江戸東京ぶらり旅

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芭蕉庵


 近くには「芭蕉そば」というお蕎麦屋まであります。「芭蕉煎餅」はどこのお菓子だったか? 「芭蕉饅頭」とか「芭蕉団子」なんて全国のどこかにありそうですね。


 JR両国駅から南の門前仲町方面へ,南北に清澄通りが走っていますが,清澄庭園のすぐ南に採荼庵(さいとあん)跡があります。芭蕉が好みそうな庵の前に杖を手にした芭蕉さんがおります。彼はここから舟に乗って千住で上陸,そこからあの奥の細道を歩み始めたというのです。でもかつての採荼庵の正確な位置は分かっていないようですが,まあ,このあたりと言う程度で構わないですね。

 清澄庭園の近くに,隅田川に架かる清洲橋という,それはそれは美しいデザインの橋があります。このちょっと北側に芭蕉稲荷,芭蕉庵史跡展望庭園があります。芭蕉記念館はこれらの少し北にありますが。

P1010275史跡展望庭園1.JPG


 この中の展望庭園,東側は隅田川に,南側は小名木川に面している小高い公園風の庭園です。小名木川が隅田川に合流するこの場所と言ったほうがわかりやすいかな。実はこの庭園は芭蕉記念館の分館なので時間制限がありますから,といっても入場無料なのですが,夕暮れ前に行かないとここには入れませんよ。

P1010281史跡展望庭園4.JPG



P1010283史跡展望庭園5.JPG


 ここには芭蕉の座像と,その後には芭蕉ゆかりの屋外展示物,江戸時代の深川や芭蕉庵を描いた案内板が花壇の中に設置してあります。参考までに 【このHP】 をご覧ください。ここの芭蕉さんは隅田川の方を向いていますが,左手には美しい清洲橋があり,ときどき目の前を走り去る屋形船を見ながら毎日を過ごしているというわけです。それで実はこの小さな庭園,意外と人気のスポットなのです。

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ごませんべい
273 円(1.0%)

芭蕉せんべい 10枚入り 【大阪名...
1,575 円(1.0%)

「釣鐘まんじゅう」「芭蕉」 詰合せ
1,407 円(1.0%)



 「伊勢屋,稲荷に犬の糞」と言われるくらいだからな,江戸は伊勢屋さんとお稲荷さん,それに犬の糞が多い都市なんですよ。

 川向こう,つまり隅田川のあちら側の深川にだって,お稲荷さんはたくさんありんすよ。
 一番紹介したいのが「 芭蕉稲荷 」。芭蕉の句碑とか蛙の置物などありますが,もともとは杉山杉風という人がパトロンとなって,芭蕉に草庵が提供され,「深川芭蕉庵」と称して芭蕉が亡くなるまで活動していた本拠地だったところなんですね。

P1010271芭蕉稲荷1.JPG


 芭蕉がここに住みついたのは37歳の冬のこと,このあたりから東海道~甲州路を巡る「野ざらし紀行」,信濃を訪ねた「更級紀行」など紀行文を書いたり,たくさんの誹諧を残していますよ。そしていよいよ「奥の細道」への旅行。隠密ではないかと思わせるようなスピードでの旅。

 芭蕉が亡くなってから,ここは武家屋敷になり,その後は庵はなくなってしまったのですが,大正時代にあった津波のあと,芭蕉愛好の石蛙が見つかり,地元の人々がここに芭蕉稲荷を造ったってなわけです。

 「 古池や蛙飛びこむ水の音

 また江東区では芭蕉の業績を讃えて,このお稲荷さんのちょっと北に芭蕉記念館を建てました。この記念館の分館が 芭蕉庵史跡展望庭園 で右向いにあります。

P1010281史跡展望庭園4.JPG


 芭蕉庵史跡展望庭園からは清洲橋の上流にある 新大橋 があって,芭蕉は橋の完成をとても嬉しく思いました。

P1010284新大橋.JPG


 「 初雪やかけかかりたる橋の上

工事中の新大橋に初雪が降り積もった様子がわかりますね。

 「 ありがたやいただひて踏はしの霜

工事完成の橋の上を一歩一歩踏みしめているうれしさが滲みでていますね。


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そのまま笑来美餅(わらびもち)...
2,100 円(1.0%)

芭蕉せんべい 10枚入り 【大阪名...
1,575 円(1.0%)

水芭蕉大吟醸(群馬県産地酒)720ml
3,675 円(1.0%)

水芭蕉大吟醸(群馬県産地酒)1.8L
5,250 円(1.0%)




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P1010271芭蕉稲荷1.JPG


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 芭蕉が亡くなってから,ここは武家屋敷になり,その後は庵はなくなってしまったのですが,大正時代にあった津波のあと,芭蕉愛好の石蛙が見つかり,地元の人々がここに芭蕉稲荷を造ったってなわけです。

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P1010281史跡展望庭園4.JPG


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P1010284新大橋.JPG


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