のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/06/07
XML
カテゴリ: 国内旅行





海の匂いが風に混じって流れてきました。
朝の 2時30分に起きていた疲れがピークで、
デッキに立つ元気はもう残っていませんでした。

船着き場の桟橋には観光客がすでに並んでいて、
午後の光が海にきらきら反射していました。





船に乗り込むと、
冷房の効いた船室は少しひんやりしていて、
その涼しさが疲れた身体にちょうどよかったです。

窓越しに何枚も写真を撮ったけど、
いま見返すと「これだ」と思えるものはほとんどなくて。

そんな中で、漁船がすれ違った瞬間の一枚だけが、
なぜか心に残っていました。

観光の景色とは違う、
松島の海で生きている人の姿が写っていて、
その一瞬だけは、
船室の静けさの中で時間が止まったように感じました。





船を降りて桟橋を歩いていると、
横に五大堂が見えて、
海に浮かぶようなその姿が
午後の光の中で静かに佇んでいました。





最初に訪れるのは瑞巌寺です。





総門をくぐって数歩進むと、
木々の間にひっそりと座る仏さまが見えてきました。
やわらかい表情で、
訪れる人をそっと迎えてくれるような佇まいです。





その向かい側には、
苔むした石灯籠が静かに立っていました。
長い時間をここで見守ってきたような、
落ち着いた存在感がありました。






石灯籠の横を抜けると、
まっすぐに伸びる参道が続いていました。
木陰が心地よくて、
歩くだけで瑞巌寺の静けさに包まれていくようでした。





参道を進むと、左手に宝心窟が現れます。
岩をくり抜いた小さな空間の中に供養塔が並び、
瑞巌寺の長い歴史を静かに語っていました。

観光地のざわめきから一歩離れたような、
しんとした空気が流れていました。





宝心窟を過ぎて本堂の横へ進むと、
落ち着いた佇まいの庫裏が見えてきました。

白壁と木の柱が並び、
瑞巌寺の中でも特に呼吸が深くなる場所のように感じました。





内部は撮影禁止で、
静かに歩くだけで木の香りが漂い、
瑞巌寺の静けさがさらに深まっていくようでした。


庭の撮影はできましたので撮ってきました。








帰り道、参道の反対側に広がる洞窟遺跡群に立ち寄りました。

苔むした岩肌に祠や石塔が寄り添うように並び、
瑞巌寺の時間の深さを感じる場所。

風の音がやさしく聞こえるだけで、
人の気配がすっと薄くなるような静けさでした。








洞窟遺跡群を離れて本堂の前へ歩いていくと、
木々の間から差し込む午後の光が、
境内の空気をやわらかく照らしていました。

人の声もほとんど聞こえず、
ただ風だけがゆっくりと通り抜けていく。
瑞巌寺の中心に近づくほど、
時間が静かに流れていくようでした。

本堂の前を離れて帰り道へ向かうと、
ふと頭上の木の枝に、
淡い色の花がそっと咲いているのが見えました。





石斛(せっこく)。
中門手前の右の杉に着生している日本蘭の一種です。
かつては松島湾の島々に自生していましたが、
乱獲により絶滅の危機に瀕したため、
現在は増殖も行われているそうです。

大きな木の幹に寄り添うように咲くその花は、
静かな境内の空気の中で
ひときわやさしい色をしていました。

旅の終わりに、
こんな小さな花に出会えるなんて。
瑞巌寺の静けさが、
最後にそっと手を振ってくれたような気がしました。


瑞巌寺ってどんなお寺?
創建は平安時代の828年と伝えられています。
現在の壮大な寺院は、仙台藩祖の伊達政宗が1609年に完成させました。
禅宗の一つである臨済宗妙心寺派のお寺です。

政宗公は戦乱の世を生き抜いた武将でしたが、
平和な世を築く象徴として瑞巌寺を大切にしました。
そのため、建物には武家文化と禅の美しさが見事に調和しています。

本堂は国宝に指定されています。
現在の本堂は政宗公が建立したもので、
桃山文化を代表する豪華な建築です。


続く・・


FC2・・はこちらから








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026/06/07 04:13:22 PM
コメント(13) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: