Tarsha's Trace

Tarsha's Trace

2008.06.22
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類





論文の進みは遅々。計画より遅れている。でもやっと一つ、こんがらがっていたことが解けた。一時帰国中、papa が教えてくれた「図解」の技術が役に立った。


雨は、時々、勢いを増したり落としたりしながら、ずっと降り続いている。

今日、マニラからセブ行きのフェリーが台風で沈没、700人以上が行方不明だそうだ。なんということだろう・・・ 台風のさなか、なんで出航したんだろうか?





今日の夜、フィリピンで働く母校の先輩(ターシャの1歳年上)が、寮に立ち寄られた。ターシャをからかいつつ気遣ってくれる、とても良い先輩だ。緊張せずに心置きなく話せる、数少ない?先輩でもある。

今回、母校からフィリピン・マニラへは、全部で9名の学生が来ている。全島を入れれば、全部で12人。

先輩は、彼らと会い一緒に食事をするため、雨(というか、台風!)の中はるばるやってこられた。私はもちろん、寮のロビーで久々にその先輩と話す程度だったが、そのときに初めて会った学生も数名いた。

正直に言って、見た瞬間、彼らの「雰囲気」にひいた・・・

「危ない」と思った。

なぜ、雰囲気が、こんなにも「ぽーっ」としているんだろう。そして、その異様な「ちゃらけ」はなんだ? その「無防備」なほどの「安心感」は?


彼らの雰囲気に、一種の「だらしなさ」を感じてしまった。


・・・たぶん、いつも仲間と一緒だからだ。

そして、彼らが外国まで来ても、いや、来る前から、様々な準備を経験者に頼ってきたことを、少しは聞いている。

「思うとおりにいかない」という葛藤を、今までどれだけ体験してきたろう?


先輩も彼らの、これまでにない雰囲気に気づいていた。

彼らと別れた後、猛烈に chant した。今までも欠かさずに、全員の健康と安全無事故を祈っていたけれど、彼らに実際に会ってみて、いっそう危機感がつのった。

私にもう少し時間があったら、一人一人と直接関わってあげることができる。特に、女の子にはよく関わってあげたい。けれど今だけは、これまでのようにはいかない。だからその分、真剣な祈りを送る。

彼らが育ってきた「枠」の中ではできない苦労をフィリピンで体験してほしい。そして、たった一つのことをやり遂げること、道を切り開くことが、どれだけ大変なことかも。そうやって一つ一つの重さを味わいながら、「人材」へと成長してほしい。

これが、ターシャの一つの切な思いだ。

さて、寝ましょう。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.06.23 02:19:36
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

tarsha1

tarsha1

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024.12
2024.11
2024.10
2024.09
2024.08

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: