のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/07/24
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カテゴリ: 国内旅行








目的のみさわやさんへ向かいました。
朝の光の中で、建物は静かに佇んでいて、
その前に立つと、旅の時間がまた少し動き出すようでした。







お店のそばには、
小さな石の置物がちょこんと並んでいて、
その姿がどこか愛らしく、
開店前の静かな時間をやわらかくしてくれていました。







暖簾の横には、
小さな機械式の番号札発券機が置かれていて、
ボタンを押すと4番の札が出てきました。

すでに、息子さんとお母さんの二人が
待っていらっしゃいました。
息子さんのお仕事でこちらへ来ることになり、
「せっかくだから一緒に行こう」と誘ってもらったのだそうです。

「ここでお蕎麦を食べたかったから、朝食は食べずに来たんですよ」
と、お母さんが少し嬉しそうに話されていて、
その言葉に、
このお店が旅の中でどれほど楽しみにされているのかが
伝わってきました。

開店前の静かな時間の中で、
同じお店を楽しみにしている人たちと並んで待つことは、
どこか特別で、
その後の一杯がより温かく感じられるようでした。

ちょうどそのとき、
道路を挟んだ向かいにある 「みさわやさんのご自宅」 のほうから、
おばさんがすっと出てこられて、
にこやかに声をかけてくださいました。

「突き立てのお餅ができあがったから、
よかったら買っていってね」

お母さんと顔を見合わせて、
いっしょに道路を渡り、ご自宅のほうへ向かいました。







並べられたお餅は、
手に取るとまだほんのり温かく、
指先に柔らかさが伝わってきました。
その場で食べたくなるくらいのやさしい温度で、
朝の空気に溶け込んでいました。

干し柿も、
暮らしの中の手しごとがそのまま形になったようでした。

お店の開店を待つ時間の中に、
ふっと生活の気配が入り込んでくるようで、
その温かさが、
みさわやさんでの時間をさらに特別なものにしてくれました。





お店に入る前、まず目に入ったメニュー板。
どんなお蕎麦が出てくるのだろうと、
期待がふくらみました。





店内は落ち着いた和の空気が流れていて、
朝の光が障子越しにやわらかく差し込んでいました。

注文を取りに来てくださった店員さんは
海外の方のようで、
この和の雰囲気とのやさしい対比が
どこか新鮮でした。

一杯を二人でシェアしても大丈夫か尋ねると、
「それで大丈夫ですよ」と
とても気持ちよく応じてくださって、
その丁寧な笑顔に思わず私の頬も緩みました。





最初に小鉢が運ばれてきました。
れんこんのしゃきっとした歯ざわりと、
にんじんのやわらかな甘さが混ざっていて、
素朴な味わいが朝の体にすっと馴染みました。





朝はお弁当を食べていたので、
高遠そばは一杯を二人で分けることにしました。

思っていた以上にたっぷりと盛られていて、
「一杯にしてよかったな」と
自然と笑みがこぼれました。

つるりとした喉ごしと、
だしのやさしい香りがふわりと広がり、
本当に美味しいお蕎麦でした。





クマさんのネギ挑戦
名物の長いネギで食べる姿が楽しそうで、
その場の空気が明るくなりました。





クマさんの様子を見て、
私も少しだけ挑戦してみました。

ネギの香りがふわっと広がって、
ひと口目は楽しくて思わず笑ってしまいました。
でも少し食べにくくて、
そのあとは箸でゆっくりいただきました。

朝の光の中で食べるお蕎麦は、
それだけで旅の時間がやわらかくなるようでした。

食べていると、
番号札のところで出会った
息子さんとお母さんが声をかけてくださって、

「美味しいでしょう?」
「ここ、本当にいいお店ですよね」

そのやわらかい笑顔が、
朝の光のようにすっと心に届きました。

ほんの短い会話でしたが、
気持ちのいい出会いだなぁと
しみじみ感じる瞬間でした。

大内宿の静かな朝をあとにして、
次の目的地へ向かいました。


続く


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Last updated  2026/07/24 10:08:36 AM
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