1

目覚めると8:52、1時間38分の睡眠で目覚めました。寝不足感はありますが、外は既に憲法記念日の太陽がギラギラと輝いておりました。着替えて荷物整理をして洗面&歯磨きを済ませ、トイレ大を済ませました。食堂は通過し、荷物を預け、表でスタッフに写真を撮って頂き、津南町・旧三箇小学校(CP19-394.1Km)を9:27に出発。今年の3箇所のRPの合計滞在時間は12時間32分と過去最短、あまり良い事とは思えません。外は晴れて山鳥も彼方此方で鳴いております。ボテボテと重たく坂を下っていると、正面から一人のランナーが上がって来ました。伴走ランナーNHさんでした。安定した走りを見せる強いランナーです。周囲の山々から大量の水を運んで来た信濃川は太い流れとなっており、それらの水は私と共に河口である新潟へ向かって行きます。上り坂はトボトボと歩いて上りました。国道117号に出て、新潟へ向かってひた走ります。新潟まで残り120Km、走りに力が入らず、本来のペースには乗れませんが、何とか最後まで走り切りたいです。本日の中越地方は快晴、24℃/7℃、周囲の風景は明るく、気持ち良いです。清津大橋を渡ります。苗場山の東麓、苗場スキー場周辺の水を集めて来た川です。苗場というと越後湯沢から入って行く印象が強いですが、間には分水嶺があり、越後湯沢側は魚野川であり、此方は越後川口で信濃川と合流します。どちらも信濃川に吸収され、信濃川はどんどん肥えて行きます。この辺りは日本でも有数の豪雪地帯、長い冬を終え、漸く雪が溶け、春が訪れ、通常の暮らしが出来る季節になったといったところですので、雪融け水もたっぷり含んで流れて来ております。さて、本日の予定ですが、このままのペースで走り続けると走っている時間だけで16時間を要し、信号待ち、トイレ休憩、食事休憩、転寝等を考慮すると+1.5~2時間ですので、ゴール到着は明日3時半を過ぎてしまい、自己ワースト記録である昨年の1:40着より遥かに遅れてしまう事が確定しておりますので、残り1/4となった日本横断の旅を楽しむ事に主眼を置きます。妻との長岡小嶋屋殿町本店でのへぎ蕎麦昼食を中止しましたので、何処かでへぎ蕎麦を食べたいです。土市という町にも2軒へぎ蕎麦屋がありましたが、ギリギリ支度中でした。今頃、妻は東京駅に着く頃かと思われます。世間では本日から四連休です。昨年5月3日に妻が新潟に向かって来る際、始発駅なので自由席でも座れる旨を伝えたものの、東京駅にて北陸・上越新幹線ホームにうねる沢山の長蛇の列の何処に並べば良いか判らず、大変な思いをしたようなので、今年は1ヶ月前に10:56発の指定席券(東京→長岡)を購入しておきました。背後から足音が聞こえ、声を掛けられました。早朝(到着時)に同じタイミングでシャワーを浴びておられたSHさんでした。相変わらず良いペースを維持されております。暫くSHさんのペースで走り、程無く十日町の商店街(雁木通り)に入りました(11:17-408Km辺り)。本日5月3日は十日町きものまつりの日、例年は準備・支度中に通過できましたが、本日は祭りの真っ最中に入り込んでしまいました。毎年20歳の十日町市民が着物を着て街を練り歩くのですが、それ以上に色々なパフォーマンスもあり、彼方此方で分散してお披露目しているので、その都度観衆の中を邪魔にならないよう歩いて抜けて行きます。既に祭りに参加されている町の人達は、ビールや酎ハイを美味しそうに飲まれており、私も早く同じ事をしたいですが、あと約16時間の辛抱です。街の中心街を外れた所にイートイン付のセブンイレブン十日町本町店がありましたので、立寄る事にしました。SHさんはそのまま走り去られました。道中1回目のトイレ小を済ませ、ガリガリ君白桃味(129円)とノンアルコールレモン酎ハイ(148円)を食べ飲みしました(11:32)。飯山線の線路を潜り抜け、国道117号を北進します。氷菓&炭酸飲料で身体は冷えましたが、気温がぐんぐん上がって来て、丁度良い感じです。ゴールまで残り100Kmを切りました。完走を確信してはいるものの、全行程の1/5未満とは言え、やはり100Kmは長いです。この辺りで、上越妙高からやって来て飯山線も走る臨時快速列車越乃Shu Kura号とすれ違いました。例年ですと、越後滝谷の辺りですれ違うので、自分自身がかなり遅れている事を改めて認識させられました。凡そ1万円の旅行代金で新潟のお酒飲み放題+昼食付のサービスを受けられるようです。道路脇の芝桜が鮮やかに咲き乱れております。「漸く長い冬が去り、そして春が来た」感をアピールしているかの如く、見事な色調です。暫く行くと、声援を頂くと同時に「持って行って下さい」と飴を頂きました(12:43-417.5Km辺り)。見ると、川の道のパンフレットの縮小版と共に「頑張ってください」と書かれており、中にはハーブミント飴&濃厚ミルク飴が入っており、どちらも美味しく頂きました。沢山用意されておりましたので、これから多くのランナー達に配られる事と思われますが、既にこの辺りでは先頭と最終走者が36時間位広がってしまっておりますため、待たれる方にとっても苦行を強いられます。何はともあれ心より感謝申し上げます。信濃川を高台から眺められる場所にやって来ました(12:55-419Km辺り)。自販機でゼリースパークリンググレープ(160円)を購入、振る事でゲル化したゼリーが中々出て来ず、お陰で時間を掛けてゆっくりと咽喉を潤せました。丁度この頃、長岡小嶋屋殿町本店にて昼食中の妻から、へぎ蕎麦&たれかつ丼定食の写真が送られて来ました。後で訊いたところ、私が居ようが居まいが長岡で途中下車してへぎ蕎麦&たれかつ丼は最初から食べるつもりであったようで、その後、在来線で新潟へ向かったそうです。私も益々へぎ蕎麦を食べたくなりました。小千谷市・魚沼橋南詰(CP20-423.0Km)13:32着(昨年より2時間21分遅い)。旧三箇小を出てから8分/Kmでさえ維持できておりません。やはり身体は正直です。豊富な水を湛えた信濃川を左岸に渡り、更に進みます。GSにてトイレを拝借し、2回目のトイレ小を済ませました(13:38)。長い坂をゆるゆると走って上ります。右遠方には八海山が望めます。あの雪融け水で育てられた美味しいお米から作られた美味しいお酒を明日の夜には飲めるかな等と妄想しながら走ります。妄想するのはタダです。坂の後半は歩いて上り、関越道のインター前を通り抜け、スノーシェッドの中を潜り下りて行きます。信濃川が右に大きく旋回する外側を通ります(14:18-428Km辺り)。新緑の季節、目に入って来る全ての緑色が眩しく感じられます。国道117号は小千谷市内を東へ西へと大きく蛇行しており、遠回りをしながら進みます。陽射しが強く、咽喉が渇きます。山本山大橋西詰手前の「川の道」コース最後の上り坂を越えると、小千谷の高台に入ります。暑さが堪え、身体が塩分を求め始めたので、セブンイレブン小千谷上ノ山店にて3回目のトイレ小を済ませた後、小さな容器に入ったキャベツ浅漬け(216円)、2リットルの水(108円)、キャベツ終了後、今度は海藻野菜ねばねばサラダ(237円)を購入し(15:01)、水をがぶがぶ飲みながら軒先で食べました。ほ塩味が美味しい!!そして冷たい水も身体を元気にさせました(15:21発)。2017年のハーフの部参加時、炎天下を走っていて熱中症になりかけ、数分間仰向けになって寝ていたベンチがある薬局前を通り過ぎます。本日は既に暑さを感じるとは云え、当時のように30℃近い酷暑ではありません。暫く進むと元祖小千谷そば角屋が近付いて来ました。此方もへぎ蕎麦のお店で、しかもいつもお昼時に通過する時はとんでもない順番待ちでしたが、本日は既に16時近い最も飲食店が空いている時間帯、近付いて見ると予想通り順番待ちゼロでした。店前まで行くと、「支度中」という看板が……曜日を問わず人気店なんだから、午後も休まずに営業すれば良いのに、客は何時間待たせても平気とはどれだけ上から目線のお店なのか等と解せない気持ちを溜め込んで元来た道に戻りました。そのまま市街地を突っ切り、道なりにバイパスを進み、三仏生交差点を直進した先に見覚えある一軒家が現れました。コロナ禍前はCPであった小千谷市・三仏生和田邸(438Km辺り)を通過(16:06)。今年も何もございません。地酒苗場山も飲めません。解っていたとはいえ、残念です。。残り76Km。暖かい空気に身体を包まれて走っている内に、徐々に眠気を感じ始めました。小千谷市・越の大橋西詰(CP21-440.6Km)16:24着(昨年より3時間34分遅い)。大河という名に相応しい程成長した信濃川を右岸に渡ります。渡り切った所の妙見堰広場にて少し転寝するつもりでしたが、水をゴクゴク飲んだら眠気も弱まり、4回目のトイレ小を済ませた後、幅広い国道17号バイパスを長岡へ向かって北進します。4番手HSさん(女子先頭)の到着から20分、5番手SHさん(金沢在住)の到着から13分のところまで近付けましたが、この先長岡にてへぎ蕎麦を食べたりしますので、追い付くのは難しいかと思われます。JR上越線と並走しておりますが、途中すれ違った普通列車越後湯沢行は通路まで一杯人が立っておりました。2両編成でしたので、もう1両増やして欲しいです。明後日越後湯沢から乗車する在来線も2両編成だったら嫌だなと思いながら、陽射しを遮るものが全くないバイパスを進みます。空漠とした景色が眠気を誘います。眠気に負けないよう平手で顔を叩きながら走っていると、右側に車が近付いて来て私の名前が呼ばれました。スタッフのYKSさんが助手席から顔を出され、後部座席左側にはMYHさんが乗っておられました。前述の通り、順番に一昨年、昨年のうつくしま、ふくしま。JRで一緒にゴールした仲間です。二三言会話して、「ゴールで待っています。もう転ばないで下さいね」と優しいお言葉を頂き、去って行かれました。途中から県道498号に入ります。GSにてトイレを拝借し、5回目のトイレ小を済ませた後、7年前&昨年、10分程転寝した軒先がタイル張りになっている貸衣装会社を通過しました。勿論、祝日なので閉店しております。眠気は少し薄らぎましたが、身体全体の怠さを感じます。ローソン長岡摂田屋町店にてノンアルコールレモン酎ハイ(147円)を購入(17:44)、歩きながら飲干し、飲み終わったら走り始めました。長岡市街に入り、雁木通りが続くようになりましたが、西日が傾き、暑さから解放されました。そして、5時間前に妻が立寄った、本来なら妻と共に美味しいへぎ蕎麦を食べる予定であった長岡小嶋屋殿町本店に到着しました(18:13)。何人かの順番待ちが居て、名前ボードを見ると5組目でしたので名前を記入、丁度出て来た店員さんに「一人で5組目ですが、10分位で行けそうですか?」と訊いたら、「今からですと20~30分待ちでしょうか……」「えっ!! 今開店したばかりですか?」「いえ、当店は通し営業です」一昨年、妻娘と三人で6組目で12~13分で入店できましたので、10分位で入れると思っておりましたが、取り敢えず待つ事としました。下仁田にて低体温症で一旦途中棄権されたHNさんは復活されたものの、旧三箇小まで来て再び「途中棄権」と表示されており、残念です。12~13分程待ちましたが、客は一人も出て来ませんでした。恐らく昼と夜では店の滞在時間が違うのかと思われます。一人客が食べたらすぐに立去るようなカウンターとか設ければ良いのにと思います。その点、イタリアやスペインが羨ましいです。レストランの入口にバルの立飲み&立食い空間があり、一人客が待たずに入店でき、30分程で、レストランに座って食事する半額以下で軽く腹と咽喉を満たせて帰れる一方で、時間を掛ける客からは高い料理代+サービス料(座席料)を取るという合理的な考えが日本には何故出来ないのでしょうか?何日か前の日記にも書きましたが、やはり日本国中官民共に脳梗塞に陥っており、世界から取り残され、世界最貧国に向かって行っているのかも知れません。これ以上待っていられないので、待っている間に食べログで見つけた長岡ラーメンを食べられるお店に行ってみました。其方も入店待ちであれば小嶋屋に戻ろうかと思います。走って2分も掛からず、らーめんや一生長岡駅前店に到着(18:29)。先客無しでした。長岡の生姜醤油らーめん(750円)を注文しました。待っている間に夜間装備を装着しました。「川の道」最後の夜を迎えました。らーめんは見掛けは極ありふれた物ですが、一口スープを啜ると生姜の風味がじわじわと口内に広がり、一口飲み干すと食道と胃袋が温まる美味しい&不思議な味わいでした。病み付きになりそうな味わいで、これからも毎回これを食べに来たいですが、へぎ蕎麦もリベンジしたいですし、複雑な心境です。6回目のトイレ小を済ませた後に出発(18:54)、辺りは夜の闇に支配されており、肌寒さも感じるようになりました。そして市の中心街、長岡市・大手通交差点(CP22-452.9Km)18:58着(昨年より2時間57分遅い)。一昨年は此処でISさんに追い付かれました。今年はISさんは2番手に居り、2時間前に此処を通過、先程迫っていたHSさん&SHさんも1時間前に通過、だいぶ間隔が広がってしまいました。残り60Km、8分/Kmを維持し、何とか明日3時半頃までにゴールできればと考えております。県道498号を北へ北へと遥か遠いゴールを目指します。例年この道を走っていると必ず眠くなりますが、今年はラーメンで満たされ元気になり、更に生姜力で身体も温まり、速度が上がります。県道を走る事1時間半、国道8号と合流し、中之島見附ICを遠回りしながらアンダーパスし、セブンイレブン中越中之島店に到着(20:31-463Km辺り)。7回目のトイレ小を済ませた後、ラーメンスープを飲み干した所為か咽喉が渇いてしょうがないので、ノンアルコール飲料アサヒドライゼロ泡ジョッキ(184円)を店外で飲みました。開栓すると泡が零れ出て来て、吸い取るのが大変でした。家族連れが下車し、私のすぐ目の前を通過して行きましたが、明らかにお酒を飲んでいるように思われた事でしょう。国道8号左側歩道を上がり、刈谷田川を渡り、ほぼ直線道路となった道を北進します。明るければ、左前方に弥彦山、右前方に磐梯朝日連山が望める筈ですが、今年は暗闇に覆われて何も見えません。自身の体力低下を呪いました。徐々に近付いて来た上越新幹線の線路と交差する手前にあるJAにいがた南蒲農産物直売所ただいまーとの隣にあるセブンイレブン中越栄善久寺店にてトイレを拝借し、8回目のトイレ小を済ませました(21:40-470.5Km辺り)。次の三条市水防学習館を既にMTさん、ISさん、SHさんが通過しており、OKさんとHSさんは未だのようです。これら5人の中では唯一人私より遅く旧三箇小を発ったSHさんが至って元気な感じで、私を含めて3人も抜いて行ったようです。時々上越新幹線が一瞬にして追い抜いて行きますが、あれに乗れば数十分で新潟に着けるのになあ等と思いながら進みます。その後、左側が通行止めとなり、道を渡って右側を走行しないといけない箇所がありました。4年連続この状況で、いつになったら工事が完了するのでしょうか?戻るのが面倒なので、暫くの間幅広い右側の道を走り続けました。気持ちは7分/Kmペースで走っているつもりが、結局此処まで8分/Kmより遅いペースとなっております。再び眠気が襲って来ました。水防館で少し寝て行こうかと思います。三条大橋が視界に入って来ましたので、このまま右側の歩道を進みます。暗闇の中、水防館の手前土手だけがオートキャンパー達で賑わっているのを見ながら、信濃川の左岸に渡りました。渡り切ってすぐに右折、土手の上を150m弱進み、三条市・水防学習館(CP23-476.7Km)22:36着(昨年より3時間16分遅い)。9回目のトイレ小を済ませた後、ASに入りました。色々と美味しそうな食べ物がありましたが、写真に収めておらず、何を食べたのか覚えておりませんが、塩味のある物(胡瓜漬け等?)を中心に色々と頂きました。私の前に5番手で到着した女子ランナーHSさんは少し立寄っただけで元気に出て行った一方、4番手で到着した八王子在住OKさんは2階で寝ているとの事。スタッフと話し込んでいる内にOKさんが下りて来られ、寝てだいぶ楽になった旨を告げられ発って行かれました。代わりに私が寝るつもりでしたが、話している内に元気になり、数分後には発ちました。それでも22分滞在しておりました。土手道から国道8号へ戻り、北へ向かって走ります。先頭を走るMTさんは未だ次のCP大野大橋に着いておりません。この区間に私を入れて6名のランナーが蠢いているようです。ゴールまで残り37Kmとフルマラソンよりも短い距離となりましたが、此処からが本当に長く感じられる区間です。市街地に入りましたが、それでも歩道は真暗闇で照明が必要です。燕三条駅を左に見て、街を外れて閑散とした土手に上り、明るければ磐梯朝日連山を望める景色の良い所なのに、ひたすら暗闇の中を走ります。すぐ前をOKさんが走っているのが見えるのですが、急激に強い眠気が襲って来て、走っていられなくなり、そのまま芝生の土手にバサリと倒れました(23:26)。気が付いたら前照灯を点灯したまま9分間気絶しておりました。一連の私の動作を、誰にも心配されなくて幸いでした。信濃川と中ノ口川に挟まれた狭い土手を貫く国道8号を北進します。歩道も凸凹しており、しっかりと足元を見ていないと転倒してしまいそうです。昨年、一昨年とお世話になったラーメン原宿を通過、勿論閉店しており真っ暗闇です。日が変わり5月4日(土)となり、ファミリーマートの前後どちらか忘れましたが、何処かの建物の軒先で再び転寝し(0:02)、6分間の爆睡後、出発しました。土手の上の曲線の道が終わり、此処からはひたすら北へ向かって長い長い直線が続きます。いつまで経っても辿り着かない直線の先が本当に遠く感じる所です。その前に左側に現れるローソンに立寄ろうと思います。左側に渡り、ローソンを見ながら近付いて行くと、ドサッ!!再び私の身体に太陽系第三惑星が正面衝突して来ました。ほんの僅か0.5cm程度の段差で、ヘッドライト&ペンライトでも暗くて見えませんでした(484Km辺り)。3日前の熊谷BPでは滑り込むように倒れましたが、今回は身体の右側面からズドンと正面衝突し、暫くの間、呼吸困難になる程で、右大腿骨も強打し、前回は流血が目立ちましたが、今回は肋骨にヒビが入ったのではと感じました。ローソン新飯田店に入る前に眠気と痛みを和らげる為、駐車場の一番端で仰向けになって寝ました(0:31-484Km辺り)。7分後に起きてお店に入り、10回目のトイレ小を済ませた後、温珈琲(120円)を購入し、その場で少しずつ飲んでから出発しました。両側の水田からはゲコゲコと蛙の鳴き声が何重にも重なり、響き渡って聞こえて来ます。流石は日本の穀倉地帯です。この広い広い越後平野で育ち収穫されたお米と其れから作られた日本酒と日本海の幸を、早く堪能したいです。真っ暗な中のランですが、初日に感じていた夜に対する恐怖感のようなものは殆ど感じなくなってしまいました。あと4時間もすればこの苦行から解放されるという嬉しさの方が勝っているのかも知れません。暗い歩道をハンドライトで照らしながら路面の凹凸がないか注意しながら走ります。2018年、右足裏に靴底を貫通してガラス片が刺さり、足裏血だらけになりながら走っていた事を思い出しながら、恐る恐る進みます。500Km超の道程をワラーチで走るTYさんやHMさんを心から尊敬してしまいます。一昨年激しい尿意に耐え続けた白根BPを走ります。今年は定期的にトイレを済ませておりますので尿意は無く、エネルギー補給も、水分補給も、塩分補給も十分、蒸暑さも感じず、内臓疲労に因るムカムカ感も無く、足裏にガラス片も刺さっておらず、文句の付けようのないベストコンディションであるのに、眠気だけが容赦なく襲って来ます。交差点で赤信号で脚を止められる度にホッと一安心し、眠れる長椅子は無いか、確認してしまいます。この頃、先頭を走るMTさんがゴールし、2021年以来の二冠を見事達成されました。88時間台という、私の過去ワースト記録(今年は更にワーストですが……)とほぼ同じタイムであり、2021年に77時間で完走できている彼にとっては満足の行かない結果なのかも知れません。今年の天候は、見えないところで多くのランナー達を苦しめたと感じました。急激に強い眠気に襲われ、信号待ちで立ったまま電柱等に凭れて寝てしまいます。ある交差点では信号待ちで寝たものの1分半も寝てしまい、信号2周分も待ってしまいました。其処からも強い眠気で、周囲に人家は無いので、大声を放しながら走ります。時折、寝ては夢を見て、寝言を言い、その声で目が覚めたりと、夢現状態が続きます。「見積書にきちんと記載されてますよね」等という言葉にも起こされました。この頃、ISさんとSHさんが2位同着でゴールされました。二人共素晴らしい走りを数字で見せてくれました。特にSHさんは私より後から旧三箇小を出ておられますので、16時間半という短いタイムで第4区間(約120Km)を走り抜きました。間もなくBPが終わる辺りでしょうか?うつらうつら走っていると、正面に人が現れ、写真を撮られたような感じでした。「頑張って下さい!」「ありがとうございます……」夢現状態でしたので、何も気にせずに走り去り掛けたところ、10m位進んでから「○○さんですよね?」と私の名前を呼ばれたので、脚を止めました。「●●です」苗字を言われたものの、思考停止状態が続いていたので、「●●って誰??」状態になっていたところを察して下さり、今度はフルネームで言われたので、瞬間的に突き刺さって来ました。昨年うつくしま、ふくしま。JR3位、昨年水戸街道JR優勝、昨年10月&12月に打上げ会でご一緒させて戴きました横浜在住のAHさんでした。「AHさん!! なんで此処に??」「最終の上越新幹線でやって来て、静浜亭に行って、(舘山)代表に挨拶して、それからコースを逆走して来て、トップのMTさんから5番手のOKさんまで応援ランして来ました」此処からは私の向かう方向に並走して下さりました。「NMさんにも会ったでしょ?」と言われました。NMさんとは、昨年の「川の道」優勝者であり、現時点で「地球上の人類で最も速い女子ランナー」です。「いえ、会ってませんが……」「あれっ? 今朝、静浜亭を出てからずっと逆走ランやっているみたいで、夕方には長岡に入っていたみたいですよ」「夕方に長岡? じゃあ行き違いになってしまったのでしょうね。30分以上コースアウトしてラーメン屋に入っておりましたから……」勿体ない事をしてしまいました。NMさんから元気を貰いそびれました。「NMさんは全てのランナーの逆走応援ランをされるみたいで、長野辺りまで行くんじゃないでしょうか」「AHさんは何処まで行くつもりなのですか?」「知っているランナーを見掛けたらこのように一緒に走りますから(逆走の逆走)、それ程進めないと思います。(旧)三箇(小)までは行きたいですけど……」AHさんはこの先私が立寄るローソンのある所まで2Km以上並走して下さり、深夜の話し相手となってくれて、眠気は完全に吹き飛び、心より感謝致します。ローソン白根高井団地店にて11回目のトイレ小を済ませた後、今食べ飲みする物ではなく、ゴール後の晩酌用としてポテトチップス(118円×3袋)、ツナコーンサラダ(246円)、擦りおろしオニオンドレシング(28円)、チリ産Dancing Flameカベルネ・ソーヴィニヨン赤ワイン(498円/750ml)を購入し(2:55-497Km辺り)、ポテチ3袋でパンパンになったリュックを背負い、残り17Kmの道を再び走り始めました。ポテチ3袋も多過ぎないかと突っ込まれそうですが、HSさんは此処から僅か6Km半先の大野大橋を10分前に通過、OKさんは未だ其処に辿り着けていない事を考えると、3人で酒盛りになる可能性が高いと判断しました。AHさんの眠気覚ましと、残り17Kmと確認が出来て元気が湧いて来たのですが、それでも直線の向こうがいつまで経っても近付いて来ません。この越後平野が広いネタを何人かの新潟県民にお話ししましたが、皆それを誇りに思われていると同時に、「車で走っていてもあの直線はしんどいです」と添えられます。足下は真っ暗で時々小石を蹴飛ばしながら走ります。ガラス片や釘が落ちていない事を祈るばかりです。転倒して強打した右脇腹と右大腿骨が痛みます。特に右脇腹は背筋を伸ばしたり、深呼吸をしただけで痛みが走ります。長い長い直線が終わり、漸く大野大橋と思わしき緩い勾配が視界に入って来ました。新潟市・大野大橋南詰(CP24-503.6Km)3:43着(昨年より3時間24分遅い)。水防館から27Kmを4時間45分も掛けてしまい、想定外に遅れを取ってしまいました。また、静浜亭(ゴール)に着く頃には、確実に夜が明けている事になります。残り10Km、いよいよゴールが見えて来ました。早く苦行を終わらせたく前進しますが、疲れが全身に覆い被さり、思うようにペースを上げられません。北陸自動車道、上越新幹線を潜り、その先バイパスを潜ったり、土手に上がったり、再び国道を潜ったりと複雑な経路を進み、漸く新潟市街地が見渡せる土手に上がりました。既に薄明るくなっており、夜明け前の新潟の街並みが広がります。2019年までのゴールであったホンマ健康ランド(2020年6月末に廃業)に併設されたラウンドワンスタジアム新潟店が大きな信濃川の対岸に望めます。ゴールの静浜亭は貸切ですので、ホンマ健康ランドより遥かに寛げますが、淋しい思いもあります。静かな土手を進んでいる内に時刻は4時半を回り、早朝散歩やジョギングや犬の散歩に出ている人を時々見掛けるようになりました。信濃川本流が流れて行く水門を右に見ながら、関屋分水路を進んで行きます。ゴールが近付いて来て士気は上がるものの、ペースは上がらず、それでも残りの道程を一歩一歩進みます。多少のアップダウンを繰り返し、そして、新潟市・日本海岸川の道岬(CP25-511.4Km)4:50着(昨年より3時間31分遅い)。今年も自分の脚で日本列島を横断しました。そしてやはり日本はデカイ!!!ハーフも含めて「川の道」8回目の参加で初めて明るい日本海を目にする事が出来ました。OSさんの269番の永久ゼッケンも翳して、日本海を眺めました。2回転倒したものの、走れなくなったりした訳でもなく、交通事故に遭った訳でもなく、道中ずっと見守って下さり、本当にありがとうございました。一刻も早く走る事を終わらせたいので、残り2Km余りのウィニングロードを最大限の力を振り絞って走ります。新潟大堰を渡り始めると、丁度正面からみどりの日の太陽が顔を出して来ました(4:53)。日の出時刻は4:44ですが、建物等に阻まれて漸く今出て来た訳です。日本海関屋浜海岸沿いの地味に長い遊歩道を東進し、時々不安になりつつも、方角的には合っている筈なので、地図を見ずに進みます。ガッサガッサガッサガッサとリュック内のポテチが踊っております。途中、12回目のトイレ小を済ませ、漸く遊歩道から車道に出て左折すると、正面に日本海が広がる手前左側に水色の海の家静浜亭が現れました。私の足音に反応して下さった2、3人のスタッフ達が迎え入れてくれました。越の大橋を渡った所で車を横付けしてくれたYKSさんとMYHさんで、今回は私の行く先&行く先でスタッフとして活躍されておりました。「ゴール!!」新潟市・海の家静浜亭(ゴール-513.7Km)には5:12着。正式なタイムは92時間12分30秒(6位/140人)、勿論自己ワースト記録ですが、今年も全行程を無事完走できました!!!スタッフ達から健闘を称えて頂きました。いえいえ、此方こそ、この4日間殆ど寝ずにランナーに寄り添っての手厚いサポートをして下さり、心底より感謝申し上げます。川の道は、希望の道であり、努力の道であり、感謝の道であります。全行程を走り終え、心底から感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。「さっき新潟市に入った所でまた転んじゃいました」と報告すると、MYHさん「またですか!?」と4月30日以上にビックリされておりました。舘山代表から「肋骨にヒビが入ったの? 大丈夫! 放っておけば治るから」との事でした。大広間には優勝ランナーMTさん&2位ISさん&SHさんが爆睡中、4位で34分前にゴールした女子優勝者横浜在住HSさんは女子部屋で荷物整理中、5位で僅か10分前にゴールした初参加八王子在住OKさんはシャワー中でした。まずはあまり温かくないシャワーを浴び、手腕足脚頭をゆっくりと洗い身体を綺麗にした後、荷物整理をして、OKさんが生ビール&焼そばを注文しましたので、私も焼そば(700円)を注文し、「飲みましょ! 飲みましょ!」と同じテーブルに座って、乾杯しました(5:40)。チリ産赤ワイン、ツナコーンサラダ、ポテチ……、至福の一時です。OKさんは脚を痛めておりましたが、それ以上に強い眠気の方がきつかったとの事です。水防館で睡眠を取ったらだいぶ楽になったそうです。気が付くと缶ビール片手にHSさんが下りて来て輪に加わりました。予定通りの三人で酒盛りしていると、ISさんが起きて来て、自然と宴会の輪に加わりました。酒盛りしていると、何故か自然と人が集まって来ます(当たり前か?)。皆さん、逆走応援ランのNMさんとは長岡市内でお会い出来たそうで羨ましいです。色々とお互いの川の道ストーリーを話している内に、あっという間に1時間半が過ぎ、SHさんも起きて来られたので、外で記念撮影しようという事になり、気が付くと寝ずに過ごしてしまいました(7:14)。
2024.05.03
閲覧総数 1185
2

目覚めると4時半過ぎ、約4時間の睡眠を取ることが出来、すっきりと目覚められました。寝ている間に、UIさんが到着したようで熟睡中、本日の支度をしている間にHKさんが到着しました。食堂に下りて、サラダ×2皿、山菜汁、カレーライスの朝食を摂っていると、HKさんも食堂に入って来られました。HKさんの川の道初フル完走は私と同じ2018年で、確かに永久ゼッケン番号が近いです。お名前を完走記で拝見した旨を伝え、当方も全ての大会の完走記をブログで綴っている旨を伝えると、早速開いて下さり、「もう今日の分書かれているのですか!?」「あっ、それ、アフィリエイトを事前に張り付けているだけです。完走記は3週間ほどお待ち下さい」といったやり取りをして、食堂を出て、玄関へ向かうと、其処には既に休憩が終わった当大会記録保持者のUIさんが靴を履いて出発の準備中でした。恐らく1時間半ぐらいしか寝ていないのでは? 且つ、朝食も摂らずに先へ進まれるところ、流石はレジェンドです。此方は更にもたもたして、表で記念撮影して貰ったりして、UIさんより約7~8分遅れ、津南町・旧三箇小学校(CP19-384.1Km)を5:24に出発。昨夜の天候とは一転、雲は残るものの青空も広がり、初夏の朝陽が降り注ぐ中、一昨日雨の中履いていた靴は古新聞のお陰で乾いたので(昨日の靴は未だ湿っておりました)、自然と士気が高まり、気分も高揚し、力が漲って来るような気がします。晴と雨とでは、気の持ちようが全く異なります。本日は曇時々雨、16℃/9℃、昨日程荒れた天気にはならない事を祈るばかりです。充分な睡眠のお陰で、身体の疲れもリセットされた感じですが、脚がカチカチで走り出すのに大きなエネルギーが必要ですが、幸い下り坂ですので、重力に任せて走り出せました。周囲の山々から沢山の雨水を運んで来た信濃川は激しい流れとなっており、それらの水は私と共に河口である新潟へ向かって行きます。昨夜は気付きませんでしたが、道端に雪が残っておりました。国道117号に出て、新潟へ向かって気持ち良くひた走ります。新潟まで残り120Km、何とか最後まで走り切りたいです。休日の朝の静かな町中を走っていると、家の周りの掃除や畑仕事の人達が目に付きます。この辺りは日本でも有数の豪雪地帯、長い冬を終え、漸く雪が溶けて通常の暮らしが出来る季節になったといったところでしょう。この冬は特に豪雪が酷かったニュースが続きましたため、恐らく生活にも相当支障が出た事でしょう。30分程走ったでしょうか、UIさんの後ろ姿が近付いて来ました。ペースは私より若干遅い位ですが、安定した力強い走りをされております。だいぶ時間が経ってから漸く追い付き、暫く並走しました(392Km辺り)。初日に92Km地点付近でIKさんと別れて以来300Kmぶり、58時間ぶりにコース上でランナーとお会い出来ました。UIさんに睡眠を取らなくても走り続けられるものか訊くと、「まあ所々で休んでますからね。この区間ですと、長岡市内に入ってから行列の出来ているラーメン屋に立寄ったりしています」丁度、話している時に名代生そば由屋の前を通過し、「昔RPが此処土市から入る所にあった頃は、RPから出て来た後、このお店でへぎ蕎麦を食べていました」結構、道中旅を楽しんでいらっしゃるようです。そういう私も本日は家族&ラン仲間のKTさんと共に、長岡小嶋屋殿町本店にて合流して、へぎ蕎麦を食べる予定です。コンビニに立寄るというUIさんから「無事にご家族と合流できると良いですね」というお言葉を頂き、見送られました。家族とKTさんは本日8時に相模原で合流し、其処からKT車で高速を利用して新潟県入りする予定ですが、当初和田邸でお昼頃にお会いしましょうというやり取りで途切れておりましたため、合流場所を修正し、改めて長岡小嶋屋殿町本店に13時到着予定と発信しました。十日町の商店街(雁木通り)に入りました(7:08-398Km辺り)。本日5月3日は元々十日町きものまつりの日でしたが、コロナ禍で延期となり、街は静まり返ってしまった印象を受けます。飯山線の線路を潜り抜け、その先のGSにてトイレを拝借し、国道117号を北進します。残り100Kmを切りました。完走を確信してはいるものの、全行程の1/5未満とは言え、やはり100Kmは長いです。信濃川を高台から眺められる場所にやって来ました(8:30-409Km辺り)。ハーフを走っていた頃は此処からの風景が最高と思っておりましたが、長野県内にて絶景を何度も見てしまいましたので、大きな感動はありません。まずは早く長岡にて家族&KTさんと共にへぎ蕎麦を食べたいです。小千谷市・魚沼橋南詰(CP20-412.9Km)8:59着。豊富な水を湛えた信濃川を眺め、更に進みます。再びGSにてトイレを拝借し、長い坂を走って上ります。右遠方には八海山が望めます。坂を上り切り、関越道のインター前を通り抜け、スノーシェッドの中を潜り下りて行きます。信濃川が右に大きく旋回する外側を通ります(9:46-418Km辺り)。国道117号は小千谷市内を東へ西へと大きく蛇行しており、遠回りをしながら進みます。2年前は此の辺りでは、5月の太陽が降り注いでおりましたが、今年は曇っている中、時折パラパラと雨が落ちて来ます。4年前、炎天下を走って熱中症になりかけ、数分間仰向けになって寝ていたベンチがある薬局前を通り過ぎ、家族&KTさんと会える長岡へ向かって快走します。小さな目標が士気を高めます。そのまま市街地を突っ切り、道なりにバイパスを進み、三仏生交差点を直進した先に見覚えある一軒家が現れました。本来なら、小千谷市・三仏生和田邸(CP21-428Km辺り)を11:00通過。今年は何もございません…… 解っていたとはいえ、残念です。。残り77Km。小千谷市・越の大橋西詰(CP21-430.3Km)11:16着。大河という名に相応しい程成長した信濃川を渡ります。幅広い国道17号を長岡へ向かって北進し、途中から県道498号に入ります。上越線を越乃 Shu*Kura号が走っており、外向きの座席に座り日本酒を飲みながら此方を見て窓外の風景を楽しまれております。家族より12時半頃長岡小嶋屋到着予定の報が入りましたので、「並んで先に入店して下さい」と返信し、更に此方の到着予定を12:50に修正しました。5年前、40分位横になって寝たバス停には、なんとバスを待つ人が3人も居て、もし私が眠くて此処で一休みと思っても、使用する事は不可能でした。4年前、10分程横になって寝た入口がタイル張りになっている貸衣装会社が視界に入ると、また今年も来たよ~といった気分になりました。長岡市街に入り、雁木通りが続くようになり、ペースを上げ、越後長岡小嶋屋殿町本店には12:48着。12:13には到着できた家族&KTさんは2階座敷で既に食べ終えておりました。本来なら数十分入店待ちが必要な時間帯なのに、コロナ禍のお陰で待たずに入店で来たそうです。私のへぎ蕎麦1人前(880円)のみ、私の到着と同時に運ばれて来て、新鮮な新潟のへぎ蕎麦を堪能できました。美味い!!! ツルツルの食感が堪りません。私のために残しておいてくれたタレかつ丼の1/4を頂き、約25分の滞在後、支払いも任せてフリースを着てさっさと出発し、すぐ先の長岡市・大手通交差点(CP22-442.7Km)13:19着。彼らと次に会うのは、20時間後の明朝9時です。残り60Km、2年前の自己記録87時間43分51秒を出来れば2時間以上上回るべく、脚に力を入れます。雨は相変わらずパラパラと降り続きますが、雨合羽を羽織る程ではないです。県道498号を北へ向かい、これから田植えを始める泥池状態の田圃を横に見ながら走ります。長岡までは家族と会えるという士気で走れて来られましたが、あとは遥か遠いゴールを目指すのみとなると士気が低下し、睡魔が襲って来ました。5年前は浅草在住のMHさんと色々なお話をしながらこの辺りを歩いていました。MHさんは今年参加を直前取消された42名の川の道戦士の一人です。眠気に負けないよう平手で顔を叩き、とにかく一刻も早く終わらせたい、その一心で脚に力を入れて走り続けます。とはいえ、やはり強い眠気に襲われ、何処かの会社の前の雨に濡れない軒下のタイルの上で10分程気絶しました。此処はやはり2年前睡魔に負けて転寝した場所でした。その先のセブンイレブン長岡高見町店にて、水とタンパク飲料を購入し(14:20-448Km辺り)、タンパク飲料は一気飲みして、水はこの先の補給用としました。国道8号と合流し、中之島見附ICを遠回りしながらアンダーパスした後は、ほぼ直線道路となった道を北進します。遠くに弥彦山が見える筈ですが、雲に覆われて殆ど姿を確認できません。この頃既にトップがゴールしており、吉見町・桜堤公園入口公設エイド(CP3-58.6Km)にて一瞬お会いしたMTさんが大会新記録(レジェンドUIさんの記録より15分速い)で見事優勝されました。徐々に近付いて来た上越新幹線の線路と交差する手前にあるJAにいがた南蒲農産物直売所ただいまーとを通過(16:02-460Km辺り)。館山代表を乗せたスタッフカーから熱い声援を受け、走り去って行きました。小諸GCHにて「(私がワインを)ジュースみたいに飲みますね」と言われたYKさんも2位でゴールされました。時々上越新幹線が一瞬にして追い抜いて行きますが、あれに乗れば数十分で新潟に着けるのになあ等と思いながら進みます。三条市・三条大橋南詰(CP23-465.7Km)16:42着。残り40Kmを切りましたが、此処からが本当に長く感じられる区間です。ランナーの格好をした方から拍手され声援を受けます。その後、その方が後ろから追い掛けて来られ、私に並びました。訊くと仙台在住の女子ランナーHSさん(初日に幸魂大橋下~彩湖の辺りで並走しておりました)のお仲間との事。その方自身もロングのランナーで佐渡一周もされている此処燕三条在住のウルトラランナーだそうです。5分程並走する間、色々とインタビューを受け、燕三条駅入口にて別れました(468Km辺り)。非常に励まされました。燕三条駅横を過ぎると市街地から外れ、閑散とした土手の上のような所を通ります。過去4回この辺りは真っ暗でしたが、今年は明るい時間帯に到着でき、毎回通っているのに初めて目にする風景を堪能しました。田植え前の鏡のような泥池状態の田圃が広がる真っ平らな越後平野の向こうに磐梯朝日連山が雨雲を被っております。この日本の穀倉地帯とも云われる広い広い越後平野で育ち収穫されたお米と其れから作られた日本酒と日本海の幸を、早く家族とKTさんと共に堪能したいです。土手の上の曲線の道が終わる頃(473Km辺り)、追い越して行った車から黄色い声援を受け、更にその先で車は停車し、「写真撮らせて下さ~い!」と女性2人が車から降りて来ました。愛想を振りまきポーズをして写真を何枚か撮られました。「最後まで車に気を付けて頑張って走り切って下さい!」と優しいお言葉を頂きました。今度はひたすら長い長い直線が続きます。遥か向こうの信号の色が青に変わったり赤に変わったりと、何だか大海原で泳いでいる感じで、身体が前に進んでいる感覚が全く無く、直線の向こうが中々近付いて来ず、もがいても、もがいても、自分の身体が止まっているように感じます。横には鏡のような水田がひたすら続きます。薄暗くなって来ましたが、初日に感じていた夜に対する恐怖感のようなものはあまり感じなくなってしまいました。あと4時間もすればこの苦行から解放されるという嬉しさの方が勝っているのかも知れません。白根バイパスに入る辺りでヘッドライトを点灯しました。気温も下がって来たように感じます。暗い歩道をハンドライトで照らしながら路面の凹凸がないか注意しながら走ります。3年前、右足裏に靴底を貫通してガラス片が刺さり、足裏血だらけになりながら走っていた事を思い出しながら、恐る恐る進みます。ハーフの部に参加していた時程ではありませんが、内臓疲労の気配を感じ、時折気持ち悪さを感じます。睡魔にも襲われているので、覚醒効果と保温効果のあるカロリーも取れるものを補給しようと思います。ローソン白根高井団地店にて迷った結果、キャラメルマキアートを注文してしまい(19:37-487Km辺り)、これが失敗でした。不自然な甘さで却って気持ち悪くなりました。駐車場に停車中の車から降りて来た人から「何かの大会ですか?」と訊かれました。一通り説明をして、予定通りビックリして下さり、その方もランナーで、「(ゴールの)静浜亭よく存じております。うちの近所です。此処からだと15~16Kmといった所でしょうか?」と丁寧に教えて下さいました。「あと僅かですが、最後まで車に気を付けて下さい」と優しいお言葉を頂きました。こんなご時世の中、大会をやっているのにも拘らず、色々な方々からの優しいお言葉が身に沁みます。心底より御礼申し上げます。残り僅かと聞いて元気が湧いて来たのですが、それでも直線の向こうがいつまで経っても近付いて来ません。足下も真っ暗で時々石を蹴飛ばしながら走ります。ガラス片や釘が落ちていない事を祈るばかりです。この越後平野が広いネタを何人かの新潟県民にお話ししましたが、皆それを誇りに思われていると同時に、「車で走っていてもあの直線はしんどいです」と添えられます。長い長い直線が終わり、漸く大野大橋と思わしき緩い勾配が視界に入って来ました。新潟市・大野大橋南詰(CP24-492.7Km)20:26着。残り10Km、いよいよゴールが見えて来ました。北陸自動車道、上越新幹線を潜り、その先バイパスを潜ったり、土手に上がったり、再び国道を潜ったりと複雑な経路を進み、漸く新潟市街地が見渡せる土手に上がりました。前回までのゴールであったホンマ健康ランド(2020年6月末に廃業)に併設されたラウンドワンスタジアム新潟店が大きな信濃川の対岸に望めます。ゴールの静浜亭は貸切ですので、ホンマ健康ランドより寛げると思われますが、淋しい思いもあります。夜の真っ暗で静かな土手を進み、多少のアップダウンを繰り返し、そして、新潟市・日本海岸川の道岬(CP25-500.6Km)21:25着。今年も自分の脚で日本列島を横断しました。そしてやはり日本はデカイ!!!あまり感傷に浸ることもなく、一刻も早く走ることを終わらせたいので、残り2Km余りのウィニングロードを最大限の力を振り絞って走ります。新潟大堰は水門が閉められており、うねっている海が水門に衝突し、ドカンドカンと音を立てております。対岸に渡ると、道路が波で洗われておりました。日本海関屋浜海岸沿いに遊歩道を進み、時々不安になりつつも、方角的には合っている筈なので、地図を見ずに進みます。だいぶ長い事走ったように感じましたが、遊歩道から車道に出て左折すると、正面に日本海が広がる手前左側に灯りの点いた海の家静浜亭が現れました。外では何人かのスタッフ達が待っていてくれて、消毒、検温後、建物に入り、計測器に計測バンドを突き付け、無事「ピー!!」新潟市・海の家静浜亭(ゴール-503.0Km)には21:45着。正式なタイムは84時間22分50秒(3位/94人)、過去の自己記録より3時間以上早く走り切る事が出来ました!!!結局、今朝十日町手前にてUIさんと別れてから此処まで一度もランナーと会わずに来ました。スタッフ達から健闘を称えて頂きました。いえいえ、此方こそ、この4日間殆ど寝ずにランナーに寄り添っての手厚いサポートをして下さり、心底より感謝致します。川の道は、希望の道であり、努力の道であり、感謝の道であります。全行程を走り終え、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。あまり熱くないシャワーをゆっくり浴びて身体を綺麗にした後、両足共にパンパンで最早歩くのもしんどいですが、ワインのためならと約850m離れたセブンイレブン新潟高校前店まで歩いて往復し、焼餃子、ポテチ、赤ワインフルボトルを購入(23:16)。お店にてレンジでチンしてくれましたので、帰り道は香ばしい匂いが堪りませんでした。別途海の家のメニューでカレーライス(650円)とハイボール(400円)を注文し、食堂に寛いで食べ&飲みました。何人かのスタッフが色々とお話に付き合って下さいました。荷物整理をしたりしておりましたため、就寝したのは24時半過ぎでしょうか??
2021.05.03
閲覧総数 810
3
![]()
本日は晴、22℃/14℃、5時50分起床、7時間半寝られました。午前中はPCを開きながら、川の道FRの記録を纏めたりして過ごし、午後は所用で大船へ出ました。昼食は台北餃子館大船店にて23時15分就寝。
2026.05.05
閲覧総数 23
4
![]()
本日の中越地方は曇後晴後曇夜以降雨、28℃/11℃、
2026.05.03
閲覧総数 63
5

目覚めると7:18、3時間14分の睡眠を取ることが出来、眠さも残りますが目が覚めました。洗面&歯磨きを済ませ、トイレ大に入りました。相変わらずヒリヒリと痛みます。大部屋に入ると、小田原在住YKKさんと金沢在住のSHさんが荷物整理をして居られました。二人共、私が寝る前後に到着されておりますが、既に出発準備のようです。YKKさんは私が飲んでいた赤ワインの残り半分を消費されたそうで予定通りです。私が大部屋に来た時に、入れ違いで初参加のIKIさんが出発されました。私も出発準備をし始め、充電していたカメラとスマホを手に取ると、カメラは十分に充電されておりましたが、スマホの電池残量が、3%!!!きちんと接続されていなかったのか?この後、走りながら充電池から充電しながら進めば良いかと思い、充電ケーブルを充電池に繋いでも無反応です。??? 充電ケーブルかスマホのどちらかに何か問題が発生しているようです。YKKさんがスマホの充電口を濡らしたままで充電するとスマホがやられる事があるので、一旦ドライヤーで乾かしてからもう一度試すと良いとの助言を頂きました。昨日大雨の中でスマホを濡らしながら生存報告をしていた訳で、結局、津軽、福島、川の道といずれの大会でもスマホで問題が発生し、普通に計測できなくなっており、普通にタッチ式計測器に戻して欲しいです。温泉階に上がり、タイミングが悪くて入れなかった風呂場に入り、ドライヤーを1~2分間、スマホに当てて、再び充電を試みましたが、無反応です。YKKさんはiPhoneでは無いので、スタッフでiPhoneの方を探し、入口の所で充電中の女性スタッフに一瞬割込ませて戴き、その充電ケーブルを差し込むと生き返りました。つまり私の充電ケーブルに問題があるようで、それを確認するため、私のケーブルをその方のスマホに差込むと無反応となり、これで充電ケーブルが壊れた事が確認でき、コンビニで充電ケーブルを購入すれば問題回避できそうです。私があまりにも蒼褪めた表情でやって来られたので、未だ出発まで時間があるなら暫く充電して下さいと、ご自身のスマホはさておき、私のスマホの充電を優先して下さりました。心より感謝申し上げます。荷物整理をして出発準備する間だけお借りする旨を伝え、大部屋に戻って出発準備を進めました。YKKさんに状況を報告し、YKKさん自身、昔スマホを雨でダメにしてしまった事がありましたため、「今回ケーブルだけの問題で良かったですね」と言って下さりました。丁度其処に舘山代表を含むスタッフ隊が到着しました。昨日深夜に両神荘を後片付けして発ち、先程小諸に到着したばかりのようです。此処十数分の私のスマホ騒ぎがスタッフの中で情報共有され、大変な目に遭っているランナーとして舘山代表に伝わったようですが、丁度私の出発準備が完了し、大きな荷物を持って私のスマホを充電中の受付に向かうと、其処に舘山代表が居られ、「あっ、彼なら大丈夫」的な伝言をされておりました。否、私、結構パニックになっていたんですけど……女性スタッフから「22%まで回復しましたよ。顔色も普通に戻って良かったです」との事。「割込みしてしまい、申し訳ございません」と言い、最後は別のスタッフに表で写真を撮って頂き、ISさん、IKIさんに続いて6人目として小諸GCH(グランドキャッスルホテル)(CP13-262.0Km)を8:11に出発しました。スタッフの皆様、諸々大変お世話になりましたこと、改めて心より感謝申し上げます。そして、最初に現れたセブンニレブンにて充電コードを購入、充電器に接続したら無事スマホの充電が始まり、全ての懸念事項が払拭されました!!例年、小諸を出た時は脚が鉛のように重たく、軽い内臓疲労に因る心肺機能の低下があったりもしましたが、今はスマホ事件が解決し、精神的に解放されて良い状況にある所為か、脚も身体も軽く感じます。昨年この第3区間を20時間掛けて走り切りましたが、今年は旧三箇小に何とか18時間で到着したいです。小諸からゴールの新潟までは過去7回自分の脚で走った道(ハーフで2回、フルで5回)、勝手を知ったホームグラウンドとまでは行きませんが、安全地帯に入ったような感じで、精神的に安堵感が広がります。本日の長野の天気は曇後晴、22℃/7℃、3年前のように飯山の先の山間部で雨が降る心配も無さそうで、本当に何よりです。寒さは厳しくはないですが、折角なのでフリースを着て走っております。道路沿いの温度計は9℃を指しておりました。上田に着くまでの間に身体は温まり、フリースは鞄に仕舞いました。国道18号に出ると、道は進むに連れて緩やかに下って行きます。千曲川沿いに河口へ向かっているのですから、当然と思われるかも知れませんが、実際のところ170Km先の小千谷市街に入るまではアップダウンが繰返されます。8年前、川の道ハーフに初参加した時は、この界隈は仲間と共に約20名の集団となって楽しく走っておりましたが、本日は単独走です。ISさんに追い付くためにはスタート時差(約1時間)から鑑みますと相当時間を要しそうです。国道18号と共に勿体ない位に坂を下りて行きます。東御市に入る辺りで正面に雪を被った山脈が現れました。白馬岳、鹿島槍ヶ岳といった北アルプスです。距離的にかなり離れているのですが、目の前に聳え立って望めます。本日も平日の木曜日、子ども達の登校は終わりましたが、通勤する車が脇道から出て来たり入って行ったりと交通量も多く、改めて多くの人達は普通の平日を過ごされている事を思い知らされました。上田市内に入り、信濃国分寺駅前を通過、その後、国道から左斜めへと上田市街地に入り、コースは上田駅前を左折、右折、右折と進みます。坂を上り、上田市・上田城跡入口(CP14-280.6Km)に10:37着(昨年より1時間59分遅い)。他のランナーの状況を確認すると、先頭を行くMTさんは1時間前に善光寺を通過したようです。ISさんは1時間前に上田城跡を通過したようです。下の方を見ると、昨日低体温症で途中棄権されたHNさんが復活しており、1時間前に中込まで来られたようです。一晩明けて体調が復活したのか、何はともあれ良かったです。再び国道18号に出て、西進して参ります。東南アジアの市場のような雰囲気の市場(やおふく秋和店)横を通過します。北陸新幹線の高架を潜る手前に、つけ麺専門店がありましたので、入って食べようとしましたが、未だ準備中との事。すぐ隣に「ニンニクいりますか?」と書かれたラーメン屋があり、此処も準備中。更に進むと、おおぎやラーメンという群馬県を中心とするチェーン店があり、此方は営業中との事で入店すると(11:01)、女性店員から「えっ!? 大会中なのによろしいのですか?」と私のゼッケンを見られて疑問を投げ掛けて来ました。「未だ先は長いですから……」と言い、大会概要をお伝えすると、当然の如く驚いて下さり、「この後もランナーが続きますので、立寄るかも知れませんが、宜しくお願い致します」と言い、つけ麺(890円)とランチ餃子(150円/4個)を頂きました(11:11)。つけ麺のスープは熱々で最後まで熱い状態で食べられ、とても美味しかったです。道中1回目のトイレ小を済ませました。妻には明日12~13時頃に越後長岡小嶋屋殿町本店(へぎ蕎麦屋)にて待合せとしておりましたが、現時点で絶対に無理ですので、長岡を通過して新潟市内で午後を楽しむよう伝言しました。千曲川沿いに下流に向かって進みます。右からは山が迫り、左に千曲川が流れ、その向こうに信州の山々が連なり、その全てに青空が覆い被さり、『川の道』という言葉に相応しい気持ち良い風景が続きます(12:08~12:31-288.5Km~292Km)。急激な眠気に襲われましたので、294Km地点、磯部を過ぎた所の交差点手前日陰に長椅子がある所で転寝しました(12:55)。8分半の睡眠後に走り始め、茅葺屋根の蕎麦屋「萱」を13:12に通過、その先のローソン千曲戸倉駅前店に立寄り、2回目のトイレ小を済ませた後、ガリガリ君(86円)とノンアルコールレモン酎ハイ(147円)を購入し、イートインスペースにて食べて飲みました。暑くなって来た中で、疲労回復&咽喉を潤せました。千曲市街に入ると自然と信号待ちの機会が増えますが、3日目ともなると赤信号で止まる時間が勿体ないといった感覚は薄らぎます。更埴IC手前には陽当たり良好綺麗な薄緑色のふさふさ芝生があり、そのまま其処に倒れたい衝動に駆られましたが、今の所それ程眠気は襲って来ておりません。公衆トイレで3回目のトイレ小を済ませました(14:16)。長野市・篠ノ井橋北詰(CP15-304.3Km)に14:38着(昨年より2時間40分遅い)。小諸から僅か42Km余りの距離を6時間半も掛けてしまいました。やはり身体は正直です。晴れた明るい千曲川を望めました。川の道で千曲川を渡るのは此処が初めてで、此処からは千曲川左岸となります。此処からは県道77号(長野上田線)に入り、長野市中心街へ向かって進みます。暑さがピークを超えた頃でしょうか、咽喉の渇きを感じます。ローソン川中島御厨店にてノンアルコール赤ワインサングリア(162円)を購入(15:19-308Km辺り)、歩きながら飲みました。バスタ新宿からやって来る高速バスが到着するバス停を通過し、乗鞍・松本から流れて来る犀川と鬼無里・戸隠から流れて来る裾花川の合流点を丹波島橋で渡ります(15:51-312Km辺り)。長野の山々に降った雨や雪融け水が集まり、水量が豊富です。安曇野の山葵園の水も此処に流れて来ます。ざる蕎麦を食べたくなりました。長野駅の近くを通過、下校時刻が重なった感じで、学校帰りの子ども達が多いです。今日まで3日間の平日が終わり、彼らにとっては漸く明日から4連休を迎えられる訳です。緩い坂道を走り切り、突当りを右折、そして善光寺の参道に入ると、外国人旅行者を中心とした人混みとなり、邪魔にならない程度に時々歩いたりしました。長野市・善光寺本堂(CP16-317.4Km)では、お詣りの列に約2分並んで16:34着(昨年より2時間35分遅い)。お祈りをして引き返し、4回目のトイレ小を済ませました。そして毎年恒例、すや亀にて味噌ソフトクリーム(400円)休憩をしました。閉店20分前に何とか間に合いました。疲労した身体には最高で、キャラメルソフトを食べている感じで、甘く美味しく感じました。味噌の重たい濃厚感は無く、寧ろシャーベット系の軽さのある食べ易いソフトクリームです。参道を出て東へ向かって走り出します。川の道で東進するのは此処が初めてです。17時を過ぎて急に気温が下がって来たのか、ソフトクリームで体温が冷え、寒さを感じました。5年前は此の界隈を川の道三冠ランナーMSさんと一緒に色々とお話しながら走っていたのですが、その時以降今年も居られないので淋しいです。国道117号と合流後、すぐに現れた長野東郵便局にて(322Km辺り-17:20)、外にベンチがありましたので、其方でフリースを着用した上で仰向けになり、9分間気絶しました。目覚めると眠気はかなり薄まりました。柳原北交差点を通過し、更に国道18号を北進、長野電鉄の線路を跨ぎます(18:02)。西に戸隠山、東に白根山、遠くに望むのは苗場山でしょうか?改めて長野が山に囲まれている事を体感しました。急激な尿意に襲われ、その先のGSにてトイレを拝借し、5回目のトイレ小を済ませました。穂保という交差点を通ります(327Km辺り)。2019年の台風17号に因り千曲川堤防が決壊し、町全体が水没してしまった場所です。ある民家の1階に大量の泥水が流れ込んで水没して行く動画(居住者がスマホで撮影)をテレビのニュースで観た時は言葉を失ってしまいました。林檎畑が整然と広がっておりますが、皆さん元の生活に戻れたのでしょうか?済ませたばかりですが、暫くGSも無いので、赤沼のドライブインでも6回目のトイレ小に立寄りました(18:32)。少し走り始めてから日の入時刻(18:36)を迎えたので、夜間装備を装着しました。暫く走ると、右側の駐車場にランナーらしき人が夜間装備の準備をしておりました。小諸で私が起きた時に出発された初参加のIKIさんでした。「寒いのでコンビニで手袋を買いました」との事、此処からコース中最も寒い地域に入りますので、賢明な判断です。先に行かせて戴きました。だいぶ後で確認できましたが、飯山で途中棄権されておりました。この時は元気そうに見えましたが、その後彼の身に何が起きたのでしょうか?長かった豊野の直線を走り切り、長野市・浅野交差点(CP17-332.9Km)19:07着(昨年より2時間31分遅い)。過去にこの交差点を直進してしまったランナーが結構多いと聞きますが、中野、飯山、野沢温泉とこれから向かう地名に対してしっかりと「→」、「→」、「→」マークが付いておりますので、此処で右折し、国道117号を進みます。他のランナーの状況を確認すると、私が小諸でスマホ事件中出発準備をされていた金沢在住のSHさんが、僅か4分前に此処を通過したばかりで、恐らくトイレに立寄っている間に抜かれたのでしょう。すぐ先のセブンイレブンは通過、飯山線を跨ぐ上り坂を上り、アップダウンの続く山道を飯山目指して北進します。既に日が暮れて視界が利きません。此処から飯山までは、一面に広がる林檎畑、大量の水を運ぶ千曲川、周囲の山々、「最も『川の道』らしい風景」が広がっている筈なのですが、真っ暗闇でそれらの景色を享受できません。セブンイレブン中野市豊津店に立寄ります(19:58)。7回目のトイレ小を済ませた後、チリトマトカップヌードル(236円)とノンアルコールレモン酎ハイ(137円)を購入し、店外にて食べて飲みました。疲れた身体にはとても美味しく感じました。2リットルの水(100円)も購入し、ペットボトルの水を入替え、更に飲めるだけ飲みました。麺を啜っていると、一人のランナーが向こう側の歩道を飯山方面へと通過して行きました。前後にはSHさん以外のランナーは居りませんので、恐らく浅野交差点の先にあったセブンイレブンに寄られていたのでしょう。気が付いたら26分間も休憩しておりました。後日談で知る事になりましたが、昨年の川の道で初完走され今年は更なる上を目指す昨年まで新潟市民でしたJKさんが、丁度この頃、善光寺を出た後最初のセブンイレブンで休憩後、走り始めて転倒して頭部を強打し、病院に行って夜間治療を受けられたそうです。その後、ホテルにて宿泊休憩し、翌朝から復帰されたそうです。逞しい精神力を感じると同時に、私もこれ以上転倒しないように気を付けなければと思います。すぐ先の昼間推奨ルートと夜間推奨ルートの分岐点で、昼間推奨ルートに入ります。夜間推奨ルートは豊田飯山ICに繋げるために標高100m以上も上げさせられるとんでもない上り坂道で、7年前はかなり脚を使ってしまいましたので、景色を楽しめなくても昼間推奨ルート(旧道)を進みます。千曲川の流れる水音が聞こえて来るだけで「最も『川の道』らしい風景」は全く楽しめません。それでも3年前のように冷たく重たい雨に見舞われた事を考えれば、雨が降らない環境に居られるだけでも感謝しないといけません。真っ暗闇の中を単独走しているとすぐに強い睡魔に襲われます。周囲に人家は無いので、時々眠気覚ましに大きな声を出しながら走ります。走る速度も遅く、気分が乗れません。。古牧橋北交差点で国道292号と合流、夜も深まり徐々に寒さを感じるようになりました。伍位野交差点で再び国道117号に合流、暫く走ってから市街地への道に入り、北陸新幹線の線路が見えて来て、飯山市・飯山駅(CP18-349.4Km)には22:01着(昨年より2時間48分遅い)。8回目のトイレ小を済ませようと駅舎に入ると、SHさんが長椅子に荷物を広げておりました。休憩中のようです。強い眠気に襲われているので、トイレ後にSHさんのすぐ横の床上に寝ました。13分弱気絶し、起きるとSHさんは爆睡中でしたので、そのまま出発しました(22:22)。先程以上に寒さを感じます。街も寝静まった真夜中、士気が低下しますが、温かいシャワー&美味しい食事が待っている45Km先のRPに向けて前に進む以外ありません。ボーッと走っていると失速して行くので、意識的に脚に力を入れて前進します。仏壇屋だらけの飯山旧市街を通り抜け、暫く走り土手の上に上がり、再び国道117号に合流しました。明るければ黄色い一連の菜の花畑と千曲川の向こうに長野盆地を取り囲む山々が視界に入って来るのに、今は真暗闇で面白くも何ともありません。ただ只管転ばないように意識して走ります。公衆トイレのあるパーキングエリアのような所で9回目のトイレ小を済ませ、常盤大橋で千曲川の右岸に渡ります。未だ河口まで150Km以上ありますが、既に大河となりつつあります。国道117号の長野県側最後のコンビニ(新潟県側最初のコンビニまで約23Km)であるローソン飯山瑞穂豊店に到着(358Km辺り)。目覚め用に温珈琲(120円)と低血糖予防にカロリーメイトチョコ味(119円)を食べていると(23:44)、SHさんが通過して行きました。結構速いペースなので、並走は難しそうです。再び真暗闇の国道117号を走り始めました。丁度この頃、先頭を走るMTさんがRP3津南・旧三箇小に到着したようです。早く着いて温かいシャワーを浴びたいです。日が変わり5月3日(金)となりました。例年この辺りはもっと早い時間帯に通過しているので、深夜の今は交通量が少なく感じますが、時折現れる車は時速80~90Km位の速度で通過して行きますので、歩道を走っていても恐怖感を感じます。国道117号は飯山を過ぎてからアップダウンが繰り返されます。千曲川に沿って川下へ向かっているのに、ずっと下り坂にはしてくれません。昨年は野沢温泉村に入った辺りでISさんに追い付いて、退屈な深夜の道を二人で走れましたが、今年は単独走で眠くなりそうです。この辺りは豪雪地帯で、例年4月の中旬頃まで雪に覆われた生活を余儀なくされますが、今年はどうだったのでしょう?案の定、急激に睡魔に襲われ、市川交流センター(虫生野沢村営バルク)の歩道橋から下りて来る階段に座り込んで、気絶しました。この階段は、2016年川の道ハーフ初参加時、深夜にその日7個目のお握りを食べた場所で、飯山から鹿渡館までの距離の長さに嫌気が差していた頃です。ここ数年、ジャーニーランで食べ物を所持する事は殆どありませんが、当時は全く勝手が分からずに低血糖になって倒れたら大変と思いながら、迷う事無く何でも所持していたようです。4分余り爆睡した後、出発しました(1:00)。3年前のこの界隈は冷たい雨で身体が濡れて低体温症になりそうでしたが(脚を止めたら死ぬと本気で感じました)、幸いにも今年は雨は降っておらず、しかしながら気温はどんどん低下し、低体温症になりそうな空気の冷たさを感じます。一刻も早く旧三箇小学校(RP3)に着いて熱いシャワーを浴びて温かくて美味しいカレーライスを食べたいなあと考えながら走りますが、未だ距離にして約30Km、時間にして4時間以上は苦行に耐えねばなりません。脚に力が入らず、ほぼ惰性(自動操縦?)で黒一色の漆黒の闇の中を8分/Kmで進みます。5年前闇の中に私設エイドがあった辺りを通過、勿論今年も何もございません。あの時は、お粥、黒糖で甘みを付けたミネストローネ、ウィンナーの油炒めを温かい飲み物と共に頂戴し、冷え切った身体が温まったなあ等と回想しながら走ります。無いのは当然、そのエイド提供者はKAさんという女性で、今年は同じランナーとして共に日本海を目指して走っており、先程小諸GCHに無事到着されたようです。道の駅野沢温泉にて10回目のトイレ小を済ませました後、自販機にてジョージア喫茶店の炭火焙煎風微糖(140円)を購入しました(1:21-366Km辺り)。温珈琲はこれ一種類でしたので、選択の余地がありませんでした。下仁田にて低体温症で一旦途中棄権されたHNさんも復活し、先程浅野交差点を通過されたようで、僅か33Km手前まで迫って来ました。。東大滝橋で千曲川左岸に渡り、2018年川の道フル初参加時、トップで走られていたTYさんが強い眠気に襲われて座り込んでいた辺りを通過しました。今頃、何処か他の大会で活躍中の事と思われます。栄村に入り、平滝辺りにてハーフの部参加時に筍汁エイドにてお世話になった事を思い出しながら走ります。フルで走っている限り、此処で私設エイドを見る事はありません。そして此処からは2つの長いトンネルを潜ります。非常に明るいので、夜はトンネル内を走っている間が一番安心する上、寒さも凌げます。2017年、2度目のハーフに参加していた時、此処から旧三箇小まで、今年小江戸大江戸260Kmの部を完走されたIYさんと並走した事を思い出しました。超長距離の後半にとても強いランナーです。再び冷たい空気に晒されながら、栄村役場前をゆるゆると下り、右側に現れた道の駅信越さかえにて11回目のトイレ小を済ませ(3:30)、そして坂を下り切ると、長野・新潟県境の宮野原橋を右岸に渡り、川の名前も千曲川から信濃川に変わりました(3:35-380Km辺り)。とうとう『川の道』最後の県に入りました。そして旧三箇小学校(RP3)まで15Kmを切り、士気が向上します。久々に現れたファミリーマートは通過しました。この頃、ISさんが2番手で旧三箇小に到着されたようです。寒い、空気が冷たい、眠い、身体が重い、早くオアシスに辿り着いてシャワーを浴びて美味しいカレーライスを赤ワインと共に食べて柔らかい寝床で寝たい。そう思いながら信濃川右岸の暗闇を走り続けます。スノーシェッドを潜っていると、左側に大河の流れる音がザーザーと聞こえて来ますが、未だ水面は見えません。大倉トンネル手前まで来る頃には夜が明け、大河信濃川が望めるようになりました(4:38)。水量が豊富です。早朝の静まり返った津南町中心街を走り抜け、緩やかに坂を上ると、信濃川が左に大きく弧を描いているのを望める高台に出ました(4:54)。絶景です!!過去7回此処を通っておりますが、ハーフの時もフルの時も常に深夜でしたが、今年ペースが遅れている事に因り、此処にこんな素晴らしい景色で広がっていた事を新たに発見し、驚くと同時に得した気分になりました。気が付いたら、OKさん、HSさん、SHさんと3人のランナーが旧三箇小に到着しており、私の前を走っていた全てのランナーがRPに入りました。だらだらと上る坂道、例年長くしんどく感じる場所の一つですが、先程の絶景のお陰で脚が軽いです。そのように感じているとあっという間にRP3(旧三箇小)手前最後のコンビニであるセブンイレブン津南町十二ノ木店に着いてしまいました。セブンブランドのスペイン産ビノセントテンプラニーリョ赤ワイン(750ml)1本(525円)を購入しました(5:08-390Km辺り)。だらだらと緩やかな直線の坂を下って行き、セブンから1.5Km、RP3に入って行く地点、赤い左矢印が点滅する案内がありました。国道117号を外れ、県道49号に入り、小さな坂を上り、長い坂を下り、信濃川を渡る豊船橋を渡り、急な坂は歩いて上り、右折して更に上っていると、正面からランナーが現れました。先頭を行くMTさんでした。6時間近くゆっくりと休まれたようです。津南町・旧三箇小学校(CP19-394.2Km、レストポイント3)には6番手で5:41着(昨年より3時間30分遅い)。自己ワーストタイムですが、先程の絶景で得した気分の方が大きいです。荷物を受取り、着替えを出して寝る準備と、明日の準備をして、シャワーへ向かいます。旧三箇小学校は、最近改築したばかりで密閉性のある新しい建物です。改装したものの過疎化に因り廃校になってしまったがために「旧」となってしまった訳で、川の道だけでなく色々な催し物に年中使用できれば幸いと思います。丁度、5位で到着した金沢在住SHさんがシャワーに入る所でした。私より1時間近く早く到着されておりますが、先に食事を済まされたようです。飯山で床に寝ていた私が気が付いたら居なくなっており、すぐに起きて出発されたそうです。シャワー室に入り、立って身体を洗うのがしんどかったため床に座り込み、冷え切った身体を熱いシャワーで温め、脚の汚れをしっかり落とします。転倒した時に打撲した両膝骨と、擦り剥いた各箇所にじんじんと痛みを感じます。両脚共に使い切った感もありますが、残り120Km何とか耐えて欲しいです。シャワーで身体が温まり、食堂に入り(6:14)、カレーライス&胡瓜漬け、山菜汁×2、生野菜サラダ、津南ポーク炒め、舘山の親父丼をスペイン産赤ワインと共に頂きました。美味しい~!! 至福の一時です。。舘山代表とスタッフの皆様の気持ちの籠った料理をとても美味しく頂けました。一通りの料理を食べ、赤ワインの半分を小田原在住YKKさんに残して最後の一杯を飲もうとし、気が付くと気絶しており、次の瞬間飲もうとしたプラコップを手で持ったまま傾けており、ビチャビチャビチャという音で覚醒しました。テーブル、ズボンの股間、床のタイルを真っ赤に染めてしまいました。「あっ、どうもすみません」スタッフは何事も無かったように床とテーブルを拭き、私のズボンの方を心配して下さりました。本当に申し訳ございません。ズボンは自業自得、大丈夫です。。食堂を出て、歯を磨いてトイレに入ると、其処には舘山代表が居られました。今から車で此処を発ち、小諸GCHまで135Km逆走し、5月3日11時スタートのハーフの部のスタートに立ち会い、その後、踵を返し、一路新潟へ向かい、ランナー達のゴールを出迎える予定で、その我々ランナーに対する献身ぶりには頭が下がります。少なくとも私などより遥かに短い睡眠時間で働き続けておられます。ハーフのランナー達に宜しくお伝え下さいと言って見送りました。1階奥の寝室に入ると、ISさんが爆睡中でした。色々お話したい事もありますが、起こしてはいけませんし、私も睡眠を取る事に専念します。沢山敷かれた布団の上に寝袋を敷き、一瞬で爆睡モードに入りました(7:14)。
2024.05.02
閲覧総数 564
6

第8回みちのく津軽JR(ジャーニーラン)、昨年に続き、3回目の参加となります。2019年の川の道完走後、館山代表に「次は、みちのく津軽JRですね?」と勧誘されました。1年後の2020年、第5回大会にエントリーしたものの、コロナ禍で1年「延期」となり、予約していた航空券は100%払戻可能でしたが、妻と共に2泊3日で下見ドライブにやって来ました。この年の7月三連休の青森は、曇と晴が半々で3日間の最高気温28℃という非常に恵まれた気候で、是非とも走りたい勿体無い気候でした。延期となった2021年、今度こそと思いましたが、コロナ禍で地元全市町村の同意が得られず「中止」となり、参加費用は掛かった経費を除いて返金、予約していた航空券は既に取消が出来ない(65%位取られる)時期でしたため、そのまま青森旅行と致しました。この年の7月三連休の青森は、快晴が続いて3日間の最高気温が34℃と、この年は中止になって良かったと思いました。そして2022年、3度目の正直で何とか開催されて初参加&完走できましたが、2023年は終始湿度100%に襲われて金木町観光物産館(CP12-212.6Km)にて人生初途中棄権という悔しい思いをしてしまい、今年2024年はそのリベンジという事で、5年連続7月三連休に青森にやって参りました。大会概要を申し上げますと、弘前を起点&終点とし、時計回りに津軽半島を一周する266.3Kmを走るJRで、毎年7月三連休に開催され、今年から土曜日16時に出発、月曜日20時に終了となる52時間の長丁場に及ぶSAJ(NPO法人スポーツエイド・ジャパン)主催の大会です。夜を苦手とする私にとって、二晩の夜通しランはかなり過酷で、260Kmというと川の道の中間地点である小諸GCHまで走れば良いという感覚であるのですが、其方の方が身体には優しく走れる感じです。昨年完走出来ませんでしたので、今年はどのように睡眠を取って進めば良いのか心配事が尽きません。2024年7月13日(土)16:00、館山代表の笛の音で137名のランナー内女子17名(エントリー数は150名内女子18名)が弘前市総合学習センターを出発。スタート時点で気温26℃、湿度80%と多少の蒸し暑さは感じますが、昨年のようにザーザー降りの中の出発では無いだけでも恵まれております。先頭ランナーがいきなり最初の右折を間違えて皆ぞろぞろと其方に付いて流されて行きます。そのまま進み少しだけ遠回りになりましたが、弘前岳鯵ヶ沢線に沿って進むコースに合流できました。奥羽本線の線路を潜り、弘前中心街を抜け、弘前城公園に突き当たって左折します(16:25)。左側には弘前文化センター、昨年のスタート地点です。此処まで25分掛けてやって参りましたが、その分出発が1時間早くなっております。弘前城三の丸追手門からは弘前岳鯵ヶ沢線を只管西進して行きます。今年も川の道と本州縦断でお馴染みの埼玉在住のIKさんと、第1回から当大会に参加し続けている女子招待選手横浜在住のHSさんが先導して下さります。昨年の大会後にドライブで行った津軽ダムの上流白神山地を水源として十三湖に流れ出る岩木川を岩木橋で渡ります。出発して7Km半、コスモ石油岩木SSの前で店員さんが冷たい水の入った紙コップをズラリと並べ、我々ランナーを出迎えて下さります(16:52)。1時間近く走って来て、汗を掻き始めて来ましたので、とても美味しく頂きました。御礼を言い、再び走り出しました。改めて地元の人々に支持されている事を本当にありがたく感じました。第1回を開催した2016年頃は、「夜中に走るなんてとんでもない」と地元警察にも注意を受けたりされたそうで、日本中の変態ランナー達が集結して開催される今のこのスペックを受入れて下さった警察を含めた地元の人々に心から感謝の意を伝えたいです。空の多くを雲が占有し、太陽は顔を出したり隠れたりしておりますが、残念ながら岩木山(津軽富士)も雲に覆われて姿が見えません。岩木山麓標高455mに位置する嶽温泉に向かって、道はだらだらと上り続けます。周囲には林檎畑が広がりますが、実は小さく緑色をしております。青森では丁度紫陽花の季節を迎えたのか、色鮮やかに咲き乱れております。IKさん&HSさんよりも前に3~4人程ランナーが出て、先頭集団を作られておりますが、私の位置からは最早3つ4つの点となって見えるだけです。自分のペースで走っているとIKさん&HSさんにも引き離されて行きますが、人其々ペースが違いますので、気にしてはいけません。今回は青森在住のMAさんが私と同じペースで側を進まれております。MAさんは昨年の当大会はスタッフとして活躍され、昨年9月のうつくしま、ふくしま。JRでは優勝されましたが、川の道では左足捻挫で長岡から新潟までの60Kmは只管歩き続けていたそうです。路上の温度計が30℃を示して居りました。所持していた水(昨夜自宅出発時には氷)も此処に来て急激に消費されております。嶽温泉ASが待ち遠しいです。漸く嶽温泉へ入って行く道が現れ、長らく上って来た道の最後の上り坂を駆け上がり、CPに入る前に公衆トイレに寄り、嶽温泉(CP1-22.6Km)には18:33着。嶽温泉は硫黄の香り漂う温泉集落で、嶽きみという玉蜀黍の産地です。此処では麦茶&コーラと鮭お握り&明太子お握りを頂いて出発しました。此処からは只管下り坂が続きます、と言いたかったのですが、下っては上ってを暫く繰り返すといった感じの高原地帯のような所を約3Km半走ります。水域は岩木川ではなく、鯵ヶ沢にて日本海に流れ出る中村川水域に入りました。前後にランナーは無く、単独走となりました。嶽きみ農園入口となる瑞穂バス停には折返し弘前駅行となるバスが待機しておりました。此処から弘前駅までバスに乗ると1,090円掛かり、50分で到着します。本日の日の入は19:10ですが、其処に至る前に夜間装備を完全装着しました。高原地帯のような所を過ぎ、鯵ヶ沢町に入るといよいよ下り坂の連続となりました(19:02)。嶽きみという玉蜀黍畑を横に見ながら走ります。曇っていて湿度&気温の高い状態が続きますが、昨年のように雨に晒される事は無く、それだけでも恵まれているかと思われます。19時45分頃には漆黒の暗闇となりました。道路には照明は一切ありません。雲の切れ目から北斗七星やカシオペア座や北極星が現れましたので、方角を確認しながら進みます。重たい身体を重力に任せて下っている内にペースが上がっている感覚はあったのですが、それを超えるペースで後方集団がぐいぐいと迫って参りました。因みに今年の目標タイムですが、昨年は途中棄権となりましたため、今年は52時間全てを使ってでも完走をしたいという気持ちが強く、妻には2日目夜には弘前に入らず、秋田で宿泊して貰い、3日目午後着の在来線で弘前に入り、一緒にホテルにチェックインする予定という観点では、46時間以内にゴールする事を一つの目標としております。そしてそれ以上に「今を楽しむ」ためにJRを走りたいです。下り坂が終わり、ほぼ平坦になると脚が重くなり、あっという間に後方集団に吸収されました。ヘッドライトが集まり周囲が明るくなると安心します。MAさん、女子2位のNKさん等が含まれておりました。鯵ヶ沢町中でこの道が突き当たるまで直進ですので、判り易いです。この先には何時間ぶりかの自動販売機がありましたが、今年はそれが撤去され、代わりに私設ASがあるであろう事をSAJから案内がありましたので、それを期待して走るのですが、行けども行けども現れません。確かに平坦になってからそれなりの距離はありましたが、こんなに距離があったのか疑問でした。手持ちの飲料も飲み乾しており、ASでも自販機でも早く現れてくれという気持ちで一杯でした。途中で一度、自販機が見えて来たので、「ラッキー!」と思いきや煙草販売機で、私の後でも多くのランナーが失望した事でしょう。漸く暗闇の中、パラソルを開いた私設ASが現れました(20:36)。冷たい飲料は水とスポドリとの事。水を頂き、その冷たさに生き返りました。美味い~!!冷たいタンクの水は今ある分のみですので、其処からランナーが自身の水筒に入れようとするのをお断りされておりました。公設ASではないので仕方ないですし、支援する側にも限度がある事を我々参加者は理解しないといけません。其処から平坦な道を只管北進します。青森在住のMAさんと並走します。中々鯵ヶ沢の町並みが現れません。30分以上走ったでしょうか? 漸く青森から秋田に掛けての日本海に面する西海岸を走る国道101号との交差点に辿り着きました。車の往来が殆ど無い国道101号を押釦を押して渡り、2022年8月の大水害で損壊した五能線鉄橋脇の踏切を渡り、中村川に沿って進んで行くと道が突き当たりました。右折して橋を渡り、小さな町の中心街を抜けて行きます。再び突当りを左折して、日本海拠点館へと向かいます。鯵ヶ沢町というと私にとっては、最近は大相撲の解説で活躍中の舞の海関の出身地としてすぐに連想します。昨年大会後に「鯵ヶ沢相撲館~舞の海ふるさと桟敷~」を訪れ、往年の活躍シーン20取組×3回を見入ってしまいました。相撲の四十八手全てを披露できる位、技のデパートとも言われ、毎回何かをしてくれそうな舞の海関の取組は何度繰返し観ても興味深いです。道なりに進み、海沿いの道を渡り、日本海拠点館(CP2-49.6Km)には21:27着。此処では素麺と西瓜とグレープフルーツとコーラを頂きました。咽喉が渇いた身体には西瓜が染み渡ります。気が付くと、第2集団に居られたIKさんが居られました。既に暑さでやられ、固形物が食べられないそうです。昨年の私も此処では同じ状況でしたので、状況お察し致します。850m先にある公衆トイレに行きたいので、一足お先に集団から出ました。IKさんも付いて来られましたが上り坂で徐々に遅れて行き、此方は生理現象で早く出したいので急ぎます。海沿いの道を進み、五能線を跨ぐと公衆トイレがあり、2回目のトイレ小に立寄りました。IKさん含め、次々とランナーが駆込んで来ました。交通量の少ない国道101号に合流し、暗闇の中を走りますが、歩道が所々草に覆われており、足の着地点が見えないので、車が来ない間は車道に出て走ります。随分長い時間が経ったような気がします。バイパスとなる津軽自動車道と合流し、更に東進し、程無くローソン津軽森田店が現れました。酔わないレモン堂(147円)を購入(22:20)、数名のランナーが到着しましたが、他にもノンアルコールビール飲んでいる方が居られたので、一緒に乾杯しました。IKさんはヘルニアに因る腰痛が酷いので、駐車場で仰向けになって休まれていたそうです。此処からは鯵ヶ沢蟹田線を北上します。歩道を走ると上がり下がりの段差が繰り返され、既に50Km以上走った脚にはキツいので、途中から車道を走るようにしました。24℃/98%、昨年ほど高温では無いですが、湿気が身体に纏わり付くのを感じます。加えて、闇夜の見えない蜘蛛の巣が纏わり付き、ストレスの原因となります。道端を走らずに車道の真ん中を走るように心掛けますが、それでも脚を中心とした身体に降り掛かります。柔らかな糸ではなく、繊維のように硬い糸なので、簡単には解せません。ありがたい事に時々非常に冷たい空気に晒され、「おっ!!」と感じた直後に再び生温い空気の覆われます。何度か流れて来たあの冷たい空気の正体は何だったのでしょうか??亀ヶ岡遺跡(CP3-67.7Km)には23:42着。少し前を走られておりましたEKさんに追い付きました。濃い目の出汁の効いた饂飩を頂き、3回目のトイレ小に立寄り、脚の周りに貼り付いた蜘蛛の巣を洗い流しましたが、全てを取り去る事は出来ませんでした。昨年は此処で青森在住MAさんがスタッフとして働いておられましたが、今年は並走させて戴いております。前方にある公衆トイレから走り始めましたので、皆より一歩先に出てしまいましたので、暫くの間単独走となります。単独走となると今まで以上に気になるのが蜘蛛の巣の存在、闇夜で見えない中、道路を覆うように張り巡らされております。蜘蛛の巣を掃うために走りながらバッタバッタと暴れていると一人のランナーが追い付いて来ました。IKさんでした。ここ暫くの間、ヘルニアに因る腰痛との闘いが続いているそうで、聞いているだけでも我慢できなさそうな痛みが伝わって来ます。この辺りで7月14日(日)に日が変わったでしょうか?しばらく走ると、左折すると高山稲荷神社という案内があり、その箱庭の中のような所に千本鳥居があるパワースポットの魅力をIKさんにもお伝えしたかったのですが、ずっとお話に夢中で話を遮れません。お陰様で途轍もなく眠い深夜、睡魔に襲われずに走る事が出来ます。そうこうしている内にファミリーマートつがる車力町店に到着、後続ランナー達も皆ぞろぞろと店内に流れ込みます。再び酔わない檸檬堂(147円)を購入(0:52)、MAさんにも美味しいですよと薦めました。IKさん曰く、「ノンアルでも酔いが回って来るんだよなぁ」との事。プラセボ??酔いが回るかはさておき(回らない筈です!)、今一番咽喉を潤せる、程良い甘さの最適な飲料、が酔わない檸檬堂であると思っております。昨年ザーザー降りの中、私よりペースの速いIKさんは前に出て、ある程度離れると歩き始め、私が追い抜くと再び走り始め、これの繰返しでした。今年は安定した速度で走って下さりますので、長時間並走させて貰えます。会話が成立し続けますので、眠気には見舞われません。昨年も一昨年も運良く単独走を避けられましたので、95.6Km地点の鰊御殿まで寝る事無く走り切れましたが、今年もこのまま睡魔に襲われずに進みたいです。一昨年私設エイドがあった所は今年も何も無く、前を走られておりましたEKさんに追い付きました。4回目のトイレ小のみを済ませ、EKさんより先に出ました。既に十三湖の湖岸を走っているのですが、暗闇でその風景は見えません。3年前、4年前、妻と食べに来た蜆ラーメンで有名なわかやまを通過(2:19)、一昨年は風が吹き荒んでおりましたが、今年は穏やかな十三湖大橋を渡りました。寧ろ空気を掻き回して欲しいので、強風に晒されたかったです。此処まで来ると鰊御殿RPまであと7Km、川の道のようにRPでは寝ないといけない規則は無いので、RPにてリセットされる訳では無いですが、大いに士気が上がります。後方から追い付いて来たワゴン車がSAJスタッフの車で、追い抜きざま私とIKさんの名前を呼んで声援を頂けます。よく見ると、なんと舘山代表で、スタート地点辺りで眠る事無く、ランナーを追い掛けている訳です。ランナー以上に眠らずにランナーをサポート、心底から頭が下がります。国道339号に合流し、寝静まった未明の集落の中を走る事3Km半、漸く左斜めに鰊御殿への道に入りました。鰊御殿の下を通り抜け、折り返して坂を上がり、鰊御殿RP(CP4-95.6Km)には3人の上位ランナー、4位の女子ランナーHSさんに続き、IKさんと共に5位で3:13着。IKさんは既に固形物は摂取できなさそうですが、食堂へ入られました。昨年はこのタイミングでスタッフからお風呂を薦められましたが、今年は此方からスタッフに「お風呂入れませんか?」と訊きました。今年は雨でびしょびしょという訳ではございませんが、此処での私の過ごし方は入浴→食事→睡眠の順に時間を使おうと思います。スタッフに風呂場を案内して頂き、単独使用させて戴きました。石鹸&シャンプーも備わっておりましたが、この先の銭湯等では備わっているのでしょうか?風呂桶の中にもゆっくりと浸かり、寝るモードに近付けて行きます。入浴後、5回目のトイレ小を済ませ、食堂に入ると、青森在住MAさん、秋田在住MHさん、東京在住ですが神戸にも北海道にも在住歴のあるEKさんがおられました。野菜たっぷりカレーライス、大鰐もやし入り源タレ塩スープ、サラダ、ねぶた漬け、グレープフルーツ、ミニトマトを頂きました。昨年は既に内臓疲労が始まっており、カレーライスを2/3も残してしまいましたが、今年は全て美味しく頂けました。完食できた事で心にゆとりが出来、迷わずに此処で寝て行こうという気持ちが高まりました。暗くしている睡眠部屋に入り、3:45から目が覚めるまで19分間寝に落ちました。すぐに出発する旨をスタッフに伝えると、先程食堂で私より先に食べ終えておられたMAさん&EKさんが未だ居られ、出発準備中でした。二人共、睡眠を取られたようです。MHさんは食べ終わった後、すぐに出られたようです。既に明るくなった外に出て、54分滞在した鰊御殿を出発(4:07)。本日の日の出は4:18です。昨年は荒れておりましたが、今年は極めて穏やかな日本海を左に見ながら海沿いの道を北進します。身体が重たくて中々ペースに乗れません。本日の津軽は晴夕刻曇、26℃/15℃、現時点で湿度100%と体温調節不可能な環境ですが、気温は15℃なので不快感や内臓疲労感はありません。程無くして、小泊おさかな海岸が現れ、国道に沿って右折し、軽い峠越えとなります。身体が重たくて脚に力が入らず、上り坂は歩きます。峠を越えるとファミリーマート小泊店が現れましたので、一昨年同様眠気覚ましにブラック珈琲を買おうと思います。6回目のトイレ小を済ませて出て来ると、店内には青森在住のMAさんが居られました。店の外には更に2人のランナーが到着、北海道在住歴のあるEKさんと、北海道在住のMYさんで、鰊御殿をほぼ同じ時間帯に出発したランナーです。丁度冷蔵棚から深炒珈琲無糖900ml(170円)を取出されたところでしたので、これだと思い、私も同じ物を購入しました(4:41)。咽喉を潤すため、大量にゴクゴクと飲みましたが、1/3も減りません。得した気分でMAさんと共に、小泊の街中に入り、小泊津軽の像記念館(CP5-100.7Km)には4:52着。再び峠越え、MAさんは激坂は歩きますが、少しでも緩くなると走り始め、私もそれに従います。津軽地方は今が紫陽花の最盛期なのか、彼方此方で咲き乱れております。赤&青の紫陽花はそれ程珍しくないですが、白の紫陽花が綺麗に咲き乱れており、思わずカメラを向けてしまいました。峠を越える辺りで急激な便意を感じましたので、坂を下り道の駅こどまりが見えて来ると、「トイレ行きたくなったので一足お先に失礼します」「私も行きますので」「大きい方なので先に行って下さいね」と言い、個室に駆込み、トイレ大を済ませ、スッキリしました。使用中にMAさん以外のランナーの気配を感じました。外に出るとEKさんの後ろ姿が見えました。歩かれていたのですぐに追い付きました。EKさんは序盤から走る&歩くを繰返して進まれますが、走るの時のペースが5分台/Kmと、とても付いて行けないペースですが、均すとほぼ同じペースで此処まで来たようです。海岸にはビーチサッカー場が見えます。本日日曜日も子ども達による沢山の試合が組まれている事でしょう。津軽半島西岸の海沿いを北上し、本州の地の果てに近付いて行きます。日本海はベタ凪で非常に大人しく視界に広がっております。意図的にペースを上げMAさんに追い付こうとしますが、僅か2分程度のトイレロスの時間を穴埋めするのは結構大変で、横に並ぶまで20分掛かりました。間もなく七滝という一つの名所が現れますが、昨年其処の真横だけ空気がひんやり冷えていて気持ち良かった話をしたら、MAさんも同様に感じられたそうです。落差21mの七滝が右側に現れました。今年も裏切る事無く、其処だけ空気が冷え切っており、MAさんと共に脚を留めて、両腕を広げました(5:56)。周辺の気温&湿度は昨年ほど厳しい状況にはなっておりませんので、昨年ほどの感動はありませんが、それでも一時的に快適さを体感できました。そして、5分も走らない内に眺瞰台への激坂が視界に入って来ました。人間が進む道ではないという壁です。2020年ドライブ、2021年ドライブ、2022年大会、2023年大会で過去4回此処に来て、4回とも霧で何も見えませんでしたが、今のところ雲一つなく山頂までくっきりと望めます。上り坂に入って暫くして10%を超える傾斜となると、前を走るMAさんは歩き始めました。振り返ると小泊岬が見えます。鰊御殿はあの岬の向こう側ですので、既に望めませんが、其処を出てから丁度2時間が経ちました。MAさんが「浜茄子が咲いていますね」と言います。「えっ?? 何処ですか?」「其処の黄色い花です」と私の足元の花を指しました。浜茄子はサロマ湖のワッカ原生花園で沢山見て来ましたが、いずれも紫色をしており、それ以外の色は無いものと思っておりましたが、此方も浜茄子だそうで、いずれも共通して風に吹き晒される崖に近い所に咲いております。MAさんは斜度が少し緩くなると走り始めますので、その走りに付いて行きます。暫くすると背後から走る足音が迫って来ました。ビックリして振り返るとEKさんで、我々が歩く10%を超える傾斜でも駆け上がって来て、そして我々を追い越して行きました。「凄い脚力!!」と言って見送りました。道は九十九折りですので、太陽光を正面から背後から浴びながら走ります。気温も少しずつ上がって来ましたが、一昨年のように雨に打たれながらよりはマシと考えなくてはなりません。振り返ると小泊岬が望め、今、あの岬の付け根から此処までの間に多くのランナーが散在しており、皆、本州最果てに向かって走っているのだろうなと思うと、あまりゆっくり構えてはいられない気分となりました。最後の4ヘアピンに入る手前で、前方に眺瞰台が見えて参りました。過去4年間で初めての展望です。士気も上がり自然と上り坂でもMAさんと共にガシガシと駆け上がります。文字通りの標高480mの眺瞰台(CP6-117.5Km)には7:04着。其処には激坂を駆け上がって来たEKさんだけでなく、鰊御殿にて一緒に食事を取った後、すぐに発って行かれた秋田在住MHさんも居られ、MHさんは丁度発つところでした。眺瞰台から北を望むと、約1時間後に到達する龍飛岬だけでなく、津軽海峡の対岸には北海道渡島半島が横たわっておりました。昨夜立寄りました鯵ヶ沢は舞の海関の故郷でしたが、対岸の渡島半島の福島町は千代の富士関の故郷です。南を望むと、小泊岬は勿論の事、遥か彼方の雲上には岩木山の中腹から上が浮かび上がっており、MAさんと共に「あの山の更に向こうを回って此処まで走って来たのですね」と感慨に浸りました。お握り、グレープフルーツ、麦茶、オレンジジュース、ファンタグレープを頂きました。8回目のトイレ小を済ませてから出発(7:13)。標高480mの此処からは只管下り坂となります。一昨年は雨に苦しめられ、昨年は湿度100%に苦しめられましたが、今年は快適な気候の中進めます。気が付くと背後にランナーが迫って来ており、EKさんでした。走るの時のペースが5分台/Kmと、とても付いて行けないペースで近付いて来られましたが、暫くの間並走して下さりました。北海道在住歴のあるEKさんはサロマ湖100Kmウルトラマラソンにも何度も参加されており、2014年が初参加&初完走との事でしたので、「あの猛暑の中、よく走り切れましたね」と言ったら、初参加でとてもしんどい思いして、周囲も仲間が脱落して行く中で何とか完走できたとの事でした。サロマ湖は私は2009年に初参加してからずっと走って来ておりますため、年号を言われた時点でサロマ湖の気候を全て答えられますので、話も盛り上がりました。EKさんは右足親指腱炎症で、今年のサロマ湖は54Km地点(ルートイングランティアサロマ湖)で途中棄権されたそうで、本日も三厩体育館で途中棄権を考えられているとか?三厩まであと20Kmで終わりですが、しかもこんなに良い位置にいて(眺瞰台到着6位)、本当に棄権してしまうのでしょうか?しかも三厩体育館では、自分達も早く参戦したいとウズウズしているハーフの部のランナー達が出迎えてくれる中で途中棄権?昨年の自分の話をして、もし自身の身体が言う事を聞かなくなったその時には途中棄権も選択肢に入れて下さいと言いました。途中棄権されたら生雲丹丼を食べられるそうで、それが誘惑になっているようです。龍飛崎まで思った以上に距離があり、あじさいロードという三厩までの近道が右に分かれ、竜飛風力発電所を通り、その頃にはEKさんは背中が見えなくなる程前に進まれておりました。2021年に訪れた青函トンネル記念館への道が左に分かれ、温泉ホテル前を通過し、津軽海峡冬景色歌謡碑の赤い釦を押すべく近付いて行ったら、中年のおじさんに先を越されましたが(私も中年のおじさん?)、自然と石川さゆりの歌声が響き渡りました(目的達成)。満開の紫陽花に囲まれた遊歩道を上り、龍飛崎(CP7-125.2m)には8:03着。龍飛はアイヌ語のタム・パ(刀の上端)からの転訛で、「突き出た地」の意味だそうです。目の前には北海道の島影が視界に広がっておりました。写真を撮っているとEKさんが下から上がって来ました。「?」「車道の方へ行ってしまいました」少し遠回りをされたそうです。「駐車場の横にあるお店の焼イカ、美味しいですよ」と3年前情報を伝えたりしましたが、この時間では未だ開いておりません。階段を下り始めるとMAさん、MHさんの順に下から現れました。「?」MAさんは眺瞰台を我々の後に出られておりますが、先に出られたMHさんをいつ抜いたのでしょうか?階段国道339号を下り、龍飛漁港と帯島を見ながら更に下って行き、龍飛地区コミュニティセンターには8:12着。此処ではスタッフとしてKさんが居られ、顔を見た瞬間にホッとしてしまいました。次々とランナーが到着し、EKさん、MAさん、MHさんと入って来られ、6位集団という形になりました。丁度、厨房のスタッフより「豚丼が出来ました!」と嬉しいお言葉。早く到着していたらこの食事にあり付けなかった訳です。此処ではお握り、豚丼、グレープフルーツ、ねぶた漬を麦茶、オレンジジュース、ファンタグレープと共に頂きました。豚丼美味い!!!ゆっくり寛いで9回目のトイレ小後に出発してすぐ、かつて太宰治所縁の奥谷旅館であった観光案内所龍飛館、牧野逸蔵先生像前を通過。津軽海峡も日本海同様ベタ凪でした。いずれも波が無いので迫力に欠けます。そしてその分、水が澄んで見えます。遥か海の向こうには陸続きで高野崎が見え、彼方に着くのはあと何時間後でしょうか?背後にランナーが迫ってくる気配を感じました。眺瞰台から一緒に下りて来た、EKさんでした。走っている時のペースが5分台/Kmですので、とても付いて行けません。このペースに少しでも引っ張って貰う事も出来なくもありませんが、この界隈暫くの間自販機がありませんので(昨年、龍飛崎から最初の自販機まで1時間掛かった)、とにかく体力温存を優先します。本日は暑いの一言ですが、寒々とした漁村の風景が続きます。冬はかなり閉ざされた環境となる地域ですので、せめて夏の間本日並みに天気が良くなって欲しいです。太宰治著『津軽』を読んでいても、龍飛界隈は地の果て感満載ですが、令和になった今でもその雰囲気は変わりません。否、令和になってから見捨てられた数多の地方自治体の一つです。JRやJTBの時刻表を開いて路線図から頁を開き、其処に一日何便のバスが走っているかと思いきや、オンデマンドの予約制乗合タクシーという事で、時刻表を成しておりません。持続可能性の観点からも、公共交通機関としての最低限の義務を果たして頂きたいものです。小泊津軽の像記念館に始まり、龍飛崎から東海岸は太宰治の『津軽』の所縁の地ですが、この先の三厩や蟹田辺りの描写は太宰治が行く先々で酒や食事の接待を受けているだけで、単に他所の家のおもてなしを食い潰している印象しか残っておりません。私は行く先々のASにて提供されている飲食物を食い潰さないように気を付けます。今度はMAさんが追い付いて参りました。此方には付いて行けそうです。MAさんも一昨年並走した時はもう少し速いペースでしたが、今年は抑え気味です。タオルを濡らして頭に掛けその上から帽子を被られており涼しそうです。漸く現れた1時間ぶりの自販機、昨年は迷わずにレモン風味炭酸水を購入しましたが、今年は三厩体育館にて休憩時に入浴後に酔わない檸檬堂で咽喉を潤す予定で、却って咽喉の渇きを潤したくない気分になっております。程無く三厩体育館RP(CP8-137.8Km)には9:48着。全行程の半分の距離を少しだけ超え、沢山のスタッフに出迎えられます。間もなく始発新幹線で一斉に到着するハーフの部参加者に対応するためです。因みに奥津軽いまべつ駅には新幹線は一日7本しか停車しませんので、この始発新幹線に乗る以外ハーフの部に参加できません。スタッフに食事を勧められましたが、MAさんと共に「先ずはお風呂に入りたいです」と言うと、舘山代表自らが「一緒に行きましょう。丁度10時で開館するタイミングですので……」「?」丁度開館って、我々6位組として此処に着きましたので、前の4人(5位KSさんは脱衣場に居られ)は銭湯に入る事無く、此処を発ったという事でしょうか?後でIKさんに訊いたところ、三厩体育館に着いても銭湯が開店前と言われ、女子1位のHSさんと共に、汗だけ拭いて出発されたようです。龍飛の豚丼も、此処の銭湯も、休まずにガツガツ進んで来ていたら、私もその恩恵を受ける事が出来なかった訳です。SAJのお陰で、三厩体育館から徒歩1分の銭湯「みんまやよしつねの湯」はゼッケンを見せるだけの「ゼッケンパス」となっておりました。三厩の名称は、源義経伝説に由来するとも言われ、東北へと逃れた源義経が岩窟にいた三頭の駿馬を得て北海道へ渡ったという伝説に基づく地名とされているそうです。鰊御殿では石鹸&シャンプーも備わっておりましたが、此処の銭湯等では備わっておらず、お湯&ゴリゴリタオルで身体を洗いました。雨で泥だらけの身体になっていなくて幸いでした。温かい浴槽に浸かったらそのまま寝に落ちてしまいそうでした。サウナ横に水槽があり、MAさんが其方に移動されたので、私も見習って冷たい水に浸かり、深部体温を下げる事に努めました。他にもフルのランナーが2~3名おりましたが、スタッフも入られたり、何らかの手段で既に到着していたハーフのランナーも入られていたため、走る服装で一人一人を認識していたので、裸になると誰が誰だか判らなくなり(MAさんを除く)、「龍飛から自販機が中々現れませんでしたね」と話したら、ハーフのランナーで「貴重な情報をありがとうございました」と言われました。ハーフの部は15時に此処三厩を出発後、一旦龍飛崎を往復してからフルの部と同じ道程を進みます。風呂上がりの気持ち良い状態で、目の前のファミリーマート外ヶ浜三厩店にて酔わない檸檬堂(147円)を購入し、MAさんと共に素麺を頂きながら体育館の前で乾杯して飲んでいると、丁度ハーフのランナーを満載した送迎バスが到着しました(10:27)。私も何人か顔見知りが居りますが、青森在住のMAさんは殆どが知合いですので、会う人会う人に「もう飲んでいるのですか?」と同じ台詞を受けておりました。食べた後は寝られるだけ寝るつもりですので、アル注(アルコール注入)しても良いのですが、今回アル注はふるさと体験館RP@蟹田小国にてしようと思います。蟹田のスーパーに赤ワインのボトルを購入しようと思います。川の道で最後の最後まで諦めず、長岡にて途中棄権となりましたが、制限時間一杯まで止めずに走り続けた女子ランナーKAさんが現れたので、その時の健闘を称えました。「それが川の道ですから」という強いコメントが返って来ました。体育館2階の大広間(睡眠部屋)に上がり、座布団を枕にして、10:36から目が覚めるまで24分間寝に落ちました。スッキリして玄関に下りると、未だMAさんが居られました。舘山代表も居られ、声を掛けて下さりましたので、「今回はリベンジランですので、52時間フルに使って完走する事だけを考えております」「そうでしたね。健闘を祈ってます」昨年この大会で私が途中棄権した事を思い出されたようです。其処に先程のバスが到着。1回目で積み残したランナー達を迎えるため、10Kmの道程を往復して来たようです。cafe Do@中央弘前の店長KKさんも乗っておられ、お互いの健闘を願い合い、その後MAさんと共に三厩体育館を発ちました(11:13)。1時間25分も長居しました。コースはすぐに今別町中心街に入って行きます。昨年はこの辺りから眠気に襲われるようになりましたが、今は目が冴え渡っております。暫く進むと、昨年転寝した公衆トイレ脇のベンチがありましたが、今は寝床もトイレも不要です。海沿いの道を走っていると自転車が十数台追越して行きました。追い抜きざま何人かから声援を頂きました。後から知ったのですが、埼玉を出発地点として青森市まで津軽半島も一周して1,000Km走る大会の選手達であって、此方が変態ランナーであるなら、彼方は変態ライダーという事になるのでしょうか?自転車を漕いでいる間に寝に落ちたら、全身で地面に叩き付けられるのでしょうか??何はともあれ、青森市までの残りほんの僅かな距離を頑張って欲しいです。間もなく国道280号に合流する手前で正午のチャイムが鳴り響きました。一昨年は此処より少し手前のバス停で転寝し、もう少し先で正午を迎えましたので、一昨年よりも昨年よりも遅れておりますが、今回は全く気にしません。明日の夜20時までに何とか弘前に辿り着ければ良いという気持ちで大いにゆとりを持って、ランを楽しむ事に集中します。国道に合流する所で二人のランナーに追い付きました。三厩体育館にてほぼ同じ時間軸で動いていたEKさんと札幌在住のTHさんでした。EKさんは三厩体育館で途中棄権を考えいるとの事でしたが、無事その関門を超えられたようで良かったです(生雲丹丼は残念でしたが……)。私はMAさんと2人で、EKさんと札幌在住THさんを抜かした記憶になっておりますが、抜かれた方のブログに依りますと4人に抜かれていたようでした。背後霊!?鋳釜崎キャンプ場までの約3Kmの道程もMAさん以外にランナーの気配は無かったと記憶しております。鋳釜崎キャンプ場では11回目のトイレ小を済ませるべく、MAさんと共に公衆トイレに入ると、連なるようにバタバタと二人のランナーが入って来ました。当時、その二人はキャンプ場の何処かで休んでおられて丁度トイレに入って来たのかと認識しておりましたが、だいぶ時間が経ってからその事に違和感を感じ、恐らくその二人は我々の少し後ろに付いて来られていたのだと記憶修正しました。トイレを出てからは4人組となりました。一旦海辺まで標高を下げ、再び断崖上に上がると、高野崎キャンプ場の案内が現れました。一昨年は此処もASであり、舘山代表に出迎えられました。昨年よりASでなくなってしまったのは明らかにスタッフ要員不足に因るものです。三厩から平舘まで24Kmですので、此処は無くても良いと思います。スタッフや運営の事を考えるなら、眺瞰台と金木も不要かと思われます。MAさんがちょっと立寄りますと、高野崎キャンプ場に入って行きました。後で訊いたところ、アイスを買って食べておられたそうです。MAさんも旅を楽しんでおられるようです。坂を下り、綱不知海岸という穏やかな海岸伝いに国道280号を進みます。相変わらず津軽海峡は穏やかで、遠くに薄っすらと下北半島が望めます。合流した二人の内一人は後ろ、一人は前を走っております。前のランナーは8分/Kmという身体に優しいペースで進まれているので、暫く付いて行きます。秋田在住のKSさんというランナーで、序盤は先頭集団に居られたので高速ランも出来、三厩体育館では1時間半も滞在されたので、かなり元気になられた上でこの緩やかなペース、余裕を感じさせられます。かなり長い事走ったでしょうか?後ろのランナーは居なくなり、KSさんとの間隔が縮まらない中、自販機が現れ、ASのすぐ手前でしたが、梅よろしを購入し(13:38-130円)、咽喉を潤しながら走りました。国道が野田BPとなり、平舘地区へと左斜めに入ります。この辺りは津軽半島と下北半島が最も近付く箇所で、青函フェリーも往来しております。道の駅の建物を少し通り過ぎた感じで右折し、道の駅たいらだてに入り、12回目のトイレ小を済ませた後、道の駅たいらだて(CP9-161.5Km)には14:01着。「何を飲まれますか?」「何が冷えていますか?」「此方のスポドリとお水です」「お水を頂けますか?」最高気温を記録する今、何を飲みたいかではなく、何でも良いから少しでも冷たい物を飲みたいというのがランナーの本音かと思われます。水をがぶがぶとコップ3杯程頂きました。次いで、お握り、味噌汁、グレープフルーツを頂きましたが、女性スタッフから、「シャツの背中、穴が開いて大変な事になっているようですが、大丈夫ですか?」と訊かれました。シャツの肩の個所に穴が出来ており、其処に皮膚が擦り切れた真っ赤な肉が見えるとの事。確かに今までリュックが擦れる感触をずっと抱えて来ましたが、他の色々な痛みの所為であまり感じる事はありませんでした。その場で大きめの四角い絆創膏(川の道でも非常にお世話になりました!)を貼付して頂き、スタッフ用の予備シャツを頂きました。「いえ、これはスタッフの方々の予備シャツですよね? 頂く訳には行きません」「予備ですから着て行って下さい。そのシャツもう着られないでしょう」ありがたく着替えさせて戴き、「シャツは此方に捨てて良いですよ」と言われましたが、2016年1月から多くの大会で着続けて来て思い入れが深いので、「このまま持帰ります」と言ってリュックに仕舞い、紺色のシャツという出で立ちに変身しました。20分以上長居したため、8分/KmのKSさんや走り&歩きを繰り返されるEKさんは先に発たれましたが、知合いの多いMAさんは色々な応援隊との対応で、スタッフの方々に背中を治療された私と同時に出発しました(14:24頃?)。コースは平舘の集落の中を只管南下します。恐らく此方が旧国道280号で、きっと太宰治も行ったり来たりしたのでしょう。民家の軒先の日陰では地元の方々が楽しそうに世間話をしておりますが、我々が前を通過しようとすると「頑張って!」と声を掛けて下さります。一瞬で疲れも痛みも吹っ飛びます。昨年、一昨年と、此処を走っている時に強い睡魔に襲われ、岸壁で転寝しましたが、今年はしっかり休みながら走っているので未だ元気と言いたいところですが、常にどんよりとした眠気に脳が支配されている感じで、寝ようと思えばいつでも寝られそうです。恐らく単独走でしたら強い眠気に襲われていたと思われますが、幸いMAさんに引っ張られ、良いペースで走り続けられております。先に道の駅たいらだてを出られたKSさん&EKさんを国道に合流する辺りで追い抜いたでしょうか?この辺り記憶が定かではありません。遥か遠くに蟹田港の防波堤、更に後方には夏泊半島も見えて来ました。八甲田山は望めません。妻は今頃角館の町を観光中でしょうか? お昼は美味しい物を食べたでしょうか?昨年、一昨年と、妻には当該JR2日目の夕刻には弘前入りして貰っておりましたが、今年の妻の弘前入りは7月15日(祝)14:44ですので、先程52時間をフルに使うと申しましたが、遅くとも14:15までにはゴールして、バスで弘前駅へと移動し、改札口で合流したいです。昨年IKさんと共に歩いていた道を走り続けます。平館から蟹田まで15Km余りを7分/Kmを上回るペースで走れておりました。振り返ると、道中トイレ休憩に1回立寄った以外は一度も立止まらなかったのではないでしょうか?超長距離の後半は歩いたり休んだりした時間がどんどん影響して来ますので、後半のノンストップランは効果が高いです。引張って頂いたMAさんのお陰です。その唯一の立止まり、蟹田塩越の公衆トイレにて13回目のトイレ小を済ませました(15:40)。昨年内臓疲労に因る嘔吐を繰り返した場所を通過。今年は内臓疲労は来ているもののムカムカ感までには至っていない感じで、RPにて眠れて来た事と、湿度が昨年のように100%続きではないことが、身体をそこまで弱らせていないのかと思われます。それどころかワインの事で頭の中は一杯です。漸く蟹田川手前丁字路に辿り着き、右折して此処からはやまなみライン(鯵ヶ沢蟹田線)を西進します。此処で山口県から来られたYTさんに追い付きました。序盤は先頭集団に居られ、鰊御殿~小泊辺りでは女子1位HSさんと共に先頭を走っておられたようです。因みにHSさんは既に2時間位前を先頭で独走しておられます。待ちに待ったマエダストア蟹田店に到着(16:08)。迷う事無くお酒コーナーに直進し、チリ産赤ワインFrontera(547円)を購入しました。ふるさと体験館RPにて食事と共に飲みますので、リュックに仕舞いました。MAさんはビールを購入、此方は冷たいので今すぐに飲まれました。蟹田川沿いにくねくねと走り、JR津軽線の踏切を渡った所でMAさんには先に行って貰いました。RPに走り込んで到着すると、すぐに食事を考えておりますため、其処でアルコール度数12%の飲料を注入したら、脈が上がり過ぎると思い、クールダウンのため、約1Km半歩く事にしました。2022年8月の大雨により線路設備に被害が発生し、JR津軽線蟹田~三厩間が運休され、それに伴い廃駅となってしまった中小国駅を右に眺め、そして、ふるさと体験館RP(CP10-181.1Km)には4位で16:43着。平館では一昨年、昨年の自分より遅れを取っておりましたが、此処では自己最速記録となりました。今回は昨年のリベンジラン、昨年達成できなかった完走を成し遂げるだけでなく、昨年楽しめなかった味わえなかった諸々を今年は楽しんで味わいたいです。昨年此処では何一つ飲食物を摂取する事が出来ませんでしたが、今年は食べて飲んで楽しみたいです。3位で到着したMAさんが既に寛いでいる食堂にはメニュー表が貼られております。ワインをプラコップに注ぎ、浅蜊海老入りひよこ豆シチュー、サラダ、筋子、西瓜、メロンを頂きます。至福の一時です。。途中でスタッフが「つみれ汁出来ましたけど食べます?」二つ返事で頂きました。美味しい~!!丁度良いタイミングで到着して幸いでした。其処に5位で到着された山口県のYTさんが入って来られました。ワインを勧めましたが、食べたらすぐに出発されるそうで、ご遠慮されました。食べている間に、走り&歩きを繰り返されるEKさん、8分/KmのKSさん、龍飛界隈で一緒でしたMHさんが続々と到着されました。ワインはボトル半分程を消費し、残りを後続のランナーにと飲料コーナーに置いて食堂を去りました。お腹も満たされ、アルコールも毛細血管まで行き渡り、廊下沿いの暗い睡眠部屋に入り、折畳椅子を3つ並べ、17:25から目が覚めるまで1時間11分間寝に落ちました。目が覚め、食堂に挨拶だけしに行くと、丁度到着したランナーが赤ワインを飲みながら食事中でした。飲んで頂けて嬉しいです。既にMAさん、MHさん、EKさんは出発済みでした。ふるさと体験館を7位で再出発(18:45)、2時間以上も滞在してしまいました。北海道新幹線を潜った辺りからやまなみラインは山並みの道に入ります。世界文化遺産に登録された北海道・北東北の縄文遺跡群の一つ大平山元遺跡を通過する頃には薄暗くなり、此処からは山道のナイトランとなります。暗い中ヘッドライトを点けていると無数の虫がヘッドライド目掛けて体当りして来ます。口を開けて走っていると口の中に虫が飛び込んで来ますので、上り坂を口を閉じて走りますが、今度は鼻の穴に虫が入って来ます。更には「熊出没中、注意!」と掲示板に現れ、諸々の事が全てストレスとなります。昨年転寝した大平トンネルポケットパークを今年は通過。大平トンネルを越えても更にダラダラと上りが続きます。日本海と津軽海峡の分水嶺である中山峠は未だ先のようです。相変わらず数多の虫がぶつかって来ます。早く町中に入りたいです。だいぶ長い事走り続け、分水嶺のやまなみトンネルを抜けると、右側に公衆トイレがあり、15回目のトイレ小を済ませました(20:06)。脚全体はかなり重く&硬くなっており、可動領域が小さくなっておりますが、内臓疲労はそれ程酷くないので、下り坂を意図的にペースを上げて進みます。息が乱れ、口が開く、虫が入る、口を閉じて鼻息ラン、花に虫が入る……、いつまで繰り返されるのでしょうか?早くこの状況から抜け出したいです。昨年は嘔吐し続け、下り坂なのに歩く事しか出来ず、辛い思いをした事を考えれば楽なものを見なければなりません。峠から20分程走ると一軒の民家の前を通過、BBQでもしているのか複数の人の賑やかな声が聞こえて来ます。其処を過ぎると再び虫の中に入ります。人家の連なる町が恋しいです。更に進む事20分、下り坂が終わって漸く平坦な道になる辺りで、MHさんに追い付き、一言声を掛けて先に行かせて貰いました。更に平坦な道を15分程進むと、いよいよやまなみラインの終焉、中泊町今泉の丁字路が見えて来ました。その手前で歩きながら電話中のEKさんを追い抜きました。丁字路を左折し(21:01)、国道339号に入り、此処からは津軽半島内陸部を只管南下します。真っ暗で距離もあるので見えませんが、今朝2時頃に西の湖岸を走った十三湖の東の湖岸を走っております。国道に合流しましたが、今まで以上に車の往来が無くなり、深夜の住宅街を走っている感覚です。昨日も嶽温泉で日の入り後、急激に車の往来が無くなり、嶽温泉から鯵ヶ沢へ抜ける道は弘前へ行く道と異なり生活道路では無いため、急激に交通量が減った事もありますが、基本的に青森の郊外に住む人達は日が暮れたら外出しない、外出していても日が暮れる前に帰宅する、そして皆超早起きであるようです。朝一も4時から開いていたり、目星の物を購入するために2時半に起きてやって来たりと、皆さん健康的です。暗闇の交通量が殆どゼロの国道339号を南下して行きます。かなり長い時間が過ぎ、中里川を渡り、すぐの丁字路を左折、あと1.5Kmで津軽中里駅ASなのですが、このわずかな距離が異常に長く感じられました。ゆるゆると坂を上り、町の中心街のような箇所を通り、いよいよ駅が現れるかと思いきや、中々現れず、漸く左側に現れるまでの時間が長かったです。20:38着の最終電車で営業終了となった津軽中里駅(CP11-207.0Km)には22:09着。公営鉄道や第三セクターを除いた私鉄の駅としては日本最北の駅であるそうです。CP10から此処まで7分53秒/Kmペースで走って来た事になり、トイレ休憩以外は脚を止めず、下り坂も力を入れて走ってきた割には遅過ぎます。16回目のトイレ小を済ませた後、ASに入りました。紅生姜入り津軽稲荷寿司、明太子お握り、昆布お握り等を頂き、奥にブルーシートが見えた瞬間に眠気を感じ、休んで行く事にしました。22:28から目が覚めるまで17分間寝に落ちました。その間に、先程電話中でした走り&歩きのEKさんが到着して出発、ふるさと体験館にてゆっくりと休まれた8分/KmのKSさん、龍飛界隈で一緒でしたMHさんが続々と到着されておりました。あとの二人の内どちらかは私と入れ替わりでブルーシートに横になられました。スタッフに礼を言い、津軽金里駅を出発(22:49)。次の金木のCPまでは僅か8Kmの道程です。人も車も走っていない県道103号沿いに静まり返った住宅街の中を南下して行きます。昨年は途中棄権を決意した上で、最後の区間走をした所です。国道330号に合流、此方も交通量ほぼゼロです。大沢内溜池の脇を通り、芦野湖の手前の自販機でオロナミンC(140円)を購入し(23:45)咽喉を潤せましたが、どよ~んと身体を覆い尽くす強い眠気には焼け石に水のようです。芦野公園の踏切を越え、金木の町の西側まで来て国道を左折、寝静まった金木町中心街を抜ける間に、日付が変わり7月15日(祝)となりました。そしてローソン前交差点を右折し、左に太宰治の生家「斜陽館」、右に金木町観光物産館(CP12-215.1Km)には0:04着。「素麺は如何ですか?」「其処のビーチチェアに寝ても良いですか?」「どうぞ!」「取り敢えず寝させて下さい」と言い、横になりました。丁度そのタイミングで今まで休んでおられたEKさんが旅立たれました。走り出したペースは目を見張る速さでした。そして、0:09から目が覚めるまで8分間寝に落ちました。寝ている間に8分/KmのKSさんが到着され、素麺を食べ始めたので、起きて「私にも素麺下さい」とお願いしました。昨年は此処に到着するなりリタイアボタンを押してしまいましたが、今年はありがたい事に未だ食べ物を美味しく食べられております。KSさんに続いて金木を出発しました(0:27)。すぐ先のファミリーマートにて17回目のトイレ小を済ませ、その間にKSさんはだいぶ先に進まれました。何分か走ってKSさんの背後に付けました。ペースは優しいのですが、暫く走っていると再び強い睡魔に襲われるようになりました。二ノ沢溜池横まで来たら我慢できなくなり、KSさんに休んで行く旨を伝え、大きめの階段になっている所に身体を入れて爆睡、1:06から8分間気絶しました。暫く走り、飯詰川を渡る辺りから念入りに紙の地図とスマホの地図アプリを見ながら慎重に進みます。一昨年、左斜めに曲がらねばならない箇所を真っ直ぐ進んでしまい、元の道に戻るのに余計な体力を消耗してしまいました。無事左斜の旧道に入れました。先程の仮眠から30分も経つ事無く、再び睡魔に襲われ、今度は沖飯詰集会所の前で爆睡、1:53から8分間気絶しました。五所川原市街地に入り、下平井町交差点を左折、此処からは国道339号バイパスに沿って只管南下して行きます。暫くすると凄い足音で爆走して来て、そのまま抜き去って行きました。ハーフの部の先頭ランナーでした。セブンイレブン五所川原鎌谷橋店にて18回目のトイレ小を済ませ、酔わないレモン堂(147円)を購入し(2:34)、咽喉を潤しました。ほぼ直線道路と化した国道339号は周囲に何も見えず、大海原を泳いでいる感じで、景色も変わらず、進んでいる感覚がありません。市街地を外れると再び強い眠気に襲われましたので、タイヤランド五所川原の入口の所で爆睡、3:07から7分間気絶しました。再び闇の中を走り続けますが、30分もしない内に眠気に襲われ、今度はセブンイレブン鶴田バイパス店の駐車場の隅っこにて爆睡、3:45から11分気絶しました。ゴールまでそれ程遠くないのだから、最早これ以上の気絶は無しで進みたいですが、眠気を誘う空気が身の回りを取り囲んでいる感じで、更にいつでも気絶できそうです。既に道中睡眠時間は累計2時間52分に達しております。重たい身体に鞭打って脚が悲鳴を上げても構わずにペースを上げ、直線道路を進んでいると、うっすら明るくなって来ました。本日の日の出は4:20です。空を雲が覆っているのか太陽は顔を出しません。本日の弘前は晴朝夕曇、30℃/20℃、今は早朝なので単に距離が長い直線道路で済まされますが、この大会のボリュームゾーンはこの区間を日中炎天下に通過します。暑い、自販機が無い、疲れた、脚が痛い、眠い、気持ち悪い、といった言葉を連発しながら走る事になると考えれば、疲れた&眠い位しか言葉が出て来ないなら、恵まれていると思わねばなりません。林檎畑に囲まれた直線道路を走っていると漸く雲の中からうっすらと、今日一日津軽の大地を照らす太陽が現れました。眠気もだいぶ弱まり、太陽の登場と共に士気が高められ、更に速度を上げられました。間もなく現れる藤崎ASでは生搾り100%林檎ジュースを頂けます。今回は昨年のリベンジラン、昨年達成できなかった完走を成し遂げるだけでなく、昨年楽しめなかった味わえなかった諸々を今年は楽しんで味わいたいです。昨年途中棄権した事で最も悔しい思いをしたのが、この林檎ジュースを飲めなかった事です。その悔しさを思い出したら更にペースが速まり、6分半/Km位までペースが上がっていたことと思われます。道路の対岸を走り&歩きで進んでいるランナーが居られました。金木をほぼ一緒に出発した秋田県のKSさんでした。「残り僅か頑張りましょう!」と声を掛けて先に進みました。更に、同様に道路の対岸を歩いているランナーが居られました。ふるさと体験館RPにて一緒に食事を取った山口県のYTさんでした。同様に声掛けして前に出ました。そしてスポーツプラザ藤崎(CP13-245.1Km)には5:40着。楽しみにしていた林檎ジュースを頂きました。「美味い~~!!!」叫んでしまいました。至福の一時です。。「お替り下さい」「どうぞどうぞ」「美味い~!」「何杯まで飲んで良いのですか?」「何杯でも」「後続ランナーの分が無くなります」「その時はその時」「ではもう1杯だけ」「どうぞどうぞ」「美味い~!」ランナー速報を見ると、横浜在住女子ランナーHSさんは既にゴールをしており(3:56!!)、見事総合優勝を果たされました。そして現在2位はふるさと体験館までほぼご一緒させて戴きましたMAさんで既に次の黒石のCPを越えております。そして現在3位は三厩で途中棄権を考えておられたEKさんで、此処藤崎を既に42分前に発たれております。そして此処藤崎に4位で着いたのが私……??HSさんと一緒に先頭を走られていたIKさんは何処へ??スタッフに訊くと、MAさんからの伝言で、かなり体調不良で、道の駅つるたにて睡眠を取って休んでから様子見て、再出発をされるとの事。固形物を食べずに、寝ないで進んだら、体調不良になるだろうなと思いつつ、昨年の異常な湿度の中、42時間で走り切り、3位入賞した訳ですから、きっと復活できる底力は備わっていると信じております。とても美味しい100%林檎ジュースを3杯頂き、5分程の滞在で再出発しました。生き返りました。本州縦断のコースである国道7号を横断し、田圃の中の道を東進します。此処でランナー速報を再確認すると、先程の藤崎のCPに私が出発した僅か3分後にYTさんが、8分後にKSさんが既に到着されておりましたので、此処からエンジンが掛かりました。身体は重たく、脚は錘が鎖で繋がっているかのように自由に動きませんが、先程の6分半/Kmペースに戻して走ります。ポンコツランナーを組み立てているボルトをポロポロと外れ落としながらギシギシ言わせて無理矢理走らせている感覚です。男女3位までが入賞圏内ですので、現在男子3位の私の背中に入賞ラインが引かれている事になります。道路は自然と右折して住宅街に入ります。左折すると川辺駅となる交差点を直進し、突き当たるまで進みます。突当りを黒石方面へ左折、歩行者の通れる側道を進み、螺旋階段を上がって跨線橋を渡り(6:04)、更に暫く側道を走り、漸く五所川原黒石線に合流。東へ向かって進みますが、幸い太陽は雲に隠れております。明らかに交通量が増えて来ました。やはり青森の人達は日の出と共に行動開始して、夜は動かないのでしょうか?ペースを上げて走っている所為か、思ったより早く境松駅を通過、緩やかに上る坂道の途中、2020年に初めて黒石つゆ焼きそばを食べた元祖つゆ焼きそば妙光食堂を通過(6:46)、元町の昔ながらの家並の中を通過して、突当りを左折、突当りまで進んで道なりに右折、黒石駅に到着。丁度この頃MAさんは総合2位、男子優勝でゴールされましたが、その事に気付くのはだいぶ後になってからです。後続ランナーの追い上げが怖かったので、ランナー速報を見ないで進んでおりました。公衆トイレにて18回目のトイレ小を済ませてから、黒石駅北側(CP14-254.9Km)には6:58着。CP13から此処まで7分27秒/Kmペースで走って来た事になり、信号待ち等も入り始めたので、こんなものなのでしょう。此処では楽しみにしていた黒石つゆ焼きそばを頂きました。2021年に食べに来た黒石やきそば専門店すずのやが提供しているつゆ焼きそばで、……美味い~!!ソースがスープとなっておりますが、決して塩辛くない、程良いスープ加減です。西瓜とグレープフルーツも頂きました。超長距離では終盤になる程一つのASの運営時間が長くなりますので、スタッフの方々も大変で、この素晴らしい長時間サポートに心から感謝致します。スタッフ達に礼を言って立ち去ろうとしました。「お替りもOKだから、もっとゆっくりして行きなよ」と優しいお言葉を頂きましたが、後ろが気になって仕方が無く、その旨を告げて立ち去りました(7:09)。逃げねば……ゴールまで12Kmを切りました。こみせ通りに入り、2022年に完走後に妻と共に此処旧市街を訪れた事を懐かしく思いました。更に旧市街を抜けて信号を右折すると、シャロン甘洋堂という和洋菓子店があり、此処も妻と共に買いに来ました。柔らかいスポンジ生地と口溶けの良いホイップクリームが絶品で、暑い中でも非常に美味しく頂けました。セブンイレブンの交差点を左折し、坂を下り、浅瀬石川を渡ります(7:20)。この川の下流が平川、更に下流が岩木川、その岩木川は十三湖に流れ出ますので、昨夜21時から此処までずっと川上に上って来た事になります。残り約1時間、幸い太陽は顔を出しておらず、ラスト爆走と行きたいところですが、身体が重く、脚に力が入らず、今のペースを維持するのが精一杯です。それでも追い付かれたくないという気持ちが後押しとなり、6分半/Kmは維持できていた事と思われます。田舎館駅で弘南線線路を渡り(7:32)、立派な建物の田舎館村役場が田圃の向こうに見え、それからだいぶ経ってから田舎館城前を通過しました。田圃アートで有名な場所で、明日のドライブの道中で身に来ようと思います。更に交通量は増え、路肩の無い箇所ではいつでも田圃に飛び込める準備をし、暫く進むと秋田県境坂梨峠から大鰐を経て流れて来る平川を渡る境橋を渡り始めると、「!?」前方にランナーの後ろ姿が見えます。どうやらEKさんのようです。走り&歩きの歩きのタイミングなのか、背中がどんどん近付きます。藤崎を過ぎてから後ろのランナーの事ばかり気にしており、逃げるのに必死で、前を見ておりませんでした。