演 奏 会 の 旅

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元帥閣下

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元帥閣下 @ Re[2]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん 演奏会お疲れ様でした! 10月1…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) 2014.10.12(ホクト文化ホ-ル.中…
ぅ〃*@ Re[1]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) わざわざお返事ありがとうございましたっ!…
元帥閣下 @ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん、詳細なレポートありがとうござ…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) はじめましてっ…でいぃのかな〃 柳町中学…
June 23, 2024
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カテゴリ: 吹奏楽

場所 :ホクト文化ホール 小ホール (300名収容)

2019年以来、5年ぶりの開催となるクラリネットだけで作るオーケストラである長野クラリネットクワイアーの演奏会に行ってきました。
また縁あって、今回も演奏者として参加させて頂くことになりましたので、演奏者視点でのレポートも加わります。

プログラム
第1部
1.コンサートマーチ「アルセナール」
2.ファンタスティック・ズー!~動物童謡メドレー~
3.ディズニー映画「美女と野獣」より美女と野獣、朝の風景(Belle)
4.メモリーズ・オブ・ユー
  クラリネット・ソロ 春山俊介
5.「聖者の行進」 for Clarinet choir

第2部
6.メリー・ウィドウ セレクション
7.アンネン・ポルカ 作品117
8.山賊のギャロップ
9.アルルの女 第2組曲

アンコール
10.アリオーソ
11.クラリネットこわしちゃった

​編成レポート
 本日のクラリネットクワイアーの全編成は下記のようでした。

 Eフラ クラリネット  2名
 Bフラ クラリネット 28名
 アルト クラリネット  8名
 バス  クラリネット  6名
 コントラアルト クラリネット  4名
 コントラバス クラリネット  2名

また
「東京クラリネット・クワイアー」
  「金沢クラリネット・クワイアー
  「船橋ブレス・クラッツ」
  「クラリネット・フィルハーモニー名古屋」
  「浜松クラリネット・クワイアー」
  「和歌山クラリネットファミリー」
  「松本クラリネット・アンサンブル」
  「長野市民吹奏楽団」
  「メセナ市民交響楽団」
  「世田谷区民吹奏楽団」
  「ちるくま音楽隊」 
  「ウィローウインドオーケストラ」
    の皆さんが賛助で参加しておられました。

演奏レポート
コンサートマーチ「アルセナール」
今年に入ってから既に吹奏楽で2回演奏を聴いているおなじみ感のある曲ですが、クラリネットクワイアーの編曲版で聴くのは、2012年の長野クラリネットクワイアー第17回定期演奏会以来となりました。そして2012年当時は観客として聴いていたことから、演奏者の立場では初の取り組みとなりました。印象とすれば、演奏会のオープニングにはピッタリというのは変わらないところで、クワイアー版はこんな感じなのだろうな…という演奏前の想像に近しいところもあり馴染みやすかったです。演奏後に稲垣先生から、曲の作られた背景などのお話もあり、よい知識を得ることもできました。

ファンタスティック・ズー!~動物童謡メドレー~
曲目解説によれば、サン=サーンスの動物の謝肉祭をもじったパロディー風のメドレーで冒頭部分は、動物の謝肉祭がそのまま使われていますが、ファンファーレの後は雰囲気がガラリと変わり、動物の童謡にまつわる曲が次々と出てくる楽しいメドレーということで、まさにタイトル通り動物園(ズー)を連想させるものでした。演奏にあたっては、やはりその動物をイメージすることが音楽作りには大切ということで、例えるなら大きな動物は重々しく。軽やかな動物は歯切れよくといったことを心掛けながらの演奏になりました。

ディズニー映画「美女と野獣」より美女と野獣、朝の風景(Belle)
美女と野獣と朝の風景を続けて演奏することにより、ミュージカルの世界をよりイメージさせやすくしたという2曲の組み合わせ、ニューサウンズインブラス96の美女と野獣(真島俊夫編曲版)でプロローグの後に朝の風景が入っており、これがとてもわくわく感のある曲調でいっきに曲を盛り上げてゆくことから、今日もそんなわくわく感を感じながら美女の野獣の世界観を想像しながら演奏を楽しませていただきました。

