タイ万華鏡-2 /  Thai Kaleidoscope-2

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2008/03/27
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カテゴリ: 良きタイ人

 弱肉強食の現代社会に逆流を歩く模範的な老夫婦の事が、今街中の話題となっている。

 タイ東海岸沿いのラヨング県在住ピニッチさん(77)と奥さんスナンさん(65)は、9年前から無名なカウケング・ショップ(御飯とカレー等各種おかず料理専門)を開店した。

 お二人ともはラヨング県出身で、10代後半に結婚した。
 共稼ぎで朝晩一生懸命働いたが、あまり貧しい生活に哀れみ、(ピニッチさんの)従兄弟にチェンマイでの林業会社へ連れて行ってくれた。
 林業のお陰で裕福になった。従兄弟と材木販売会社を創って、バンコクを始め全国の製材工場へ木材を運搬船で運送した。会社所持運搬船は数隻もあった。(一隻は数十万~数千万バーツ)

 幸せな日々は長く続かないお二人の運命は、一転不幸となった。1983年大きな台風に遭遇され、統べての運搬船は全滅した。借金地獄へ陥れた二人は、巨額な借金返済のために統べての労働職をできる限り昼夜問わずに働いた。
 十数年の貧苦を耐えた末、借金返済が終えた同時、子供たちも自立した。

 十数年振りの、些細な幸せが二人へ戻って来た。


 そのある日、お店にやってきた職が失った1人の客が食べた後、「20バーツしかないが、まだ満腹していないし、家族にも食べさせたいけれども。。。。」と、店主のピニッチさんに打ち明けた。

 ピニッチさんは、そこに気付き初めた。どん底な生活の苦い体験が脳裏に蘇られた。
 「どうぞ、満腹まで召し上がれ、御家族の分も好きなだけお持ち帰ってください」と、言ってあげた。

 その日の閉店後、夫婦の話し合いで決意したことは、

 『無職(職が失った)の人には無料で提供し、20バーツのビュッフェ-式で、無制限時間と好きなまで(満腹まで)食べれるお店に』

 カレー各種とおかずを、全部8種類が好きなだけ食べられ、セルフサービス式。常に暖かく温める。御飯もおかずも何回お代わりもできる。生野菜とナムプリックが無料サービス付き。

 もし、閉店時間になっても、完売しない日には、残ったものを袋に入れて、近所や貧乏な家庭へ配って歩く。。。

 物価がどんどん騰がるにも関わらず、現在でも「無料か、20バーツで満腹まで」のお店にがんばっている。黒字ならないが、赤字となる日の方が多い現状!「少しでも幸せを多くの人々へ間配りたい」と仰っている。








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最終更新日  2008/03/28 01:38:39 AM
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