藤崎の時点で42分差ありましたので、追い付くのは無理と決めつけておりましたが、実は黒石では14分差まで迫っておりましたが、ランナー速報を見ていないので、知る由もございません。EKさんの背中も近くまで来ましたが、前方にはゴール地点である桜色の弘前さくら野百貨店も視界に入って来ました(8:14)。これで苦行から解放される……「お疲れ様です。残り僅かですよ。ラスト頑張りましょう!」「どうぞ行って下さい」道中何度も見た走ると5分台/Kmの走りをされるととても付いて行けません。「もし8分/Kmペースで走り続けられるようでしたら男子2位同着やりませんか?」満身創痍と思われるEKさん(私もですけど……)が付いて来られる8分/Kmペースを維持し、信号待ちの最も少なくなる走り方をして、国道7号を横断し、駐車場を斜めに横切り、さくら野百貨店が完全に視界に入った所で時計を見ると8:28、何とか40時間半切りも行けそうです。最後のウィニングロードの先にはゴールテープが貼られ、横に舘山代表、手前の方に男子優勝ランナーMAさんが拍手で出迎えて下さる中、EKさんと手を繋いで同着ゴール!!さくら野百貨店(ゴール-266.3Km)には8:29着。正式なタイムは40時間29分18秒(3位/137人、男子2位/120人)でした。ゴール後は表彰して頂き、待っていて下さったMAさんと間もなく奥様との待合せ場所へと向かうEKさんと談笑をしてEKさんを見送りました。皆様、家族サービス色々と考えておられます。MAさんは10時に開店するさくら野百貨店の銭湯に入り、その後も知合いのランナー達を夕方まで出迎え続けるとの事。私も14時過ぎまで暇なので、付き合わせて戴きます。9時台後半になって、山口のYTさん、秋田のMHさん、同じく秋田のKSさんのゴールを出迎えました。皆、道中で何らかの関りを持つ事になったランナー達です。10時にスタッフも含めて何人かで銭湯へ行きますが、此処でも当然の如く石鹸&シャンプーは備わっておりませんので、三厩同様、お湯&ゴリゴリタオルで身体を洗いました。お湯に浸かったらそのまま水没しそうでした。板のデッキの上で、数分間気絶しました。1階のスーパーも開きましたので、本搾り酎ハイを購入し、MAさんや其の他完走したランナー達と乾杯します。11時半が近付くと見覚えのある走り方をするランナーが入って来ました。IKさんでした。丁度、本搾りレモンが1本余っておりましたので、乾杯&駆け付け1杯をして頂きました。訊くと、本日未明に五所川原を過ぎての直線に入ってから眠気がとても酷くなり、草叢に倒れ込むように気絶したり、起きては嘔吐をしたりで体調が最悪であったそうで、そこにMAさんが追い付いて来られたので、道の駅つるたに行って休む旨を告げたものの、其方でも嘔吐をし続け、最早身体を動かす事が出来なくなって、かなり長い事休まれて漸く少しだけ良くなり、少しずつ進んで来たそうです。ヘルニアを抱えての最後まで壮絶な闘い、本当に完走おめでとうございます。しかも間隔は空いておりますが、9時台後半に入って来られたKSさんに次いでの8位ですので、上出来です。12時台半ばになるとハーフの部の女子1位のランナーがゴールされました。宮城県のGMさんというランナーで、途中何度も道に迷いながら何とか辿り着いたとの事。深夜に通過したやまなみラインでは、やはり顔に叩き付ける無数の虫に苦しめられたそうです。13時台になると、一昨年道中長い事ご一緒させて戴いた千葉県のTYさんが入って来られました。昨年かなり苦戦したので、今年は最初からかなり抑えて無理せずに進んで来られたそうです。談笑している間にハーフ女子2位のSEさんがゴールされました。結構な勢いで飛び込んで来られたので、「未だ何十Kmでも走れそうですね」と言ったら、「黒石で女子3人(2位~4位)が重なったので、(3位入賞逃す訳には行かないと)慌ててASを飛び出して来たんです」との事でした。13時台後半には、初日の亀ヶ岡辺りまで前後を走っておられた女子2位北海道のNKさんが入って来られました。道中転倒されたそうで、右膝下の擦り傷が痛々しいです。今年は137名の出走ランナーの内、完走できたのは68名で、完走率は49.6%、昨年より2割弱高まりました。未だ其処に残るMAさんに長い道中の御礼を言い、福島での再会を誓って別れ、長時間サポートして下さりましたSAJのスタッフ達にも御礼を言い、14:00発の100円バスで弘前駅へ向かい、会場を去りました。
2024.07.14
閲覧総数 1773
7
![]()
両足指にマメが出来ているのですが、右足親指のマメが水膨れになっており、更にパンパンに腫れてしまい、歩くのもままならない中、隣町までの買い物ラン。大腿前筋もカチカチでいつものスピードでは到底走れませんでした。ゆっくり走っていると2日間のことが走馬灯のように蘇って来ます。走っていた時間は1時間程、あっという間でした。【追跡ゆうメール・送料無料】マーキュロクロム液(赤チン)(専用ハケ付)(50ml×3箱)【第2類医薬品】【三栄製薬】【日本薬局方】【代引き不可】【福薬本舗】価格:1214円(税込、送料無料)
2016.05.07
閲覧総数 398
8
![]()
本日の新潟は雨後曇、17℃/11℃、22時15分就寝。
2026.05.04
閲覧総数 25
9

目覚めると4時半、約3時間半の睡眠でしたが、寝不足感はありませんでした。着替えて荷物整理をしていると、IKさんが「やっと会えました」と現れました。初日夜の長瀞での転倒直後に「暫く歩いて行きます」と言って別れて以来の再会です。とはいえ、レストポイントでは両神荘でも小諸GCHでも同じ時間帯に同じ部屋で寝ている訳ですが……シャワー&食事を済ませ、アル注もしたので、これからしっかり寝るところのようです。小諸以降はだいぶペースが戻って来たそうです。未だ内臓疲労の余韻が残っている感じですので、食堂にてヨーグルトのみを頂き、荷物を預け、出発しようとすると、スタッフから「雨が降ってますよ」との事。本日の天気は晴10%でしたが、外を見るとジャブジャブ雨が降り注ぎ、彼方此方に水溜りを作っております。急遽雨合羽を羽織り、本来なら傘も差したいところですが、既に小諸で捨てて来てしまいましたので、いずれ止むと信じて雨合羽のみで走ろうと思います。一昨日雨の中履いていた靴は古新聞のお陰で乾きましたので、其方に履き替えました。表で記念撮影して貰ったりして、津南町・旧三箇小学校(CP19-394.1Km)を5:10に出発、今年の3箇所のRPの合計滞在時間は15時間39分でした。旧三箇小を出る時に雨に降られたのは2018年のフル初回参加時のみでそれ以来ですが、今は天気の事以上に中々云う事を聞かない脚の状態が気になります。昨夜のように脚を引き摺るまでの状態からはやや回復しましたが、それでも痛みが残っております。例年、旧三箇小からの下り坂で一時的にでも6分/Kmを取り戻せるのですが、今は仮令下り坂でも8分/Kmがやっとで、上り坂はトボトボと歩いて上りました。周囲の山々から沢山の雨水を運んで来た信濃川は激しい流れとなっており、それらの水は私と共に河口である新潟へ向かって行きます。雨の所為で殺風景です。。本日は雨後曇時々雨後晴、15℃/7℃、一刻も早く雨が止む事を祈るばかりです。昨夜は気付きませんでしたが、道端に雪が残っておりました。国道117号に出て、新潟へ向かってひた走ります。新潟まで残り120Km、走りに力が入らず、本来のペースには乗れませんが、何とか最後まで走り切りたいです。雨は昨年の長野・新潟県境で打たれた雨のような冷たさを感じます。よく見ると、白い丸い物が混じっており、どうやら霰混じりの雨が叩き付けているようです。この辺りは日本でも有数の豪雪地帯、長い冬を終え、漸く雪が溶けて通常の暮らしが出来る季節になったといったところでしょうが、5月になった今でも霰が降る気候の下での生活を強いられている訳で、本当の春はいつ訪れるのでしょうか?さて、本日の予定ですが、このままのペースで走り続けると走っている時間だけで16時間を要し、信号待ち、トイレ休憩、食事休憩、転寝等を考慮すると+1.5~2時間ですので、23時過ぎにゴールできれば良いかと考えております。それでも513Kmの距離では十分に自己新記録となり得ます。また、昼食に関して、昨年同様、長岡小嶋屋殿町本店にて家族と合流し、へぎ蕎麦を食べる予定です。妻娘は昨夜20時に自宅近くでレンタカーを借り、夜の内に高坂SAまで走り、高坂で車中泊をしている筈ですので、午前中には余裕で長岡に到着できますので、合流時刻は私の走り次第となります。昨年は5:24に旧三箇小を出発し、12:48に長岡小嶋屋殿町本店に到着できましたが、今のペースではとても無理、到着予定を13:30に変更し、家族に発信しました。内臓疲労を考慮してヨーグルトのみの摂取で走って来ましたが、今度はガス欠感に襲われて来ましたため、セブンイレブン十日町川治店にてザバス、チョコクロワッサン、セブン珈琲を購入、軒下で雨に濡れないように食べ飲みしました。十日町の商店街(雁木通り)に入りました(7:26-408Km辺り)。本日5月3日は元々十日町きものまつりの日でしたが、コロナ禍で延期となり、街は静まり返ってしまった印象を受けます。GSにてトイレを拝借し、飯山線の線路を潜り抜け、国道117号を北進します。漸く雨が収まり、雲の切れ目から青空が覗き始めた頃、残り100Kmを切りました。完走を確信してはいるものの、全行程の1/5未満とは言え、やはり100Kmは長いです。丁度、家族から連絡が入り、小千谷ICを下りたとの事(8:17)、早過ぎ!!信濃川を高台から眺められる場所にやって来ました(8:56-419Km辺り)。ハーフを走っていた頃は此処からの風景が最高と思っておりましたが、長野県内にて絶景を何度も見てしまいましたので、大きな感動はありません。まずは早いとこ長岡にて家族と共にへぎ蕎麦を食べたいです。小千谷市・魚沼橋南詰(CP20-422.9Km)9:26着。旧三箇小を昨年より14分早く出たのに、此処に来て27分も遅くなっております。長岡到着時刻を13:30~13:45に修正し、家族に発信しました。豊富な水を湛えた信濃川を左岸に渡り、更に進みます。再びGSにてトイレを拝借し、長い坂をゆるゆると走って上ります。天気が良ければ右遠方には八海山が望める筈ですが、本日は見えません。坂を上り切り、再び雨が降り始めました。関越道のインター前を通り抜け、スノーシェッドの中を潜り下りて行きます。信濃川が右に大きく旋回する外側を通ります(10:10-418Km辺り)。国道117号は小千谷市内を東へ西へと大きく蛇行しており、遠回りをしながら進みます。雨は降ったり止んだりを繰り返しております。山本山大橋西詰手前の川の道コース最後の上り坂を越えると、小千谷の高台に入ります。長岡に着く前にガス欠になっては家族に迷惑を掛けますので、セブンイレブン小千谷上ノ山店にて消化に良いカロリーメイトチョコ味、水を購入(10:51)、歩きながらカロリーメイトを一欠片ずつ口に入れてはしっかり噛み潰し、最後は水で流し込んでエナジー摂取しました。5年前、炎天下を走って熱中症になりかけ、数分間仰向けになって寝ていたベンチがある薬局前を通り過ぎ、家族と会える長岡へ向かって快走します。小さな目標が士気を高めます。そのまま市街地を突っ切り、道なりにバイパスを進み、三仏生交差点を直進した先に見覚えある一軒家が現れました。本来ならCPであった小千谷市・三仏生和田邸(438Km辺り)を11:37通過。今年も何もございません。地酒苗場山も飲めません。解っていたとはいえ、残念です。。残り75Km。漸く雨は収まりましたが、空気が冷たいので雨合羽は着たままで行きます。小千谷市・越の大橋西詰(CP21-440.3Km)11:54着。大河という名に相応しい程成長した信濃川を右岸に渡ります。幅広い国道17号を長岡へ向かって北進し、途中から県道498号に入ります。JR上越線と並走しておりますが、途中すれ違った普通列車越後湯沢行は通路まで一杯人が立っておりました。2両編成ですので、もう1両増やして欲しいです。来年は5月5日のこの時間帯に此処を通過する在来線で帰ろうと考えておりますので、今から気懸りです。長岡到着時刻を13:35~13:40に絞り込み、家族に発信しました。6年前、40分位転寝したバス停には、なんとバスを待つ人が2人も居て、もし私が眠くて此処で一休みと思っても、使用する事は不可能でした。5年前、10分程転寝した入口がタイル張りになっている貸衣装会社が視界に入ると、また今年も来たよ~といった気分になりました。長岡市街に入り、雁木通りが続くようになり、ペースを上げ、越後長岡小嶋屋殿町本店には13:36着。駐車場に妻と娘がおり、6組目との事で、いつから待っているか訊いたら今来たところとの事。此方の到着時刻の30分前に到着して並んでおいてとお願いしたのに……「で、6組目で凡そ何分待ち?」 娘「知らない」「訊いて来て!! 序でにお座敷不可である旨も伝えて来て!」暫くして戻って来て、20分前後待ちでお座敷は塞がっているとの事。「2階は全て靴を脱がないといけない筈だけど、2階は全て貸切という事?」 娘「分からない」結局、自分で脚を引き摺り歩いて訊きに行きました。「貸切のお客さんが入っているのでお座敷への案内はございません」「確か2階は靴を脱ぐ筈でしたが、靴を脱げないので1階の座る席でお願いします」「あっ、そういう事でしたか。でしたら2階席への案内は致しませんし、1階席優先でお呼び致します。印を付けておきますね」と漸く、此方の意図が伝わりました。結局待つ事僅か12~13分で入店でき、8人掛けの座席に座らせて戴きました。ご親切な計らいをして下さり、心底より御礼申し上げます。料理が出て来るまで更に12~13分待ち、へぎ蕎麦4人前+タレかつ丼が出て参りました。この頃既にトップがゴールしており、2日目の中込から小諸まで並走させて戴いたフル初参加のNKさんが大会新記録(昨年のMTさんの記録より29分速い)で見事優勝されました。つるつると咽喉越しの良いへぎ蕎麦ですが、勢い良く飲み込んで両神荘のカレーライスのように急に詰まらせてはマズいと思い、ゆっくりボソボソと噛みながら食を進めました。薬味の量を少しずつ変えて味変させながら海草入りのつるつる蕎麦を味わいました。タレかつ丼は食べない予定でしたが、娘が少しだけ残したので、残りを小さな欠片にしながら少しずつ頂きました。いずれもきちんと咽喉を通過し、美味しく頂け、最後に蕎麦湯をたっぷりと飲み、地元ソウルフードを堪能できました。約1時間の滞在後、14:34に出発し、すぐ先の長岡市・大手通交差点(CP22-452.7Km)14:37着。家族と次に会うのは、18時間後の明朝8時半です。残り60Km、昨年と比べて1時間20分程遅れておりますが、8分/Kmを維持して何とか本日中にゴールできればと考えております。丁度その時、後ろからランナーが現れました。ISさんで、小諸GCHにて先に出来て行くのを見送って以来、1日半ぶりです。改めて紹介しますと、ISさんは神奈川県在住、マラソンのキャリアも超長距離に入ってきた時期も私と大凡重なっており、初めてお会いしましたのは2018年の小江戸大江戸、その後、沖縄サバイバルを筆頭に数々の超長距離大会に参加され、40代後半ながらメキメキとパワーアップし、最近のSAJの大会では優勝されたりもしており、超長距離に於いて実力のある後半に強いランナーで、私の中では間違いなく上位に食い込んで来るとスタート前から確信しておりましたが、その通りとなりました。7分/Km前後で走られているため此方は付いては行けず、すぐに先に行って貰いました。信号待ちで追い付いたので、そのペースで行けば85時間台も狙えるかもしれない旨を伝えたところ、「昨年は96時間台でしたので、今年は95時間台で入れればと思っております」とあまりにも謙虚過ぎるので、「私は今、何とか8分/Kmで走れておりますが、それでも87時間以内にゴールするつもりですよ! 目標を高く修正して下さい」と激励しました。次の交差点では私がギリギリ信号に捕まりましたため、此処でISさんを見送る形となりました。県道498号を北へ向かい、これから田植えを始める泥池状態の田圃を横に見ながら走ります。長岡までは家族と会えるという士気で走れて来られましたが、あとは遥か遠いゴールを目指すのみとなると士気が低下し、睡魔が襲って来ました。眠気に負けないよう平手で顔を叩き、とにかく一刻も早く終わらせたい、その一心で脚に力を入れて走り続けます。とはいえ、やはり強い眠気に襲われ、昨年10分程気絶しました何処かの会社の前の軒下のタイルは日影でしたのでパスし、中之島見附IC2Km手前の向かいにファミマがある辺りの日向の芝生の上で約10分転寝しました。少しでも睡眠を取ると暫くの間は眠気が無くなります。国道8号と合流し、中之島見附ICを遠回りしながらアンダーパスし(16:08)、工事中のため左側歩道が通行止めでしたので、右側歩道を上がり(16:19)、その先の交差点で左側に渡った後は、ほぼ直線道路となった道を北進します。左前方に弥彦山、右前方に磐梯朝日連山が望め、いずれも手前に鏡のような泥池田圃が広がっております。流石は日本の穀倉地帯です。この広い広い越後平野で育ち収穫されたお米と其れから作られた日本酒と日本海の幸を、早く家族と共に堪能したいです。徐々に近付いて来た上越新幹線の線路と交差する手前にあるJAにいがた南蒲農産物直売所ただいまーとを通過(17:19-470Km辺り)。時々上越新幹線が一瞬にして追い抜いて行きますが、あれに乗れば数十分で新潟に着けるのになあ等と思いながら進みます。その後も左側が通行止めとなり、道を渡って右側を走行しないといけない箇所がありました。戻るのが面倒なので、暫くの間幅広い右側の道を走り続けました。8分/Kmペースがやっとです。三条大橋が視界に入って来ましたので、左側の歩道に戻ると、後方からISさんが現れました。転寝をしてコンビニで蒸しパンを購入したところとの事。三条市・三条大橋南詰(CP23-475.7Km)18:02着。間もなく弥彦山に沈んで行く夕陽を眺めながら、信濃川の左岸に渡りました。残り40Kmを切りましたが、此処からが本当に長く感じられる区間です。ISさんは燕三条の街中ですき家か吉野家に入ろうかとの事、一方の私は過去5回入りたくても内臓疲労のムカムカで気持ち悪かったり、元気だけれどタイムを強く意識していたりで、中々縁が無かったラーメン原宿にてラーメン&餃子を食べる旨を伝えたら、其方に行きたいとの事。土手の上の道に上がってから2Km位更に先である旨を伝えました。燕三条駅を横に見て(18:18)、街を外れて閑散とした土手に上ると、磐梯朝日連山を望めました。燕三条の市街地ではISさんは私と並走するためペースを落として下さいましたが、土手に上がってからは元のペースに戻り、7分/Km超のペースで引っ張られました。このままずっとこのペースでは潰れてしまいますが、取り敢えず2Km先のラーメン原宿までと思えば我慢できます。丁度この頃、2位のランナーがゴールしたようで、私のブログを参考にして下さったフル初参加のYYさんでした。目的のラーメン屋までの間にもラーメン屋が1、2軒あり、その度に「此処ですか?」とISさんに訊かれますが、「もう少し先です」と応えます。燕三条の市街地の入口で牛丼を食べようと予定していたのに、其処から既に40分以上も振り回されているので、もしかしたら低血糖状態になりつつあるのかも知れません。漸く現れたラーメン原宿に到着(18:49)、土手に上がってから、3Km弱ありましたし、三条大橋から45分も掛かりました。カロリー&塩分補給が主目的なので、迷わずに醤油ラーメン(650円)と餃子(350円)の食券を購入、千円札を入れてお釣りボタンを押しても出て来ないのに不思議に思ったりしましたが、単に足し算が出来ていなかっただけでした。ISさんはかなり迷った結果、塩ラーメンを選択、他にも海鮮麺、岩海苔塩ラーメン、飛魚出汁ラーメン、辛味噌ラーメン、麻婆麺等、そそられるメニューが勢揃い、「このお店のメニューを制覇するまで川の道に参加し続けないと行けなさそうですね」とISさんと話し合ったりしました。ISさんも2位のゴールが気懸りのようで、今の所我々は3位、次に迫っているランナーが気になるところです。ISさんは女子1位を進むHSさんが近付いていると思われており、私は今朝一瞬だけ会話できたIKさんが追い上げていると思っております。醤油ラーメンは塩味が身体全体に浸み渡り、更にスープを飲んで行ったら身体を温められ、ラーメン1杯で補給&体温調節も果たせました。塩ラーメンも優しい味で、ISさんも身体が温まって生き返ったとの事でした。此処までのペース走が結構ヤバくて、もう少しで走るのを断念するところだったそうです。結局30分近く居座り、夜間装備を装着し、暗闇となった国道8号を再び走り始めました(19:17発)。すぐ先のファミマで水を購入、飲むと体温が低下しますが、先程スープを飲み干したため、この後きっと咽喉が渇くと思って買いました(19:28)。先に進んで下さいと言いましたが、ISさんは定点で待って下さりました。「このまま行って3位同着にして貰いませんか?」とご提案下さるので、「それは良いですね。でも私の方がペース落ちてきたら遠慮なく自分のペースで行ってしまって下さいね」と応えました。土手の上の曲線の道が終わる辺り(483Km辺り)にののやというラーメン屋があり、魚介醤油つけ麺とやらのメニューに惹かれます。「此方のメニューも制覇するまで川の道走りませんか?」とISさんに話しかけたりしながら入ります。此処からはひたすら長い長い直線が続きます。過去3回のフルでは、この周辺はいずれも単独走で、眠気との闘いや、いつまで経っても辿り着かない直線の先が本当に遠く感じましたが、本日は話し相手が居る事で非常にありがたいです。更にはISさんの7分/Kmペースに引っ張られてありがたい限りです。両側の水田からはゲコゲコと蛙の鳴き声が響き渡って聞こえて来ます。真っ暗な中のランですが、初日に感じていた夜に対する恐怖感のようなものは殆ど感じなくなってしまいました。あと4時間もすればこの苦行から解放されるという嬉しさの方が勝っているのかも知れません。暗い歩道をハンドライトで照らしながら路面の凹凸がないか注意しながら走ります。4年前、右足裏に靴底を貫通してガラス片が刺さり、足裏血だらけになりながら走っていた事を思い出しながら、恐る恐る進みます。白根バイパスに入る辺りから、急激な尿意が襲って来ました。気温も下がって来たように感じます。道から一段下りた僅か20m先にスーパーや薬局があったりして、トイレも見えるのですが、其処との間は水路で遮られており、其方側へ行こうと思ったら果てしなく遠回りをしなければなりません。昨年はこの辺りで内臓疲労と強い睡魔を感じておりましたが、今年はその気配はありません。前者はラーメンのお陰、後者はISさんのお陰で克服できているようです。ローソン白根高井団地店にてトイレを拝借し、スッキリしてから残り15~16Kmの道を再び走り始めました。残り僅かと確認が出来、元気が湧いて来たのですが、それでも直線の向こうがいつまで経っても近付いて来ません。足下も真っ暗で時々石を蹴飛ばしながら走ります。ガラス片や釘が落ちていない事を祈るばかりです。この越後平野が広いネタを何人かの新潟県民にお話ししましたが、皆それを誇りに思われていると同時に、「車で走っていてもあの直線はしんどいです」と添えられます。長い長い直線が終わり、漸く大野大橋と思わしき緩い勾配が視界に入って来ました。新潟市・大野大橋南詰(CP24-502.7Km)22:19着。残り10Km、いよいよゴールが見えて来ました。この辺りからペースが落ち、8分/Kmも維持できなくなりました。ISさんも同じような状態のようで、此方の速度低下にお付き合い下さります。北陸自動車道、上越新幹線を潜り、その先バイパスを潜ったり、土手に上がったり、再び国道を潜ったりと複雑な経路を進み、漸く新潟市街地が見渡せる土手に上がりました。前々回までのゴールであったホンマ健康ランド(2020年6月末に廃業)に併設されたラウンドワンスタジアム新潟店が大きな信濃川の対岸に望めます。ゴールの静浜亭は貸切ですので、ホンマ健康ランドより遥かに寛げますが、淋しい思いもあります。夜の真っ暗で静かな土手を進んでいる内に、やや脱水症状的な内臓疲労感が押寄せて来て、自販機があったら炭酸飲料を一気に流し込みたい気分となりました。多少のアップダウンを繰り返し、そして、新潟市・日本海岸川の道岬(CP25-510.6Km)23:25着。今年も自分の脚で日本列島を横断しました。そしてやはり日本はデカイ!!!真っ暗闇を前にあまり感傷に浸ることもなく、一刻も早く走る事を終わらせたいので、残り2Km余りのウィニングロードを最大限の力を振り絞って走ります。新潟大堰は水門が閉められており、うねっている海が水門に衝突し、時々ドーンドーンと音を立てております。対岸に渡り、日本海関屋浜海岸沿いに遊歩道を進み、時々不安になりつつも、方角的には合っている筈なので、地図を見ずに進みます。途中、再び公衆トイレに駆け込み、だいぶ長い事走ったように感じましたが、遊歩道から車道に出て左折すると、正面に日本海が広がる手前左側に灯りの点いた海の家静浜亭が現れました。「やったー!!」「着いたー!!」我々の声に反応して下さった2、3人のスタッフ達が外に出て来てくれて、計測器に計測バンドを近付け、無事「ピー!!」同着の調整をして頂き、新潟市・海の家静浜亭(ゴール-513.0Km)には23:49着。正式なタイムは86時間49分12秒(4位/127人)、この距離では3年前の自己記録より1時間弱早く走り切る事が出来ました!!!スタッフ「4位同着おめでとう!!」「?? 4位? 3位は誰ですか?」ISさんも私も、3位と信じ込んでいただけに、頭の中が??状態です。抜かれた記憶が無いですし、一体誰? HSさん? IKさん?どうやら、初日に秩父から贄川交差点手前まで並走したUAさんのようで、旧三箇小にも6位で入って来られたので、完全にノーマークでした。UAさんのCP通過時刻を見ると、我々がラーメン原宿にて温かいラーメンを啜っていた時に追い抜いて行かれたようでした。スタッフ達から健闘を称えて頂きました。いえいえ、此方こそ、この4日間殆ど寝ずにランナーに寄り添っての手厚いサポートをして下さり、心底より感謝致します。川の道は、希望の道であり、努力の道であり、感謝の道であります。全行程を走り終え、心底から感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。あまり温かくないシャワーをゆっくり浴びて身体を綺麗にした後、ISさんと生ビール(650円)で乾杯し、お互いの完走を祝福しました。色々とお互いの川の道ストーリーを話していると、あっという間に1時間が過ぎており、気が付いたらIKさんがゴールしておりました。IKさんとも話が盛り上がり掛けましたが、ワインと共に静浜亭のカレーライス&餃子&ポテチを食べたかったので、両足共にパンパンで最早歩くのもしんどいですが、ワインのためならと身体に鞭を打ち、夜間装備を再び装着し、約850m離れたセブンイレブン新潟高校前店まで歩いて往復し、焼餃子、ポテチ大袋、スペイン赤ワインフルボトルを購入(1:53)。お店にてレンジでチンしてくれましたので、帰り道は香ばしい匂いが堪りませんでした。別途海の家のメニューでカレーライス(650円)を注文し、ISさん、IKさん、そして先程まで熟睡されていた優勝ランナーのNKさんと共に、買って来たポテチ大袋を広げ、各々の持っているスナック菓子を机上に広げ、4人で完走を祝福しながら宴会しました。至福の一時です。。気が付いたらISさんが気絶、その後、私も離脱、就寝したのは3時過ぎでしょうか?
