解だったという。なんでも,本来ならば神々に粛清されそうなところ,慈悲の神が宗家の者だけは安全地帯に逃がしたというのだ。(web版314話9頁,そんなあっさり信じていいんですかね・・・)過去の回想ではシルバーマンあたりが嬉々として虐殺していたような気がするんだけど,あれは間違いだった・・・?アリステラあたりはあっさりと信じているようだけど,証拠がないからなんともいえんな。まるでネットで「教科書では教えてくれなかった歴史」なんかを見て鵜呑みにしている中学生を見ているような気持ちになる。僕は弁護士やってるんだけど,職業柄,裏を取りたくなってきますね。次シリーズの前フリなのだが,カピラリア七光線を照射できる装置が108個に分解され,神々が1つづつもっているという。そんなパーツの現物がもう,すごくジグソーパズルです・・・。(web版314,17頁。なぜジグソーパズルの形を・・・?)あと,サタンが相変わらずボロクソ言われてて,「カピラリア七光線照射装置のパーツを回収できれば神にしてやるとでも言われたんじゃない?」とか「神になり損ねた中途半端な存在」とか言われている。悲しみ・・・。一時期はラスボスかとまで言われたのに,お前たちにサタンの悲しみの何が分かるって言うんだよ!さて,今後のキン肉マンだけど,理屈の上ではパーツは108個。ザ・マンと邪悪五大神が1つずつを持っているとして,こちら側の手元に6つあるから残りは102個。100戦以上やるとすれば,総力戦にできそうだよね。ところで全宇宙にカピラリア七光線を照射できる装置は唯一無二だそうだ。確か,神々がカピラリア七光線で超人を粛清したのは50億年くらい前の話。サルから人間に進化するより長い悠久の時間,さらに照射装置を作ることはできそうなものだ。(314話15頁,唯一無二とおっしゃいますが・・・)また,王位争奪戦ではプリズマンのように太陽光から自力で作り出せる超人だとか,体内にたまったカピラリア七光線の毒素をピラミッドパワーで排出できるラーメンマンなんかがいた。プリズマンのは対戦相手を殺傷するだけで小規模な物だったけれど,意外と現代の科学力をもってすれば,さらに性能の高いものを作れないものか,気になるところ。あと,そろそろロビンマスクを復活させろと。
2020.06.29
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最近はどことなく展開の遅かったキン肉マンだが,コロナウイルスの影響もあって今週から1か月の休載に入った。 世間様は本当に大変なことになっており,自粛という名の営業禁止みたいな風潮になってる。キン肉星の大王でもあるキン肉マンならどうするだろう・・・。コロナにバックドロップ,不景気にキン肉バスターで解決してくれないものか。 それはさておき,313話『真実への十四階段』である。しょっぱなから思ったのだけど,「十四階段」って何なんだろう? 死刑囚が最後に登る絞首台は13階段だというけれど,14というのは何が由来かわからい。また,画像を見て数えてみたのですが,ザ・マンまで続く階段は根元がキン肉マンたちの体で隠れているとは言え,見えている部分だけを数えてみても明らかに20段以上ありますね・・・。 (web版2頁。ざっと20段以上はかる階段ですね・・・) また,別カットでも少し隠れている部分があるが,やはり20段以上はあるように見える。 ていうか,心から歓迎するなら椅子やお茶くらいだせよ。 (web版6頁。20段以上の階段を挟んでの会談。距離感を感じる) (※追記。コメントで「両脇のを数えたら14段ですよ」と指摘をいただきました。てっきり舞台は競技場か何かで、両脇のは観客席だと思ってましたが、ここを数えるんですね。読み込み深いです) で,ザ・マンのお話なのだが,次のシリーズは「天界の神」とやらが対戦相手になるっぽい。 その神々の中にも色々派閥はあるようだが,ブロッケンが言うところ,「超人を殺したくて仕方ないようなアブねーヤツ」がいて,それが「調和の神」だそうな。 (web版19頁。じゃあ何ですか? 外出自粛なのに1か月もキン肉マンの更新ないってことなのかよ?) なんでも,ザ・マンに匹敵する絶大な力を身につけているそうだけど・・・。冷静に考えれば,ザ・マンと同じくらいってことは,悪魔将軍で勝てるじゃないか。 だいたい,神の力が超人強度1億パワーだったはずだけど,キン肉マンの火事場のクソ力はそれに匹敵するんだし,まぁ,極端なインフレにはなりますまい。 そんなこんなで今週は終わり。 個人的にはモーツァルトを楽しむザ・マンだとかが見どころですね。ザ・マンの評価によると,完璧だとのこと。 最近のキン肉マンは試合,試合ばかり。みんなで牛丼を食べる話だとか,温泉に行く話だとか,超人たちのプライベートというか,ザ・マンが音楽鑑賞して普通に生活しているシーンはほっこりした。 ちょうど昨日は安倍総理が星野源の音楽に合わせて家でくつろぐ動画をアップして超バッシングを受けたのだが,モーツァルトなら怒られなかったかも・・・。 (web版313話,3頁目。強要深さをアピールするあやつマン) そんなこんなで,しばらく1月くらいキン肉マンの感想はお休みだ。 その間に法律の本でも読んだり,司馬遼太郎あたりでも読んでおこうか。
2020.04.13
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実に3週間ぶりのキン肉マンですが,皆様いかがお過ごしだったでしょうか。世間ではコロナウイルスだかなんだか,暗い話題が続いているけれど,今週の312話「開かれし天への歩道!!」の感想を書いていく。さて,今週のあらすじなのだけど,ジャスティスマンに導かれてキン肉マンたちがザ・マンに会うというところ。はっきり言って,ほぼ話は進んでいない。ただ,見どことは色々あった。2つほど見ていく。1つが敗れ去った始祖たちの死体の話。「聖なる完璧の山」に入った瞬間,ミラージュマンの死体が転がっているのである。超ホラーである。(web版312話,5頁目「こ・・・この死体は!」)そうなのに,ジャスティスマンは軽く手を触れた後,「さあ次に進もうか」である。シュールすぎて笑えてしまった。埋葬は無理でも,そのマントを体にかけてやるとか,色々できることはあるだろうと。(web版312話,6頁目。もっと他にやることはないんかい!)こんな感じで,「聖なる完璧の山」にはミラージュマンのほか,アビスマンの死体も転がっていた。さらに画面には出てこなかったけれど,ペインマンの死体も転がっているっぽい。始祖たちは墓守では「ふれることすらはばかれる尊い存在」だから埋葬できなかったと言うけれど,本当ですかね・・・。指事がないと動けないという,使い得ない人材感がただよってる。ただ,始祖たちの体って腐ったりしないんだね。普通なら腐敗してとんでもないことになっていると思うんだけど。2つめの見どころとして,再登場したザ・マンである。なんと,ザ・マンは牢屋の中にいて,レコードを聴いていたりするのだ。ザ・マンが牢屋の中にいる,これは想像するに悪魔将軍に負けてしまったことで色々会ったのだろうと思う。なら,レコードは余計じゃないかな・・・。牢屋の中で楽しんでいてもいいのだろうか。そのあたりは来週で教えてくれるだろう。話は変わるのだけど,キン肉マンの休載中,Twitterの世界では色々あった。『100日後に死ぬワニ』が流行ったりもしたけれど,「キン肉マンアニメ化」がトレンド入りしてたことを話さないわけにはいかない。てっきり,「えっ,マジ?」と思って見てみたのだけど,ゆでたまごの嶋田先生が呼びかけたことがきっかけで話題になっただけで,別にアニメ化が決まったというわけではなかった。なんだ,まだ決まったわけじゃないんだ。ちょっとがっかり・・・(参考ネットニュース)。僕自身,キン肉マンとの出会いは小学生の頃見た王位争奪戦である。アニメ化されればファンの裾野は広がるだろう。ただ,ちゃんとファンは見るんですかね・・・。俺も含めて古参のキン肉ファンは若くても30歳過ぎ。40歳過ぎが当たり前で,50代という方もいるかもしれない。そんな層がアニメを見るのだろうか・・・。俺は漫画は好きでよく読むけれど。アニメはあんま見ない。当時は高校生か大学生くらいのときやっていたキン肉マン2世もアニメは見ていなかった。そして,大問題として声優はどうするのだろう。僕はキン肉マンといえば神谷明さんのイメージが強すぎて,彼が声をあてていないと見る気はあんまりしないんだ。このあたりをなんとか頼みますよ・・・。
2020.04.06
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昨今はコロナウイルスの影響で,外出もままならんが,皆さんは元気でしょうか。こんな日は家で漫画を読むに限りますね。さて,今週のキン肉マンだけど,ほぼ話が進まなかった。1週間かけて聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)の入り口まで移動して終わりである。そういえば前から気になっていたけれど,この聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)って,フランスのモン=サン=ミシェルから名前を借りているんだよね。ただの移動回とはいえ,それなりに見どころはあった。1つに,マリキータマンの生存が確定したところだ。会話も普通にしてるから,どうやら普通に生きてるし,命に別状はなさそうですね・・・。マリキータマンの「お前が・・・オメガだ!」という台詞は前後の会話の流れからつながりがない。だが,言葉の意味はよくが分からんが,とにかく2人のすごい友情パワーを感じる。サタンの杭で胸に穴が開いた状態で落下だから,てっきり死んでいるかと思ったんだけど。(web版10頁。会話する程度の余裕はあるな)以前も書いたけれど,六鎗客編のMVPはこのマリキータマンだと思っている。死んで欲しくなかったから,これは単純に嬉しい。っていうか,誰かマリキータマンを病院に連れて行ってやれよと。そして,ザ・マンに会うべく集まったメンバーを見ると,正義超人からキン肉マン,ソルジャー,ブロッケン,ミート君。六鎗客からアリステラとパイレートマンの6人だ。ミート君を別にすれば,全員が強豪なのだが,そのなかにブロッケンがいるのがちょっと違和感ですね。ソルジャーを別格とすれば,普通,正義超人でキン肉マンの隣にいるのはテリーマンかロビンマスクが多かった。ブロッケンというのはちょっと意外である。ところで,聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)につづく「天への歩道」は完璧超人にしか開くことができず,またそれに匹敵する力を持っていれば強引に突破はできるとのこと。キン肉マンは得意のキン肉泳法を使うも,突破できなかった。ちょっと不満である。火事場のクソ力を使えばあるいは・・・と思うが,次のシリーズからはキン肉マンの活躍もみたいものだ。僕はなんだかんだ言いながら,キン肉マンが一番好きな超人なのだから。
2020.03.16
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はたして,誰が予想しただろうか・・・。ネット世界ではサタンをネタキャラにする動きが活発化し,もうサタン様はどこか愛玩動物めいた人気を博するようになって来ている。そんな予想外のキン肉マンだが,今週も元気に感想を書いていこう。さて,先週はジャスティスマンがジャッジメント・ペナルティをサタンに放ったところで終わった。キン肉マンという漫画は,確実にKOが宣言されるまでは安心できない漫画だ。この手の必殺技での続く,はあんまり信用できない。愛する友のまなざしが,倒れるたび傷つくたび俺を強くするのだから。きっとサタンも,まだ奥の手があるのだろう・・・と思っていたが,特にも何もなかった。サタンは体がバラバラになって戦闘不能になった。そして,ジャスティスマンがいうには,なんか迫り来る危機とかいうのがあって,サタンよりヤバい敵がいるとかなんとか言う話がでて今週はおしまい。説明ばかりであんまり語ることもない週だったので,オメガ六鎗客編について振り返ることにする。ところで,このサタンの試合はいったい何だったんだろう?必要だったかどうかというと,別に話の展開上,不要だったのではないかという気もする。別にジャスティスマンが出てこなくても,ソルジャーは真相を知っていたっぽいから,ソルジャーに説明して貰えばよかっただろう。また,黒幕であるサタンの登場も,いかにも唐突である。色々考えてみるにつけ,オメガ六鎗客編はソルジャー対アリステラで終わってしまい,サタンはあくまでオマケということになろうか。と,酷評しているようだが,正直言ってジャスティスマン対サタンの試合はベストバウトといってもいいくらい盛り上がったと思う。なんといっても,六鎗客編は前作の完璧超人始祖たちとくらべてパワーダウンの印象は否めなかった。序盤は正義超人たちも一軍ではなくてカナディアンマンだとかウルフマンといった二軍が戦うという形で始まったし,中盤で運命の王子たちが参戦して盛り上がってくるものの,どうしても六鎗客はザ・マンより弱いことが確定していた。しかも,六鎗客は悪役(ヒール)ではなかった。六鎗客は下手すれば正義超人以上に友情パワーに溢れていて,正義超人が試合で勝つことによって問題はなにも解決しないのである。読者としても,単純に正義超人側を応援できず,もどかしい思いはあった。なので,六鎗客編は始祖編よりいまいち盛り上がらなかったように思う。とろころが,ここで出てきたのがサタンである。強さについてはザ・マンより劣るとしても7人の悪魔超人編からの古参だし,誰がどう見てもヒールである。そして,問題点(サタンの暗躍)についてはジャスティスマンが試合に勝つことで解決できる。なんとも単純な試合だし,読者としても普通にジャスティスマンの勝利を願えばよかった。特に,当初は勝つか負けるか,全然読めなかっただけに非常に面白い試合だった。次回シリーズは,敵が悪人で,試合に勝つことで問題点が解決するような単純な構造だといいなぁ・・・。
2020.03.02
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世間様は天皇誕生日の振替休日ということで休みなのだが、キン肉マンは普通に更新されてた。 実はこのブログ、仕事の昼休みに書いてる関係上、休みの日の方が更新が遅れるのだ。仕方ないね。 さて、今週のキン肉マンだけど、ジャスティスマンが大活躍である。横綱相撲というのはこういうことを言うのか、と圧倒し続ける感じ。 個人的に爆笑したのは、サタンが長台詞を始めたところ。ここで、ジャスティスマンは台詞を最後まで聞かず、途中でハイキックをぶち込むのだ! 普通は最後まで喋らせてくれるだろう…。 (web版5〜6頁。人の話を聞かないマン!) そんなこんなで追い詰められたサタンはジャスティスマンの体を乗っ取ろうとするのだ。 僕なんかは、「あぁ、これで体を手に入れたサタンが今度こそ強敵になるんだな…」と思ったよ。ドラゴンボール で言えば、悟空がギニューに体をチェンジされるようなもの。 しかし、これをジャスティスマンは問題せず跳ね除ける。 その上でこの煽り。 (web版14頁。我は邪心のない正義マン!) やはり、ジャスティスマンはマイクパフォーマンスもできるんではないか! トドメに、天秤がジャスティスマン側に傾いた、つまりサタンよりジャスティスマンのが罪深かったという点について解説。 なんでも、サタンのようなクズを放置し続けていたことに「果てしない罪悪感」を抱いていたためだという…。 なんだよ、この「果てしない罪悪感」って。言い過ぎじゃないのか? (web版16頁、果てしなき罪悪感!) で、締めにジャスティスマンが必殺技、ジャッジメントペナルティを繰り出して今週は終わり。 このジャッジメントペナルティはまさしく必殺の技だけどこれを耐えられたら「二重処罰の禁止」とかいう謎ルールによりジャスティスマンは追撃が出来ない。そういう意味では、「まだ3週目だぞ? もう出しちゃっていいんですか?」みたいな気持ちになる。ま、今回に限り二重処罰だろうがなんだろうが、クズへの制裁ということで追撃してもいいのかも。 ところで、今日の更新日は休みだったので恋人と一緒に過ごしてた。全くキン肉マンを読んだことのない彼女に今週のキン肉マンを読ませてみたら、「えっ、何この人…? 全然人の話を聞かないじゃん。」とジャスティスマンの試合態度にドン引きしていた。 やっぱりジャスティスマンはやべーわ。人の話聞かないマンだわ。
2020.02.24
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塩試合のプロ,ジャスティスマンとサタンの試合もいよいよ佳境である。試合が始まってからわずか2週くらいしかたっていない気もするが・・・。308話「揺るぎない正義!!」であるが,本当にジャスティスマン揺るがない。冒頭,サタンの必殺技,サタニックソウル・ブランディングで吐血してかるいダメージ描写はあったけれど,それでもたいしたダメージじゃないっぽい。ダメージが入っている描写があると,「あぁ,ジャスティスマンも生身なんだな」と思うものの,それでもタフすぎますね。今週でもジャスティスマンは淡々と攻め続け,サタンは狼狽しつづけるのだけど個人的に心に刺さったのが,互いに片足タックルをしているところ。まずはジャスティスマンが「ハワー!」とどことなく間が抜けた叫びとともに片足タックルをしかけると,サタンはダウンしてしまうわけだ。(9頁,ハワー!)一方で,サタンが片足タックルをしかけてもジャスティスマンは微動だにしない。この1コマだけを切り取ると,まるでサタンがジャスティスマンに頭を下げ,すがりついているようにすら見える。ジャスティスマン,圧倒的な貫禄である。(13頁,動かざること正義のごとし)体格だけを見ると,サタンはジャスティスマンより1まわりどころか2まわりは大きい。それでも,サタンはジャスティスマンを倒すことができない。この対比を見るにつけ,ジャスティスマンの強さが際立つ。そんで,ジャスティスマンの必殺技,「ジャッジメント・アヴァランチャー」がサタンに炸裂して今週はおしまい。ただ,気になる点が3つほどある。1つは,ジャスティスマンの天秤が,サタンではなくてジャスティスマンの方に傾いたということ。なんだか分からんが,罪深い方に傾くそうなので,ジャスティスマンに何か問題があるのかもしれない。2つは,サタンの身体にヒビが入ってきているところ。やはり,サタンのダサい体はオーバーボディなのではないか・・・。3つに,サタンが依り代を無視して実体化したところ。サタンの描写を見る限り,小物感があるし,なにより臆病だ。ザ・マンを倒すため自らの体を鍛えるのではなく,依り代を探すとか,勝てる試合しかしないようなやつだと思う。ヒビ割れた体の下から真の姿が・・・とかあるかもしれない。Twitterやら2ちゃんではロビンが依り代になっているのではないかとも言われてるが,そうだな,僕はキン肉タツノリが来ると予想しておこうか。マッスルスパークも火事場のクソ力も使えるんだし,かなりの強豪だろうて。
2020.02.17
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サタンの乱入に読者が困惑する中,ジャスティスマンさんが参戦した。僕も含め,この展開には狂喜乱舞しているように見えるが,そういえばこのジャスティスマンさんって,塩試合マンって呼ばれるくらいの方でしたよね・・・。盛り上がるのかな,と思いつつ,306話「依り代なき被告人!!の巻」の感想を書いていこう。 さっそく試合は始まったものの,サタンはジャスティスマンをメッタ打ちにしていく。 体格差は圧倒的だ。大人と子どもくらいの差はある。 肘打ち,膝蹴りに加え,ジャイアントスイングで鉄柱に頭を叩きつけたりする。 そこまでされても,ジャスティスマンさんは無表情である。この無表情がノーダメージのアピールなんだろうけれど。 で,サタンはもう早々に「サタニックソウル・ブランディング」って必殺技を出してしまう。形としてはテリーマンのカーフブランディング(子牛の焼き印押し)みたいな形だから,あえて言うなら「悪魔の焼き印押し」といったところか・・・。 (web版306話20頁。悪魔の焼き印押し!) ただ,これにもジャスティスマンさんはノーダメージのアピール。 ニッコリと微笑んで見せるわけだ。結構恐いね。本当にかっこいい。痺れてしまいそう。 (web版306話22頁。ニヤリとノーダメージのアピール) 思えば,ジャスティスマンはアシュラマンとテリーマンといった強豪超人を実力で圧倒していたわけなんだけど,それはなぜかといえば驚異的なタフネスにあったと思う。 アシュラバスターを受けても,テリーの猛攻を受けてもノーダメージ。それでいて,ジャスティスマン自身には特に派手な技がない。普通のプロレスをしているだけである。 だからこそ,ファンには塩試合マンと言われている訳なんだろう・・・。 ところで,僕は敵のノーダメージアピール演出には色々と思うところがあって批判的である。 最近だと,キン肉マン2世では時間超人サンダーなんかはマッスルミレミアムを食らってもノーダメージであったし,刃牙なんかではピクルは愚地克巳のマッハ突きを食らってもノーダメージだった。 これは正直萎えちゃうのである。手っ取り早い強さのアピールにはなるんだろうけれど,負けるときに謎のデバフを受けて唐突にダメージを受けることになるわけだし,最終的に主人公補正でダメージが入っているようにしか見えないのである。 だが,そんなノーダメージ演出だけど,味方だったら話は別だなぁ・・・。 安心感がすごい。負ける姿が想像できないどころか,どうやってダメージを与えればいいのかすら分からない。そういえば,この間の『衛府の七忍』で桃太郎卿なんかも似たような感じでノーダメージで通してたっけ・・・。 なんだかんだ,展開は本当に分からない。 必殺技まで見せちゃったサタンにはこれ以上というのがなかなかなさそうなのに対し,ジャスティスマンは底が一切見えない。案外と,ジャスティスマンが勝かもしれない。
2020.02.03
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唐突に登場したサタン。なんかダサいので「来週になったら何事もなかったようにデザイン変っているんじゃないの?」と先週の感想で書いたけれど何事もなく,先週と同じ格好だった。そんな今週のキン肉マンだけど,相変わらずサタンが大暴れしてる。ソルジャーも重傷っぽいし,サタンとの連戦はきつそう。思えば最近の正義超人って体力なさ過ぎじゃないですかね。今回のシリーズ,3連戦したマリキータマンを筆頭に六鎗客はけっこう連戦しているし,昭和のキン肉マンなんて1日のうちにスニゲーター,プラネットマン,アシュラマン,悪魔将軍と4連戦して4勝してたぞ。昭和の話はおいておいて,そこにジャスティスマンが乱入。数年ぶりのジャスティスマンだけど,サタン相手に「旧世代の遺物。なかでも最低の部類。」だとか「負の遺産」だのすさまじい罵倒を見せる。ジャスティスマンさん,前シリーズではアシュラマンとテリーマンという強豪を相手に戦い,なお実力の全てを見せてくれなかったけど,こんな舌戦も強かったのね。(306話17頁。黙れゴミ屑)個人的には,「黙れゴミ屑」がお気に入り。あまり感情を込めず淡々と罵倒をする感じだけど,これはこれで味のあるマイクパフォーマンスをやりそう。ただ,まぁ,そのなんですか。ここで出てきてもらっても,話の展開的にジャスティスマンは勝てるんですかね・・・?ここでジャスティスマンが勝ってしまうと,主人公であるキン肉マンの立場がないのである。ただ,ジャスティスマンには噛ませ犬役をして欲しくないなぁ・・・。それから,疑問に思ったのがこれ。「罪人の子孫は罪人ではない」とジャスティスマンは言うのです。(306話19頁。罪人の子は・・・?)これは当然のことを言っているように思えるが,ここにキン肉マン2世という問題作がある。かつての日記で書いたけれどキン肉マン2世では激しく血統が重視されており,親が悪行超人だという理由でヒカルドはどうしても正義超人になれず,アシュラマンは「汚れた悪魔超人の血」とやらのせいで息子が悪行超人になる。恐らく,この台詞はヒカルドあたりに聞かせてやると,感涙にむせぶのではあるまいか。この辺は,過去にまとめた日記をリンク先から見て欲しい(『悪行超人の血統問題』)。もともと,キン肉マンの世界観においては,仮にもともとが残虐超人だろうが悪魔超人だろうが,改心さえすればいつでも正義超人になれると設定だった。ある意味で,2世の血統を絶対視する時代こそが異端だったといえなくもないのだが・・・。キン肉マン 69【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2020.01.27
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新年はじめのキン肉マンが更新された。ちょうど13日は成人の日だと思ってのんびりしていたら,Twitterで容赦ないネタバレが展開されていたものの,それはそれとして感想を書いていく。前回までのあらすじだけど,ようやくソルジャーたちフルメタルジャケッツとアリステラ率いるオメガグロシアスのタッグマッチも決着し,色々と舞台裏の話がはじまったのだ。それによると,オメガ六鎗客が攻めてきたのは,サタンが背後で糸を引いていて,アリステラを成長させて体を奪うためだったという。で,サタンが姿を現してマリキータマンを串刺しにしたところが先週まで。今週になってサタンが姿を現すのだけど,それがこんな感じ。なんかダサい・・・。どこがどうダサいのか説明は難しいが,なんか獣神サンダーライガーっぽい。これもオーバーボディかもしれないし,来週には何事も無かったかのようにデザインが変っているかもしれない。過去,悪魔将軍だとかガンマンのデザインは予告なく,突然変ったりしていたからな。あと「勘違いするなよ。依り代などいなくても実体化できる」とか言い始めるんだけど,ソードマスターヤマトの最後の方で突然を思い出した。つじつま合わせですね。舞台裏を想像するに,もしかするとゆで先生は六鎗客編を始めた時点で,六鎗客の戦う理由なんかの設定を固めていなかったのではないか,と思わせる急展開である。で,サタンが大暴れしてマリキータマン,ブロッケンをKOし,アリステラとソルジャーにも大ダメージを与えて今週は終わり。さて,このあとどうなるんだろうか。もう,正義超人は傷だらけで,戦える超人はそんなにいない。おさらいをしてみると,キン肉マンはパイレートマンとの戦いで重傷だし,テリーマンは片足を失ってしまっている状態。ロビンは行方不明でラーメンマンはどうだったけ,ネメシス戦の傷が治ってないんだっけ。バッファローマンはもう悪魔超人みたいだし・・・。仕切り直して,回復のためある程度の日数を置かなければならん気もする。それから,そもそもサタンって強いのかな?あやつマンことザ・マンよりは弱いのだろう。そうすると,ザ・マンより強い悪魔将軍よりも弱いのだろう。そんなキャラがボスと言われても今更感はあるんだよね。あとは魔界のプリンス・アシュラマンとかサタンクロスなんかとの関係もどうなんだろう。長期連載のためか整合性が極めてつきにくくなってきているが,そのあたりはどうとでもなるだろう。
2020.01.14
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ソルジャー率いるフルメタル・ジャケッツがオメガ・グロリアスを倒したのが先週。年内に決着がついて,気持ちよく新年を迎えられそうな気がしていたが,どうもそうじゃなさそう。とりあえず感想を書いていこうか。さて,今週はソルジャーのネタばらしから。忘れかけていたが,ソルジャーや運命の五王子はなんか目的があって,オメガ六鎗客をも救う目的で戦ったのだった。で,そんな説明に入ろうかというところでパイレートマンが乱入。心が折れそうだったアリステラを叱咤するのだ。(web版304話5頁,「お前はオメガの救世主になる男だ!」)いや,パイレートマンさん,ずいぶんお久しぶりですね。マリキータマンが怒濤のアリステラへのヨイショをする場面で全く出てこなかったけれど,もっと出てきても良かったんやで。正直,俺は半分はパイレートマンのことは忘れていた・・・。一方で,アリステラが立ち直り,過ちを認めた姿にブロッケンもガン泣きである。ソルジャーが「お前は泣き虫だな。だが,弱虫ではない」っていうシーンが心が熱くなる。(web版304話11頁。分かってくれたんだ・・・。)ただ,普通に話し合えば良い程度のことを,試合して何人か死ななきゃわからんあたり超人というのもどうかなと思うのだ。いや,普通の人間だってそうか。話し合ってすみそうなことであっても,国と国の戦争というものがやられ,数万単位で人が死なないとどうにもならんということもあるんだから・・・。このままだといい話で終わるのだけど,静観していたサタンが乱入し,ソルジャーより先にネタばらしを始めるのだ。なんでも,サタンの目的は自力で1億パワーにまで到達できる可能性のあるアリステラを鍛え上げ,依り代として体を乗っ取る目的だったというのだ・・・。で,サタンはアリステラの体を乗っ取り,ザ・マンを倒したいというのだ。で,本来アリステラが受けるべきサタンの制裁をマリキータマンがかばって今週は終了。マリキータマンが死んじゃったのかどうなのか?すごい気になるのだけど,次回は1月13日。3週間も休みなのか・・・。これはスッキリと新年を迎えられないな。ところで,そもそも論としてサタンって何だったけ・・・?バッファローマンに1000マンパワーの超人強度を与えたのがサタンだった気がするけど,悪魔将軍と別口なんだよね。だって,悪魔将軍というのはゴールドマンが姿を変えたものなんだから。なのでサタンさんとしては,悪魔将軍にザ・マンを倒させればと思うのだが。実際に,前のシリーズで悪魔将軍はザ・マンにトドメをさそうとしていたわけだから。そのうち,このあたりにも解説が来るだろう。新シリーズはまた悪魔超人なのか,サタンの配下である新タイプの超人が来るのだろうか。あと,鳥取砂丘に埋まったままにになってるロビンマスクはどうなるのか・・・。
2019.12.23
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先週,マリキータマンはKOされ,ブロッケンも戦闘不能。いよいよ,フルメタルジャケッツとオメガ・グロリアスとの決着が近い。そんな今週の感想を書いていく。今週はあらすじを説明しようにも,さほど展開はない。アリステラのオメガハルマゲドンアベンジャーをソルジャーが切り返し,アタル版マッスルスパークでアリステラをKOして終わり。内容的には,わずか1行くらいのものである。ただ,あらすじが1行で終わったとして,感想はそうはならない。見どころは,サブタイトルにも「オメガの落涙!!」となっているが,アリステラの表情になる。いや,アリステラはたぶん,仮面をかぶっているわけだから,顔そのものは見えない。わずかに見える目,回想シーン,台詞・・・。それらのすべてを使って読者の心に訴えかけてきている。いや,もうマジで泣いちゃうからな・・・。(web版303話8頁,マジ泣き・・・)先週の感想で,俺は「新技が出るかな」と書いたものの,特に新技は出てこなかった。先週見せたブロッケンとのツープラトンも,どうやらフェニックス戦で使うつもりのものだったらしく,そうだとするとソルジャーはいっさい新技というものを出していないことこになる。別に新技にこだわるわけではないが,修行の成果というか,何かしらの成長あっても良かったのかもしれない。ソルジャーはすでに人格的にも,強さ的にも完成されてしまっているところもあって,王位争奪戦を読んでいても,「ソルジャーが普通に1対1で戦えばフェニックスに勝てるのでは・・・?」という感じでもあった。次のシリーズで戦ってくれるときにでも,また何かを見せてくれるだろう。そういえば,マッスルスパークの入り方だけど,キン肉マンはブリッジでカチあげるというやり方で入ったのに対し,ソルジャーはドロップキック,というか両足蹴りでカチあげるやり方だった。なお,ソルジャーはフェニックス戦で1回だけアタル版マッスルスパークを使っているけれど,こんときはフェニックスの超人牛裂き刑(レイジングオックス)を破る課程でフェニックスを跳ね上げたところで決めていた。前々から,ブリッジで相手を跳ね上げるのはいまいち意味が分からなかったんだけど,足であげる方が効率的かな,と思う。ただ,これだとタイガーマスクの「フジヤマ・タイガーブリーカー」の技の入りとそっくりになるから,それは遠慮したのかもしれない。
