前回はベクレル数の事を書いて見ました。でもって、ちょっと外部被曝から話題が内部被曝にまでなっちゃったので、タイトルからかなりかけ離れちゃったような気もします・・・すいません(汗)
前回の話の追記として、あと1つ書き忘れました。
最近のニュースなどではよく、セシウム137換算で○○ベクレル・・・という書き方になっていることに気がつきます。
これ、前回指摘した、放射線物質によるエネルギーの差をセシウム137に合わせるとってことで、これだと数としてベクレルを比較するのは楽になりますね。
でも、どんな放射性物質が検出されたのか?が判らなくなるので・・・・何となく怖いような気がするのも事実です。
さて、こんなことをつらつら書いている間に、葛飾区ではほんのちょっぴり前進がありました。
ご存知の方が多いと思いますが、砂場を重点的に計測して、0.25μSv/h以上のところを立ち入り禁止にする措置を.....
初めて計測以外のアクションを起こしてくれました。
これは、やっと動き始めたか!!という歓迎の気持ちもありますが、その一方で、をいをい!防災課さん、もうちょっとだけ放射線計測器の事を勉強しようよ!!という、あまりのお粗末さにげんなりもしてしまったんです。
以下、MIXIでトマトが書いた文章を転載します。
本日、葛飾区の防災課に電話してみました。
要望としては
●砂場の0.25μSv/hの基準で立ち入り制限をかけたことは評価に値する。が、しかし!!
測定した放射線測定器がHORIBA PA-1000 Radiでは、相対指示誤差±10%以内
DoseRAE2 PRM-1200では線量率誤差範囲±30%であるのならば、計測の誤差範囲にあわせて、 立ち入り禁止の制限をかけるのはせめて0.2μSv/h以上(本来なら計測した機種でその基準を変える方がいいのかもしれないけど)等にするべきである。 さらに砂場はALOKA社 TCS-171で再測定してそれでも高い値が出た場合対策を予定しているというのでなおさら、その範囲は誤差を見なければ取りこぼしがあると主張させていただきました。
●また、砂場は5cmで計測の値であるのだから、たとえば今週空間放射線量として計測した金町二丁目ときわ公園などは毎時0.26マイクロシーベ ルトを地上1m(測定機器:シンチレーション式サーベイメーター(ALOKA社 TCS-171))で出しているので、5cmで測れば、さらに高い値が出 ることは容易に想像がつくことであり、早急に区内の区の管轄管理している公園を地上5cmでの地面の放射線量を計測し、さらには、やはり 0,2μSv/h(規制値を0.25μSv/hと砂場とあわせる)以上の場所は何らかの使用制限や注意勧告の対象にすべきである
計測することだけが防災課の役目ではなく、計測した値をどう活用し、どう子供たちの安全のための対策に役立てるか?が重要なのだから、しっかりしてほしい
すでに放射線の被曝から5ヶ月以上がたっているのだから、早急な対策をするべし!
との要望をしました。
0.25μSv/hを出したことは評価に値するんだけど、その運用と使い方がまずいし、まだまだ放射線のこと、測定器のこと、よく判っていないような感じが、電話口に出た女性の方からは感じました。
もし、私の要望に賛同していただける方が居ましたら、明日以降、同じように防災課へと要望をしてくださいませ。
防災課 03-5654-8223 葛飾区役所コールセンター経由03-6758-2222
役所には数で市民の声を届けないと、動いてもらえないと思ます。
ココまでで転載終了
とまぁ、こんな感じで矛盾が生じちゃっているんですね。
もちろん、0.25μSv/hという自主基準を打ち出したことはとっても評価しているんだけどねぇ
がんばって整合性を持った対策を計測するだけじゃなくて行ってほしいと切望しています。
で、話を元に戻して・・・・、
今まで、Sv/h、Bq(ベクレル)、CPM、eVなんていう単位の話をつらつらと出したのは、たとえば、今後土壌調査がたぶん多くなってくると思うんだけど、Sv換算なんてしていない資料なども目にする事が多いと思うのです。
その時にね、なんだか判らない!!で済ますのか、ちゃんと判るのか?ではだいぶ違ってくると思いませんか?
また、放射線の線量計も、どういう仕組みで測っているのか?とか、ガイガーカウンターはどういうものか?なんていうことも、大まかなイメージでもかまわないので、知っていたり、測り方の違いはどういうことを意味しているのか?を知っていると、目にするデータを少しでもきちんと理解する事が出来ると思いませんか?
国や、都や区のうそや矛盾に気がついたり、ニュースの信憑性を疑問に思ったりもできるんじゃないかな?と思ったのです。
Sv/h、Bq(ベクレル)、CPM、eVは関連性があるんですよね。
とっても簡単に言ってしまえば、
発射する側(放射線物質)から、何本発射したよという数がベクレル、
線の1本の太さ(強さ)がeV
受け取る側(ガイガーカウンター等)で1分間に何本取れたよという数がCPM。
その時突き刺さった痛さや予測できるダメージがSv
ってことになるんだけど、どうでしょうか?つらつら書き綴ってきたことで、少しでもなるほど!って思ってくれる方がいらっしゃったら、うれしいです。
ということで、このタイトルでのお話は終了です。m(__)m
追記:えっと、トマトは極普通の主婦です。まったくの素人です!!
なので、ひょっとすると理解しそこなっているところがあると思います。
専門の方!詳しい方!!間違いがあれば、ご指摘のほどよろしくお願いいたします。
読んでいただいてありがとうございました。
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