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東方農苑@上海パンダ

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2008.08.12
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8月12日の日記   ~5~



開放。


やっとやっと話が終わり、外に出た。
時間さえももう分からない。

荷物を早々に片つけるようにとのこと。

大きなもので今すぐ運べなかったら、
袁さんが事務所に置いておいても良いと言ってくれた。


さぁ。
どうしようか。


080812-5みんな



開放されただけで清々しい。

なんだか、恨みも無念も心残りも何も無い。

カタチを残そうと思ってやっていたわけじゃないから当然だ。
物や金、執着あるものが無いから手放すのは簡単だ。


・・・


愚道さんは、まず、温度差のある日本の関係者にこの現状を理解してもらいたいと、このまま荷物を残し、E氏の到着を待とうとした。

電話でも写真で伝わるものではない。
何がしかの正当な理由があるにしても現実はこのとおり。

080812-5座り込み2


さっそく、蚊取り線香を付け。

夜は郭さんと二人、寝ずの番を決め込む。

(((なんだかすごく楽しそうだ・・・。

080812-5座り込みミニ




ホテルに移るために私物は運ぶ。


・・・あれ?


そしたら、家具くらいしか残らないね。

臨場感が激減するだけだね。


・・・。


080812-5座り込む?





って事で、、、本格的に荷造りに入る。


私は、昨日帰る時になぜか荷造りをしてあったので楽チン。
(あれ・・・昨日のことだっけ・・・)
愚道さんも荷物が少ないから楽チン。
荷をキチンと詰めなおし、食材や布団などをまとめる。

私物以外は全て置いていく。
小任と郭さんに全部処理してもらおう。
喜んでもらってくれるだろう。

080812-5荷物2

この布団、最初に袁さんが用意してくれたもの。
彼は忘れたのだろうか?

シーツはこっち。
枕はあっち。

っと細かかった割には大きなものを残してくれた。

おかげさまで座るところがあり、
荷物を広げるところがあり、

(臨場感が増している・・・)


ありがたい◎


・・・・


炎天下のもと。

ぼちぼちぼちぼち片付けた。

静栖さんは、この長丁場に疲れ果て辛そうだ。
小任の家に行き、休ませてもらう事になった。


私と愚道さんは・・・



お腹が空いた。



ってことで・・・
出されていなかった冷蔵庫を、袁さんに出してくれと頼む。
なぜかこころよく運び出してくれた。

・・・。

昨夜のカレー。
炊飯ジャーに残るご飯。
済塩つぼの小さいスプーン。


完ぺき。


080812-5カレー1080812-5カレー2

路上カレー。
一晩たった静栖さんのカレーは美味しかった。


追い出されて座り込む自分を省みて・・・

『こんな場面見たことあるなぁ~・・あぁ確かにある・・・』

っと、つぶやく愚道さんでした。


・・・。


そんな私たちの元に、
知らせを受けて郭さんの娘小麗(しゃおれい)が到着。
彼女は、1週間ほど前から近くの日本料理屋で働き出していた。
寮に入り、本格的に日本語を学びたいとの親からの自立だった。

びっくりしたことだろう。彼女は本当に心配してくれた。
言葉が無くても顔を見たら分かるよ。大丈夫大丈夫。
ありがとう◎

(こんなのー天気な私たちでごめんね・・・^^)

080812-5カレー3



郭家の荷物も搬出が始まった。

荷物を出す時くらい門扉くらい開けても良いだろうに・・・
彼らは何を恐れているのだろう。

080812-5郭1080812-5郭2

080812-5郭3080812-5郭4

トラックを手配し荷物を積み込んだ。
チーインは、このまま子供達と故郷に帰る。

郭さんはしばらく後処理の為近くに居てくれている。

080812-5最後

最後に残った私たちの荷物。
っと、小任にあげる日本の食材。

無いようで有り、有る様で無い
まだちょっと重たいけど・・・ちゃんと持って帰ろう。


そして、

この間もずっと近くをうろついていた袁さんとこの男たち。
私たちの緊張感の無さに朗らかになっていた。

インテリやくざもなんだか朗らかになったら・・・
ただのちょっとしたインテリになっていた。


080812-5やくざ

この人たちはなんだったんだろう。。。
きっと、暴走して手荒な事をしないように配慮してくれたんだろう。

けど・・・誰が?




そして、HEZZ(ヘッズ:黒子)とのお別れ。

荷造り中のチーインと郭さんに、
『連れて行ってくれる?』っと身振りで伝えると・・・

二人は、すっごく嬉しそうな、これ以上無いぴっかぴかの笑顔。


良かったね^^HEZZ。


080812-5ヘッズ3


しかし、トラック荷台のチーインに渡したら・・・
いつの間にか飛び降り、逃げ出した。

駆けていった先は、事務所の玄関。
私たちは立ち入ることが出来ず、そこにはパイプ椅子に座る袁さんが・・・


おまえ・・・

袁さんとこにいたら食べられちゃうよ。


やっと戻ってきたHEZZだけど、撫でても触ってもうんともすんとも言わなくなった。捨てられちゃうと思って怒っているのか悲しんでいるのか・・・なにかを察しているんだろう。

・・・。

元気でね。
ありがとう。

080812-5ヘズ1





そして・・・

チーインたちが去った後、私たちもホテルへ。



・・・



前代未聞の大事件。

長い長い数日を経ての幕引き。





東方農苑。


ありがとう。
さようなら。




(遊)






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最終更新日  2008.08.16 19:37:29
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