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2005年06月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
いわゆる記録フェチなところがある。

自分自身が読んだ作品を何かの形で記録に残しておかないと気持ちが悪い。
そんなわけでいわゆる図書館は利用しない。
なぜなら読んだ本が残らないから。

古本屋は(う~ん 文筆で糧の一部を得ている者として言いにくいのだが)
使ってます(ちぢこまり)
結構
頻繁に
使って


はい。

どうにか死ぬまでにこれまで読んだ作品の感想を全部書き上げようと思うのだが
なかなかどうして
一番困るのは
書いている間は読むことができない。
ぼくの読書スタイルというのは独特で
常に数冊カバンや車に本が入っていて
1冊読んだら次を買いに行くという形式ではない。

だから読み終わったときには
既に次の本がぼくを手招きしていて
おいでおいでするのだ


むすことむすめとの和気藹々とした時間か
見目麗しき女性とのおしゃべり

次の作品を手にとるともうダメ
感想など書いているのが煩わしく。

いつか

プチリタイアして
思う存分に本を読んでやろうという
小市民的な夢をもっている。

前置きが長くなった。

『鉄塔 武蔵野線』 新潮文庫。(続いたのは偶然)

一部の方々の間にはかなり有名な作品である。
何が有名か。

この作品
文学賞受賞を狙う人たちへ
こういう方法論もあるのだと
画期的な提示をしてくれた作品なのである。

第6回ファンタジーノベル大賞受賞作。

内容は

小学校5年生の少年が
鉄塔に魅せられ
番号がついていることに気がつき
1番まで順にたどって
たどり着いてやろうと

思うだけならともかく
そいつを実行してしまったという
作品である。

ちなみにそれだけの作品。

賛否両論うずまいたことも頷ける。

文体はやや昔の少年少女向け物語風。
語りかけがやさしく
けれど今の子供たちにはまどろっこしいかもしれない。

読みやすいかといえば読みにくい
途中何度も挫折しそうになった。
なんせ
アクシデントは種々あれど
パターンは決まっているし
延々と数字を突きつけられ
そいつが1になるまでは
この手の描写が続くのだと思うと
うんざり

鉄塔の描写も
最初は興味を引くが
あとはもう
勝手にしてくれの世界

それでも最後まで読みとおす。

で発見。

多分意識的にそうしたわけではないのだろうが
完璧に作者と登場人物とシンクロさせられていた。

数字を突きつけられ
あと(鉄塔)何本分読まなければいかんのか はあ
という思いを抱かされたが
これ自体が実は
あと(鉄塔)何本分歩かねばならない という
登場人物(=作者)の思いだったのではなかろうか。

夏休みというものへの
ほろ苦い思い出
そうしたものも
もちろん感じさせつつ。

万人に勧める作品ではないけれど。

ちなみにぼくは国道マニア。
日本中の国道を走って
国道の表示板を写真におさめたいと
小市民的な夢を持っている。

ぼくが走ったことのない国道がある地域からの
講演 授業ライヴのオファーを
心待ちにしている今日この頃なのである。





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最終更新日  2005年06月26日 16時18分50秒
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