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ひとつの記事として取り上げるほどではないけれどせっかく写真を撮ったので、というものを載せていきます。まずは競売会とGGの試飲会で訪れたクロスター・エーベルバッハKloster Eberbachです。今回二回過去二回この地に来ていますがホールでの催しが目的で来ていたので、有料になっている修道院の中を見学したのは今回が初めてだったのです。GGの試飲会の開始時間のちょっと前に到着したのでせっかくだからと見学しました。最初に訪れた時にふつうは見学するはずなのですがその時はロバート・ヴァイルの醸造所でかなり時間を使ってしまい最終のバスの時間がせまっていて見学コースも閉まっていたので、たいしたものはないワインショップと雰囲気は良いレストランで一杯飲んで帰ったのでした(その時のことはこちら)。中庭を囲んで建物が並んでいます。生活スペースや作業場などを見学できました。ワインの圧搾をする装置です。ここは気軽に見学できるし様子を書いている方もいるので僕が書くまでもないと思うのでこのくらいにしておきます。ワインを飲みながら係の人の説明を聞くというコースもあったのでワイン好きの人はこれに参加すると良いのではないしょうか。時間や申し込み方法は自分でお調べください。ワインを飲むのも観光地としても景色も楽しむのならここよりはシュロス・ヨハニスベルクを僕としてはおすすめしますが。エルトヴィレEltvilleの街です。ここはリューデスハイム同様ライン川沿いの小さな街です。日本人にはあまり知られていませんがこの街もリューデスハイム同様に観光客(ドイツ人)が訪れる街です。観光としての見どころは城塞とバラ園くらいしかありませんが、ワイン産地の街というのも人気の理由です。町の中の醸造所は有名なのはジンメルンくらいしありませんが、夏にはワインを飲めるスポットがいくつかあったりします。また、クロスター・エーベルバッハとヴァイルのあるキートリッヒへ向かうバスはここから出ています。 日本で取り上げられいるようなドイツの街ほどではありませんが、この街の建物、街並みも見ていて楽しめます。ワインが好きでラインガウ地方を訪れた方はこの街も訪れるとプラスアルファの楽しみを得られます。わざわざ街並みが有名な街を訪れなくてもこういうところでも充分です。ミッテルラインのバッハラッハやボッパルトも同様です。以前訪れたビュルテンベルクのエスリンゲンやモーゼルのトリアーなどワイン産地であり観光も楽しめる街はドイツ各地にあります。リューデスハイムにはあるゲオルク・ブロイヤーGeorg Breuerのショップです。フラッグシップであるリュデスハイマー・ベルク・シュロスベルクのワインラベルは毎年違うのです。待ち合わせまで少しだけ時間があったのでリューデスハイムで来て2種類だけ試飲させてもらってからワインを購入してすぐに去りました。来た目的はアウスレーゼを買うためでした。日本には輸入されていませんが、ここのアウスレーゼは、辛口をメインに造っているとはいえ収量を減らして作られる葡萄なのでそれなりにおいしいしお手頃な価格なので好きなのです。畑名がついているゴールトカプセルはけっこう高価ですが、それ相応のものであり熟成すると相当よいのではと思います。と今回は軽めで終わります。
2013.02.21
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こちらのブログは全然更新できていませんが、ドイツワインフェストのことはこちらのほうがよいと思いこちらのブログに投稿します。と思い開いたら昨年のフェストの記事から1年ぶりの投稿でした。僕は運営に関わっているので、いくつかの側面からの感想、報告となります。愛好家の団体である東京ドイツワイン協会が主催のドイツワインフェスト、今回も盛況の中無事に終えることができました。160人の方に参加していただき、みなさまに喜んでいただける会になったと思います。昨年も感じましたが、20代、30代の方もたくさんいらっしゃり、協会の食事会に参加されていないあまりお見かけしない方が多かったので、ドイツワインをより多くの方に知ってもらうというこのイベントのひとつの目的を果たせていることをうれしく思っています。 一種類ワインが届かないというアクシデントがありましたが、お詫びとして3種類用意していた有料試飲のうちゼクトを無料にし喜んでいただけたのでほっとしています(本数を多く用意していなかったので希望する全員の方には行きわたりませんでしたが)。例年は5、6月の開催で今年はより暑い時期だったこともあり、十分だと思って用意していたワインがほぼ全てなくなったのにはびっくりしました。スタッフの打ち上げでは提供したワインを飲みました。その中でケラーのシュペートレーゼだけ用意するのを忘れてしまったのでこの画像にはありません。毎年来場者にはアンケートを書いてもらっているのですが今年は参加者の4分の1の方に書いていただき興味深い内容のものがたくさんありました。全員の方を満足させるイベントというのは難しく、不満な点や要望を書いてくださった方もいらっしゃいましたが、そういう方も含めてほとんどの方がこのイベントはよかったかという問いに、「よかった」と答えてくださっていたことで成功でとらえられると思います。おいしかったワインを挙げていただく問いには、全てのワインが挙げられていたことがとてもよかったです。一定のワインに集中することがない、ということは幅広い好みの方に対応でき、それぞれの方によいと思ってもらえるワインをそろえているということです。ドイツワインの多様性とさまざまなタイプでもそれぞれおいしいワインがあるということを示せていることになるのでこのアンケートの結果に安心しました。アンケートでは、甘口がやはりドイツワインという方もいれば、辛口、赤をもっと増やしてほしいという方もいました。会場での会話では、ある一種類はとてもよくもう一種類はあまり、という方がいらっしゃりその全く逆のことを言っている方がいて、アンケートでも好みはその2つにわかれているということもありました。ドイツワインの魅力を知ってもらうという意図でワインは選んでいるので、同じ好みの方に照準を合わせるのではなく、幅広いタイプの中で飲んでいただきそれぞれの方の好みに合うワインがあればよいという考えなので、全てがよかったという感想だけではなくそういう意見があってもよいと考えています。今回のリストです。お出しできなかったロバートヴァイルを削除したものを載せます。300円での有料試飲2種類、入場の際のウエルカムドリンクを含めて17種類をお飲みいただけました。ここからは僕個人の感想の味わいの感想も多く含まれています。辛口の白ワインは結果的に4種類となりました。飲み口がやわらかいがコクのあるタイプが多く、もっとパワフルなものもあればよかったあとは思いましたが、この4種類でも味わいは異なるのでドイツワインの辛口にはどういったものがある、というのを知っていただく役割は果たせたかと思います。マティアス・ミュラーはスタンダートなリースリング辛口としてこのワインでよかったなあと思いました。フリッツ・ハークのトロッケンはもっと酸で骨格のあるワインかと想像していましたが、甘みも感じるやわらかいタイプでした。個人的にはこういうワインは大好きなのですが。フュルストは初めてミュラートゥルガウを選びましたが品種の個性も感じるやわらかい味わいで、なおかつテーブルワインを超える品質でいいワインでした。デンホフはヴァイスブルグンダーで小さい樽で熟成させている上級のラインのものを選びましたがとても好評でした。ただ6000円という価格を考えるという買うために選ばないという方もいるのではと思います。赤はシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)2種類です。タイプが異なり、賛否両論だったのが面白かったです。個人的にはアールのマイヤーネーケルのシーファー土壌のぎゅっと果実味がまとまった芯ある味わいがより好みでした。暑い時期だったのでゼクト(スパークリングワイン)も数種用意しましたが、ドイツのおいしいスパークリングワインが飲めてよかったという声が多くてよかったです。あまり知られていませんが、ドイツ人はスパークリングワインが大好きでほとんどの醸造所からゼクトはリリースされています。タイプは多様で、今回用意したものもタイプが異なっていて、それぞれの方においしいと思えるものを紹介できてよかったです。僕は親しみのあるやさしさがありながら芯もあるライツのロゼのゼクトがよかったです。レープホルツは辛口ワインでファンが多いですが、そういった造り手がどういうゼクトを造るのかということを知っていただけたのがよかったです。リースリングの甘口系では、エゴンミュラーがQBAで販売ししているラインの一番下であってもエゴンミュラーらしさの感じられる深みのある味わいで好評でした。