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2003年05月02日
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良い天気が続く。今日も快晴。。

今日は、朝から草刈りで忙しい。田植えの準備も佳境を迎えている。

世間では、ゴールデンウィークなるお休みの時のようだが、、、

百姓には忙しい時期なのだ。

小生も半農半業で、その忙しさにハマっている。。。



草刈りは、午前の部と午後の部に分けて行われる。

草払い機なる文明の利器のおかげで、だいぶ楽にはなったが

それでも、炎天下の作業は、かなり辛いものがある。 夜型人間の小生には、特に堪える。

太陽の光に当たると死んでしまうドラキュラさんの気持ちがちょっと分かるような・・・





お昼から炎天下の午後は、涼しくなる夕方までお休みだ。

長い闘い、ここでへばっても何にもならない。

それでも、一町(約3000坪)の畑の草刈りは、並じゃない。

掛かりっきりでやっても、一週間は掛かる作業だ。

作業中、一番のご馳走は、一杯の水だ。

ジュースや炭酸飲料では無い。なにも入っていない水が一番美味しい。



農業は、雑草と害虫との闘いだ。

良いものを作ろうと思ったら、それだけ手間ヒマが掛かる。

昨今では、無農薬、有機野菜なるブランド化された野菜たちが重宝されている。

ファーストフードに飽きた人達が、今度はスローフードはいかが?ってなもんで

画一的なスーパーの野菜より、手間の掛かった野菜を選ぶ時代が、やっと来た。



そこのとこを良く分かってない人が多いように感じる。

良いモノは高い。

当然の事だが、、、

運悪く、デフレ状態の日本では、良いものでも安くないといけない!というような風潮が蔓延している。

百姓は一所懸命に野菜やお米を作ってる。



小生の村(町)でも、百姓をやってんのは、リタイア寸前のおじいちゃんとかおばあちゃんばかりだ。

若い人は、ほとんど街に出てしまっている。

当然、食っていけないから、そうなってるだけで、出て行く若者に文句を言うつもりはない。

お金という価値判断だけでは、到底農業なんて出来やしない。

仕事には、報酬という喜びがある。

農業にも、別の意味での喜びがある。



街に住む人達は、田舎に来て、美味しい空気、きれいな水、美しい風景で癒される事だろう。

それは、日常に無いものがそこにあるからだ。

百姓は、その田舎の風景や環境を守る守人だ。

田園風景、美しい山並み、きれいな水、どれも放っておけば朽ちていくものだ。

草刈りは、景観を良くするためだけにするものではない。

害虫の繁殖を抑制するために行われるものだ。

それが、知らず知らずのうちに景観も良くしてくれているだけの事だ。

そこには、百姓の苦悩と辛い闘いの歴史がある。



「食べ物を作る」というのは、偉大な事だと小生は思う。

人は食べなければ死んでしまう。生き物であれば皆そうだ。

原始時代の頃であれば、自然のお恵みだけで、良かったのかもしれない。

食べ物は、人が作らないと不足してしまう。

食べ物を作れるのは、人間だけだ。

育てるという行為は、他の動物では出来ない事だ。

でも、人間が偉いのでは無い、それは課せられた使命のようなものに違いない。

人は、他の生き物の命を食さなければ、自分の命を保つ事は出来ない。罪深き生き物だ。

ベジタリアンだって一緒の事。植物だって生きてる。

食べる時に、手を合わせて「いただきます」と言う。

それは、「命を頂かせてもらいます」という事だ。



百姓は、食べ物を作る大変さをよく知っている。

簡単、便利なファーストフードから、スローフードへ・・・・・・

自然、そうなって当たり前のような気もする。自然回帰ってヤツか。。。

だが、その道は、険しい。

百姓だけではなく、一般のサラリーマンにも辛く苦しい時代だ。

良いものを正当評価できる環境(時代)では無い。

農業大国日本も、今では輸入に頼っている。

デッカイ事をやりたい訳じゃない。

ただ、、、

こんな混沌とした時代だからこそ、原点に帰る時じゃないかと思う。

田舎に求められる、癒しや非日常の穏やかな風景。

食べる事から逃れられない生き物。それが人間。

それを守り、作る事。

それが、誇りとなって、やがて喜びとなる。

そんな百姓に、若い人達も喜びを見出してくれればと切に願うばかりだ。






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最終更新日  2003年05月03日 00時48分42秒
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