2019.12.16
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いよいよフルメタルジャケッツのタッグ編も佳境に入った。 もう決着は近いだろうと先週の感想でも書いたけれど、ついに今週一つの区切りがついた。 ソルジャーとブロッケンによるツープラトン、ナパームコンビネゾンが炸裂し、マリキータマンをKOしたのである。 いやぁ、マリキータマンは強敵でしたね…。 戦績を見ると、カレクックとゼブラを撃破し、3連戦。疲労もあったろうが、よく頑張った。 ところで、盛大に意味がわからんのが、AとBの形に裂けたマリキータマンの胸である。 (web版302話5ページ、なぜかAとBの形に裂ける胸) たしか、ナパームストレッチは強烈な空気抵抗と大気摩擦で相手の胸がAの形に裂けるのだ。 Aはまだ左右対象の形だし分からんでもないが、なぜAとBの形に裂けるのだ…。 いや、もちろん答えはわかるよ。なぜって、それはソルジャー(アタル)のAとブロッケンのBなんだろう。ゆで物理学的にはありえるのだろうが、説明は一応欲しかったかな。 で、描写を見ていてつくづく感じるのが、アリステラとマリキータマンの間の強い絆である。 マリキータマンがKOされたときのアリステラの描写が、色々と胸に刺さる。正義超人の友情パワーにも勝るとも劣らない関係を感じるのだ。 そして、ブロッケンの方もダメージの蓄積で失神したっぽい。こここらソルジャーとアリステラの一騎討ち…なんだけれど、これもあまり長引きそうもない。 アリステラの必殺技、Ωハルマゲドンアベンジャーをソルジャーが破って今週は終わり。 すでにシングルマッチになってるから、ソルジャーはナパームコンビネゾンはもう使えない。 1人で繰り出すナパームストレッチについても297話で破られちゃってるから、ここで使いはしないだろう。 決め技としてありえるのは新技しかないのだが、はてさて…? 新技だとすると、三大奥義あたりから出てくる感じかな。マッスルスパークについては、シルバーマンがアロガントスパークなんていうプロトタイプを出してきたわけだし、残りの奥義も変化させることもできるだろう。
2019.12.10
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前回めでたく300話を達成したキン肉マンだけど,特にお祝い的な人気投票だとかはなく,普通に進んでいく。流れ的には,アリステラとマリキータマンが2対1でブロッケンを痛めつけるのだ。しかし,なぜかソルジャーはブロッケンを助けに入ろうとしない。そんなソルジャーの心をのぞこうと,マリキータマンがロールシャッハドットをしかけたところ,マリキータマンの胸に「L」が現れたところで前回は終わった。この「L」は王位争奪戦でソルジャーチームが使っていた,パイプ椅子の配置で指示を出していたサインの形である。その意味は,「最後まで望みを捨てず戦え」である。そんな口で言えばいいものを,なぜサインで・・・と思うが,マリキータマンのこの反応がまさにそのとおりである。(web版301話4頁,自分からバラしてしまうブロッケンさんの図)そのサインのため元気づけられたせいかどうかわからんが,ブロッケンは自力でアリステラたちの技を外し脱出するのだ。先週の僕は,「口で言えばいい,というのはシロウトだ。わざわざサインを出すのは攪乱のため」と意見を出したが,あっさりブロッケンがネタばらしをしていたところをみると,僕の方こそシロウトだったようだ。じゃ,なんでわざわざサインを・・・という疑問は置いておいて,ブロッケンはベルリンの赤い雨でマリキータマンの右羽を切断するという活躍を見せた。(web版301話11頁。ベル赤の炸裂)なんかもう,流れは完全にソルジャーたちフルメタルジャケッツである。アリステラたちのツープラトンはソルジャーの肉のカーテンに防がれてしまうし,ここで,「あのとき使えなかったあの技」,謎のツープラトンをソルジャーたちが繰り出したところで今週は終わり。ソルジャーとアリステラのタッグ戦はすでに10週以上はやっている。そろそろ終わりにしなきゃならんと頃である。今週,片羽を切断されたマリキータマンもそうだが,技を受けまくっているブロッケンやソルジャーのダメージも大きいだろう。ソルジャーたちのツープラトンでまずはマリキータマンをKOし,残りはアリステラといったところだろうか。いや,ツノの片方を折られつつウォーズマンとか乱入コンビに勝利したバッファローマンみたいなのもいるから,片羽状態のマリキータマンがここから持ち直す可能性もないではないのだが。キン肉マン 69【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2019.12.02
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気がつけば300話に到達したキン肉マン。キリ番としてはけっこう記念すべき数字だ。旧キン肉マンが確か8年間で全36巻だったということを考えると、現時点の最新刊が68巻たから倍とまではいかんが、このペースなら倍はいくだろうなぁ…。思えば、キン肉マンも2世抜きにしても大長編なんだよね。 さて、気分を切り替えて300話、「千万年の文化と伝統‼︎」の巻の感想を書いていく。 なんか色々あって、アリステラの発光はやんだものの、ブロッケンもクソ力状態になって発光し、謎の耐久力を見せたのが先週まで。 今週もブロッケンはアリステラとマリキータマンにボコボコにやられているが、なんか凄まじい耐久力を見せてて、流血もダメージ描写もあるものの、何故かKOされない。 個人的に、「お前なんかにアリステラのことがわかってたまるかーっ!」と言いつつ攻撃をするマリキータマンに萌える。 (300話web版11ページ。何がわかるのだ、もかわいい) そんな耐久を見せるブロッケンだがわグロリアスエヴァンタイユとかいう、ツープラトンの固め技をかけられ、今度こそグロッキー。 そんな中、マリキータマンがブロッケンに精神攻撃を仕掛けようとソルジャーの本心を探るべく、ロールシャッハドットを仕掛けるのだ。 ブロッケンを助けにこないから、冷たい心なのかと思えば、「L」の字が浮かんで次週へ続く! (web版300話22ページ。口で言えばいいじゃん) この「L」はあれだよね、王位争奪戦のニンジャの試合で、椅子の並びで指示を出したやつ。 ちなみに、「L」は「最後まで望みを捨てず戦え」だったな…。 この程度の指示なら普通に口で言えばええんやん。対戦相手にバレたところで不利にもならんだろ…というのはシロウトだ。 仲間だけに通じる合図、これが力になるんだよ。多分。あと、対戦相手も唐突にソルジャーたちが椅子の並びを変えてきたら混乱するだろ。これは椅子の並びで何か指示を出しているな、と。集中が乱れて、試合どころではないだろう。見事な頭脳戦と言わざるを得ない…。好意的に考えればそんなもんか。 ちなみに、残りの陣形はこんなところ。 「V」、休まずに攻めろ。 「X」相手の攻撃に注意せよ。 「肩の上に立って壁を作るの」、頑張れ。 うーん、つくづく意味のないというか、相手にバレても問題のない指示ばかりですね。 今にして思えば、「L」は「Last」から取って「最後まで望みを捨てず戦え」なのかもしれないが、残りは由来がいまいちよく分からんなぁ…。 キン肉マン 68【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2019.11.25
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ついにソルジャー率いるフルメタルジャケッツとアリステラたちとのタッグ戦も10週に到達。そろそろ、終わりが差し掛かってきたかな…。 先週までのおさらいだけど、クソ力をラーニングしたアリステラはソルジャーを怒涛の攻めで痛めつける。が、肉のカーテンをしっかり固めたソルジャーはまさに鉄壁。気がつけば、徐々に試合の主導権を取り、スープレックスで投げつけたのだ。 さて、今週だけど攻守代わって今度はソルジャーがアリステラを攻め立てる。 ちょっとおもしろいのが、ソルジャーがシャイニングウィザードを打つシーン。 (299話5ページ。ソルジャーの閃光魔術!) このシャイニングウィザードという技は武藤敬司が開発した技で、初公開は2001年。作中時間だとまだ90年代だから、実況も名前を出せないわけですね。 で、どういうわけかアリステラはクソ力を使えなくなったのか、ソルジャーには歯が立たない。ソルジャーが言うには、キン肉族の力の源泉は「慈悲の心」にあるとのこと。 それを理解できないアリステラにはクソ力は使いこなせないとか…。 この辺の展開は、いまいちよく分からん。 僕のような古参ファンからすると、むしろ火事場のクソ力の源は「友情パワー」じゃないのかと思う。なぜここで友情パワーが出てこないのか。 はっきり言って、最近のキン肉マンは正義超人よりむしろ敵だったはずの悪魔超人や完璧超人の始祖たちの方にこそ友情パワーというか強い結びつき、お互いへ尊敬の心と認め合う関係性を見ることができた。これが正義超人だと微妙で、ブロッケンとソルジャーの関係性は友情というより、上下関係であり師と弟子みたいに見える。 前々から指摘しているが、最近のキン肉マンは友情パワー成分が弱くなってる気がして、そこは残念なのだ。 一方で、敵の方、つまりマリキータマンはアリステラを助けるべく乱入し、ブロッケンにデッドリーライドをかける。これはあのゼブラをKOした必殺技ではあるものの、意外とブロッケンは元気である。 流石のマリキータマンも3連戦だから疲れがあるのか…? と思ったところで、ソルジャー先生による慈悲の心についての講義が始まる。 (19ページ目。慈悲は友情の発展なのか…?) そんな思想の対立が描かれて次回へ続く。 さて、なんだかんだ、慈悲の心と友情パワーの関係の問題について考えてみる。僕が思い出せる限り、「慈悲の心」というのが出てきたのは、シルバーマンの登場あたりだろうか。マッスルスパークは慈悲の心で打つ、究極の峰打ち、とかそんな文脈だ。 この「慈悲の心問題」はもしやすると友情を最高のものとして描いてきたキン肉マンという作品のテーマ性そのものを揺らがすかもしれない。なにせ、「この世に完璧なものがただ一つある。それは正義超人の友情だ」というのがキン肉マンの世界観である。 ただ、この友情パワーに疑問を投げかけた超人がいた。それが王位争奪戦でのソルジャーが提唱した真・友情パワーである。そのときと同様、ソルジャーは友情パワーを発展させるのか…?
