のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/06/30
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高台からゆっくりと階段を下っていくと、
森の影が深くなり、風の音が変わっていきました。

その途中で、
木々の間から姿を見せたのが
さざえ堂(旧正宗寺・円通三匝堂)。





三層の塔のような、不思議な木造建築。
どこか時代を超えて立っているような佇まいでした。





1796年(寛政8年)建立。
内部は二重螺旋構造になっていて、
上りと下りが交わらないまま一周できる珍しい建築。

かつては西国三十三観音の札所が並び、
ここを一周するだけで巡礼ができたといいます。

龍の彫刻、しめ縄、木の香り・・
寺と神社の空気が混ざり合う入口。





急な階段を上ると、
壁や梁にびっしり貼られた千社札。





上へ進むほど、
天井の千社札がさらに密になり、
文字の海の中を歩いているようでした。





上層では、
小さな窓から光が差し込み、
木の床に柔らかな模様を落としていました。





下りの螺旋へ進むと、
上りとは別の通路を歩く不思議さがありました。





出口へ向かう最後の階段を降りると、
空気が変わり、
小さな祈りの空間が現れました。





静かに座る仏像と賽銭箱。
木の香りと薄暗い光が重なり、
時間の流れがゆっくりになっていきました。

さざえ堂の出口を出ると、
木の香りがふっと薄くなり、
森の風が頬を撫でていきました。

二重螺旋の不思議な世界から、
再び現実の森へ戻ってくるような感覚。

そこからは、
飯盛山の斜面をゆっくりと下りながら、
静かな祈りの場所がいくつも続いていました。

森の中を少し下ると、
ぽつんと小さな覆屋が現れました。







苔むした石を守るように屋根がかかり、
長い年月を静かに過ごしてきた気配が漂っています。

この覆屋が、
この先に続く祈りの道の入口のように感じられました。

覆屋を過ぎると、
白虎清水観音の由来が刻まれた石碑が立っていました。





白虎隊士の霊を慰めるために掘られた泉から
清らかな水が湧き出たこと。
その水を「白虎清水」と名付けたこと。

森の静けさの中で読む由来は、
どこか胸にしみるものがありました。

由来碑のすぐそばに、
黒い扉の小さな祠が佇んでいました。





しめ縄がかかり、
観音様が祀られています。

湧き水と祈りが結びついた、
飯盛山らしい静かな空気が流れていました。

さらに下ると、
森の中に小さな神社が現れました。





その横には由来が書かれた案内板があり、
ここが厳島神社であることを伝えていました。

祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
芸能や財福の神として知られ、
地域では「弁天様」と呼ばれ親しまれています。

森の柔らかな空気が、
この小さな社を包んでいました。





その横には、由来が書かれた案内板。

神社を過ぎると、
水の音が聞こえてきました。





ここは、
猪苗代湖から会津盆地へ水を引くために造られた
全長31kmの用水路の一部。

そして・・
慶応4年(1868)、戊辰戦争のさなか。
白虎隊の少年たちが敗走し、
この洞穴を通って飯盛山へ向かったことが記されています。

歴史の重さが、
森の静けさの中で胸に落ちてきました。

説明板の先へ進むと、
水が静かに流れ込む洞穴の入口が見えてきました。





深い緑に包まれた水路は、
まるで時間が止まっているかのように静かで、
その奥にぽっかりと開いた洞穴が
ゆっくりと呼吸しているように見えました。

白虎隊の少年たちは、
この暗い洞穴を必死に進み、
飯盛山へと向かったのだと思うと、
胸の奥がぎゅっと締めつけられます。

さらに下ると、
赤い鳥居が現れました。





紫の幕がかかった小さな祠が森に寄り添うように建ち、
石灯籠が見守っていました。

飯盛山の祈りの道は、
大きな歴史の碑だけでなく、
こうした小さな祠にも息づいているのだと感じました。

続く


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Last updated  2026/06/30 12:22:45 PM
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