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2016年09月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『笑っていいとも』『ごきげんよう』の放送が終わり、
今月には『さんまのまんま』が終わると聞いた。

小さいころから「あるのが当然」という、ずっと身近に
あったものが、ここ数年で徐々に姿を消していく。

そして、今日ネットのニュースで知った『こち亀』が
今月で200巻発売&40年間の連載終了、という報。

一瞬「いつだったか、ウソの最終回ってのがあったな、
また同じネタをやるということか?」と思っていたら、
今度は真実。


諦観と強い寂しさが、両方一度にやってきた。

40年間、ただの一度も休載することなく、ずっと連載が
続いてきたことは奇跡に近い。

秋本治先生の強靭な体力と、毎週湧き出るアイデアの
数々には敬服するしかない。

ただね…

私は、ここ10年以上は、全然読んでいなかった。

100巻を越えた辺りから、妙な女性キャラが増えてきて、
「スピンオフっぽい」ような話が多くなってきてしまい、
読む気が著しく無くなってしまったのだ。

だから、ここ10年間くらいの『こち亀』のことは、


これから『こち亀』の思い出を少し書くが、今の10代~
20代には分からない「20巻台~70巻台」の思い出が
中心になってしまう(笑)。

そして「懐メロマニア」「昭和30年代マニア」の視点で
書くことになってしまうのは、ご理解いただきたい。



いつも、ここで懐メロの話題を私は書いている。

懐メロファンになったのは小学校5年に上がってすぐ、
NHKで3回連続で放送された『昭和の歌・心に残る
ベスト200曲』という特番を見たのがキッカケ。

ただ、好きになる云々ではなく「私が懐メロを知った」
いちばん最初は『こち亀』だった。

ここ最近の連載では、おそらくそんな話題は出てないと
思うのだが、初期の『こち亀』で、両さんは春日八郎の
大ファンという設定だった。

私が「春日八郎」という名前を認識したのも『こち亀』。

両さんは、よく『赤いランプの終列車』『お富さん』
『あん時やどしゃ降り』『長崎の女』を歌っていた。

当時は、単に吹き出し内の歌詞を流して読んでただけ
だったから「ただ鼻歌を歌ってるシーン」という認識で
読み進めていたが…。

その後、私が懐メロファンになり、平成元年大晦日の
『第40回紅白歌合戦』で、春日御大が『お富さん』を
歌ったとき「両さんの好きな歌だ!」と思ったことを
よく覚えている。

あと『長崎の女』を初めて聴いたときも「この歌は
両さんが歌ってる!」って大声を出したっけな。

私も春日ファンだから、よく高校のときとか同級生に
「歌手で誰が好き?」と聞かれて、戦前派の名前を
出しても分からないだろうと思い、しょうがなく
「春日八郎」と言うと「両さんかよ!」と何人もに
言われたもんだ(苦笑)。




人それぞれ、必ず『こち亀』で好きな話、というのが
あるだろうと思う。

そういうときには、両さんの幼少時代のエピソードや
感動的な話(人情噺っぽい)のが選ばれるが…。

…私はひねくれている(苦笑)。

未だに、ごくたまに思い出し笑いをしてしまうほど
大爆笑してしまったのが、確か単行本の28巻か29巻に
載ってた「部長の知人が経営している原宿の喫茶店に、
両さんと部長が2人で手伝いに行く」という話。

礼儀もなっておらず、言葉も分からない若者連中に
両さんが怒り、自分たちの知らないメニューを勝手に
解釈して出してしまうのがおかしかった。

「スクリュードライバー」を注文され、単に日本酒を
ネジ回しでかき回して出すとか(笑)。

中でも最高なのが、訳の分からないポップスのBGMを
聞いた部長が倒れてしまい、両さんが「部長を元気に
させるためには、ぜひ演歌を!」とか言って…。

かけた歌が、林伊佐緒・近衛八郎・樋口静雄の3人が
昭和12年に歌った『男なら』(爆笑)。

「う~ん、最高だね、このコブシ!」というセリフを
今でも覚えているから、たぶん高倉健バージョンだと
思うのだが…そんな細かいことはいいか。

だから、後に『男なら』を初めて聴いたときの衝撃と
感動は、今でも忘れない(笑)。




「GIジョー」と「バービー人形」の詳しい知識を
教えてもらったのも『こち亀』。

大田区出身として、あまり知らなかった「お化け煙突」
「勝鬨橋」「東京スタジアム」などの東京下町の名所を
詳細に教えてもらったのも『こち亀』。

中期の頃によく出てきたヤクザ「御所河原の親分」には
古いギャグを教わったと言っても過言ではない(笑)。
訳の分からない俳句も、よく詠んでたな…。


私にとっての『こち亀』は。





パワーダウンしてウダウダ続けるより、惜しまれるうちに
(連載40年で惜しまれるも何もないもんだが)潔くパッと
終わるのが、実に『こち亀』らしいし、似合う。

江戸っ子が主人公の漫画なんだからね(笑)。

秋本治先生の英断、それを受け入れた集英社の方々には、
心から拍手を送りたい。

2020年の東京五輪をテーマにした話が読みたかった…
という気がしないでもないが、それは未練だぁね。

確かに寂しい、ホントに寂しい。

でも、潔いのが両さんだろう。散る桜、残る桜も散る桜。

秋本治先生、40年間本当にお疲れさまでした。
楽しい漫画を、本当にありがとうございました。





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最終更新日  2016年09月03日 23時25分06秒
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