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藤浪、沢村賞大前進!
今季4度目完封&セトップタイ14勝目
3位阪神は2位巨人に2-0で勝ち、ゲーム差を2・5に縮め、2位進出に望みをつないだ。藤浪晋太郎投手(21)が今季4度目の完封勝利で、リーグトップタイの14勝目で沢村賞候補にリーチをかけた。V逸で和田豊監督(53)が辞意を固め、新監督として金本知憲氏(47)が最有力候補に位置づけられるなか、エースが瀬戸際で踏ん張った。
4万6282人が詰めかけた甲子園に、あとひとりコールが響き渡る。九回二死二、三塁。目の前に転がってきた大田の打球を捕ると、慎重に一塁へトス。アウトを確認した藤浪の表情が緩んだ。負ければ2位消滅の危機にあった崖っぷちの虎を、今季4度目の完封でエースが救った。
「ウルトラ(虎)疲れました! ホッとしたのが正直です。バテバテで、後半は球がいっていませんでした」
中6日で休養十分だったが、一回にいきなり二死一、三塁のピンチを招くなど、逆転Vに必死の巨人打線に食い下がられた。八回二死一、二塁で坂本を迎えると、和田監督がマウンドへ。
「しっかり、必死で勝負しろ!」
珍しい指揮官直接のゲキに「すごく驚きました。うれしかったです」と奮い立った。145キロ直球で左飛に仕留めた。
「野手の方の好守に助けてもらった。『完封したい』という思いが支えになりました」
これで広島の前田とジョンソンに並ぶリーグトップタイの14勝目。自身の甲子園連勝を8とした。それだけではない。沢村賞の選考基準7項目のうち登板数、勝率、奪三振数、防御率をクリア。次回先発予定の10月4日広島戦(甲子園)で15勝目をあげて200イニングに到達すれば、ライバルの前田、ジョンソン、大谷(日本ハム)を退ける可能性がある。
この日は23日に急死した中村勝広ゼネラルマネジャー(GM、享年66)の追悼試合だった。特別な思いでマウンドに上がった。GM就任直後の2012年、ドラフト会議で1位に指名された。顔を合わせれば「期待しているからな」と親しく声を掛けてもらった。
「ドラフトのときにガッツポーズをしていただいたのが印象的でした。すごく入団を喜んでいただいた。いいピッチングができました」
弔い星になっただけではない。リーグVの可能性が消滅し、和田監督が辞意を固め、チームは重苦しいムードに包まれていたが、それを吹き飛ばした。まだ4位広島との差は1・5ゲーム。予断は許さないが、進出すればクライマックスシリーズ(CS)開幕戦の先発を任せられる見通しだ。
「CSのことは考えていない。レギュラーシーズンの残り3試合で、あと1試合ある。そこを考えていきたい」
エースはキッパリと前を向いた。借金を「0」として、2位巨人とは2・5ゲーム差。2位に進出すれば、甲子園で宿敵と戦える。最後の最後まであきらめない。
いろいろあった試合だけど...
7完投 4完封
あなたが...
あなただけが頼りです
もう1回 最終戦も頼むぜ!
今日の MVP
19. 藤浪晋太郎
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まだまだこれから... October 11, 2015 コメント(6)