2019.11.11
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ソルジャーとアリステラの戦いもいよいよ佳境といったところか。感想を書いていこう。先週までのあらすじだけど、ソルジャーはナパームストレッチを出したのだけど、破られて「業火のクソ力」をラーニングされた。しかも,アリステラのジャイガンテグローブカッターを受けて見るからに満身創痍。…こう書いているだけでソルジャーはズタボロ。正直言っていた負けてもおかしくない、そんな感じ。さて、そんな今週なんだけどアリステラの必殺技を受けたソルジャー、意外と元気である。そこからアリステラの猛攻を肉のカーテンで耐えるソルジャー。わりと余裕がある。(web版298話,7頁。鉄壁,肉のカーテン)そこでか,アリステラはこういう精神攻撃,もとい口撃に出た。わりと的確にソルジャーというかアタル兄さんの過去の汚点をついてくる。冷静に考えたら,ソルジャーって少年期にグレて家を飛び出たどら息子でしたね。肉のカーテンには精神攻撃にも耐える力があるのか(?),これのもソルジャーはかなり余裕の表情。この精神攻撃でも普通に耐久しているんだけど,2世のジェイドとかアシュラマンとか,異常にメンタル攻撃に弱かった超人にも見習ってほしいですね・・・。(web版298話,8頁。精神攻撃も余裕)一方で,ソルジャーの方も火事場のクソ力をラーニングしたアリステラに対し,「スグルの願いが祈りであるのに対し,お前の願いは呪いだ」と精神攻撃を仕掛けたり,投げ技をかけたりして今週は終わり。なんというか,全然ソルジャーにダメージが見えませんね・・・。いや,服はボロボロだし,ダメージは入っているのだろうけれど,まだまだ戦えそうな雰囲気。というか,先週ジャイガンテグローブカッターを受ける必要はあったのですかね。色々と気になるのだけれど,正直この試合は終わらせ方が見えてこない。試合が始まったのが289話「栄光と弾丸の開戦!!」だから今週でちょうど10話を戦っている。試合は一進一退というところを見せてはいるが,まだまだブロッケンとマリキータマンに見せ場があったと言うほどではない。まだまだ続くのだろうか,どうなんだろうか。
2019.11.05
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キン肉マン297話、「当主の覚悟!!の巻」の感想を書いて行こう。 前回はソルジャーが必殺のナパームストレッチをアリステラにかけたところまで話が進んだ。 ただ、予想どおりではあるが、このナパームストレッチは決め技にはならない。どうしても格闘漫画というのは両方の選手をよく見せるため、あたかもRPGのターン制バトルのように、攻め側と受け側が交代していくことが多いのだが、序盤で攻めるすぎると逆転されてしまう。特に、必殺技を出して、これが破られるというのは特大の負けフラグだ。 で、アリステラはソルジャーのナパームストレッチを破るのだが、この展開が熱い。 なんと、ナパームストレッチの降下地点にマリキータマンが助けにやってくるのだ! ソルジャーのナパームストレッチの威力は折り紙付きで、あのマンモスマンですら、フェニックスを助けに入る際、道具を使ってた。普通に素手でカットに入ろうものなら、カットに入った方の腕がもげてしまうだろう…。 「よけろ。お前が潰れるぞ!」というアリステラに対し、マリキータマンはこう答えるのだ。 「かまうものか。お前が助かればそれでいい!」 (297話7頁目) この捨身のマリキータマンを死なせたくない、という思いからアリステラは業火のクソ力を盗み取り、ナパームストレッチを破ってみせたのだ…。 この展開は、まさしく友情パワーだ。 そんで、ソルジャーが大ピンチになって今週は終わり。 今週のこの展開、どう考えても敵方の超人がやっていい動きではない。 この試合、ゆで先生はソルジャーよりむしろアリステラの魅力を描くことに力を入れていないだろうか。ここまでアリステラとマリキータマンの関係性を描いてしまうと、ソルジャーが安易に勝つことはできない。それなり以上の説得力が必要になる。 しかし、今のところはソルジャーには参戦の理由も、また王位争奪戦のあとから現在に至るまで、どこで何をしていたのか全く説明がないのである。 普通の流れなら、そろそろソルジャーについて過去の掘り下げがなされ、逆転というところだろうが、それでアリステラが負けてもいいものか? だいたい、アリステラの背後に何かあるような話もある。ソルジャーが負けることもあるのではないか、そんな気もしてきてる。
2019.10.21
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敵方の大将格であったアリステラがもともとは落ちこぼれだったという,衝撃の過去が発表された前回に引き続き,296話「希望になった男‼」の感想を書いていこう。 今週の主な流れとしては,アリステラの掘り下げである。 試合展開としては,基本的にソルジャーとアリステラが組み合っている形が主である。 そんなアリステラの話によると,落ちこぼれだった自分の生い立ちだからこそ,「キン肉マンにはシンパシーを感じてしまう」とのことである。 (6ページ目より。シンパシーを感じる) 僕も先週,そんな感想を書いたけれど,まさにそうなんだよね。 少年漫画を読んでいても,主人公の成長というのは盛り上がるところである。主人公が勝ち続けるという無双系,なろう系と呼ばれる最近の流行りもその辺はわきまえているらしく,主人公のもつチートスキルには「食事をするだけで無限に強くなる」とか「相手の技を盗んで無限に強くなる」とか,そんなものが入れられていることが多いように思う。 (3ページ目。目には見えないメタモルフォーゼ) ここでアリステラの持つチートスキルが説明されたのだが、「目には見えないメタモルフォーゼ」というやつで,「戦った相手の力を取り込み強くなる」というものだという。そうすると,一応は変身能力であるみたい。 そうすると,メタモルフォーゼが解除されたら,アリステラはもとの95万パワーにまで落ちちゃうのか,そのあたりは疑問である。 ところで,アリステラの「戦えば戦うほど目には見えない変身ができる」お手軽な能力に思えるけど,弟のディクシアの方は戦うまでもなく,目で見るだけで鳥に変身したり,またキン肉マンが想像したカメハメに変身したりもしていた。 特にやべーのが,キン肉マンが想像しただけのカメハメに変身したというの。そんなことができるならもう1人のキン肉マンに変身したら絶対に勝てないやん,と思ったものである。 それと比べると,いちいち戦わないといけないアリステラの変身能力も万能ではないかもしれない。 色々あってけれど,最終的にはソルジャーがナパームストレッチを繰り出して今週は終わり。 セオリー的には,先に必殺技を出した方が不利になるので,ソルジャーのが試合的にはまずいのかもしれない。 いや,まだソルジャーにはマッスルスパーク・地があるのだという考え方はあるのかもしれないし,またブロッケンとのツープラトンもある。 アリステラの掘り下げが終わったところで,試合展開的には,そろそろ中盤といったところ。ソルジャー側の掘り下げも欲しいところなんだよね。
2019.10.07
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2連続で祝日が続いたせいか、3週間もの休載だったキン肉マン、ようやく更新された。3週間も待たされただけに、295話「業火のスープレックス!!の巻』は中身の濃い内容になってる。 これまでのおさらいだけど、アリステラたちのツープラトンに苦しむブロッケンだが、起死回生の一撃でアンセンション・ギムレットを打ち破った。ここでソルジャーが、「よくやったぞ、ブロッケン」とリングインしてきたのが先週まで。 ソルジャーの体が輝いているのは、「火事場のクソ力」の元祖だという、「業火のクソ力」だ。 キン肉マンが、「久々に見た。あれが兄さんの…業火のクソ力!」というけれど、軽く25年くらいぶりなんじゃないですかね。もちろん、作中以外で見せてる可能性もあるけれど。 そんなソルジャーはスープレックスでアリステラを投げまくる。ここでサブタイトルの、「業火のスープレックス」を回収してるわけだね。 一方で、ここからアリステラの掘り下げも始まった。 簡単にまとめると、アリステラは幼いころはできそないだった。弟のディクシアは8600万パワーの超人強度に加え、変身能力まで持ってる。だが、兄のアリステラはたったの95万パワーしかないし、変身能力もないというのだ。 (295話16ページ。優秀な弟に劣等感を抱く幼いアリステラ) まあ、95万パワーというとキン肉マンたち正義超人の平均値なのだけど、たしかに弟に比べると低い。 それでアリステラは皆んなに馬鹿にされ、弟こそが宗家の跡継ぎと見られるようになる…。 だが、アリステラは這い上がった。普通なら超人強度は生涯不変なのだが、アリステラは世にも珍しい、対戦相手に合わせて成長できる超人だったのだ! 正直言って、これはかなり熱い展開である。 下級戦士に生れながら宇宙最強にまで上り詰めたドラゴンボールの悟空とか、落ちこぼれから火影なったナルトだとか、少年漫画の主人公はその成長ぶりを強調するため、ドン底から上がっていくものだ。 前々から、「アリステラこそが主役じゃないのか?」と思わせるシーンはあったけれど、落ちこぼれから六鎗客の大将格にまで上り詰めたアリステラ。 幼いころの自信のない、劣等感を抱いた目のアリステラが今の傲然たる目の超人に育つまで、かなりの苦労があったろう…。 そういえば、僕ら似たような超人を知ってるはずだ。 幼いころ両親に捨てられ、ダメ超人と馬鹿にされながら、それでも正義のために戦った最強の正義超人を僕たちは知っているはずだ。そう、キン肉マンだ。 自分より遥かに優秀な兄弟がいる、という点でもキン肉マンとアリステラはよく似てる。 そして、アリステラもアリステラなりに、自分の正義のために戦ってるっぽい。 これも前々から指摘しているけど、最近のキン肉マンは思想と思想のぶつかり合いになってて、どうも敵役の方を憎めない。 かつてのキン肉マンでは悪役は悪役として振舞ってたから、そこは非常に分かりやすかった。少なくとも、普通の読者はキン肉マンに感情移入することはあったにせよ、悪虐の限りを尽くす残虐超人だとか悪魔超人に感情移入するなんてことはまずなかったろう。 これ以上、アリステラに悲しい過去だとか出てくるとなると、個人的にも簡単にソルジャーたちを応援できないなぁ…。
2019.09.30
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キン肉マン294話「火事場の荒療治」が更新された。感想を書いていく。前回のおさらいだけど,アリステラたちはかつてブロッケンを一撃でKOした「地獄のねじ回し」にそっくりなアンセンション・ギムレットを繰り出す。これにブロッケンはどう対処するか,というところで前回は終わった。そこで,今週のブロッケンですが,このアンセンション・ギムレットを力技で撃破するのだ!なんかもっとこう,あらかじめ対策をしていたとかそういうのではなさそうですね。これには元パートナーのウルフマンも感涙ですわ。そんで,今度はソルジャーが「よくやったぞブロッケン」と言ってリングインして今週はおしまい。色々思ったことはあるんだけど,ソルジャーがブロッケンに対して甘いのではないかというの。確か,マンモスマンのビックタスクに苦戦するバッファローマンからのタッチは「全力で戦っていない超人からのタッチは拒否する」とか言ってましたよね。なのに,今回は「ブロッケン代われ! ここはオレが対処する」なんですよ。これはブロッケンを低く評価していたのか,アリステラたちを高く評価しすぎていたのか…。ハッキリ言ってしまうと,ブロッケンが握力でアンセンション・ギムレットを破っちゃったことでアリステラたちの株は下がったのではないかという思いはある。だって,ブロッケンは握力勝負をサイコマンに挑んで惨敗しているんだよね。単純な比較はできないものの,アリステラたちはサイコマンには劣るんだろうな。いや,サイコマンの強さは始祖編でもトップクラスだったんだからそこは仕方ないのかもしれない。あと,それから最後にリングインしたソルジャーの体が光り輝いているんだけど,初見で僕はこれをフェイスフラッシュだと思った。(294話,21頁目)でも,2ちゃんやTwitterの感想を見る限り,火事場のクソ力という意見が圧倒的多数だった。確かに,よく見ると輝いているのは顔というより,全身なんだけど,アゴでアリステラのラリアットを受け止めている関係上,マスクがめくれているように勘違いしたんだよね…。脱線ついでに,フェイスフラッシュってどうなったんだろうか。チートじみた威力があるから,もっと使えばいいような気もするが,鍛え上げた肉体と肉体のぶつかり合いテーマにするキン肉マンという作品からすると,ちょっと違うのかもね。
2019.09.02
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日曜は500キロ移動して東京博物館で三国志展に行ったりとか色々あったけれど,今週もキン肉マンの感想を書いていく。さて,先週はソルジャーがツープラトンを食らったところで終わった。KOはまだまだないだろう,と思うが,ソルジャーはかなりの大ダメージを受けた。そのため,ブロッケンが選手交代して立ち向かうのだ。それに対し,アリステラたちが「グロリアス・ツープラトン№2 アンセンションギムレット」を繰り出したところで今週は終わり。色々あるが,2点ほど思ったことを書いていく。1つは,ツープラトン技の件。アンセンションギムレットって,過去のタッグ編でスクリューキッドとケンダマンの乱入コンビがブロッケンをKOした「地獄のねじ回し」にそっくりなんだよね。今回のオメガケンタウリの六鎗客って,別に完璧超人に属しているわけではないからスクリューキッドたちとは特に何かの関係性が示唆されているということはないと思う。だが,「アンセンションギムレット」と「地獄のねじ回し」の形が似ているのは気になる。ただ,いまのキン肉マンの傾向として,過去にある超人AをKOしたとか,苦しめた技を繰り出すと,修行によって克服していたというケースが多い。たぶん,ブロッケンは「待っていたぜ,この技を!」みたいな感じで破るんじゃないかな。というか,素人考えだけど,この技ってちょっと左右にズレれば相手が自爆することになるんじゃないですかね。2つは,ソルジャーの強さの件。ソルジャーは圧倒的に強いのかと思いきや,前回の肉のカーテン破りもそうだけど,そうでもないと。これが,悪魔将軍ならば圧倒的な強さに対する信頼感があったんだけど,ソルジャーには見ていてそこまでじゃない。よくよく考えてみれば,作中でソルジャーはシングルマッチで1度も勝っていないわけだ。フェニックス戦については,ある意味で主役のキン肉マンの対戦相手であるフェニックスを引き立てるため,「勝ってはいけない試合」だったから仕方ないにせよ。それも込みで考えたとして,ソルジャーはこの試合に勝てるのか?前回のシリーズは悪魔将軍がラスボスであるザ・マンを倒して終わった。僕としてはこの展開に少々の不満を持っていて,やはりラスボスはキン肉マンに倒してほしかった。今回のシリーズは,ラスボス級の敵キャラはまだ背後に控えているような気配なんだけど,展開的にはソルジャーがそのラスボスと戦うのではなく,やはりキン肉マンが戦ってほしい。
2019.08.26
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お盆だから更新してないだろうと考えていたキン肉マンだけど,普通に8月11日も更新していた。正直,お盆の方が普段より日記を書く時間がないまであるが,とりあえず感想を書いていく。 前回までのおさらいだが,ソルジャーことアタル兄とアリステラが一進一退の攻防を繰り返す中,アリステラの爪をアタル兄さんが肉のカーテンを駆使して防御したところまで。 さて,今週だけどアリステラがアタル兄さんをオメガハンド平手打ちをしまくるのだ。 僕は思った。鉄壁の肉のカーテンは破られまいと。ところが,オメガ8600万パワーを駆使して,ついに肉のカーテンが破られてしまった。 これは結構ショックだ。マンモスマンの攻撃を完璧に防御したソルジャーの肉のカーテンがアリステラに通用しないなんて…。 肉のカーテンを使っている状態では,もちろん使い手の方は防御に回っているため,攻撃ができない。そういう弱点というか,制約を持った肉のカーテンだから,せめて攻撃に転じるスキを突かれるとかではなく,普通に力で破られるとは。 そうはいっても,そこで劣勢になるわけではなく,ソルジャーの方は「肉の制圧(サプレッション)」,「肉の豪雨(ダウンボア)」といったキン肉王家の技で攻める。 そんな感じの展開になっている。 (292話13ページ目。見せてやろう、王者レスリングを!) よく考えたら,キン肉王家の技って,せいぜい3大奥義と肉のカーテンくらいしか出ていないんだよね。キン肉マンがよく使っている「48の殺人技」なんかはカメハメ直伝で,キン肉王家とは関係ないんだし,そもそもキン肉マンは幼児期に捨てられていて,そんなの学ぶ時間はなかっただろう。 ここぞとばかりにアタル兄さんが,そういう技を見せてくれるのかもしれない。ただ,そうすると万太郎が全くキン肉王家の技を見せなかったことの説明が…。都合の悪いことは忘れよ!