2012年ということ少し熟成しているので個性がより出てきているということもあると思います。その他のシューベルトのQBA、ハールト、フレーリッヒのカビネットは甘さや味わいの方向が異なるもので、それぞれの方の好みでおいしいと思えるものがあったようです。ケラーのシュペートレーゼは、酸が少なめの2011年ということもあってか甘みを強く感じ上品な甘さが心地よく感じられ、僕も好きな味わいでした。フーバーの高価な赤ワインが造られる畑の単一畑のシュペートブルグンダーのロゼは、繊細ながらもうまみが凝縮していました。1万円近くの価格なので、個人的にはこの価格を出して買いたいとは思えませんが、多くの方に良いと思ってもらえる素晴らしいゼクトでした。有料でのアウスレーゼは若いワインの良さと熟成した時の良さを知ってもらいたいという意図で2014年と2005年のモーゼルのトップレベルの甘口を造る造り手のワインを用意しました。ドイツワイン好きとしては熟成した甘口ワインの素晴らしさを知ってほしいのはありますが、プリュムの2014年のほうが好きという方も多くフレッシュな段階の甘みが前にあるワインに良さを感じる方が多いことも知ることができました。意見がほぼ2つに割れていました。でもどちらもおいしくてあとは好みの問題、ということです。個人的にはシュロスリーザーの貴腐ぶどうも含む2005年のきれいでなおかつふくよかな味わいのアウスレーゼをあと5年以上寝かせてから飲んでみたいと思いました。おそらく20年後でも素晴らしい味わいで飲むことができるのではと思います。ざっとですが感想を書いていきました。ゴーミヨの最優秀醸造所に選ばれたことのある醸造所からワインを選んでいるのですが、気品のあるタイプが多く、産地も少し偏ってしまうので、もっと幅広く紹介できるといいなあと思いました。テーマを決めてその中では最優秀に選ばれていない造り手からチョイスすることもしているので、もっと多様性を知っていただけるような内容にしたいと思いました。今回は今までよりも購入したインポーターを増やしたのですが、もっと他のドイツワインをがんばっているインポーターも紹介できればと思っています。来年も開催し、多くの方に喜んでいただける会になることを願っています。
2016.07.31
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千葉の二日目に食べたのはアリランラーメンだけでした。一日目は味一、福たけ、鶏の骨と三軒食べてさらに刺身も食べたのですが、二日目はおとなしくすることに決めていました。二日目は親戚に車で連れて行ってもらってもらうことになっていて当初はビーハイブに行く予定でした。ですが休みだったのです。お台場のイベントはもう終わっていたのですがその後も休養をとっていたからのようです。でその一緒に言った人がアリランラーメン(本当の名前はアリランラーメン八平らしいです)に行ったことがあったので連れていってもらうようお願いしました。ビーハイブは九十九里の海岸側にあってアリランは山の中、房総半島の中心にあるのでかなり距離があったのですが行ってもらえることになりました。このラーメン屋は有名な評論家やブロガーの間でも有名な店でいろんな意味で伝説なのです。味の前にその手前でかなりの文章が書けてしまうところです。ということで超長文になります。まず場所がわからないのです。多くの人がブログなどで書いていますがカーナビに住所を入力してもたどり着かないそうです。といってもそこまで山道でもなく、すぐそばまではカーナビでもたどり着けて、ある目印のとこを曲がりさえすれば到着できます。その目印さえ知っていればということですが。僕は山奥を想像していたのですがけっこう平地にありました。秘境の集落といったイメージのところでした。こういった趣のある建物なのですが、数年前は本当にただのトタンの家で営業していてもっとわかりにくかったそうです。今の店とわりと近いところにあるので連れていってもらいました。で店内に入ったわけですがこの店には大きなルールがあるのです。ブログなどでの情報と同行した人の話を聞いていたので僕は何となくはわかっていたのですが知らない人はかなり戸惑いますしイライラする人、怒る人もいると思います。この店はけっこうな年のおばあちゃんがラーメンを作っていて、お孫さんが配膳をしているのですが実質このおばあちゃんが一人で切り盛りをしています。そしてこのおばちゃんの店でありおばちゃんがルールなのです。