2022.05.03
閲覧総数 607
10

目覚めると6時半、約2時間半の睡眠で、若干の寝不足感はありますが、外は既に太陽が輝いており、ISさんは既に発たれております。着替えて荷物整理をして洗面&歯磨きを済ませ、トイレ大に入りましたが、本日も殆ど出ませんでした。確かに昨日も重量のある固形物を食べておりません。未だ内臓疲労の余韻が残っている感じですので、食堂にてサラダ、ヨーグルト、温珈琲のみを頂き、荷物を預け、出発しようとすると、スタッフ達から丁寧に見送られました。ISさんと私が到着してから5時間が経とうとしておりますが、次のランナーは未だ入って来ていないようで、私が発つとスタッフ皆一息付くようです。表で記念撮影して貰ったりして、津南町・旧三箇小学校(CP19-394.1Km)を7:07に出発、今年の3箇所のRPの合計滞在時間は14時間27分と過去最短、あまり良い事とは思えません。昨年は旧三箇小を出る時に雨に降られましたが、今年は晴れて山鳥も彼方此方で鳴いております。脚が硬く重たく、下り坂でも8分/Kmがやっとで、上り坂はトボトボと歩いて上りました。周囲の山々から大量の水を運んで来た信濃川は太い流れとなっており、それらの水は私と共に河口である新潟へ向かって行きます。国道117号に出て、新潟へ向かってひた走ります。新潟まで残り120Km、走りに力が入らず、本来のペースには乗れませんが、何とか最後まで走り切りたいです。本日は晴時々曇、24℃/6℃、周囲の風景は明るく、気持ち良いです。この辺りは日本でも有数の豪雪地帯、長い冬を終え、漸く雪が溶け、春が訪れ、通常の暮らしが出来る季節になったといったところでしょうか?さて、本日の予定ですが、このままのペースで走り続けると走っている時間だけで16時間を要し、信号待ち、トイレ休憩、食事休憩、転寝等を考慮すると+1.5~2時間ですので、ゴール到着は明日1時を過ぎてしまいそうですが、自己ワースト記録である初参加時の0:58着よりは早くゴールしたいと考えております。妻との長岡小嶋屋殿町本店でのへぎ蕎麦昼食を中止しましたので、その分で時間を稼げそうです。今頃、妻は東京駅に着く頃かと思われます。世間では本日から5連休、東京発の上越新幹線は混雑が予想されるので、乗車したい新幹線の約1時間前に東京駅に到着して、自由席券なので「次々発」辺りの新幹線乗場に並ぶと良い旨を伝えております。十日町の商店街(雁木通り)に入りました(9:09-408Km辺り)。本日5月3日は十日町きものまつりの日、コロナ禍で中止となっておりましたので、4年ぶりのお祭りという事で、街の人々は忙しく、でも楽しそうに諸々の準備に取り掛かっておられます。良い光景です。飯山線の線路を潜り抜け、国道117号を北進します。気温がぐんぐん上がって来たのか、咽喉が渇いて来ましたので、セブンイレブン十日町中条店にてトイレ拝借後、昨夜その美味しさにハマった三ツ矢特濃オレンジスカッシュ(138円)を購入(9:45)、歩きながら半分程飲んで蓋をしてリュックに仕舞いました。残り100Kmを切りました。完走を確信してはいるものの、全行程の1/5未満とは言え、やはり100Kmは長いです。三ツ矢特濃オレンジスカッシュをあっという間に飲み干してしまいました。信濃川を高台から眺められる場所にやって来ました(10:40-419Km辺り)。ハーフを走っていた頃は此処からの風景が最高と思っておりましたが、長野県内にて絶景を何度も見てしまいましたので、大きな感動はありません。暑くなって来るまでに極力進んでおきたいです。小千谷市・魚沼橋南詰(CP20-422.9Km)11:11着。旧三箇小を出てから8分/Kmでさえ維持できておりません。やはり身体は正直です。豊富な水を湛えた信濃川を左岸に渡り、更に進みます。GSにてトイレを拝借し(11:18)、長い坂をゆるゆると走って上ります。右遠方には八海山が望めます。あの雪解け水で育てられた美味しいお米から作られた美味しいお酒を明日の夜には飲めるかな等と妄想しながら走ります。坂の後半は歩いて上り、関越道のインター前を通り抜け、スノーシェッドの中を潜り下りて行きます。信濃川が右に大きく旋回する外側を通ります(11:56-418Km辺り)。国道117号は小千谷市内を東へ西へと大きく蛇行しており、遠回りをしながら進みます。陽射しが段々強くなり、肌に痛みを感じるようになって来ました。山本山大橋西詰手前の川の道コース最後の上り坂を越えると、小千谷の高台に入ります。暑さが堪え、身体が塩分を求め始めたので、セブンイレブン小千谷上ノ山店にて小さな容器に入った塩昆布蕪胡瓜(216円)、水(106円)、三ツ矢特濃オレンジスカッシュ(138円)を購入し(12:38)、軒先で食べました。塩味が美味しい!!そして冷たい水も身体を元気にさせました。6年前、炎天下を走って熱中症になりかけ、数分間仰向けになって寝ていたベンチがある薬局前を通り過ぎます。本日は既に暑いとはいえ、6年前のように30℃近い酷暑ではありません。それでも三ツ矢特濃オレンジスカッシュは空になり、水も残り僅かです。この頃既にトップがゴールしており、スタートから約5Km並走させて戴いた女子ランナーNMさんが大会新記録(昨年のNKさんの記録より49分も速い)で見事優勝されました。初完走で初優勝、本当にお見事、おめでとうございます!!!そのまま市街地を突っ切り、道なりにバイパスを進み、三仏生交差点を直進した先に見覚えある一軒家が現れました。本来ならCPであった小千谷市・三仏生和田邸(438Km辺り)を13:33通過。今年も何もございません。地酒苗場山も飲めません。解っていたとはいえ、残念です。。残り75Km。未だ水を張る前の田圃です。5月の太陽に温められた土が熱気を放っているのか、ムンムンとした空気が肌を覆います。脚が重たく、更に眠いです。小千谷市・越の大橋西詰(CP21-440.3Km)13:50着。大河という名に相応しい程成長した信濃川を右岸に渡ります。幅広い国道17号バイパスを長岡へ向かって北進します。JR上越線と並走しておりますが、途中すれ違った普通列車越後湯沢行は通路まで一杯人が立っておりました。2両編成でしたので、もう1両増やして欲しいです。明後日越後湯沢から乗車する在来線も2両編成だったら嫌だなと思いながら、陽射しを遮るものが全くないバイパスを進みます。既に水は空になりました。眠気に負けないよう平手で顔を叩きながら走ります。それを繰り返す内に、余程強く叩いていたのか、暑さの所為なのか、鼻血が出て来ました。途中から県道498号に入ります。GSにてトイレを拝借し、6年前、10分程転寝した入口がタイル張りになっている貸衣装会社が現れましたので、今年も同様に約10分転寝しました。勿論、祝日なので閉店しております。眠気は少し薄らぎましたが、身体全体の怠さを感じます。ローソン長岡摂田屋町店にて水(108円)と、普段滅多に冷菓は買わないのですが、ガリガリ君ソーダ味(75円)を購入(15:18)、イートイン空間で食べたらビックリする程元気になりました。効果覿面!!長岡市街に入り、雁木通りが続くようになり、日陰を選びながら走り、そして本来なら妻と共に美味しいへぎ蕎麦を食べる予定であった長岡小嶋屋殿町本店前を通過しました。自分の不甲斐なさを恨めしく思います。妻は新潟市内の図書館カフェに居るようで、美味しそうなトーストサンドと珈琲の写真が送られて来ました。そして市の中心街、長岡市・大手通交差点(CP22-452.7Km)16:01着。昨年は此処でISさんに追い付かれました。今年はISさんは何処まで行かれたでしょうか?残り60Km、8分/Kmを維持し、ラーメン原宿にも立寄り、何とか明日1時までにゴールできればと考えております。県道498号を北へ北へと向かい、これから田植えを始める泥池状態の田圃を横に見ながら走り、遥か遠いゴールを目指します。再び強い眠気が襲って来ました。毎年この道を走っていると必ず眠くなります。再び平手で顔を叩き、とにかく一刻も早く終わらせたい、この苦行から解放されたい、その一心で脚に力を入れ、ペースを上げ、7分/Km位で走り続けます。昨年約10分気絶した日向の芝生の前を通過しました。其処から走ること約2Km、国道8号と合流し、中之島見附ICを遠回りしながらアンダーパスし(17:18-462.5Km辺り)、昨年工事中で通行止であった左側歩道を上がり、刈谷田川を渡り、上新田南の先のGSにてトイレを拝借し、ほぼ直線道路となった道を北進します。左前方に弥彦山、右前方に磐梯朝日連山が望め、いずれも手前に鏡のような泥池田圃が広がっております。流石は日本の穀倉地帯です。この広い広い越後平野で育ち収穫されたお米と其れから作られた日本酒と日本海の幸を、早く堪能したいです。徐々に近付いて来た上越新幹線の線路と交差する手前にあるJAにいがた南蒲農産物直売所ただいまーとの手前にあるセブンイレブン中越栄善久寺店にて100%林檎果汁飲料(84円)を購入(18:27-470Km辺り)、間もなく終日越後平野を温めて来たお日様が地平線に沈みますので、4度目の夜間装備を装着しました。陽が落ちると今度は寒さを感じ始めました。丁度この頃、2番手で旧三箇小を発ったYYさんがゴールされておりました。昨年の自己記録を13分縮められ、昨年同様今年も2位、おめでとうございます!!3日前の話では、YYさんはこの後、新潟在住の息子さんのお出迎えでスーパー銭湯へ寛ぎに行くのでしょう。時々上越新幹線が一瞬にして追い抜いて行きますが、あれに乗れば数十分で新潟に着けるのになあ等と思いながら進みます。その後も左側が通行止めとなり、道を渡って右側を走行しないといけない箇所がありました。戻るのが面倒なので、暫くの間幅広い右側の道を走り続けました。7分/Kmペースで走っているつもりが、結局此処まで8分/Kmより遅いペースとなっております。三条大橋が視界に入って来ましたので、このまま右側の歩道を進みます。西日が沈み、シルエットのみとなった弥彦山を眺めながら、信濃川の左岸に渡りました。渡り切ってすぐに右折、土手の上を150m弱進み、三条市・水防学習館(CP23-476.4Km)19:20着。此処は計測&公設エイドがあり、5位で入れた事を確認しようとスタッフのPC画面を覗いたら4位で上がっておりました。IKさんは3位で到着しておりますが、私より前を走っていると思っていたISさんは未だ此処には到着していないようでビックリ!!私が通過したコンビニやGSでトイレに入られている内に私が追い抜いたという可能性も考えられなくもないですが、ISさんの進み方からしてもっとしっかり走られているような気がして、もしかして此処を通過して行ってしまったのかと思ったりしました。色々と美味しそうな食べ物があるのですが、私の次の目標は此処から5.4Km先のラーメン原宿にて、飛魚出汁ラーメンを食べる事で、そのために少しでも胃袋を空けておきたいので、ファンタグレープのみ頂きました。妻からも新潟市内で海老ラーメンを夕食で食べている写真が送られて来ました。エイドには我々川の道ランナーのための地元の方々の応援メッセージが貼られており、先程此処に近付いて来た時、夜なのに子ども達の出入りが多いなと感じましたが、彼らも応援メッセージを書きに来てくれたようです。「がんばってゴールまでもうすぐ」「東京からようこそ!!」「この日のために頑張ったあなたを応援します!」川柳調に頂いているメッセージもあり、「まけないでゴールはそこだ海の家」「雨風に新潟めざし走りぬく」、心が温まります。丁度その時、地元ランナーで川の道の存在を知っていて、今年は此処に公設エイドがある事も知っていて、偶々近くを通り掛かったので覗きに来たという方がエイドに入って来られたので、明日は日本を横断した自分へのご褒美として新潟の海の幸、山の幸、酒の幸をたらふく食べ飲みする旨のお話をしたら、お薦めの地酒を教えて下さりました。先ずは梅酒等の軽いアルコールを好む妻用には、朝日酒造@長岡の久保田スパークリングを、どうしても梅酒というなら宮坂醸造@諏訪の真澄を推奨して下さいました。そして海の幸と抜群の組合せという事で、久保田紅寿・翠寿・碧寿をご紹介頂き、翌々日越後湯沢で久保田紅寿を試飲できましたが、フラットでニュートラルな味わいが新鮮で美味しい海の幸には非常に相性が良さそうと感じました。居酒屋@新潟では、おでん処じゅんちゃんかどや@新潟北口を紹介して下さいました。私も番屋が良かったお話や景虎が一番の好みでと話していたら、完全に酒飲み&大食漢グルメの会話となり、その地元ランナーからも「なんかランナートークとは思えない会話ですね」と言われてしまいました。済みません。ただの大酒飲みです。3分で立ち去る予定が酒飲み談話で15分も滞在してしまい、スタッフ2名&地元ランナーに見送られ漸く立ち去りました。土手道を国道8号へ戻る際に土手下の道に反対方向からヘッドライトが近付いて来ました。ISさん!! 訊くと、国道8号の左側歩道を走っていたために通り過ぎて数百m先の交差点まで行ってしまったそうです。ラーメン原宿へ行くのか訊かれましたので、此処から約5Kmで注文終了は20時半である旨を伝え、「(ISさんが)もし間に合わないようでしたら先に進んで下さい」と伝えました。残り40Kmを切りましたが、此処からが本当に長く感じられる区間です。市街地に入りましたが、それでも歩道は真暗闇で照明が必要です。燕三条駅を左に見て、街を外れて閑散とした土手に上り、明るければ磐梯朝日連山を望める景色の良い所なのに、ひたすら暗闇の中を走ります。脚に力を入れていないとどんどん失速して、注文終了に間に合わなくなりますので、7分/Kmを意識しながら走り続けます。歩道も凸凹しており、しっかりと足元を見ていないと転倒してしまいそうです。ラーメン原宿までの間にもラーメン屋が1、2軒あり、中々目的地に辿り着けません。漸く現れたラーメン原宿に到着(20:18-481.5Km辺り)、土手に上がってから、約3Kmもありましたし、水防学習館から44分も掛かりました。迷わずに飛魚出汁ラーメン(750円)と餃子(330円)の食券を購入、10分も待つことなくラーメン、餃子の順に出て参りました。優しい味わいで程良い塩味が身体全体に浸み渡り、食べ応えもあり、更にスープを飲み干したら身体を温められ、ラーメン+餃子でカロリー&塩分補給&体温調節を果たせました。間もなく食べ終わる頃にISさんが到着、残念な事に食券売機は電源が落とされ、間に合いませんでした。。「この先のコンビニで休憩しています」と言い、走り去られました。食べ終わり、結局30分余り居座り、暗闇の中、国道8号を再び走り始めました(20:50発)。すぐ先のファミリーマートの前でカップうどんを食べているISさんと合流出来ました。水防学習館に着くまでのコースアウトが結構しんどかったそうです。1Km以上余計な脚を使ってしまい、中々入って行く道が見つけられず、通過してしまおうかとまで考えられたそうです。確かに右側歩道で橋を渡り終えても特に案内は無いため、夜中に意識朦朧としていたら通過してしまいそうです。それにしても水防学習館にて私が偶々長話をしていなければ、もっと早く私が其処を発っており、ISさんにお会いする事無く進んでいた訳で、これも何かの縁なので、「今年も同着4位やりますか?」と提案しました。ラーメン原宿で頂いた冷却水を飲みます。体温が低下しますが、スープを飲み干したため、水が一段と美味しく感じます。土手の上の曲線の道が終わり、此処からはひたすら北へ向かって長い長い直線が続きます。いつまで経っても辿り着かない直線の先が本当に遠く感じる所です。両側の水田からはゲコゲコと蛙の鳴き声が響き渡って聞こえて来ます。真っ暗な中のランですが、初日に感じていた夜に対する恐怖感のようなものは殆ど感じなくなってしまいました。あと4時間もすればこの苦行から解放されるという嬉しさの方が勝っているのかも知れません。暗い歩道をハンドライトで照らしながら路面の凹凸がないか注意しながら走ります。5年前、右足裏に靴底を貫通してガラス片が刺さり、足裏血だらけになりながら走っていた事を思い出しながら、恐る恐る進みます。500Km超の道程をワラーチで走るTYさんやHMさんを心から尊敬してしまいます。セブンイレブン白根茨曽根店にてトイレを拝借後、レモンスカッシュ(150円)を購入(22:01-488Km辺り)、ラーメンの後なのでどうしても咽喉が渇きます。昨年激しい尿意に耐え続けた白根バイパスを走ります。ISさんとの並走のお陰で眠気も和らぎ、エネルギー補給も十分、水分補給も十分、暑さも寒さも感じず、内臓疲労に因るムカムカ感も無く、足裏にガラス片も刺さっておらず、文句の付けようのないベストコンディションであるのに、中々思ったようにペースを維持できません。交差点で赤信号で脚を止められる度にホッと一安心してしまいます。旧道に戻り、暫く進み、昨年トイレのために飛び込んだローソン白根高井団地店にて今年もトイレを拝借し、今度は今食べ飲みする物ではなく、ゴール後の晩酌用としてポテトチップス(108円×3袋)、レタスミックスサラダ(72円)、擦りおろしオニオンドレシング(25円)、チリ産エルモソヴァレーカベルネ・ソーヴィニヨン赤ワイン(498円/750ml)を購入し(23:31-497Km辺り)、ポテチ3袋はリュックに入らないのでスーパーのビニル袋に入れて片手に持ち、残り16Kmの道を再び走り始めました。ISさんに「ポテチそんなに食べるんですか!?」と驚かれましたが、IKさんがこの時点では未だゴールされておらず、我々と近い時間帯でのゴールとなる事を考えると、3人で酒盛りになる可能性が高かったので、「3人で食べたらあっという間に無くなりますよ」と答えました。残り16Kmと確認が出来て元気が湧いて来たのですが、それでも直線の向こうがいつまで経っても近付いて来ません。足下も真っ暗で時々石を蹴飛ばしながら走ります。ガラス片や釘が落ちていない事を祈るばかりです。この越後平野が広いネタを何人かの新潟県民にお話ししましたが、皆それを誇りに思われていると同時に、「車で走っていてもあの直線はしんどいです」と添えられます。日が変わり5月4日(木)となり、長い長い直線が終わり、漸く大野大橋と思わしき緩い勾配が視界に入って来ました。新潟市・大野大橋南詰(CP24-502.6Km)0:19着。ラーメン原宿から約21Kmを3時間半も掛けてしまい、想定外に遅れを取ってしまいました。これで初参加時の自己ワースト記録より、かなり遅くなってしまう事が確定致しました。残り10Km、いよいよゴールが見えて来ました。早く苦行を終わらせたく、二人共、7分/Kmを維持して前進します。ISさんが疲れを感じさせない良いピッチを作ってくれて、此方もそれに従います。北陸自動車道、上越新幹線を潜り、その先バイパスを潜ったり、土手に上がったり、再び国道を潜ったりと複雑な経路を進み、漸く新潟市街地が見渡せる土手に上がりました。4年前までのゴールであったホンマ健康ランド(2020年6月末に廃業)に併設されたラウンドワンスタジアム新潟店が大きな信濃川の対岸に望めます。ゴールの静浜亭は貸切ですので、ホンマ健康ランドより遥かに寛げますが、淋しい思いもあります。誰もいない深夜1時、月は煌々と輝いているものの真っ暗で静かな土手を進んでいる内に、ハイペースで進んで来たため咽喉の渇きを感じ始めました。ワインを飲む前に、先ずは冷たい麦酒を咽喉に流し込みたいです。人は居ない筈なのに、色々な物体が人間となって次々に視界に入って来ます。幻覚のオンパレードです。また前方にも歩いている人間が見えます。柵か工事の案内板といったところでしょうか?少し動いているようにも見えますが、道が緩やかに左カーブして見える角度が変動している所為でしょう。その物体の5m手前まで来ると我々の照明で黄色に3桁の数字が書かれているものが目に入りました。我々ランナーが装着しているゼッケンによく似たものだなあと思いながら、よく見るとその物体は人間でした!!しかも川の道ランナー!!「えっ!? IKさん?」ISさんと同時に大きな声を発してしまいました。先程晩酌セットを購入したローソン(23時半)以降、我々はランナー速報のサイトを見ていなく、IKさんの水防学習館通過が16:42でしたので、流石にもうゴールしただろうと二人とも勝手に思っておりましたが、未だ此処に居られるということは突発的事態が発生したという事になります。「脚やっちゃって、たぶん疲労骨折ですよ。痛くて普通に歩く事も出来ません」水防学習館から此処まで24Km、其処を出られてから8時間を要しておられますので、時速3Kmペース、本当にトボトボと歩んで来られた事になります。見ていて痛々しいです。「ロキソニンとかありますか?」と訊かれましたが、私はその手の物は購入しません。ISさん「今は持ってませんが、預け荷物の中にありますので、ゴール後に持って来ましょうか?」「まあのんびりと進んで行きますよ」殆ど歩けないIKさんを置き去りにしてしまい、ISさんと残りの道程をペースを上げて進みます。多少のアップダウンを繰り返し、そして、新潟市・日本海岸川の道岬(CP25-511.1Km)1:19着。今年も自分の脚で日本列島を横断しました。そしてやはり日本はデカイ!!!真っ暗闇を前にあまり感傷に浸ることもなく、一刻も早く走る事を終わらせたいので、そしてIKさんの事も気掛かりですので、残り2Km余りのウィニングロードを最大限の力を振り絞って走ります。新潟大堰を対岸に渡り、日本海関屋浜海岸沿いに遊歩道を東進し、時々不安になりつつも、方角的には合っている筈なので、地図を見ずに進みます。だいぶ長い事走ったように感じました。この道を自分の脚で戻るのはもう無理かも知れません。ISさんも同感だそうで、「スタッフ用の自転車でもあれば、それでロキソニンを渡しに行けるかな?」と、彼ももはや脚は残っていないそうです。漸く、遊歩道から車道に出て左折すると、正面に日本海が広がる手前左側に灯りの点いた海の家静浜亭が現れました。我々の声に反応して下さった2、3人のスタッフ達が、深夜にも拘らず迎え入れてくれました。内1人はYKさん、うつくしま、ふくしまJRで私と同着5位で完走した強靭な精神を持つランナーで、今回は私の行く先&行く先でスタッフとして活躍されておりました。計測器に計測バンドを近付け、無事「ピー!!」同着の調整をして頂き、新潟市・海の家静浜亭(ゴール-513.3Km)には1:40着。正式なタイムは88時間40分39秒(3位/131人)、勿論自己ワースト記録ですが、今年も全行程を無事完走できました!!!「3位同着おめでとう!!」と、スタッフ達から健闘を称えて頂きました。いえいえ、此方こそ、この4日間殆ど寝ずにランナーに寄り添っての手厚いサポートをして下さり、心底より感謝申し上げます。川の道は、希望の道であり、努力の道であり、感謝の道であります。全行程を走り終え、心底から感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。大広間には優勝女子ランナーNMさん&2位YYさんが眠っておられましたが、我々の到着で目を覚まして下さり、完走を祝って頂きましたので、我々からも「総合優勝&男子優勝、本当におめでとうございます!!」と健闘を称えました。YYさんは、息子さんの出迎え車でスーパー銭湯へ行って温かいお風呂で寛がれたそうです。あまり温かくないシャワーを胴体に掛からないよう、手腕足脚頭をゆっくりと洗い身体を綺麗にした後、ISさんがスタッフに自転車の存在を確認したところ、無いとの事で、IKさんの無事のゴールを祈って待つのみです。4人で各々の川の道ストーリーを話している内に、気付いたら我々の到着から1時間が過ぎ、計測器の「ピー!!」という音が響き、IKさんがゴールに辿り着きました。時刻は3時、NMさんとYYさんは再び眠りの世界に入り、ISさんと二人で冷えた缶ビール(400円)で乾杯し、お互いの完走を祝福しました。更に、チリ産赤ワイン、レタスサラダ、ポテチ……、至福の一時です。色々とお互いの川の道ストーリーを話していると、あっという間に1時間が過ぎ、ISさんが真面目に話し掛けてくれているのに、それに返答しようとする私が喋り始めては寝落ちし、4時には解散しておりました。
2023.05.03
閲覧総数 506
11

本日は晴夕方曇、28℃/18℃、絶好のお出掛け日和でした。やはり週末は晴れてもらわないと困ります。本日は三浦半島東海岸ランに出ました(5:45)。2時間弱で辿り着いた横須賀ヴェルニー公園にて丁度便意を催したので(7:40)、トイレに入ったら個室は2つとも先客あり、もう一つのトイレへ行ったら空いてはいたものの紙が無い、仕方がないので国道16号沿いのコンビニに入ったらトイレの前はバリケードを張られており、更に我慢して、横須賀市役所前公園のトイレに入ったら個室は空いており、紙も備わっており、何とかギリギリ間に合いました。コロナの所為でコンビニのトイレが相変わらず使用不可のため、ランに出る時は以前以上にトイレの心配をするようになりました。平成町という新しい住宅街を通り抜け、みちくさマラソンのコースに合流し、馬堀海岸に出ました(8:21)。目の前には猿島、その奥には横浜みなとみらいの高層ビルが望めました。手漕ぎボート程度の小さな釣り船が一杯出ておりました。それにしてもランナーの多いこと、緊急事態宣言下も何度か此処に来ましたが、普段こんなに走る人が多いとは驚きでした。走水の高台に上がると、朝自宅からくっきりと見えた富士山は雲を被って姿を消しておりました(8:39)。朝顔がここぞとばかりに濃い紫色の花を咲き開いておりました。観音崎では磯遊びやBBQに来たと思われる家族やグループのテントが20張以上立ち並んでおりました(8:49)。今は駐車場が営業しているから良いものの、7月8月は駐車場を本気で閉鎖するつもりなのでしょうか?水が透明な海岸で有名なたたら浜でも海水浴客が数組海で泳いだり、甲羅干しをしていました。浦賀の渡しの東側の乗場を初めて訪れました(9:18)。7時~18時の運航だそうです。自販機で買った水500mlで水分補給し、浦賀の渡しの西側に近付いたら、渡し船は水路のど真ん中で停泊しておりました(9:32)。何方にでもすぐに行けるようにという事でしょうか?暫くすると、乗船客が呼んだのか、船は東側へ向かって動いて行きました。久里浜港でも海水浴客が数組いました(9:51)。遠くから東京湾フェリーが向かって来ました。非常事態宣言下では運航している姿を見る事はありませんでしたが、久々に復活したのでしょうか?野比海岸、三浦海岸では、海水浴、磯遊び、BBQ、釣り、マリンスポーツという数多く見受けられました(10:03)。行政は本気で7月から海水浴場を閉鎖するつもりでしょうか?社会的距離を維持できていれば問題ないと思われますが……引橋から三浦半島西海岸の道に入ると、三崎港方面へ向かう車は大渋滞となっておりました。やっといつもの光景が戻って来た感じです。三崎口のいつものキャベツ売り屋台は本日は無人でしたが、100円を入れて大きなキャベツを購入(11:06)、本来ならこのまま三崎口でランを終えるところですが、キャベツをリュックに入れても大きな負担にはならなそうでしたので、このまま逗子・葉山まで走り続ける事にしました。コンビニで緑茶600mlと野菜果汁飲料250mlで水分補給をし、買い出し客で溢れ返っている長井のすかなごっそを横目で見て通過、武山駐屯地横の直線道路を走っている辺りで、脹脛が外れそうな感触がありました(11:46)。お昼を迎え、明日は夏至の日、太陽は頭上から降り注ぎ、自分の影が足下に小さく収まっております。1年で最も影が小さくなる瞬間でしょうか?台湾辺りに行けば、完全に影が無くなるのでしょうか?秋谷の立石でも30人程磯遊びに来られていました(12:22)。関根海岸を見下ろし(12:39)、その反対側の長者ヶ崎海水浴場では海水浴客が数多く見られました(12:41)。この光景是非とも7月以降も続いて欲しいです。渋滞している国道134号沿いに走り、脹脛が外れる事なく、三浦半島をほぼ一周し、無事逗子・葉山駅に到着(13:10)。計65Km走れました。帰宅後、体重は59Kgまで落ちていましたが、麦茶や凍頂烏龍茶等で水分補給をしたものの全く汗が出て来ないという軽い熱中症に掛かっておりました。2017年の川の道ハーフの2日目の和田邸前後ような感覚です。午後は身体を休め、夕刻に入浴して意図的に汗を流し、夕食をしっかりと食べました。