2019.08.14
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先週は休載だったので、キン肉マン291話、「総大将、出陣!!の巻」の感想を書いていく。 先週までは、ブロッケン対マリキータマンの前座というか、軽い顔見せ的な試合をやってた。力が入りすぎて空回りしてたブロッケンだが、ソルジャーのビンタを食らって平常心を取り戻し、ツープラトンでマリキータマンに一撃を入れたところまで。 今週からはいよいよソルジャーの戦いが始まる。 いったん、ブロッケンとマリキータマンは交代して、ソルジャー対アリステラが始まる。 試合内容としては、一進一退というべきか。力比べは互角だったところ、ソルジャーがアリステラをスープレックスで投げ飛ばせば、アリステラは背中のオメガハンドを繰り出してくる。 そこに、ソルジャーがまるで貝が殻を閉じたような固い肉のカーテンで耐え切って見せて今週はおしまい。 冷静に考えると、パンチを防げるのは分かるんだけど、尖った爪が肉を切り裂けないのはおかしい…。いや、肉のカーテンだからね。仕方ないね。 (291話最終ページ。肉のカーテンを披露。まるで貝が空を閉じるかのような、完璧なガードだ) そういえば、ソルジャーって超人は公式試合自体がフェニックス・チームとの6人タッグ1回きりしかない。 その試合内容を見ていても、前半はフェニックス にボロボロになってにやられてて、ブロッケンが死んだあたりで確変でも起きたように強くなり、強豪マンモスマンをあしらったうえ、フェニックス をKO寸前まで追い詰めた、とこんな感じになる。その他、野試合で真ソルジャーチーム5人を倒したり、強盗を冷静で的確な判断力からの格闘で倒してはしてるけど、見せてくれた技としてはナパームストレッチ、肉のカーテン、アタル版マッスルスパーク、業火のクソ力くらい。 今週は変形のパイルドライバーだとか、シャープシューターって関節技とか、これまであまり見せててくれてなかった技を見せてくれてけっこう新鮮だった。 まだ、どちらが優勢というわけでもないので、まだまだ先は分からないと言ったところ。 ソルジャーが肉のカーテンを出してはいるものの、別にこれは追い詰められたというよりも、反撃の起点みたいなものだし、マンモスマンの猛攻すら耐え忍んだのだ。多分、オメガハンドを耐える着ることもできるだろう。 来週からは、ソルジャーの攻勢開始という感じになるのかなぁ。 盆休みかと思いきや、来週も掲載されるというのだからそれを期待。
2019.08.05
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眠すぎて0時まで起きていられなかったが、キン肉マンの感想など書いていく。 前回は力を入れすぎて空回りしていたブロッケンJr.にソルジャーが張り手で闘魂注入をしたところまで。 この張り手の威力は大きかったようで、一気にブロッケンは立ち直りを見せた。 …と思いきや、マリキータマンのミミックニードルで肉体的に、ロールシャッハ・ドットで精神的に揺さぶりを掛けてくるので、すぐに劣勢になってしまう。 それにしても、ミミックニードルってエグくないですかね…? (1回目のミミックニードル。超痛そう。12/22) 要するにトゲ付きの背中でのボディチェックなんだけど、これは見た目にも痛そう。完璧超人は凶器を使うのは禁止されているはずなんだけど、背中のトゲは自分の体だからセーフってところかな。 話は逸れるけど、ネプチューンマンなんかもダブルレッグスープレックスに入るとき、ベストについてるトゲで相手を串刺しにして固定してて、子ども心に「それって反則じゃね?」と思ったものだ。 (※この部分について、「マリキータマンは完璧超人じゃないですよ」の指摘もらいました。なんとなく完璧超人だと思い込んでたけど、そういえば六鎗客って所属はどうなってるんだろ) そして、ミミックニードルなんだけど、今週は3回繰り出していたけど、その3回とも相手をロープに振って、跳ね返って来たのに対して繰り出す形を取っていた。 なので、2度までは受けしまったブロッケンだが、3回目にはソルジャーがロープのしなりを固定して殺し、跳ね返らないようにして阻止、ツープラトンで迎撃、という流れで今週は終わり。 これはマリキータマンさん、技を見せすぎたね。聖闘士に同じ攻撃は2度通じないとされているけど、ブロッケンでもわずか1週のうちに3回連続はさすがに見破る。 冷静に考えると、別にミミックニードルはロープで跳ね返って来なくても撃てそうなんだけど、これはプロレスだからね。そういうところは大事にしたいという心の表れだろうか。 ところで、プロレスはよく知らないのだけど、ロープに振られると、ダッシュで跳ね返って来てラリアットや膝蹴りを喰らわなきゃいけない、とルールで決まっているのかな。その方が盛り上がるんだろうけどさ。 あと気になるのが、マリキータマンがブロッケンとソルジャーの関係を「上下関係」だと述べている(5/22)。 実際そうなんだろうけど、旧作みたいに真・友情パワーとかじゃないんかなと。大人の汚れきった上下関係の世界で生きていると、キン肉マンの友情パワーの世界を見たい、という気持ちは大きいのだ。
2019.07.22
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今週のキン肉マン289話、「栄光と弾丸の開戦!」を読んだ。感想を書いていく。 先週、ついにソルジャー・ブロッケンのフルメタルジャケッツは因縁の関が原のリングにやってきた。 見れば見るほど、この空中リングは半壊してて恐いな…。そんな空中リングにどうやって登るのかと思っていたが、ソルジャーたちは普通にジャンプしてリングイン。 あぁ、そんな高くないのね。合体城での試合のときは、高度がどうとか以前に、リングアウトすると谷に落ちて行った記憶がある。 今回はあんま高くないみたいだし、謎の谷もないから落ちても直ちに死ぬことはなさそう。 さて、試合に入る前にアリステラ組もタッグチーム名を「オメガ・グロリアス」にすると発表した。 つまり、「オメガの栄光」というわけか。ここで今回のサブタイトル、「栄光と弾丸の開戦!」をしっかり拾っているわけだな。 (9/22ページより) なんか腕組みしてるアリステラ・マリキータマンのコンビが、「良い子の諸君!」のコラ画像のように見える。 もしやこれは四次元殺法コンビ同様、オメガ・グロリアスもツープラトンで敗れ去ることを表しているのでは…。 そして肝心の試合はまずブロッケンとマリキータマンの対決から。 ガチガチに緊張しているのか調子が出ない、空回りしてる様子のブロッケン。まぁ、無理もないよね。 言うなら、ブロッケンの立場こんな感じか。たとえるなら、ある程度の経験は積んで来ている若手会社員が、課長や部長をすっ飛ばして突如専務から「君と2人で出張することになった。資料まとめといて」と言われたような感じ。うまくいけば抜擢されるだろうが、みたいな感じ。 そんなガチガチのブロッケンを、ソルジャーが見開きでビンタ、闘魂注入して今週は終わり。来週からブロッケンが本領を発揮するか、と言う感じ。 今週、ソルジャーはいっさい戦っていないはずなんだけど、謎の威圧感というか存在感がすごいよ。一方で、ブロッケンもソルジャーに対し、熱い思いを持っているのが伝わってくる。 ブロッケンはこないだサイコマンに負けたばかりという立場だから、なんか新技なり、成長の成果を見せて欲しいな。
2019.07.15
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週のキン肉マン読んだ。感想書いていく。これまでのおさらいだけど、前回はブロッケンが軽く侮辱されたり、決戦のリングが因縁の関が原になった。そして、今週なんだけど、はっきり言ってほとんど動きがない。簡潔にまとめると、キン肉マンとウルフマンからブロッケンJrに対する激励と、関が原までの移動で終わってしまった…。忘れていたけど、ブロッケンJrってウルフマンとタッグコンビを組んだこともあったのだ。乱入コンビに瞬殺されてしまったという、悲しみのタッグだ。そして、運命の五王子のせいでこれも忘れていたけど、今回のオメガ六鎗客編はウルフマン率いる正義の五本槍から始まっている。ここでウルフマンがブロッケンに声をかける、というのはバトンタッチ的な意味もあるかもしれない。ところで、話変わるけど、ウルフマンとブロッケンのモーストデンジャラスは乱入コンビの「地獄のネジ回し」を食らって瀕死の重傷を負ったのだけど、今週の回想画像の通り、ブロッケンが前、その後ろにウルフマンの状態でまとめて串刺しになってる。どう考えても、前にいたブロッケンの方が重傷になるはずなのに、実際は倒れて動かなくなったウルフマンに対し、ブロッケンの方は多少の会話ができていたりして不自然なのである。まあ、ゆでだから気にしないけど。関が原まてまの移動なんだけど、空を飛んで移動したアリステラとマリキータマンに対し、ソルジャーたちは徒歩というか、走って移動というのがちょい地味だな。今回の関が原リングは空中に浮いているわけだし、羽根を持ってるマリキータマンが圧倒的に有利になる。アリステラもどうやら飛べるみたいだし、飛行能力を持っていないっぽいソルジャーとブロッケンはこの瞬間不利である。いや、この関が原リングはフェニックスが用意したリングだ。王位争奪戦では自分のチームが有利になるよう、色々とリングにセコい仕掛けをしまくっていたフェニックスのことだ。多少は何かあるかもしれない。気がつけば、ブロッケンの指名から2週ほど話が進んでいない。次回こそはゴングがなると思いたいが、よく考えたらソルジャーたちはどうやってリングに上がるんですかね…。リングに上がるだけで1週使うとかは嫌だ。早く試合を見たいものだ。
2019.07.01
