のんびり・ゆっくりダイエット

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2026/07/09
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まだ16時10分。
武家屋敷を見学する時間が少しだけ残っていました。
クマさんにどうする?と聞くと、
行きたいということで、
私たちは武家屋敷へ向かうことにしました。





石段の上に、黒い瓦の門が立っていました。
門の脇の石碑には「会津武家屋敷」と刻まれ、
ここから武家の暮らしの世界が始まるのだと
伝えてくれます。

チケット売り場で
「閉館は17時ですが、時間は大丈夫ですか」と声をかけられました。
時計を見ると16時20分。
夕方の光の中を、少しだけ急ぎ足で歩くことにしました。





茅葺の屋根が大きく弧を描き、
白壁と木の梁が重なっていました。
庭の緑と花の色が、
武家の暮らしの時間を伝えてくれます。





格子模様の白壁が、
夕方の光を受けて影を落としていました。
厚い壁が、家財を守ってきた時代の重さを
声を張らずに伝えてくれます。





庭の一角に、柔道の技を決める瞬間を切り取った銅像がありました。
西郷四郎。
講道館の初期を支え、「山嵐」の技で知られた人物です。

像の背後には、
会津の武芸を支えてきた西郷家の気配を感じました。
剣や槍、柔術を家の柱としてきた家柄で、
屋敷の佇まいに、
少しだけ武の緊張が残っていました。

庭の木々の影が揺れる中で、
動の気配を持つ銅像だけが、
景色を際立たせていました。





白い幕がかかった門をくぐると、
石畳が続いていました。
木の香りと土の匂いが混じり合い、
夕方の風が通り抜けていきます。





もうひとつの門の白幕が揺れ、
武家の格式が伝わってきました。





案内板には、家老屋敷の歴史が記されていました。
家臣の役目や暮らしが紹介されていて、
屋敷の佇まいと重なり、
当時の気配が立ち上がってきました。

西郷家の歴史
西郷家は、会津藩松平家譜代の家臣で、
代々家老職を務めた家柄でした。
千七百石取りの格式ある家で、
屋敷は敷地二千四百坪、建物二百八十坪、
三十八室もの部屋を擁していたと伝えられています。

四脚門や式台玄関、
鬼瓦に付けられた九曜の紋章など、
格式の高い家老屋敷にのみ許された造りが
その家の歴史を語っていました。

その案内板を離れて歩くと、
光が少しやわらかくなる場所に、
式台玄関が見えてきました。





式台玄関は、
身分の高い客を迎えるための特別な入口。
畳の上には控える人物が置かれ、
奥の屏風には金の景色が描かれていました。

入口の札には
「写真撮影可」
「入室はご遠慮願います」
と記されていて、
外から眺めるだけで、
当時の空気を感じることができました。





式台玄関を背にして歩くと、
木の影がゆっくり伸びる先に、
方長屋へ続く門が見えてきました。

門の向こうの砂利道は、
静かに続いていて、
生活の気配が少しだけ漂っていました。





門をくぐると、
白壁と木の梁が並んでいました。
薄い光が壁に寄り添い、
影が重なるところだけが、
かすかに時間の深さを伝えていました。

方長屋は、
家臣たちの暮らしが続いていた場所。
ただそこに息づいているだけで、
当時の日常が立ち上がるようでした。





木の色は少し深く、
長い時間を抱えているようでした。
白壁と梁が重なるだけで、
暮らしの気配が感じられます。

方長屋の静かな外観を離れると、
影の重なりがすこし薄れて、
控えめな入口が現れました。








畳の縁の手前に札が置かれ、
「DO NOT ENTER」と記されています。
中の口玄関は家臣たちが出入りした入口で、
式台玄関とは違う、
日常の気配が残る場所でした。

障子の向こうには、
木と金具で組まれた道具が控えめに置かれ、
昔の役目が思い起こされるようでした。


続く・・


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Last updated  2026/07/09 08:33:33 AM
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