三週連続ワイン会の最終回です。これはワイン会ではありませんが飲んだ内容はそこらへんのワイン会よりは圧倒的にすごいです。
幼稚園の時からの幼馴染みの家に子供のころよく遊びに行っていてご両親ともよく知っているのですが、その友だちが12月に結婚してその時に久しぶりにご両親とお会いして、近いうちに家に行くと約束をしてそれが実現したのでした。ご両親が料理を振る舞ってくれるとのことだったので僕はワインを持っていったのです。ご両親と友達夫婦と僕の5人でした。
100歳になるおばあさんも途中まで一緒に食事をしてふつうにワインを飲んでいたのにはびっくりしました。東京ドイツワイン協会でも年配の方が多いのですが、適度な飲酒は長生きの秘訣だと確信しております。僕も生涯ドイツワインを目指します。
シュロス・ヨハニスベルク
シュペートレーゼ トロッケン 2007
マイヤー・ネーケル
シュペートブルグンダー グローセスゲヴェックス 2003
クロスター・エーベルバッハ
シュタインベルガー シュペートレーゼ ゴールドカプセル マウヴァーワイン オークションワイン 2003
フリッツ・ハーク
ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウーア シュペートレーゼ オークションワイ
ン 2005
以上4種類です。
前二回のワイン会よりは単価の高いワインばかりです。結婚のお祝いということもあったのでそういうので揃えてみようと思ったのと、ふだん飲んでいる価格帯のものと比較できるという意図もありました。
ワインは価格と質がばらばらなのは周知の通りだと思いますがその要因にはいろいろあるのでここでは全てを書くことはしませんが、今回での主なテーマは醸造所ごとの価格設定ということです。
ふだん僕が好んで飲むのは、たとえばシュペートレーゼなら10ユーロ前後、日本でなら3000円台のものがほとんどです(一昔前のユーロの高騰と醸造所の軒並みの値上げで4000円台も増えてきてはいますが)。
ヨハニスベルクのシュペートレーゼはドイツで買ってきてもらったのですが20ユーロです。日本で売るとしたら6000円代でしょう。
知名度や人気があるところ、由緒ある名門のワイナリーなどは価格設定を高めに設定しているところが多いのですが、そういうものと僕が普段好んで飲むコストパフォーマンスの良い醸造所(といっても地域でトップクラスのものがほとんど)との比較にもなるかなーというラインナップにしたのでした。
ヨハニスベルクのトロッケンは透明感のある飲みやすい辛口ワインでした。熟した葡萄を感じられるジューシーさも少し感じながら気品も感じるところが、この醸造所、畑の歴史とそして醸造技術の高さを感じました。ふたつを併せ持っているからこそこういうワインになる、というのを強く感じたのでした。
周辺の醸造所のもいくつか飲んだことがあり、僕の大好きなヨハニスホーフも含めこういったワインは今まで飲んだことがありません。
唯一無二なので高いお金を払ってもシュロスヨハニスベルクのワインに手を出す価値はあると思います。上の等級になるほど気品、高貴というキーワードをワインから感じられます(僕が今まで飲んだものでは)。
前にも書いたと思いますが、2006年以降は質があがっているので全盛期のようなワインになってきているのではと思います(という評判です)。
ただ、ヨハニスベルクの地所らしくそして質の良いワインを求めるならこの醸造所でなくてももっと安い値段で探すことはできると思います。
シュロス・ヨハニスベルクに何を求めているのかによって高い値段をだす価値があるかどうかは変わってくると思います。
ネーケルのはセールで買ったものです。それでも僕が赤ワインにだす値段としては破格でした。でも滅多にこういう赤ワインは飲むことができないと思い経験として購入したのでした。
おいしかったのですが、正直この値段は出さなくても、とは思いました。ドイツでは特に赤ワインは白に比べ上のクラスになっていくと値段の跳ね上がり方がかなり高いのですが、グロースゲヴェックスでなくてもアールでも良いワインはがんばれば探せるのです。
濃厚ではなくコクもありさすがだと思ったのですがやはりコストパフォーマンスを考えると可ではないです。
でもすばらしいヴィンテージのその中でも良い畑のもののワインは高い値段を出す価値はあると思います。
高いといってもブルゴーニュの一流醸造所に比べれば雲泥の差の値段なので本当にお買い得だと思います。
ナーエの競売会
でもすばらしいアールの赤をいくつか飲んでいますが、そういったものをフランスの赤好きの人に飲ませて感想を聞きたいです。
僕の好みとして果実実のあるものもありますがそうでないものでもすばらしいものもあるのできっと驚くのは間違いないと思います。
エーベルバッハのマウヴァーワインは特にこの03が大好きで過去に計三本買っていてその最後の一本でした。
前回飲んだのは二年前くらいでもうだいぶ落ち着いていたので、今回開けるに際して大きな期待は持っていませんでした。
締めとしては物足りないかもしれないけれど、締めの一本前としては適切で、タイミングは大成功でした。
ありきたりな表現ですがこれも気品を感じるワインで少し背筋が伸びるような味わいでした。
自家製のトマトソースのスパゲティ(海老入り)を食べながらだったのですがこれとの相性もとても良かったです。
意図してこういう甘口ワインをパスタとあわせるなんて僕は絶対にしませんがこういう偶然もあるから人と飲むのは楽しいです。
後日飲んだプリンツ
はエーベルバッハのケラーマイスターをしていた人で、今はプリンツのワインに専念していますが、当時は両方に携わっていたので同じ年のシュペートレーゼゴールドカプセル飲み比べというのは面白かったです。
もう書いたとおりプリンツのは今でもかなり甘みを感じたのでだいぶ印象が違いました。
といいてもどちらもおいしかったのですが、プリンツはのは親しみやすいワイン、エーベルバッハのは高貴なワイン、と値段の差からも汲み取れる違いがあったのは面白かったです。
ちなみにマウヴァーワインはこの壁沿いの葡萄から収穫したもので造るノーマルの同じ等級とは別リリースの数の少ない特別なものです。
壁によって保温効果などがあるみたいで葡萄の熟し方などが違うみたいです。
エーベルバッハのは買ってまで飲もうと思わないのですがマウヴァーワインや競売会ワインなどワンランクの上のもはさすがだと思うので購入したことが多々あります。
色々脱線しながら書いていたら思いがけず長くなってしまったのでその2に続きます。
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