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2010年07月29日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨晩、会社の帰りに池袋の新文芸坐に行ってきた。

今週末までだが、「生誕100年 巨匠・黒澤明」という
特集をやっており、昨晩は「酔いどれ天使」(昭和23年)と
「天国と地獄」(昭和38年)の2本。

ホントは2本とも観たかったのだが、運悪く昨日は仕事が
長引いてしまい、ラスト1本、「天国と地獄」のみ、何とか
すべり込みで鑑賞することができた。

「天国と地獄」という映画、個人的には今まで観てきた
映画の中で、文句なしのベストワン。


最強の娯楽映画だと思う。

ビデオやDVDでは、過去に何回も観てきた映画だが、
あの文芸坐の大スクリーンで観られる、本当に数少ない
チャンス!だと思い、疲れてるのに無理して行った(笑)。

2時間半、全くダレず、1秒たりとも気が抜けない。

スクリーンから目を離すことが出来ない。

特に、当時の特急こだま号(新幹線は2年後に開通)を
貸し切りにして撮影した、あの緊迫感溢れる名場面を、
大スクリーンで観るのは格別だった。

木村功が疲れて寝そうになるのを、加藤武が肘で突いて
「慰安旅行じゃないんだぞ」という所で、フッとお客を

繋ぐ流れは、見事の一言に尽きた。

何回観ても、新鮮で、最後まで本当に素晴らしかった。

当時の東宝オールスターが勢ぞろいし、息をもつかせぬ
サスペンスを、一定の品格を保ちつつ「娯楽映画」に
仕上げた黒澤監督は、何だかんだ言っても凄い…と、


…ところで、急に話は変わる。

東京は大田区の蒲田、アーケード商店街の突き当たりに
「蒲田東宝」という映画館がある。

私の家から、自転車で行ける距離なので、今でも
東宝系の新作映画は、私は大体ここで観ている。

スーパーマーケットが入るビルの4階にあるのだが、
ここの映画館は凄い!本当に素晴らしい!

何が、そんなに凄いのか。

この映画館、開場は昭和39年だそうなのだが、
現在も昭和39年のまんまなのだ、映画館全体が!

チケット売り場から、場内の雰囲気から、何となく
客席がトイレ臭いところまで、「昭和の映画館」の
雰囲気が、これほどまで完全に残っているのは、
おそらく都内ではここだけでは?と思ってしまう。

私が生まれて初めて映画を観たのもここで、幼稚園の
年長のとき、確か「ドラえもん・のび太の魔界大冒険」
だったが、そのときと今と、全くと言っていいほど
変化なし!

今でも行くたびに、嬉しさで涙が出そうになる(笑)。

ところが、平日の昼間とか、お客さんが殆どいない。

この間「トリック」を観に行ったときも、お客さんが
私を含めて6人だった。

そして、私は行くたびに思うのだ。

「ここが名画座になってくれればなあ…」と。

とても奇麗な新文芸坐で、ゆったりと昭和の映画を
楽しむのもいい。むしろ、そっちが絶対にいいという
意見が多いかもしれない(笑)。

でも、この蒲田東宝で、昭和30年代~40年代の
東宝映画を、当時と同じ2本立とかでやってくれりゃ、
スクリーンだけでなく、それこそ全身で「懐かしさ」や
「当時の雰囲気」を、存分に味わえるはずだ。

「用心棒」と「社長道中記」とか、「駅前温泉」と
「ニッポン無責任時代」とか、「エレキの若大将」と
「怪獣大戦争」とか、日替わりでも1週間交代でも
いいから、是非やってもらえれば…と思う。

昔のポスターや、ロビーカードをあちこちに貼って、
おやつや飲み物も、昔からある物だけにして(笑)、
休憩時間に客席に売りに来たり(笑)とかしたら、
最強の名画座になると思うんだけどなあ…。

飲み物はバヤリースオレンジ・牛乳・コーヒー牛乳・
フルーツ牛乳・ラムネ(勿論、全部瓶ね)。お菓子は
森永ミルクキャラメルとか、ココアシガレットとか。

アイスだったら「名糖ホームランバー」とか、今でも
あるけど、アイスモナカとか。

私の特撮映画の師匠でもある、30年間通っている
床屋さんが仰るには、昔ながらの「ラスク」が映画にゃ
欠かせないらしい(笑)。

…こういうことを妄想するだけで、何だか知らんが
ウキウキしてしまう(危ない奴…)。

蒲田東宝の関係者の方、この文章を、お目に留めて
頂けましたら、ご無理かとは存じますが、ご一考の程、
何卒宜しくお願い致します。





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最終更新日  2010年07月29日 23時36分39秒
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