店に入ってもこちらから注文することはできません。おばちゃんが「次の人」ときいたら初めて注文することができるのです。ということは入ってきた順番を覚えていなくてはいけないというのがまず難問。20人以上入る店なのでそのことを知っていないとわけわからないでしょう。そして順番に注文するのですがここでまた大きな問題があります。一度に6人分まではまとめて作れるのですが同じラーメンでないと作れないのです。名物はアリランラーメンなのですが、これはにんにくが大量に入ったあんかけ系の野菜が入ったラーメンです。これにはしょうゆと味噌があるのですがポピュラーなのはしょうゆです。でこれとは別に普通のラーメンのしょうゆと味噌があります。なのでメニューは4種類あるのですが、しょうゆとしょうゆアリランは一緒に作れるのですが、味噌も味噌アリランもそれぞれ別に作らなくてはいけないみたいなのです。ここまで詳細が書けるのは実際に目の前で起きていた出来事からわかったことなのです。僕らが来たときには何人か待っていておばちゃんから注文をきかれたのですが、最初の4人はしょうゆかしょうゆアリランを注文したのですが、その次の人は味噌アリラン、と言いおばあちゃんが切れ気味に、「一緒に作れないから次の人」と言い、次のおじいちゃんと孫は味噌ラーメン、と言いました。ということは必然的にこの次(しょう、しょうゆアリランの後)の順番で作るラーメンは味噌アリランになりその次は味噌ラーメンになるのです。一回で注文からラーメンができるまでには15分以上かかりました。なので違う注文だと相当待つことになるのです。なので僕らはその次の順番(しょうゆ、しょうゆアリランができあがった後)の時には、味噌ラーメンが食べたいおじいちゃんの次に来た人だったので、「味噌アリランの人は」とおばあちゃんに言われて僕らは手をあげたのです。そうしないと当分食べれないのと味噌系はあまり出ないのでいいチャンスだと思ったからです。で僕らとその前の人のこの味噌アリランの後がおじちゃんたちの味噌ラーメンになったわけで、おじいちゃんたちはラーメンが来るまで一時間ぐらい座って待っていたのでした。そこまでしても味噌ラーメンが食べたかったみたいです。で、その間にもお客さんは続々と入っていたのですが、必然的にしょうとしょうゆアリランはその味噌ラーメンの次に作ることになるので後から来た人たちは相当待つことになったのでした。この事実からだいたいおわかりいただけたでしょうか?(笑)要は、おばあちゃんに「注文は?」と言われた時の最初の順番の人と同じ注文でないと次にまわされてしまうのです。なので早く食べたい場合は同じ注文をしなくてはいけないのです。ということはグループできてバラバラのメニューの注文なんてできないのです。みな同じ注文にしないと仲間うちでブーイングされることになります。仲間うちでなくても混んでいる場合違う注文をするとまわりの人にとっても白い目で見られることになるので注意が必要です。いかかですか?こんなに書かないとわからないようなルールがこのお店にはあるのです。これが立地も含め伝説、といわれる由縁でもあるのです。このルール、何かでこの店を知ってふらっと来た人にはわからないですよね。注文をききにこないのでまずイライラし、食べたいラーメンが食べれないことにイライラし、さらに混んでいると30分以上は確実に待つので怒り心頭になっていると思います。なのでこの店に来るには「覚悟」が必要なのです。このルールを了承していてそれでもおばあちゃんのラーメンが食べたい、という人だけが来るべき店なのです。ということで僕らは半ば自主的ではなく味噌アリランとなったのですが、おいしかったです。都内の洗練されたラーメンとは全く違うのですがうまいのは確かです。田舎ならでは、といったら安易な表現になってしまうのですが、これを作ろうと思っても作ることはできないけど素朴な味、といったラーメンです。素材や技術でラーメンの味を評価している人にとってはこのラーメンは受け入れられないかもしれませんが、心や気持ちというものも感じながらラーメンを食べている人には僕の感想はわかってくれると思います。評価では表すことができないけど、心のこもったおいしいラーメンなのです。ただけっこう味が濃いし、ものすごくにんにくが入っていて臭くなるので、体調が悪い人、その後に公共の場に出る人はこのラーメンを食べてはいけません(けっこう本気の注意です)。このラーメンだからこそ、先に書いたようなルールでも、辺鄙な場所でもお客さんがくるのです。それだけ心に響くラーメンです。ただ興味本位で行けるようなラーメン屋ではなくちゃんと覚悟を持ってからでなくては行けないラーメン屋です。といったいろんな意味ですごいラーメン屋に行けて本当によかったです。今回の味噌アリランもおいしかったですが今度はポピュラーなしょうゆアリランを食べにもう一度訪問したいです。ということで二日の4杯はどれも満足であった実りのあった千葉遠征だったのでした。追記 ラーメンの写真も撮ったのに載せるの忘れてました。
2010.02.15
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ラーメンは体に悪いというのが一般的な認識ですが、ラーメンと一括りにそう捉えるのはナンセンスだと思うのです。ラーメンにも様々な種類があるということを認識しないので発言ですから。カルボナーラや牛丼を毎日好んでいる食べている人とあっさりした醤油ラーメンを好む人、どちらのほうが体に悪影響を及ぼすか、と想像するとわかりやすいかと思います。それはさておき、体に悪いといわれている理由のひとつに化学調味料があります。グルタミン酸などで構成されている白い粉で「味の素」のようなものといえばわかるかと思います。うまみ成分を与えることができるのでこれを使うと容易に味を組み立てることができます。少し加えるだけでも味にまとまりが生まれるので使われることが多いのです。この化学調味料は実は科学的に体への悪影響を実証されたわけではありません(体への影響という点では化学調味料ではなく食材に使われている添加物のほうに悪影響を及ぼすものがあるというのはあまり知られていないでしょう)。しかし常習的に摂取しているとこの味に慣れてきてしまい味覚が麻痺して強い味付けしか受けつけなくなってしまうという症状が出ることはわかっています。そして中毒性があってこれが使われている食べ物を欲するようにもなります。二郎が病みつきになっている人はこの作用も影響していると思われます(もちろん二郎にも魅力がありそれにひかれてということもあるでしょうが)。というように書くと悪のように思われるのですが僕は完全否定派ではありません。濃いめのスープなどは化学調味料を入れると入れないのとでは明らかに違うので必要だと考えます(入れないで素晴らしい濃い味のラーメンもあるのは事実ですが)。味をまとめる要素、コク、深み(味の奥行き)を出す要素として少量使うことはありだというスタンスです。スープではなくタレ(かえし)に入れているところもあります。僕が批判的、嫌悪感を抱いているのは、化学調味料によって味を形成することなのです。化調を使うと容易に味を形成することができ、なおかつ人がおいしいと思える味になるのです。これが僕は嫌なのです。特に、おいしいと思ったけれど食べ終わった後に口の中にまとわりつく後味が強く残る時は最悪な気分になります。後に残るのが明らかな時にはけっこうな量の化学調味料が使われていてそれによって味が形成されているということなので、後味の悪さと化調に頼っているという事実にへこむのです。しょうゆラーメンでおいしいと思った時にこの最悪な後味だった場合には一番テンションが下がります。澄んだスープの繊細なラーメンにはできれば使わないで味を形成してほしいし濃いめのラーメンもバランスを整える理由での少量の使用に留めてほしいというのが僕の願いです。おいしいのだったらそれでよいじゃないか、という考え方もあることは否定はしませんが僕は化調に頼って創られているラーメンは食べたくありません。ということで前置きがかなり長くなってしまいましたが化学調味料を使用していない、いわゆる無化調のラーメン屋のおすすめを紹介したいと思います。僕が好きなラーメン屋はほとんどが無化調の店です。無化調だから好き、というわけではなくおいしいと思った店が無化調だったということなのですが。かなりの数があると思われるのですが、すぐに思いつくよく訪れる店を数軒挙げてみます。一言コメントしか書きませんがどれも一度はこのブログで紹介しているお店ですので(たぶん)、興味のある方は過去記事を探してみてください。このブログのトップページの検索ツールで店名を入力して検索するか、カテゴリでラーメンを選択して探していただければと思います。不如帰(ほととぎす)@幡ヶ谷蛤を使っているがそれだけが目玉ではなく全ての技術がすばらしい。味も店主も一番好きなラーメン屋です。