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2023.04.23
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カテゴリ: あれこれ番外編
​アラスカ奇談2​


航海中に何か 面白いもの があると、

ワッチ 航海士 甲板員 の人たちが

「おい、通訳!」

と声をかけてくれて

(初めのうちは通訳さんだったのが、
 いつの間にか通訳と呼び捨てになっていた)

ナガスクジラの夫婦、

ラッコのハーレム、

オーロラ など

陸の上では見れないものを

たくさん見ることができた。






ここで オーロラ の美しさなどを

語ると思われるだろうが、

一番感心したのは ラッコの雄 で、

何匹もの雌を連れているのはもちろん、

ウニ アワビ などを

尿酸値 の心配なく食べていることが羨ましく、

来世では

ラッコ


シャチ は怖いけれど。



第二十七興南丸

日水の 捕鯨船団 キャッチャーボート であるが、



商業捕鯨 ができなくなった

マルハ、ニッスイ、極洋 の三社の 捕鯨部門

水産庁 の音頭で『 共同捕鯨 』という会社を作り、

調査捕鯨 とともに、

余った船舶を政府の監督船などに

使うようになったものである。





捕鯨 については

かなり言いたいことがある ではあるが、

ここでは 感情が出すぎて しまいそうなので

取るに足らない 理由だけ書こう。


は小中学校の給食で

かりん揚げ 大好物 だったし、

年に一度 南氷洋 から 叔父 が持ち帰る

尾肉の刺身
(その霜降りの肉は融点が高く
 舌の上でマグロのトロのように
 溶けるのである)


舌鼓を打った​
ものだった。


クジラベーコン 好き だし、

おでん種では コロ または サエズリ

牛すじと同じくらい 好き だ。


我ら日本の食文化は 破壊 された。




​祝 IWC脱退 & 商業捕鯨再開​


気を落ち着けて、

そんな訳で 第二十七興南丸

甲板員

機関員

通信員

賄い方
(実は食べ物を握っているので船長より偉い)
と、

銛がないので必要のなくなった 砲手
(テッポウさんと呼ばれ
 キャッチャーボートでは船長より偉い)
の部屋に

水産庁 監督官

を探さないので用無しになった ​鯨探長​ の部屋に

通訳官 という、

18名の 鯨取り

2名の 役立たず

20名が乗っていた。


茨城の那珂湊出身の 一等機関士
(彼を ファッセンジャー と呼んだ、
 おそらくファーストエンジニアの略、
 もちろん本人は知らないが)
なんぞは、

ガキの 個室 にいるのが

ムカつくらしく、

たまに私に

鯨探長 は毎日風呂に入るのか?」

と聞いてきた。


きっと 鯨探長 の立場は、

普段から弱いのだろうなぁと思った。


船酔い の話に戻るが、

が全くもって平気だった分、

水産庁 のお役人は

二週間ほど食事が摂れず、

部屋から一歩も出てこなかった。


咸臨丸 サンフランシスコ に行った時の

​勝海舟​ もかくや…

と思うほど、

やつれて気の毒なほどであった。


もう一人

ナンバン と呼ばれる セカンドエンジニア も、

普段は大きな母船に乗っているとのことで、

やはりやられていた。


に対する 敬意

「馬鹿かお前は」

という 悪意 に変わり、

一部乗組員の中に漂っていたようだ。



この項続く。


4/23/2023 10:00





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Last updated  2023.07.25 13:31:57
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