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2005/02/24
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カテゴリ: おべんきょう

The Kaiser Family Foundation の報告会へ出席。


テーマは「The Outlook for National Health Care Spending(国内医療支出の見通し)」


2005年から2014年までの10年間に渡る医療費の推移の予測とその根拠が示された。


主要なポイントは以下の2つ。


1.2005年以降の医療支出の増加割合は今後10年間に渡り一定していくだろう。(毎年7~7.5%の増加)


2.医療支出における政府負担の割合が増加していくだろう。



1.は今後も医療費は増加の一途を「順調に」たどることを意味し、2.は処方箋にかかる公的制度の改革(Prescription Drug Spending = Medicare Part D)に伴う政府支出の増加を示している。

つまり、私的保険制度(Private Insurance System)に対する政府の調整が、支出の内訳に変化をもたらすということである。







夕方からの「Emerging Technology」の授業のテーマは 二日前の日記 でも取り上げたように、「遺伝子工学と未来の医療」


私は「Remote Patient Monitoring」と題してプレゼンテーションを行った。

医療系の専門用語を含むこともあってまだまだ原稿読み状態から脱せないのがくやしいところだが、内容の注目度には自信があったし、事実クラスメイト達からも興味深いフィードバックを聞くことができてよかった。


授業では、上記の過去日記に私が書いたようなテーマに加え、「Child Traits(子供の特質)」についての議論も熱かった。

現在の技術を用いれば、生まれてくる子供の性別の判別だけでなく決定も行えるという。

さらに「Prenatal Screening(出世前診断)」でその子供の将来的な身長や髪の色、さらにはIQまで測れるようになるという。

この技術の延長線上にあるのは遺伝子操作による特質の変更である。

つまり、先天的な障害を治療したり、我が子のIQを上げるというようなことが可能になるのだ。


国を問わず現在の大多数の意見は「我が子の生まれ持った性質に手を加えたくない」というものである。

そこには「人間が足を踏み入れてはいけない領域」という考え方や、「自分の子供には自分の遺伝子を受け継いで欲しい」という親としての思いがあるのだろう。



さらに定義は様々であろうが、高い能力を自分の子供に持ってもらいたいという気持ちもないと言えば嘘になるだろう。


教授の考えは以下のようなものである。


「政府主導で子供の性質を変えてしまうのは明らかに間違いである。しかし、親がそれぞれ判断する分には自分の子供の幸せを考えての決断であるわけだし、認めるべきではないか」


う~む、病気や障害などに関しては理解できるが、IQなどにまで及んでしまうと、出生前の受験戦争のような状況になりそうで怖いな・・・。



人工臓器(Artificial Organs=発達した義手や義足など)、クローン臓器(Grown Organs=培養した本物の臓器)、臓器移植(Transplants)の話を経て、話題は「寿命の延長(Life Extension)」にたどりついた。





本当に実現したとしたら驚異的だ・・・。


平均寿命の延長を可能にする要素として、教授は以下の4点を挙げる。


1.ライフスタイルの改善と代替医療の発達


2.ホルモン移植の発達


3.臓器移植の発達


4.医療全般(情報・診察・治療・リハビリなどなど)におけるITの発達



1.と4.はまだわかるけど、ホルモンを交換したり臓器を交換したりして肉体の老化と戦っていくということなのだろうか・・・。

このように古くなった体を常に新しく保っていくことで「不老不死」、もしくは「不死身(Immortality)」というものが実現できるのかもしれない。


ものすごい話だ。


1つ気になったことがあったので質問してみた。


私:「脳死の場合のように、脳を交換しなくてはいけない時はどうなるのですか?」


この場合、自分自身でいられるのだろうか?言い換えればアイデンティティは維持できるのだろうか?


先生:「それは考えてもみなかった問題ですね。とても哲学的な問い掛けになるかもしれません。。。。」


う~む、クローン人間が作られたとした時に「彼・彼女」の意識はどうなるのだろう?

その脳は同一のものなのであろうが、先天的なものはともかくとして、経験からプログラムされた部分については本当に謎だ。


これはどうやら、不老不死の時代にあっても頭だけはしっかり守らないといけなさそうだ。


今から軽量で耐久性に優れた「頭ガード」の開発を始めれば大成功は間違いないだろう(笑)!


皆さんも頭だけは大切に使っていきましょう。
(ボクシングをやっていたのはやばかったかな・・・(苦笑))







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Last updated  2005/02/24 05:05:53 PM コメント(4) | コメントを書く


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