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2007.06.12
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カテゴリ: 最近読んだマンガ
火の鳥(2)

手塚治虫
角川文庫

西暦3404年。
地球最後の都メガロポリスは戦争勃発で放射能におおわれ
恋人タマミをはじめあらゆる生物が死んでしまう。

一方、一人生き残ったマサトは、火の鳥から新しい人類が誕生する
まで生きて見守りなさいという命令を受けるとともに、
永遠の命を与えられる。


合成人間をつくったりするが、どれもうまくいかず、
しかも最後には大地震が起こりすべての装置などがだめに
なってしまう。

そこで新しい人類というのは、結局、
生物の進化をもう一度くりかえさせることだと悟り、
炭素と酸素と水素のまざりものの有機物を海に投げ入れ
それらが微生物になりそこから生物として進化していく
のを見守る覚悟を決める。

ナメクジが知的生命体として、発達し、最後には、
権力争いで絶滅するという時代もあったが、
30億年ぶりに人類が誕生することで、生物創造を達成し、


「今度の人類こそ自分で自分の首をしめることなく、
 生命を正しく使ってくれるようになるだろう。」と
願いながら。


前の1巻目では、生き血をのめば、永遠の命を得られる火の鳥を
めぐって争いをして、結局誰も永遠の命は得られず、


地球のたった一人残った人間に次の生命が誕生するまで、
見守りなさいということで永遠の命を与えられるが、

永遠の命があるといってもわかちあう相手もない、
孤独な状態でいるのは、とてもきつい。

主人公はそういった感情を超越して「神」とか「造物主」
と呼ばれるようになるが、それでも何万年、何億年だった
りと気が遠くなるような年数がたってからの話だから、
さぞ苦しかっただろう。自分はいやだ。


また、この巻では、
まず人類が絶滅し、その後、ナメクジが知的生命体として、
発達していく時代もでてくるが、
結局彼らもお互いに権力争いを起こし最後には絶滅する。

進化の過程はみな同じものなのかなと半ばあきれてくる
部分もあるが、それでも、気がついて修正することが
できるかも、とほのかな期待感もあたえてくれている。


人間は同じことを繰り返すいきものだけど、
まちがいに気がついた時点でやり直すことのできる
能力もあるはずだということを伝えようとすること
はなんとなくわかったが、

何をすればいいのか?

こういう生き方や輪廻転生みたいな話は今の自分では
なんといえばいいかわからないからとりあえずおいて
おこうと思う。

ストーリーを純粋に楽しんでまた読んで、何か浮かんで
来たときに考えよう。






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Last updated  2007.06.12 12:47:15
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