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キン肉マン2世には欠点も多い漫画だが,よく上げられるのがヒカルドという,関節技を得意とする悪行超人の不遇すぎる扱いである。このヒカルドをという超人は,悪行超人の両親から生まれたのだが色々な事情から正義超人のもとで育てられる。しかし,悪行超人の血を抑えられず,成長して悪行超人になるのだ。このヒカルドの何が悲しいかと言えば,周囲の言われなき差別である。育ての親かつ師匠のキャラを筆頭に,ヒカルドに悪行超人の血が流れているとわかると,皆が徹底的に迫害する方に回る。そのたびに,ヒカルドは繰り返し,「俺は正義超人だ!」と何度も叫ぶのだが,これがひどく悲しい。(キン肉マン2世18巻,70頁より)ブロッケンJrがヘイトスピーチとしか言えないような発言をしている画像を引用したが,ヒカルド戦ではこういった描写が延々と続く。そして,画像を見るとヒカルドの後ろにはネプチューンマン,アシュラマン,キン肉マンスーパーフェニックス等,改心した超人たちが描かれている。まるでネプチューンマンやアシュラマンが悪行超人であると言わんばかりだ。高校生時代の僕は,てっきり主人公の万太郎だけでも,「生まれなんか関係ない。正義の心があれば正義超人さ!」と言ってやり,ブロッケンJrたちが「偏見を持った俺たちが間違っていた…」となるのだと思ったが,そういうことは全くなかった。あまりにもヒカルドがかわいそうな展開に,高校生時代の僕は,混乱したものだ。こういう悪行超人の血をひく者への扱いはヒカルドだけにとどまらない。たとえば,先ほどの画像でも登場したアシュラマンがそうだ。彼もキン肉マン2世の世界において,ヒカルド以上の苦しみを味あわされている。どういうものかといえば,こうだ。アシュラマンは結婚し,妻との間にシバという息子をもうけた。シバはアシュラマンに似てか,格闘技の才能もあったようであるが,どうも血を好む残虐な性格を抑え,小動物や虫を殺したりして快楽を得ていた。これをとがめられ,シバは母を殺してしまう。そのため,アシュラマンはやむなく制裁としてシバを殺害するのだ。これをきっかけに,アシュラマンは正義超人をやめ,悪魔超人に戻るのだ。(キン肉マン2世,28巻115頁)なにゆえ,アシュラマンが「妻が息子に殺され」,「息子を自らの手で殺す」などというほどの苦しみを味あわなきゃならんのか。どちらか1つだけでも耐えられないよ。しかも,息子が母を殺した原因は「悪魔超人であるアシュラマンの血を引いていたから」と示唆されている。もちろん,アシュラマンを万太郎たちと対戦させるため,悪魔超人にしなきゃらならないという事情は理解できる。だが,ほかのやり方があっただろう。たとえば,「グレて悪魔超人となった息子が,試合中の事故で正義超人に殺されてしまう。グレていたとは言え息子への愛情から激怒して悪魔超人に戻る」とか「魔界の王子であるアシュラマンが正義超人となったことで,魔界の政情が不安定となった。やむなくアシュラマンは国民のため悪魔超人に戻る」とかでいいではないか。最後に,タッグ編のラスボスであるサンダーを見ていく。彼もまた,悲惨な出自をしており,父である時間超人がサンダーの母を犯したことによって生まれている。幼いころのサンダーは泣きながら祖母に対しこういうのだ。「ボクは汚らわしい奴の血を半分受け継いで生まれてきたの?」と。(キン肉マン2世究極のタッグ編28巻76頁)なんとも救いがない。「犯罪者の息子は犯罪者だ」と言わんばかりだ。せめて,「俺のように苦しむ子どもを増やしたくない」と更生するなどできなかったのか。キン肉マンという作品の最大の魅力は,キン肉マンと仲間たちの友情パワーであった。そしてキン肉マンの仲間たちはもと残虐超人だったラーメンマンだったり,悪魔超人だったバッファローマンがいて,出自はさほど拘っていなかった。こういったキン肉マン2世における悪行超人の血統については特にヒカルドについては活発な議論がされており,オレ流さんのHPでは「旧作では少年漫画だから性善説だったが,青年漫画だから性悪説にシフトしたのでは?」という説も出されていた。一応,悪行超人から正義超人入りしたキャラとして,チェックメイトやハンゾウがいるので,悪行超人からの更生が絶対できないわけではない。よって,性悪説へのシフトにも,わずかながら反証がある。しかし,親が悪行超人だと基本的にアウトである。スニゲーターの息子であるMAXマンとか,キン骨マンの息子であるボーンコールドなんかも別に正義超人になったわけでもないから,やはり血統が激しく重視されている。逆を言えば,悪の血統を目立たせることで,正義の血統が輝くという面もありうる。その最たる例がキン肉マンの息子であるキン肉万太郎である。もしかすると万太郎が正義の心をもっているという点を,「キン肉マンの息子である」という説明で際立たせようとしたのではないか。もしかすると,初代の連載時は若かったゆでたまご先生も人の親となり,色々と思うところがあったのかもしれない。この辺は今やっているキン肉マン連載を見ながら,今後も考えていきたい。キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 28【電子書籍】[ ゆでたまご ]
2019.06.30
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一度書いてしまうと、惰性で延々と書くことが義務化されるのが怖かった。だが、最近のキン肉マン情勢はそんなことを言っていられる場合でもなくなってきたので、今週のキン肉マン感想書いて行く。キン肉マン 第287話 ブロッケンJr.の血盟!!https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/525762/A002192967/まずはおさらい。アリステラとマリキータマンのコンビに対し、我らがキン肉マンソルジャーはタッグマッチで決着をつけることと相成ったのだ。パートナーになることを名乗り出たキン肉マンに対し、「お前は重傷だから」とソルジャーは断り、ブロッケンをパートナーに選ぶ。ここまでがこれまでのあらすじだ。正直、ブロッケンJrは微妙だと思う。戦績を見ると、シングルマッチでザ・ニンジャみたいな強豪に勝ったりしてるが、そこそこでしかない。むしろ、タッグ戦績を見ると、パラレルワールドかもしれないキン肉マン二世含めて全敗だ。そんなわけだから、アリステラは「改めて聞くが、本当にソイツでいいんだな?」と尋ねる。これはアリステラの、というか読者の疑問でもある。Twitterとか2ちゃんでも、「本当にブロッケンでいいの?」、「 ネプチューンマンの方がいいじゃん」という意見は多かった。これに対し、我らがソルジャーは、「フン、お前らがコイツの何を知っている?少なくともオレの方がお前らより知っている」カッコいいやん!だいたいソルジャーはブロッケンのキャリアから好きな色、好きな食べ物まで把握した上でリクルートしてんだよ。ここまでしてる上司なんてそうそういないんだよ。こうやって、上司というのは人の目の前で部下を褒めてやらないといけないよ。俺だって、まだ弁護士じゃない司法修習中、指導担当弁護士が顧問先に「こっちはウチで司法修習やってるたかし君です。来年弁護士になる人です」とか紹介された時、なんか嬉しかったもん。さて、アリステラは「なるほど、失礼な物言いをしたな。今の発言は詫びよう。」と素直に謝罪をするのだ。なんか、違和感というか、これまでの悪役と違う…。王位争奪戦までの悪役はちゃんとした悪役だった。ここで謝罪をしたりはしない。さらにブロッケンやソルジャーを侮辱し、下等超人と蔑んでてこそ悪行超人と言うべきだ。このアリステラの態度は、どう言うふうに今後の展開に影響するのだろう。なんか今回の六鎗客編は敵役にも色々事情がありそうで、悪役との対決という感じじゃない。敵を倒して、それで問題が解決しそうもないのでどうなることやら、と思ってる。あと、決戦のリングが関が原になった。たぶん、来週でゴング。まずはブロッケンとマリキータマンあたりが様子見でぶつかる、ってとこかな。
2019.06.24
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今週(2019年29号)にキン肉マンの読み切りが少年ジャンプに掲載された。これが大満足だったので、感想書いていきたい。今回の主役はキン肉マンなのだろうが、事実上の主役はロビンマスクだ。僕はロビンマスクという超人が大好きなので、ロビンが出ればそれでいいのだ。ヌイグルミとか、グッズも持ってるしな!さて、あらすじだけど、時系列は王位争奪戦の直後くらい。キン肉星では大王に就任すると、超人レスラーを引退するという伝統があるらしく、我らがキン肉マンも引退をしなくちゃならなくなる。そこで、キン肉マンは引退セレモニーを国立競技場で行うことになるのだ。儀式はつつがなくすすみ、正義超人10人ががテンカウントゴングを叩くことになる。ラーメンマンやテリーマンは不満と寂しさを感じながらゴングを叩くが、問題児がやってくる。ウォーズマンだ。ウォーズマンはベアクローでゴングを突き刺してしまう。言葉にはしないが、ウォーズマンの「キン肉マン、引退しちゃヤダ!」という不器用な気持ちの表れだ。ウォーズマンの蛮行に騒然となる会場だが、ここに師匠のロビンマスクが登場する。てっきり諌めるのかと思いきや、ロビンは「こんなセレモニーなど認められるかー!」とゴングをぶち壊すのだ!そしてロビンは、引退の話なんて知らなかった、なんで事前に説明しないのかと激怒するのだ。しかも、ロビンの仮面はキン肉マンとの初対決で破損した、あの仮面だ。この仮面でセレモニーに来るということは、もうセレモニーをぶち壊す気で会場に来ているということなのだ。(2019年ジャンプ29号349ページより)キン肉マンや運命の五王子を別にすれば、王位争奪戦のMVPはロビンマスクかマンモスマンだろう。どちらも全ての試合に出場、それぞれ勝ち星をあげている。特に、ロビンは五王子のうち、ビックボディを除く全員と対戦した経験があり、マリポーサを討ち取り、マンモスマンと刺し違えている。キン肉マンチームの勲功第一というべきだし、キン肉マンはロビンがいなければ間違いなく王位に就けなかっただろう。だから、ロビンにはブチ切れる資格はある。そして、キン肉マンの引退を許さないロビンとキン肉マンがリングの上で激突するのだ。序盤はタワーブリッジ、キン肉バスターという技と技のぶつかり合い。そして、終盤は拳と拳での殴り合いという、力対力の激突になる。そういえば、キン肉マンのアメリカ編でもロビンと対決してるが、このときもベアナックルでの殴り合いになった。なんとなく、そんなことを思い出した。結末は……。まあ、今のシリーズでキン肉マンが普通に試合をしてることから分かるだろう。ロビンの肉体言語を通した説得により、とりあえずキン肉マンの引退は撤回されたのだ。僕はキン肉マンをリアルタイムで読んでいた漫画世代ではなく、王位争奪編からアニメを見始めた世代である。前述した通り、王位争奪編はまさにロビンが最も輝いていた時期である。そりゃ、ファンになるよ。だもんで、僕の一番好きな超人はロビンマスクなのだ。なので、ストーリーがどうとかはあんま関係なく、ロビンが活躍すれば満足という推しメンさえ活躍すればいいという、採点が非常に甘いところは正直言ってある。ちょっとした突っ込見どころといえば、「ロビンと言えばリングの紳士。熱血漢のテリーならともかく、セレモニーをぶち壊すとか、無法なマネをするかな?」というところ。だが、ご安心ください。よく考えたらロビンが紳士的なのは王位争奪編だとか第一回超人オリンピックのときくらい。ヤサグレてアメリカ放浪してたりたか、弟子のウォーズマンに氷の精神を教え込んだり貴公子というか奇行子という一面や、熱い一面もあるから、そこまで不自然ではないかな。ところで、このストーリーどこかで見たことがないかと言えば、実はある。王位争奪編のあと、キン肉ハウス撤去に反対して立てこもってた正義超人全員とキン肉マンがスパーリングする話だ。図式としては、似たようなところがあるような気はしないでもない。そうは言っても、面白いからまあいいや。あと、ロビンマスクはいつ復活するのだろう…。鳥取砂丘に消えてしまったが、そろそろ復活して欲しいよ。
2019.06.17
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