2020.06.20
閲覧総数 1209
12
![]()
本日は曇、23℃/16℃、5時45分起床、7時間以上寝られました。クロワサン&珈琲を頂きながら雑用を済ませ、7時半から約2時間、仕事に集中しました。休日の無償労働です。川の道期間中の週間予報が、最初の2日間雨であったのが、4日間雨に変わって来ましたので、川の道の荷物準備をし直し、11時からは来客対応し、中座して12時出発。川の道説明会のため全国家電会館@湯島へ行くべく、京急特急で泉岳寺に出て、其処から走って向かいました。日比谷通り、小川町、御茶ノ水と抜けて行きましたが、芝公園から大手町までは邪魔な位外国人観光客だらけでした。食品消費税を0%にするとか1%にするとか、針に糸を通す位のちっぽけな次元で半年も論争が繰り広げられておりますが、日本国外居住者から消費税を30%位徴収すれば良いだけの事と思われます。(億単位の不動産を買い漁る国外居住者からの大きな収入となります)消費税を確定申告した時に返金される流れをマイナンバーカードを利用して構築すれば良いのにと、私はマイナンバーカードが無い35年前から色々な場面で言って来たのですが……三組坂上を右折して会場着(13:35)。何人か顔見知りのランナーと挨拶し、14時過ぎから競技説明会が始まりました。今年も交通安全に十分過ぎる位に気を付けて走る事、夜間装備は前後の照明と反射板しっかりと身に付ける事を強く要請されました。2011年に波久礼にてランナーが交通事故死した後の埼玉県警のご対応の話も初めて拝聴し、改めて非常に多くの人達に支えられている大会である事を認識すると同時に、何に置いても交通安全を最優先に考えて臨まなければならない事を痛感致しました。会場を後にして(16:09)、秋葉原まで走り、山手線で品川、泉岳寺始発の京急快特で座って帰り、買い物をしてから帰宅(17:35)。夕食前体重は64Kg台後半、夕食は鰹たたき、ハッシュドポテト、焼鶏、豆腐田楽、金平牛蒡、梅干和布蕪キムチ納豆丼を福徳長純米酒&赤ワインと共に頂きました。22時40分就寝。
2026.04.29
閲覧総数 84
13

目覚めると7:53、3時間02分の睡眠で目覚めました。寝不足感はありますが、外は曇ってはおりますが、既に十分な昼間の明るさです。着替えて荷物整理をして洗面&歯磨きを済ませ、あまり出ませんでしたがトイレ大を済ませました。お尻がヒリヒリして、紙で拭く事も難儀しますので、紙を押し付ける感じで済ませます。食堂へ行き、カレーライス、サラダ、水を頂きました(8:25)。食事が終わる頃に玄関が賑やかになって来ました。4番手でIKIさんが到着されたようです(8:38)。飯山駅前に着く時点でOKさんやNTさんを抜いておられたようで、初日に荒川土手で肉離れを起こして倒れ、昨日は内臓疲労で道中走れなくなり、其処からの復活劇は凄まじいものがあります。荷物を預け、表でスタッフに写真を撮って頂き、津南町・旧三箇小学校(CP19-397.6Km)を8:40に出発。先頭のKTさんが発たれてから5時間が過ぎており、既に彼はCP20魚沼橋を45分前に通過しております。ISさんも1時間20分前に出発されております。今年の3箇所のRPの合計滞在時間は14時間03分とまずまず休息を取れました。ボテボテと重たく坂を下って行きます。こんな重たく硬い脚で新潟まであと120Kmも走れるのか心配です。周囲の山々から大量の水を運んで来た信濃川は太い流れとなっており、それらの水は私と共に河口である新潟へ向かって行きます。上り坂はトボトボと歩いて上りました。道端には残雪がありました。今年の津南の冬は厳しかったようです。国道117号に出て、新潟へ向かってひた走ります。緩い下り坂になっても走りに力が入らず、本来のペースには乗れませんが、何とか最後まで走り切りたいです。本日の中越地方は曇後晴後曇夜雨、18℃/11℃、夜に再び雨で濡れそうですが、山の中ではないので気が楽です。清津大橋を渡ります。苗場山の東麓、苗場スキー場周辺の水を集めて来た川です。苗場というと越後湯沢から入って行く印象が強いですが、間には分水嶺があり、越後湯沢側は魚野川であり、此方は越後川口で信濃川と合流します。どちらも信濃川に吸収され、信濃川はどんどん肥えて行きます。この辺りは日本でも有数の豪雪地帯、長い冬を終え、漸く雪が溶け、春が訪れ、通常の暮らしが出来る季節になったといったところですので、雪融け水もたっぷり含んで流れて来ております。昨夜コンビニで購入した純米酒苗場山は手付かずのまま預け荷物に入れており、今夜か明日の夜の楽しみとしております。既に頭の中はゴール後の1杯に何を飲むか、其の後の打上げで何を食べ飲むか、明日の夜は居酒屋で何を食べるかで頭がいっぱいです。そんな事を考えていると気が付いたらそれなりの距離を稼いでいたりします。さて、本日の予定ですが、このままのペースで走り続けると走っている時間だけで16時間を要し、信号待ち、トイレ休憩、食事休憩、転寝等を考慮すると+1.5~2時間ですので、ゴール到着は明日2時台となり、昨年の自己ワースト記録は上回れるものの、サブ90ラインが明日3時ですので、何とか80時間台を死守するためにも2時台にはゴールに入りたいとは思います。しかしながらそれ以上に残り1/4となった日本横断の旅を楽しむ事に主眼を置きます。過去8回も応援のために新潟に来てくれた妻も今年は来れませんので、道中待合せてへぎ蕎麦を食べたりする事はありません。土市という町にも2軒へぎ蕎麦屋がありましたが、いずれも未だ支度中でした。世間では本日から四連休です。遠距離から来られた車やバイクがこれから増えていくのでしょう。この辺りでISさんからソフトクリームを食べながらジャーニーランを楽しんでいる旨のメッセージが入りました(10:24)。コンビニ等には立寄らずに北進し、漸く十日町の商店街(雁木通り)に入りました(10:31-411.5Km辺り)。この頃には太陽が顔を出し、大地を照らし始めました。この頃には先頭のKTさんはCP21越の大橋に着いておられたようです。本日5月3日は十日町きものまつりの日、例年は準備・支度中に通過できましたが、本日は丁度祭りが始まり歩行者天国となった瞬間に入り込んでしまいました。毎年20歳の十日町市民が着物を着て街を練り歩くのですが、それ以上に色々なパフォーマンスもあり、彼方此方で分散してお披露目しているので、その都度観衆の中を邪魔にならないよう歩いて抜けて行きます。既に祭りに参加されている町の人達は、ビールや酎ハイを美味しそうに飲まれており、私も早く同じ事をしたいですが、あと約16時間の辛抱です。十日町の中心街を外れた所に昨年立寄ったイートイン付のセブンイレブン十日町本町店がありましたが、ISさんのソフトクリームが気になり、通過しました。飯山線の線路を潜り抜け、国道117号を北進します。気温がぐんぐん上がって来ましたので、早くソフトクリームを食べたいところですが、ISさんは私より1時間以上前を行っておりますため、まんぷく食堂というお店らしいですが、だいぶ先にあるのでしょう。十日町市街を抜けてから30分も走る事無く、左側にまんぷく食堂が現れました(11:12)。ISさんと同じ魚沼牛乳の濃厚ミルクソフトクリーム(500円)を購入し、片方の手で釣銭を受け取り、小銭入れにどうやって入れようかともたもたしていると、ソフトクリームの重心が変わる感触を感じ、ソフトクリーム全体がコーン生地から落ちて行きました。「あーー!!」慌てて小銭入れを手にしている片方の手でキャッチ!!お見せの方に「崩れ落ちました!」と言ってカップを用意して貰い、其方に移し替えました。小銭入れはアイスが付着してベトベトになってしまいましたが、サッパリ感&濃厚感のあるとても美味しいソフトクリームでした。この辺りがゴールまで残り約100Kmとなります。完走を確信してはいるものの、全行程の1/5未満とは言え、やはり100Kmは長いです。すぐ先にあるファミリーマートメルシー中条店にて、トイレ小を済ませ、炭酸水を購入しました(120円-11:32)。道路脇の芝桜とチューリップが鮮やかに咲き乱れております。「漸く長い冬が去り、そして春が来た」感をアピールしているかの如く、見事な色調です。信濃川を高台から眺められる場所にやって来ました(12:14-422.5Km辺り)。内山峠を越えてチョロチョロ流れていた滑津川も大河となりました。其処から4Km弱、身体に優しい緩やかな下り坂を進み、岩沢の集落を抜け、小千谷市・魚沼橋南詰(CP20-426.4Km)12:42着(昨年より50分早い)。旧三箇小を出てから8分/Kmでさえ維持できておりません。やはり身体は正直です。ISさんは1時間前に此処を通過、現在先頭を走られておりますKTさんは既に2つ先のCPである長岡駅前を越えておられました。豊富な水を湛えた信濃川を左岸に渡り、更に進みます。GSにてトイレを拝借し、トイレ小を済ませました。長い坂をゆるゆると走って上ります。右遠方には八海山が望めます。あの雪融け水で育てられた美味しいお米から作られた美味しいお酒を明日の夜には飲めるかな等と妄想しながら走ります。妄想するのはタダです。関越道のインター前を通り抜け、スノーシェッドの中を潜り下りて行きます。信濃川が右に大きく旋回する外側を通ります(13:24-431.5Km辺り)。新緑の季節、目に入って来る全ての緑色が眩しく感じられます。国道117号は小千谷市内を東へ西へと大きく蛇行しており、遠回りをしながら進みます。毎年此処界隈は陽射しを浴びて暑さとの闘いですが、本日は曇が中心の低温ですのでしんどくはありません。山本山大橋西詰手前小千谷発電所前の「川の道」コース最後の上り坂を越えると、小千谷の高台に入ります。地平線の彼方にコンビニが見えてきました。セブンイレブン小千谷上ノ山店(436.5Km辺り)にてトイレ小を済ませた後、小さな容器に入ったキャベツ浅漬け、アップル果汁飲料、オレンジミカン果汁飲料を購入し(447円-14:04)、軒先で食べ飲みしました。塩味が美味しい!!例年此処のコンビニは日陰が全くなく炎天下での休憩を余儀なくされるのですが、本日は曇のおかげで適当な場所に座り込んで休めました。結構長居してしまい、再出発(14:22)。2017年のハーフの部参加時、炎天下を走っていて熱中症になりかけ、数分間仰向けになって寝ていたベンチがある薬局前を通り過ぎます。本日の涼しい気候はありがたい限りです。そのまま市街地を突っ切り、道なりにバイパスを進み、三仏生交差点を直進した先に見覚えある一軒家が現れました。コロナ禍前はCPであった小千谷市・三仏生和田邸(441.5Km辺り)を通過(15:03)。今年も何もございません。地酒苗場山も飲めません。解っていたとはいえ、残念です。。残り76Km。程よい気温の空気に身体を包まれて走っている内に、徐々に眠気を感じ始めました。小千谷市・越の大橋西詰(CP21-444.0Km)15:20着(昨年より56分早い)。大河という名に相応しい程成長した信濃川を右岸に渡ります。渡り切った所の妙見堰広場にて少し転寝するつもりでしたが、トイレ小を済ませたら少し眠気が薄らぎました。ISさんからのメッセージでは約50分前に此処で寝ておられたそうです。ソフトクリーム休憩時と間隔が変わっておりませんので、同じペースで進まれているようです。この先長岡にてラーメン休憩を取ったりしますので、追い付くのは難しいかと思われます。幅広い国道17号バイパスを長岡へ向かって北進します。JR上越線と並走しておりますが、途中すれ違った普通列車越後湯沢行は通路まで一杯人が立っておりました。2両編成でしたので、もう1両増やして欲しいです。明後日越後湯沢から乗車する在来線も2両編成だったら嫌だなと思いながら、景色の変化が少ないバイパスを北進します。空漠とした景色が眠気を誘います。眠気に負けないよう平手で顔を叩きながら走ります。妙見堰広場で寝ておけば良かったと少し後悔しました。途中私設エイドが出ており、美味しい苺と飲料を頂きました。少しずつ車で南下されているそうです。長岡中之島見附線に入ります。8年前&一昨年、10分程転寝した軒先がタイル張りになっている貸衣装会社を通過。勿論、祝日なので閉店しております。信越本線を越えて太田川を渡ります。未だ16時半なのに薄暗くなってきました。雨雲が近付いている所為でしょうか?眠気が纏わりついている感じが常にあり、身体全体の怠さを感じます。早く長岡に到着したいので、コンビニは通過して進みます。長岡市街に入り、雁木通りが続くようになり、所々で信号に捕まります。そして、過去に何度か入りました長岡小嶋屋殿町本店前を右に折れ(16:51)、城内通りで抜け、らーめんや一生長岡駅前店に到着。「準備中」!!生姜醤油ラーメンを食べたかったです。すぐに切替、長岡駅ビルCoCoLo長岡に入り、トイレ小を済ませた後、迷わずに1階フードコートのフレンドへ行き(16:56)、イタリアンという名前のパスタを注文しました(390円)。小さいサイズで程よい分量でした。麺もソースも美味しいのですが、それ以上にもやしのシャキシャキ感が堪らず、病み付きになりそうな味わいです。へぎ蕎麦だとどの時間帯に行っても待ち時間が必要ですので、来年以降の長岡休憩は生姜醤油ラーメンかフレンドの二択になりそうです。店を出ると雨が降り出しておりました。雨合羽を2着出し、1着は身体に羽織り、もう1着はリュックに掛けて合羽の腕を前に持って来て胸の前で結び、装着完了。そして市の中心街、長岡市・大手通交差点(CP22-456.3Km)17:29着(昨年より1時間29分早い)。ISさんは1時間前に此処を通過、現在先頭を走られておりますKTさんは既に1つ先のCPである三条大橋を1時間以上前に越えておられました。残り60Km、8分/Kmを維持し、何とか明日2時台(サブ90)にゴールできればと考えております。県道498号を北へ北へと遥か遠いゴールを目指します。例年この道を走っていると必ず眠くなりますが、今年はイタリアンで満たされ元気になり、速度が上がります。仕事で納品先の工場、過去に何回か軒先で寝させて貰った会社、ゴール後にラン仲間の車で応援ドライブをした後にサンダルを購入したホームセンター、色々と思い出のある場所を通過して行きます。日の入り時刻(18:36)を過ぎ、薄暗くなった猿橋川を渡る頃(18:57)には雨は本降りとなっておりました。県道を走る事1時間半、国道8号と合流し、中之島見附ICを遠回りしながらアンダーパスし(466Km辺り)、水溜まりの出来た国道8号左側歩道を上がり、刈谷田川を渡り、ガソリンスタンドにてトイレをお借りし、トイレ小を済ませました。其処からはほぼ直線道路となった道を北進します。暗くて見えませんが、周囲には田植えの終わった鏡のような泥池田圃が一面に広がっている筈です。背後には弥彦山も居座り、夕日が沈む時間帯は良い景色なのですが、昨年も今年も明るい時間帯に辿り着けませんでした。徐々に近付いて来た上越新幹線の線路と交差する手前にあるJAにいがた南蒲農産物直売所ただいまーとの隣にあるセブンイレブン中越栄善久寺店にてトイレ小を済ませ、欧風カレーパン&アップル果汁飲料を購入し(265円)、店外で食べ飲みました(20:01-474Km辺り)。時々上越新幹線が一瞬にして追い抜いて行きますが、あれに乗れば数十分で新潟に着けるのになあ等と思いながら進みます。その後、左側が通行止めとなり、道を渡って右側を走行しないといけない箇所がありました。5年連続この状況で、いつになったら工事が完了するのでしょうか?戻るのが面倒なので、暫くの間幅広い右側の道を走り続けました。気持ちは7分/Kmペースで走っているつもりが、結局此処まで8分/Kmより遅いペースとなっております。再び眠気が襲って来ました。三条大橋が視界に入って来ましたが、どこか濡れないところで横になりたいです。CPになっている三条大橋の300m手前の直江(一)交差点を渡った所の木の下のアスファルトが乾いているのを見つけ、木の真下の芝生に横たわり、瞬時に気絶しました。気が付いたら9分の時間が流れておりました。そのまま右側歩道を進み、三条市・三条大橋南詰(CP23-479.3Km)21:07着(昨年より約1時間半早い-CPの位置が少し手前になったので参考記録)。先頭のKTさんは同じタイミングで大野大橋に到着されたようです。ISさんとの差は……?? 未だ到着しておりません。そういえば19時半頃「地下道で仮眠します」というメッセージが入りましたので、其処で追い抜いてしまったのでしょうか? 雨の降る暗闇の中、昨年までのCPであった水防館の手前土手だけがオートキャンパー達で賑わっているのを見ながら、信濃川の左岸に渡りました。三条大橋を渡り切った後、道路の左側に渡り、燕三条の賑やかな市街地に入り、ローソンに入り(481Km辺り)、トイレ小を済ませ、温珈琲を購入し(140円-21:25)、5分前にCP23を通過したISさんにメッセージを送り、ゆっくりと珈琲を飲みながら待ちます。未だ飲み切らない内にISさんも到着。一緒に国道8号を北へ向かって走り出しました。ゴールまで残り36Kmとフルマラソンよりも短い距離となりましたが、此処からが本当に長く感じられる区間です。燕三条駅を左に見て、街を外れて閑散とした土手に上り、明るければ磐梯朝日連山を望める景色の良い所なのに、ひたすら暗闇の中を走ります。珈琲効果&話し相手が出来た事で眠気は薄らぎました。信濃川と中ノ口川に挟まれた狭い土手を貫く国道8号を北進します。歩道も凸凹しており、しっかりと足元を見ていないと転倒してしまいそうです。2022年、2023年とお世話になったラーメン原宿を通過(22:15-485.5Km辺り)、勿論閉店しており真っ暗闇です。ISさんと「来年は食べられますかね」とお互いにラーメンの味を思い出しながら話します。土手の上の曲線の道が終わり、此処からはひたすら北へ向かって長い長い直線が続きます。いつまで経っても辿り着かない直線の先が本当に遠く感じる所です。左側にローソンが現れました(488Km辺り)。昨年転倒して右肋骨を強打した所です。今年は此処まで何とか転ばずにやって来られました。あともう少しです。この頃、先頭を走るKTさんがゴールし、初参加で見事総合優勝を達成されました(22:43)。85時間台という素晴らしタイムで、やはり寝ないで進めるランナーは強いです。両側の水田からはゲコゲコと蛙の鳴き声が何重にも重なり、響き渡って聞こえて来ます。流石は日本の穀倉地帯です。この広い広い越後平野で育ち収穫されたお米と其れから作られた日本酒と日本海の幸を、早く堪能したいです。真っ暗な中のランですが、初日に感じていた夜に対する恐怖感のようなものは殆ど感じなくなってしまいました。あと4時間もすればこの苦行から解放されるという嬉しさの方が勝っているのかも知れません。暗い歩道をハンドライトで照らしながら路面の凹凸がないか注意しながら走ります。2018年、右足裏に靴底を貫通してガラス片が刺さり、足裏血だらけになりながら走っていた事を思い出しながら、恐る恐る進みます。500Km超の道程をワラーチで走るTYさんやHMさんを心から尊敬してしまいます。2022年に激しい尿意に耐え続けた白根BPを走ります。思い出したら尿意が気になり始めました。昨年は単独走で激しい眠気に襲われましたが、今年は話し相手が居るので我慢の出来る眠さといった程度です。眠くても雨で歩道は濡れておりますので、其処等辺に転がる訳には行きません。昨年この辺りでは寝言を言いながら走っているところ横浜在住のAHさんが応援ランに駆けつけて下さり、約2Kmの間並走して頂きました。そんな事をISさんと話している内に漸く白根BPの終わりが見えて来ました。白根BPが終わる辺り(500.5Km辺り)で日が変わり5月4日(日)となりました。いよいよ尿意が耐えられなくなって来たタイミングでローソン白根高井団地店が現れ(501.5Km辺り)、トイレ小を済ませた後、今食べ飲みする物ではなく、ゴール後の晩酌用としてポテトチップス(118円×2袋)、キャンディチーズペッパー(268円)を購入しました(0:19)。いつもなら此処のコンビニで晩酌用ワインを購入するのですが、次の理由で買わず、ポテチ2袋でパンパンになったリュックを背負い、残り16Km弱の道を再び走り始めました。新潟の取引先にSMさんという方が居られ、年に数回新潟出張時は一緒に客先同行して下さる地元商社の方で、私が川の道に初参加した2016年から川の道の事を知っていて下さり、私の完走記も読んで下さっているので、川の道ランナーの心境までよく理解して下さっている方です。昨年10月に出張で新潟の居酒屋にて会食した際、是非とも5月4日の完走後の夜に私とISさんが居酒屋で打上げ会するのにご同席して下さいという事で、その場でその時の居酒屋に半年以上先の日時で予約を入れさせて戴きました。今朝、私が旧三箇小@津南を発つ頃にSMさんよりメッセージが入り、ご家庭の事情で5月4日の夜の席に参加できなくなってしまったが、静浜亭(ゴール)にお酒を差し入れて下さるという事で、「道中ワインは買わないで下さい」という、ありがたい、且つ、此方の心の中を知り尽くしているお言葉を頂戴しましたため、先程ワインを購入しませんでした。お気遣い心より感謝申し上げます。既に晩酌モードに入りつつあるので、カチカチの脚も気持ち軽くなった感じがします。それでも直線の向こうがいつまで経っても近付いて来ません。この越後平野が広いネタを何人かの新潟県民にお話ししましたが、皆それを誇りに思われていると同時に、「車で走っていてもあの直線はしんどいです」と添えられます。足下は真っ暗で、加えて、拭いても拭いても眼鏡に水滴が付くので、時々見えない小石を蹴飛ばしながら走ります。ガラス片や釘が落ちていない事を祈るばかりです。また、こんな小石だらけの道で転倒等しないよう、摺り足にならないよう脚を高く上げて進みますが、カチカチの脚は思った程上がっておりません。長い長い直線が終わり、漸く大野大橋と思わしき緩い勾配が視界に入って来ました。新潟市・大野大橋南詰(CP24-506.7Km)1:02着(昨年より2時間41分早い)。三条大橋から27Km半を3時間55分掛けて来ましたが、ISさんを待っての珈琲タイムやら晩酌つまみ買出し時間を入れての所用時間ですので、悪くないペースです。このまま行けばサブ90は達成できそうです。雨で結構濡れて来て、スマホの画面も雨滴だらけで思うように打てず、CP通過報告が出来るまで4分以上も要しました。残り10Km余り、いよいよゴールが見えて来ました。早く苦行を終わらせたく前進しますが、疲れが全身に覆い被さり、思うようにペースを上げられません。おまけに歩道は水溜りだらけでそれを避けながら走るので、真っ直ぐに進めません。既に靴内床上浸水状態で、ストレスが続きます。北陸自動車道、上越新幹線を潜り、その先新潟東西道路を潜り、新潟市街地が見渡せる信濃川土手には上がらず(この先で土手工事通行止めとなるため)、今年は500m弱信濃川左岸を進み、平成大橋沿いに走って来た国道8号の延長上となる新潟黒埼インター線に戻りました。暗闇の中の凸凹の歩道は水溜りだらけで更に何度か靴中を濡らしてしまいました。関屋大橋から信濃川が2つに分かれ、信濃川本流が流れて行く水門を右に見ながら、関屋分水路の左岸を進んで行きます。ゴールが近付いて来て士気は上がるもののペースは上がらず、それでも残りの道程を一歩一歩ビチャビチャ足音を立て、多少のアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。上り坂ではISさんに置いて行かれます。私より体重が12Kgも軽いので、軽々と駆け上がって行かれます。土手横の車道を走っていたら、有明大橋の辺りから気が付かない内に住宅街の中にコースアウトして行ってしまいました。掘割橋の所でコースに戻れ、再び川沿いに北進します。浜浦橋、新潟大堰橋を過ぎ、そして、新潟市・日本海岸川の道岬(CP25-514.8Km)2:05着(昨年より2時間45分早い)。今年も自分の脚で日本列島を横断しました。そしてやはり日本はデカイ!!!昨年は明るい時間帯の到着で日の出も拝めましたが(日本海から太陽は出ませんので、念のため)、今年は暗闇の中、周囲の景色は楽しめません。しかしながら目標時間内で到着できるところまで来られましたので、寧ろ達成感の方が大きいです。一刻も早く走る事を終わらせたいので、残り2Km余りのウィニングロードを最大限の力を振り絞って走ります。ISさんのペースも上がりました。約2日前にKTさんが「この二人が一緒になると突然速くなるんですよ!」と言っていた事を思い出し、笑いが込みあげて来ました。今頃KTさんは静浜亭で爆睡中でしょうか?新潟大堰を渡り、左折し、すぐに右折。雨の降る深夜の日本海関屋浜海岸沿いの地味に長い遊歩道を東進して行きます。海沿いを東進して行けば一本道のままゴールに辿り着けますので、地図を見ずに進みます。地図を出すと雨でボロボロになるので、出したくないですが……ガッサガッサガッサガッサとリュック内のポテチが踊っております。途中の公衆トイレでトイレ小を済ませ、漸く遊歩道から車道に出て左折すると、正面に日本海が広がる手前左側に水色の海の家静浜亭が現れました。我々の川の道岬通過報告をスタッフは見ているので、待ってましたという感じでスタッフ達が迎え入れてくれました。「ゴール!!」新潟市・海の家静浜亭(ゴール-517.1Km)には2:26着。今年も全行程を無事完走できました!!!正式なタイムは89時間26分17秒(ISさんと同着2位/137人)、何とか目標であったサブ90を達成!!昨年の自己ワースト記録を更新する事無く、ホッとしました。そして2023年に続き今年も4つのRP全てに於いてISさんと一緒に到着しました。舘山代表も深夜の中、出迎えて下さり、その場で完走証を頂き、健闘を称えて下さりました。いえいえ、此方こそ、この4日間殆ど寝ずにランナーに寄り添っての手厚いサポートをして下さり、全てのスタッフやボランティアの皆様方に心底より感謝申し上げます。川の道は、希望の道であり、努力の道であり、感謝の道であります。全行程を走り終え、心底から感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。奥から寝ていた(寝ていない?)KTさんが出て来られ、お互いに健闘を称え合いました。そして3人+舘山代表で記念撮影。そして舘山代表が私にだけ特別賞があるというので、何のことかと思ったら、先程記載しました新潟の取引先のSMさんからの差入れでした。発泡濁り酒八海山、八海山純米酒魚沼で候、八海山米焼酎よろしく千萬あるべしの計3本のお酒を「祝『川の道』完全走破」と書かれた祝い札と共に頂きました。涙が出そうな程嬉しかったです。。SMさん、此処までお心遣い頂きまして心底より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。一旦、荷物を整理しながらこれから着る衣類を出し、あまり温かくないシャワーを浴び、胴体を濡らさないように(却って身体を冷やしてしまうため)手腕足脚頭をゆっくりと洗い綺麗にした後、着ていた汚い衣類を走って来たグショグショの靴に詰め、気が付いたら其処には青森県在住のMAさんが居られました。てっきり休憩中のスタッフかと思っておりましたが、よく見たらという感じでした。MAさんは例幣使みち・京都~軽井沢395KmJRを完走されたばかりで、青森へ帰る道中であるそうです。MAさんも完走おめでとうございます!!4人で乾杯する事としましたが、SMさんの更なる気配り、なんと試飲カップとして使われる小さなカップが数個入っており、4人+今飲んでも良いスタッフと共にチビチビと(徐々にガブガブと)頂きました(3:45)。発泡感が咽喉を潤し、お米の風味もしっかりと味わえ最高でした。各人が購入したつまみも全開封し、更に各位1品料理&ビールを注文し、私は焼そば&ビールを……、至福の一時です。色々とお互いの川の道ストーリーを話している内に、あっという間に1時間半以上の時間が流れ、発泡濁り酒、純米酒の2本は空になり、気が付くと夜が明けておりました。
2025.05.03
閲覧総数 444


