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2024年02月10日
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カテゴリ: クラシック音楽



ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「クラップフェンの森で」
ショスタコーヴィチ:ステージ・オーケストラのための組曲より
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調 作品113 「バビ・ヤール」

新大阪駅について551で昼食にしようと思っていたが、ずいぶん行列ができていて時間が危ういと思って諦めた。大阪の演奏会に足繁く通うようになってから、551とはいえイートインでここまで並んでいるのはなかったので、人の流れがいよいよ戻ってきたのだろうと実感した。

そして昼食計画が頓挫し、昼食難民となった。あちこちふらふらしたが、どこもしっくり来ず。今日の会場であるフェスティバルホールが入っている建物に何かあるかなと思って向かうことにした。思惑通り食堂街があってその中のお店で昼食を取ることにした。

入店して注文を済ませ、何か聞き覚えのあるような声がしたのでカウンターの向こうに目をやると、驚きを禁じ得なかった。なんと井上道義マエストロがお連れの方と話をしていたのだ…!僕はあなたのつくる音楽を聴きたくて方々飛び回っているんですよ!!!と言葉にしたい気持ちを抑えて、ただマエストロに気づかれないように平静を装って、たまにチラチラ見やる程度であった。こういう時に何も気にせず平気で声をかけられる性格だったら楽しいだろうなー。それにしても昼食難民になってみるもんだ。

さてさて、そんなわけで演奏会前から静かに興奮するできごとがあったわけだが、演奏会もこれまた心を揺さぶられる素晴らしいものであった。元は「パヴロフスクの森で」というタイトルだったかわいらしい前プロ。「ジャズ組曲第2番」とも呼ばれるどこまでもポップなショスタコーヴィチの中プロ。それに対比して重苦しい音楽が多くを占める「バビ・ヤール」。

このロシア語歌唱付きの「バビ・ヤール」。第2次対戦中にドイツ軍がユダヤ人を虐殺した場所であるウクライナの峡谷。「バビ・ヤール」について書かれているのは第1楽章だけではあるが、その名を冠した交響曲。聴かないわけにはいくまい。



このロシア語で理解しにくいうえに60分もある交響曲を聴くために(まあ英語でもドイツ語でもイタリア語でもわからないのだが)、自分なりに念入りに予習はしたつもり。この曲を理解するにあたっては、 ここのサイト が大いに手を差し伸べてくれた。もちろんすべてを理解できたとは到底思わないが、曲の時間など丁寧なガイドが書かれてあるので非常にありがたかった。

そして今日は、会場に日本語訳の字幕も同時に表示されるのが大変素晴らしい心づかいであった。短文で一目で捉えられる表示であり、音楽を聴くことへの注意も阻害されず、どちらにも没入できた。また、大フィルの演奏もさることながら、男声合唱団オルフェイ・ドレンガーの歌唱、そしてソリストのアレクセイ・ティホミーロフの演奏会形式のオペラのような身振り手振りを交えた独唱の迫力がすごいものであった。もちろんそれを引き出すマエストロも。

最終楽章が消え入るように終わると聴衆は熱狂し、マエストロも大いに満足する演奏だったのか、腕に抱えた大きな花束を客席にばらまくほどであった。カーテンコールは15分ほども続き、その熱狂ぶりに独唱のアレクセイ・ティホミーロフは最後に涙を流していたそうだ。

ショスタコーヴィチと井上道義マエストロを求めて、狙って遠征してきた演奏会であるが、その期待を遥かに超えてくる演奏に出会えるのがミッキーのミッキーたる所以だなー。今日の演奏はきっと心に長く刻まれることだろう。





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Last updated  2024年05月05日 20時21分02秒
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