cique(ちきゅう)@南阿佐ヶ谷醤油と塩、異なるスープを仕込んでいてどちらもおいしいです。しょうゆは濃いめの味です。大喜@湯島澄んだスープのラーメンの東京の代表的な名店だと思っています。僕のおすすめは塩味のとりそばです。くろき@秋葉原しおがおすすめ(画像は細麺ですが平打ち麺のほうがあうと思っています)。一杯のラーメンとして完成された芸術品です。こってりが好きな人は超濃厚な味噌をどうぞ。磯野@神田あっさりとしたしょうゆが好きな人におすすめ。ただあっさりしているわけではなく良質な食材を使った輪郭がしっかりとしたとした味わいです。ビーハイブ ゲンキノモト@新日本橋白河風。醤油がスタンダートだけれど塩も期待を超えておいしくてびっくりしました。素朴にみえるけれど技術が結集されて創られているラーメン。銀笹@新橋和食のテイストがあります。鯛やエビを使っています。個人的にはしょうゆが好き。鯛飯はラーメン屋のサイドメニューとは思えない必食メニュー。好日@東中野上記の清湯系のよりは強めの味ですが、女性店主で体によいラーメンをコンセプトにしているということもあって味わいからやさしさを感じます。つけ麺がおすすめ。濃いめの味付けだが味玉もおいしいです。一福@初台味噌のおすすめです。女性店主。無化調なのでインパクトはないけれど体に染み入るやさしい味わいです。燦燦斗@東十条よく見かける濃厚魚介豚骨の系統ではあまりない無化調のラーメン、つけめん店。このタイプのラーメンでは一番好きです。化調に頼っていないこともあってかスープは他店と一味違います。個人的には最近はラーメンしか注文してません。と行ったところはリピートして通っているお店です。無化調の店の紹介というよりは自分の好きな店の紹介と言っても過言ではない自分のお気に入りの店の大部分です。ちょっと発行が古めなのですが無化調だけのラーメンをとりあげた本も発売されています。まだ健在なお店もたくさん載っていますので参考にどうぞ。おそらく書店にもあると思われます。【送料無料】無化調ラ-メンmap最後に。無化調だからおいしいというわけではないということは言いたいです。無化調を売りにしている店も見かけますが無化調と味は直結しません。むしろ無化調のほうがおいしいラーメンを作るのは大変なのです。自然の材料だけで旨みを出していてバランスを整えるのも難しいので化調を使うより技術を要するのです。逆にいえば、無化調でのおいしいラーメンは技術のある造り手のすばらしいラーメン、ということに言い換えられるのでその事は知っておいていただけるとうれしいです。 追記今年の新店の新人賞を獲るであろう店をあげるのを忘れていました。蔦@巣鴨品のある醤油ラーメン。色々と食べ歩くとこのラーメンのすごさがわかるというような若干通向けの味筋です。
2012.06.23
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去年の9月の旅行ではいくつかのワイン産地を訪れる予定だったのですが、最初に訪れたワイン産地はアールAhrでした。アールのことを書いていきますがワインのレポートよりは観光としての視点のほうが強い記事になると思います。ドイツに入る前は知り合いがいるオランダにいたのですが、ロッテルダムから2回電車を乗り継いでまずはアーヘンAachenで途中下車をしました(ここまでで2時間ちょっと)。この街には世界遺産の大聖堂があるので一度は訪れてみたいと思っていました。しかしワイン産地からは離れているのでわざわざここを目的地として来るまでもないと思って今まで訪れていませんでした。今回オランダからアールへのローカル線での移動の通過点上にあったので立ち寄ることにしたのです。ここはベルギーにかなり近い街ですが、ブリュッセルからケルンへの高速列車タリスとICEの通り道ではあるので、これらの列車を利用する人には途中下車して立ち寄りやすいところではあります。これが世界遺産の大聖堂です。その脇の道の周辺が雰囲気があって好きでした。この大聖堂がある以外はドイツの中都市によくある街で面白みはありませんが、大聖堂の存在感と古さからくる雰囲気は一度は観る価値はあるかなとも思いました。ガイドブックなどによるとここは観光地というよりは静養地として人気があるようです。そして、フリーパスを持っていたのでケルンまでの短い区間はICEに乗り、ケルンからはローカルの快速REでライン川沿いの路線を南下しレマーゲンRemagenまで行きそこからアール地方方面の支線に乗り換えます。