メモリーズ・オブ・ユー


「聖者の行進」 for Clarinet choir
おなじみの聖者の行進をいろいろなパートのソロをリレーする形で進むとても楽しい楽曲ですが、私自身は
2017年の第22回定期演奏会で演奏したことがあったので、「あの曲だな!」という印象がありました。2017年当時は、アルトのリーダーの方がソロを吹かれているのを聴いている立場だったものが、今回はパート全員でソロ部分をソリにして全員でスタンドして行うという方針が示されたことで状況は一変…。わりと難解なソロなのでより踏み込んた個人練も必要となりましたが、終わってしまえばあっという間ではあるものの、パートの皆さんとの連帯感も生まれてとてもよい想い出になりました。

メリー・ウィドウ セレクション
おなじみのメリーウィドウのおいしいどころ取りメドレーですが、稲垣先生より作曲者のレハールの生きた年代についてのお話もあり、ウィーン音楽を代表する名曲を歴史的背景にも想いを馳せながら演奏させていただきました。また私自身は、昨年鈴木英史氏の編曲版による吹奏楽版とクラリネットアンサンブル版をそれぞれ演奏したこともあり、今年はクワイアー版ということで、その対比もしつつ、馴染みのあるメリーウィドウの世界を楽しませていただきました。

アンネン・ポルカ 作品117
演奏に先立って、稲垣先生からヨハン・シュトラウス二世とその兄弟についてのお話もあって、当時の情景を想像しつつの演奏となりました。こちらの楽曲は、ウィーン音楽の代名詞ともいうべきポルカですが、2019年の第24回定期演奏会でも演奏されており、そういった意味では5年間の空白をつないでくれる橋渡しの曲との想いもありました。

山賊のギャロップ
こちらはハイテンポの楽曲ですが、5年前の2019年の東京クラリネットクワイアーの第33回演奏会のレギュラーステージの最終曲として演奏されたこともあって、私的には楽譜にも見覚えあり!だった訳ですが、そんなクワイアーファミリーの縁も感じつつ、振り落とされないようにしっかり捕まって!というイメージで演奏を楽しませていただきました。

アルルの女 第2組曲
第2組曲より、パストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドールの4曲を取り上げることとなりましたが、メヌエットではエスクラリネットが主役。そしてファランドールでは、終盤の金管群のパートを力いっぱい吹いて盛り上げる!といった役割を得て、大編成の強みをここで生かさないでどうする!といった気合も入って、レギュラープログラムの最後がより華々しく締めくくられることとなりました。

アリオーソ
アンコール1曲目はバッハの楽曲。正式名称は、チェンバロ協奏曲第5番BWV1056より第2楽章 ラルゴですが、ファランドールで燃え尽きたところで、力が抜けてよい演奏になる!という感じで、クールダウン的な意味合いも込められた演奏となりました。

クラリネットこわしちゃった
アンコール2曲目は、2015年の第20回定期演奏会のアンコールでも演奏されたことから、クワイアーにとってはアンコールの定番曲の1つなのかもしれないですが、こちらは作曲者が不詳ということで、先日の上田市吹の定期演奏会でのグリーンスリーヴスと同様、語り継がれた曲なのだと感じつつの演奏となりました。

まとめ
縁あって、今回も一奏者として演奏に加わらせて頂くことができましたが、演奏会としては2019年の第24回定期演奏会からコロナ禍を乗り越え、じつに5年の歳月を経て行われた第25回定期演奏会という形となった訳ですが、出演者の皆さんとは2019年以前は年1~2回お会いしていた方が多かったのに、それがとつぜん5年の空白ができたことで、ずいぶん長い時間が経ったのだなという想いと同時に再び集って同じステージで演奏会をやれたという喜びを改めて感じたひとときになりました。また私事ですが、ホクト文化ホールの小ホールは、長野県県民文化会館の時代から演奏者はもちろん観客でも一度も入ったことが無く、そのホールに初めて入り、しかも楽屋裏まで知ることができたことがとてもよい経験となりました。





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Last updated  June 24, 2024 11:09:07 PM


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