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2003年08月23日
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アイデア商品の広告に「美脚矯正ベルト」なるものが出ていて、さっそく買ってみた。私はO脚。立つと膝と膝の間が8cmぐらい離れてしまう。
育児休暇中で家にいることが多いせいか、足に緊張感がなく、前よりもO脚が進んでしまったような気がしていた。
気がつくと足を開いて座っていたり、ちょっとまずい、と感じていたところで見つけた広告だったので、すぐに飛びついたのだ。
しばらくはめてとってみると、足の内側のかかとに近い側と、膝の内側当たりの筋肉に疲れを感じる。
何となく、「矯正されている」感じだ。これをしばらく続ければ、ぴったりくっついた美しい足になれるだろうか。。。
これの難点は、装着しているときはすぐに動けないこと。ふたりのちびっこのママには、ちょっと危ない。上の子が下の子にちょっかいを出している、下の子が室内ジャングルジムの一番上まで乗ってしまって落ちそうになっている、などなど、目が離せず、すぐに飛んでいかなければならない事態がたくさんあるから。
ゆっくり座っている時間なんて、子育て中はそうそうないものね。
でも、子育て中だって、「ママ」である前に「女」であるのだから、やっぱり美しくいたい。

「美しい」というと、女優。私の好きな女優は、グレース・ケリー、ヴィヴィアン・リー、マリリン・モンロー。本当に彼女らは美しい。

サンドラ・ブロックはそんなに好きではないのだけれど、ついつい彼女の出ている作品は見てしまう。元気が出る作品が多いからかな。

さて、マリリン・モンローのまだ無名時代に出ていた作品「アスファルト・ジャングル」を見た。彼女は悪徳弁護士の愛人役で出てくるのだが、出番が少ないけれど、強烈な存在感と印象を残している。とにかく愛くるしくて、最初に登場するシーンがソファーに横たわって眠ってしまっているところなのだが、守ってあげたい、と思ってしまうかわいらしさなのだ。
つなぎの服を着ているのだけど、スタイルは抜群。ああ、彼女の足に、「美脚矯正ベルト」で一歩でも近づきたい!

「アスファルト・ジャングル」は、ジョン・ヒューストン監督の傑作として名高い。昔は毎年「ぴあシネマクラブ」というぴあが出版しているムックを買っていたのだけれど、いつも4つ星評価で4つ星だった。
出獄したての男がノミ屋や悪徳弁護士、故郷の農場を買い戻したい男や家族持ちの金庫破りなどとともに、宝石店強盗を企てる、というストーリーだが、それぞれの人物描写がしっかりしていて、それぞれに感情移入してしまうのだ。最近の映画で銀行強盗なんて言うと、ハイテクを駆使していかに突破するか、というのが見せ所だったりするけれど、この映画は1950年の作品。赤外線が張られてあったりはするけれど、「エントラップメント」のように何本も張り巡らされているのを新体操のようにくぐり抜ける(あのキャサリン・ゼタ・ジョーンズはセクシーだった!)なんてことはせず、かがんですっと抜けるくらい。それでもはらはらするし、つい犯人たちを応援してしまう。なぜ犯罪映画って、犯人を応援してしまうのだろう。どんなに悪い経営者が経営していたとしても、やっぱりモノを盗んだりすることは悪いことだ。保険会社が破綻したり、強盗に入られた会社の防災責任者が首にされたり、必ず被害者がいるはずだ。
この映画では、犯罪が行なわれたあと、犯人たちが逃げる間に、さっと警察のシーンが入る。ノミ屋と癒着している悪徳警官について、警察長官に記者たちが詰め寄るのだが、「そう言う警官もいるがそれは一握りだ」といって、警察の無線を次々に記者たちに聞かせる。
「これらの助けを求める声に、誰も答えなかったらどうなるのか」といって、無線を切る。「このように静寂だけだったら。そうしたら町はだめになってしまう」というようなことをいう。「必ず犯人は逮捕する。最後の一人だ。こいつが一番手強い。が、絶対に逃しはしない」と。
この最後の一人というのは、父が死に、牧場を手放さなければならなくなり、必ずいつか買い戻してみせると心に誓っている男。見ている私たちは、何とか帰らせてやりたい、と感情移入してしまっているときにこの警察のシーンが入り、はっとさせられたのだ。
「犯罪は悪である」というメッセージを届けたくて、ジョン・ヒューストンはこの映画を作ったのではないと思うが、今犯罪を計画している人々に、ぜひ見てほしいと思った。「犯罪は、誤った形の努力の結晶」と確かこの映画で言っていたと思うが、その通りだと思う。そんなことに努力をするのなら、もっと他のことで努力をすれば、必ず道は開けるはずだ。
自分の会社が倒産しそうである、どうしても借金が返せなくなってしまった、などなど、犯罪を計画する理由はたくさんあるだろう。
でも、もっとほかにとるべき道は必ずあるはずだ。見栄や恥を捨てれば道が開けるはず。ぜひそうしてほしい。ひとつでもこの世の中から、悲しい事件が減ってくれればいい。





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最終更新日  2003年08月25日 10時50分53秒
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