そのまま南下するとモーゼル川との分岐点コブレンツがありミッテルライン、ラインガウのワイン産地へと続きます。アールへはわりと本数もあり電車でもけっこう行きやすいと思いました。アール地方の中心はBad Neuenahr-Ahrweilerです。実はここは2つの街が合併された地名で、2つの異なる要素のある街から構成されています。Ahrweilerはこのような街並みの旧市街がある観光名所となっていて、Bad Neuenahrにはクアハウス(温泉)がありお金持ちも多く滞在する静養地で、この2つの場所は雰囲気が全く異なっています。ふたつがセットであるからこそ旅の目的地として選ばれる場所であるのです。どちらもドイツ人の観光客(年配が多い)で賑わっていました。日本のガイドブックではあまりとりあげられていない地域ですが、観光地としてかなり人気のある土地ということが伝わってきました。日本でいう温泉地のようなかんじですね。鬼怒川とか伊香保とか飛騨高山とか別府とかと同じようなかんじでしょうか。そして、観光地ではあるけれど英語などの外国語をしゃべれる人が少ない、というのは日本の温泉地を考えれば想像できるかと思います。日光など海外にも有名な所は英語はしゃべれる人が多いけれどそうでない所は確実に少ないですよね。地方の中心だから駅はそこそこ栄えていてコインロッカーくらいは当然あると思ったのですがどちらの街の駅も田舎のふつうの無人駅でした。これにはびっくりしました。そして計画が大きく狂ったのでした。僕は静養地の高いホテルには泊まれないのでユースホステルを選択しましたがAhrweilerの城壁に囲まれた旧市街からは20分くらい歩いたところにありました。でもこの周辺の雰囲気がよかったです。伝わりにくいかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で天国にいるような異次元の空間にいるような感覚がありました。観光地としてというよりは、この場所にいるとホッとするというような場所でした。これはこの場所だけでなく、次回に書くほかの土地にもあてはまる印象です。この写真にある川がライン川につながる支流であるアール川なのですが、本当に細い支流で、ラインやモーゼルのように太陽光の水面反射や水蒸気によって畑に影響を与えるというような川ではありません。次回はワイン産地としてのアールという側面を中心にこの地方の事を書いていきます。
2011.09.05
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クロアチアとスロベニアは91年にユーゴスラビア連邦から独立した国です(スロヴェキアはチェコとくっついてた国なのでなじみのない人はスロベニアと混合してしまうかもしれません)。ユーゴスラビアは他にいくつもの国から構成されていて現在は全てバラバラになっていてかなりの国が存在しています。しかし日本人にとってはクロアチアやマケドニアくらいしかなじみはなくて、セルビア、ボスニア、コソボといった名は戦争や紛争のニュースでしか聞いたことがなかったという人が多いのではないかと思います。僕もクロアチア、スロベニアに行くことを決めてから、ユーゴスラビアはどういった国で構成されているのかとそれらの国の地理を初めて把握したのでした。そういった面でも旅行というのは役に立っています。国や土地の名前はニュースなどで聞いていても日常に関係ない国は旅行でもしないとなかなか知ろうと思わない、そして行って初めてわかることがたくさんあると、いうことが旅行するようになってからわかってきました。日本人にとってはユーゴスラビアにあった国々のことを知らない人が多いので、自分が実際に訪れて感じたクロアチアとスロベニアについて書いていきます。いちばんわかりやすい説明だと、クロアチアは共産圏の面影がありスロベニアには西欧諸国に歩みよろうとしている、といった感じだと思います。ユーゴスラビアだった国の中でスロベニアのみEUに加盟していて通貨もユーロだということでも察することができると思います。このふたつの国は全く違うというのがよくわかりました。西か東かということだけでなく言語も違うしおそらく文化も違うのでしょう。スロベニアは列車もきれいだし公共の設備もちゃんとしていてドイツやオーストリアにいるのとかわらない感じなのでストレスが全くありませんでした。国民性もあってか街並みも街自体もすごくきれい、といった印象でした。もとからきれいだったのもあると思うのですが、西欧、EUと肩を並べるための努力もしているのではないかと推測しました。クロアチアにはまだ西欧とは違う風景が残っていました。インフラはまだまだで、鉄道のない地域が多く路線バスが主流だし鉄道も本数は多くはありません。観光客が来ないところの物価はかなり安かったです。スロベニアに行ってその物価の差はかなり感じました。ただ、首都のザグレブからは街並みや生活風景からマイナスな部分をかなり感じ取ったのですが、海沿いの街並みからはそれほどマイナス部分は感じず良い個性ととらえる部分のが多かったのです。港町は昔栄えていて独自の文化を築いていること、そして今も観光客が訪れていることによって活性化されていることが起因しているのではと僕は推測しました。海側の街はイタリアの要素も多くて、スロベニアがオーストリアに似ているという例でのふたつの国の比較もわかりやすいかと思います。あと共産主義の面影をものすごく感じたのはザグレブからスロベニアに向けて列車に乗った時でした。国境の手前でクロアチアの警察によるパスポートのチェックがあったのですが、映画でしか見たことがないような道具でパスポートに偽造がないかチェックをされました。何も悪いことをしていないのにすごく緊張しました。こんなことをされたのは初めてだったのですが、共産主義の雰囲気を直に感じる出来事でした。北朝鮮とかに行ったらこういうことをされるのでしょうね。というように旅をして初めてわかることがあるというのも旅行の醍醐味です。観光だけではないのです。ひとくくりにされているけど全く異なる国というのでは他にベネルクスのオランダとベルギーがあります。クロアチアに行く一番の目的はアドリア海の真珠と呼ばれているドブロブニクを訪れることだったのですが(ドブロブニクもユーゴ崩壊後の人種間の紛争によって破壊された街です、その後復旧)、それ以外の部分でもとっても実りのあるクロアチアとスロベニア滞在の一週間でした。今まで何度か書いていて載せれなかった写真を、今回のテーマにもそったものから。ドブロブニクからバスで北上している途中一瞬ボスニア領に入ったところで休憩した時クロアチアの世界遺産の古都トロギール旧市街の中心の高いところからスロベニアの首都リュブリャーナの旧市街にて
2012.01.03
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チャットモンチーのツアーを追ったドキュメントDVD(二枚組で一枚目はライブ映像)鳴るほどをやっと観ました。【送料無料】鳴るほど結果的にクミコン脱退の裏側を追った作品となったのですが、下手なフィクションよりドラマでした。構成などもすばらしく本当に秀逸なドキュメント作品になってました。BGMの最後が、こうなることをわかっていたかのようなえっちゃん作詞の「余韻」と離れることをなかば決意、予感していて書いたであろうくみこん作詞の「草原に立つ二本の木のように」なのがツボをえていてにくいです。余韻のサビの冒頭 私が出した音 あなたが出した音それが良かった それで良いでしょう私がとったリズム あなたがとったリズムそれがわかった それでわかったでしょうこの余韻、ツアー最終日のこの曲の歌の最後のサビの途中でえっちゃんが泣きだして歌えなくなっていたところを映し出していたのですが、ここがDVDの中で一番印象的でした。このシーンとその後の演奏がチャットモンチーがどういうバンドかということの全てを表しいると思います。一人一人のインタビューも所々に入っていて脱退のこと以外にも過去の心情などを赤裸々に語っているので、このDVDは一度でもチャットモンチーを好きになったことがある人には観てほしいと思いました。一枚目の中野での公演の映像も、脱退が決まった後のライブということで観てみるとまた違った思いを感じます。特に後半の彼女らにとって大切で思い入れのある曲たちの演奏にはこみあげてくるものを感じます。今年は精力的に活動することを二人でやった求愛ツアーで話していました。二人になるから気持ちを切り替えてがんばろうということだと思っていたのですが、ドラムのくみこん脱退が決まる前からえっちゃんはもう一旗揚げようと思っていたことを知りました。そういう細かい部分のひとつひとつでチャットモンチーがもっと好きになっていしまいます。2月の三週連続の発売が待ち遠しいです。
2012.01.05
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