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2005/05/06
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カテゴリ: まじめな課外活動



一方、アメリカが世界一として名高く評価されているのが医療技術のレベル、そしてその技術を生み出す政府のバックアップである。

政府の研究開発にかける予算は$27.9million(約30億円)に達し、これは日本のそれの約10倍だという。

このアメリカの研究開発の中心的役割を担っているのがNational Institutes of Health(NIH)(アメリカ国立衛生研究所)なのである。

NIHは自身の広大な施設で研究を進める一方(所内活動:予算の15%)で、アメリカ全国の大学、研究機関や医療施設への補助金(grant)や契約金(contract)の認定を審査しているのだ(このような所外活動が予算の85%を占める)。


所在地はメリーランド州、ベセスダ。


本日はNIHでエイズワクチンの研究をされているお友達のAさんと彼の同僚でインド人のGの2人にこの巨大な研究所を案内していただいた。

同じワシントンDCエリアに暮らしていながら、Aさんと知り合ったのはなんとニューヨークの中華料理店であった。

(過去日記、 2005-02-20- 〔写真も銅像!〕フィラデルフィア観光と言えばこの2人!


そうか、今思えば3ヶ月越しの約束が今日果たされたのだ!

お願いはしてみるものである(笑)。


うちから車を走らせること30分、巨大な研究施設は顔を見せた。



ここで脳の秘密が解明される!?



ちなみにこの建物全体が脳の研究のための施設だという。


Dr. AとDr. Gの2人に先導されて敷地内に入るとそこは大小50の建物から成る想像以上に広大なエリアであった。


遺伝子の解明はここで


この建物では遺伝子の研究が進められているという。


お昼ご飯を食べるためにクリニカルセンター(Building 10)へ。


アメリカ最高峰の医療研究がここで



この病院は通常の病院とは異なり、新しい医学の研究開発だけを目的とした特殊な病院である。

つまり、この病院に入院する患者はNIHがおこなう臨床研究の協力者という位置付けになるため、治療費、滞在費を一切払わなくてよいのだ。

現在の医療技術では治療方法が確立されていない病気を持った人々が世界中から集まっているという。

Dr. Gも言っていたが、あまり想定したくはない事態であるが、本人もしくは大切な人が現行の技術では治療が困難な病気にかかってしまった場合にはここに入院するのが一番である。



昼時だけあって人も多かったが、ここではどれだけの人が働いているのだろう。

NIHのホームページで調べたら18,627人だという。
(公式HPは こちら から)

先日訪ねたペンタゴンの23,000人には及ばないが、それにしてもものすごい規模である。




慣例に習い(笑)、建物内にあるギフトショップへ向かった。


おお、超レアなNIHグッズが売ってるではないか!!


ちょっとシャレになっていないような気が・・・



両サイドがかわいいねずみのマーク付きTシャツ、真ん中が顕微鏡を覗くねずみマーク付きのTシャツである。


これはジャマイカに次ぐTシャツシリーズだ!

(過去日記、 2005-03-13(日) - 〔海とTシャツの写真付き〕ジャマイカ旅行記2日目:どれを取ってもドレッドだらけ!? 参照)


確かに医療研究の進展にマウスを用いた実験は欠かせないものではあるのだろうが、このロゴってちょっと微妙じゃないだろうか(苦笑)。。。。


なんて言いながらそのレアさに負けて顕微鏡ねずみTシャツを買ってしまった。


建物内にはこんな貴重な器具の展示もあった。


DNAの発見はこの器具で


これはDNAの存在が初めて発見されたときに用いられた器具だそうだ。

どういう仕組みだかよくわからないけど、そう聞くとすごいでしょ(笑)?


また外を歩き、NIHのシンボルとも言えるBuilding1をパチリ。

NIHビルディング1


そしてとうとうDr.AとDr.Gの研究室があるVaccine Research Center(ワクチン研究所)へ。


ここで未来のエイズワクチンが!


ワクチンセンターの内部へ



エイズウィルスのワクチンの研究をされているDr.Aの研究室の一部をご披露!


ここでエイズの研究が!


高校の生物の授業で聞いた覚えがかすかにあった、細胞からDNAを取り出すための遠心分離機の使い方など丁寧に教えていただいた。

さらには細胞の培養・保存室へ。


食べ物の冷蔵庫ではありません



入り口付近にはこんな3連の箱が。


大中小と取り揃えております


実験に必要な使い捨てゴム手袋のボックスである。

きちんと大・中・小と揃っているが、なんかティッシュみたいだ(笑)。

この部屋でエイズウィルスの対照研究に用いられるというガン細胞を顕微鏡で覗かせていただいた。

通常細胞がどんなのかがわからないから比較のしようがなかったが、ガン細胞なのだと聞くと悪そうに見えてくるから不思議だ(笑)。


研究室にはこんな器具も設置されていた。


緊急時のシャワー


Aさんによれば、これは劇薬を誤って体につけてしまったときや感染性のあるものに触れてしまったときにその症状をすぐに薄めるためのシャワーである。

以前、バイオテロ対策の授業で習ったDecontamination(無毒化)という言葉を思い出した。

(過去日記、 2005-03-20- テロが起きたときのあるべき病院の対応とは?:9時間の講習に出席 を参照)



ヘルスケアマネジメントを学ぶ身として、世界最高の研究機関の見学は非常に興味深い体験であった。


お忙しいなか貴重な時間を割いて濃厚なツアーを実施してくださった、Aさん、G、本当にありがとうございます!


明日のエイズワクチンがあの場所から生まれることを心からお祈りしています!!









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Last updated  2005/05/06 04:26:54 PM コメント(2) | コメントを書く


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