演 奏 会 の 旅

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元帥閣下

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元帥閣下 @ Re[2]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん 演奏会お疲れ様でした! 10月1…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) 2014.10.12(ホクト文化ホ-ル.中…
ぅ〃*@ Re[1]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) わざわざお返事ありがとうございましたっ!…
元帥閣下 @ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん、詳細なレポートありがとうござ…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) はじめましてっ…でいぃのかな〃 柳町中学…
August 21, 2024
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カテゴリ: 吹奏楽

場所 :坂城町文化センター 大会議室

外村理沙 ヴァイオリン・コンサート in 坂城町に行ってきました。

プログラム
1.P.サラサーテ:序奏とタランテラ 作品47
2.J.マスネ:タイスの瞑想曲
3.M.ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
4.M.ポンセ(クライスラー編):エトレリータ
5.G.ガーシュウィン(ハイフェッツ編):オペラ『ポーギーとベス』から
   サマータイム
   そんなことはどうでもいいさ
   ベスよ、お前はもう俺のもの

7.M.ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
  第1楽章 アレグレット
  第2楽章 ブルース:モデラート
  第3楽章 ペルペトゥム・モビレ:アレグロ

アンコール
8.C.ドビュッシー:美しい夕暮れ

レポート
序奏とタランテラ
コンサートのオープニングは、序奏が入っているこちらの楽曲でスタートになりましたが、タランテラといえば、語源はタランチュラということで、タランチュラに噛まれた人が毒抜きのために激しく踊るための音楽という印象があります。私自身このタランテラについて知ったのは、2年前の神谷未穂氏のヴァイオリンコンサートで、K.シマノフスキの夜想曲とタランテラを聴いた時で、その時に神谷氏が「タランテラとはタランチュラのこと…毒グモ!」と言ったことが強烈な印象として残っており、演奏を聴く中で序奏が終わり、タランテラに入ると、激しく踊っている感じがとてもリアルに伝わってきた感がありました。

​タイスの瞑想曲
序奏とタランテラの後、MC無しでこちらの楽曲の演奏に入りました。前曲との落差もさることながら、この曲はヴァイオリン奏者にとってはいわば課題曲のような位置づけなので、この名曲を外村氏がどんなふうに表現するのかをわくわくしながら聴かせていただきました。

スペイン舞曲
ファリャときいて、火祭りの踊りがふと脳裏に浮かびましたが、スペイン舞曲を聴くうちに、2年前にこの会場で行われた加藤文枝氏のチェロコンサートで火祭りの踊りが演奏されたことを思い出しました。会場の一致、作曲家の一致というちょっとした縁ではありますが、とても親しみを感じることができました。

エストレリータ
こちらは、つい先月の南紫音氏のヴァイオリンコンサートで聴いたばかりということで、その記憶も新鮮なうちにまた聴くことができ、とても親しみを感じながら楽しませていただきました。南氏は多くの実績があるヴァイオリニストということで、その演奏は堂々たるものでしたが、それに対して現在大学在学中の外村氏はとてもフレッシュな感じがあり、同じ曲でもまた違ったストーリーが展開されているような印象を受けました。

オペラ『ポーギーとベス』から
演奏前に外村氏より留学しているニューヨークでジャズにふれ、大学の授業でもジャズを取り、学んでいるというお話がありました。ジャズヴァイオリンと言えば、2年前にジャズ・ヴァイオリンの女王と言われる寺井尚子氏のジャズコンサートを聴く機会があり、こんなに魅力的な音楽があるのか…と大いに感銘を受けたところでしたが、今回は新進気鋭のお二人が奏でるガーシュウィンのおなじみの作品を、とても粋な演奏で楽しませていただくことができました。

バンジョーとフィドル
バンジョーははじく楽器、フィドルはヴァイオリンのことを指しているとのことでした。楽曲は、かなりアップテンポで楽しい雰囲気でスタートしましたが、はじくバンジョーのパートはピッチカート、フィドルのパートは弓で艶やかに…そんな2つの個性を見事にヴァイオリンに表現されていてお見事と感じました。

ヴァイオリン・ソナタ
ラベルのヴァイオリンソナタ2番とのことで、特に第2楽章のブルースは、おフランス視点のジャズというお話がありました。そこにちょっとピンときたものがあって、私が過去にやったことがある曲でフィリップ・スパークのリフレクションズ~ある古い日本俗謡による~という曲があるのですが、これは英国視点の日本俗謡だったな…ということで、国境の無い音楽だからこそ、こういう〇〇視点の曲というものが生まれる土壌があるかもしれず、そこは他国の人が自国の文化をどのように捉えているのか…というとても興味深いテーマについて音楽を通じて知ることができるのかもと感じました。

美しい夕暮れ
アンコールは、ドビュッシーのおなじみの曲ですが、これまた先月の南紫音氏のヴァイオリン・リサイタルのアンコール曲と同じということで、ある意味黄金のアンコール曲なのかもと感じました。

まとめ






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Last updated  August 24, 2024 12:22:46 AM


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