徒歩でビワイチ

徒歩でビワイチ

2024/01/06
XML



気ままな歩き録。

前回からの続き。
2024年1月3日 彦根城を訪れた。

彦根城の建築物を一通り観覧し、大名庭園である​ 玄宮園 ​に向かう。
案内パンフレットによると、正式名称は 「玄宮楽々園」大規模な池泉回遊式庭園である玄宮園と御殿に望む池泉・枯山水庭園である楽々園の総称とのこと。

玄宮園の名の由来は、「荘子」の文中にある中国の皇帝が退位した後に暮らした玄宮に由来すると言われているそうだ。
藩庁である「表御殿」の北に位置し退位した者が住む隠居所であるという共通性から命名されたのだろう とのこと。


無料観覧可能。屋敷の玄関口。


横の庭園入り口から庭園内へ。


居室の奥に茶座敷が並ぶ。
この茶座敷は「地震の間」と呼ばれていたそうだ。


案内板にその謂れが記載されている。
建物構造が、屋根は薄い板材を使用、床下は建物規模に比して足下を強固にし、建物全体の重心を低くして屋根裏には筋違いが存在する造りになっているとのこと。


「地震の間」についてもう少しWebを調べてみると、旧江戸城(現皇居)にも「地震の間」なる建築物が存在したそうだ。
どの建物にも隣接せず徹底した軽量化と土台強化による耐震構造にし建物の重心も低く設計されていたとのこと。
累代、徳川家の譜代大名として関係も深い井伊家。
大きな地震を経て同じような構造の建築物を彦根城にも建設したのは想像に難くないように思った。

元旦の能登半島地震で被災地域では救出・避難支援・復旧の真っ只中のいま被害に遭われた方々の無事を祈るばかりだが、まさか彦根城にも震災経験に基づく工夫をこらした建築物が残されているとは思わなかった。


玄宮園へ。この庭園は有料。


玄宮園は、隣接する楽々園と共に国の名勝に指定されている。
また、2015年(平成27年)には「びわ湖とその水辺景観 -祈りと暮らしの水遺産-」の構成文化財として日本遺産に認定されてもいる。

庭園から彦根城を望む。
あいにくの曇天だがとても美しい景観である





この景観、とても美しいと思うと共に、どこか既視感がある...
休憩しながらなにげに考える。
なんだっけ?
???・・・

思い出した!
ここ、この風景、古の名時代劇ドラマ 「暴れん坊将軍」で見たことある!
マツケン(松平健) 演じる 徳川吉宗 が爺と共に池の畔の芝生に立ち江戸城をバックに話すシーンだ!

Wikipediaで​ 暴れん坊将軍 ​を調べてみると、やはり、撮影場所に玄宮園の記載あり。
すっきりした気分で玄宮園を後にし、内堀の畔を歩いて表御門に戻る。

彦根城博物館。


この博物館、彦根市の市政50年を記念して1987年(昭和62年)に建てられたもので、藩主井伊家の所蔵品を中心に展示している施設。
所蔵品は9万1千点超とのこと。(​ 彦根城博物館HP ​より)

また、博物館、管内展示品の撮影が許されている。(但しフラッシュ禁止)
彦根藩井伊家2代当主の井伊直孝のものと伝わる甲冑・具足・太刀、「井伊の赤備え」だ。


こちらは本陣を示す幟と家来の軍医さんの甲冑とのこと。


そのほか、井伊家所蔵の宝物の品々が展示されている。
刀剣・能面・衣装・茶道具や書物などなど。
また、建物自体も展示品となっており、奥の客間などが博物館と隣接している。
お城のおまけ程度に考えていたが、しっかり見て回ると2時間ぐらいは軽く掛かるほど見応えのある博物館だった。

城内の観覧・散策を終え帰路につく。
外堀の京橋口から続く、​ 夢京橋キャッスルロード ​。
江戸時代の町割りを模した通りで小洒落たカフェやお土産物屋さんが立ち並ぶ。

昼飯は 彦根ちゃんぽんの発祥 と云われているお店 ​ をかべ ​ にて。
彦根チャンポンとミニチャーハン のセットと餃子を注文。
ごちそうさまでした。


歩いた距離と歩数。
城内を随分散策したためウォーキングワークアウトでは12.4kmを記録。歩数11,524歩。
おつかれちゃんでした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024/10/06 12:36:07 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: