演 奏 会 の 旅

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元帥閣下

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元帥閣下 @ Re[2]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん 演奏会お疲れ様でした! 10月1…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) 2014.10.12(ホクト文化ホ-ル.中…
ぅ〃*@ Re[1]:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) わざわざお返事ありがとうございましたっ!…
元帥閣下 @ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) ぅ〃*さん、詳細なレポートありがとうござ…
ぅ〃*@ Re:2013 柳町中学校吹奏楽部演奏会 第3部(10/16) はじめましてっ…でいぃのかな〃 柳町中学…
March 20, 2026
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カテゴリ: 吹奏楽

場所 :上田市文化会館(502名収容)

上田高校室内楽班 第28回定期演奏会へ行ってきました。

プログラム
開演前コンサート
A.ディヴェルティメント ニ長調 K.136 W.A.モーツァルト

第1部
1.弦楽四重奏曲第17番《セレナーデ》ヘ長調Op.3 No.5 Hob.III:17 J.ハイドン(R.ホフシュテッター)2.4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 RV.580 A.ヴィヴァルディ

吹奏楽班によるアンサンブル 上田高校吹奏楽班プレコンサート
A.サクソフォン4重奏 『来るべき日への歌』より~魂はここに、自らの喜びの為に~ D.マスランカ
B.クラリネット3重奏 蛇儀礼 尾崎一成

第2部
3.歌劇「フィガロの結婚」K.492序曲 W.A.モーツァルト
4.交響曲 第25番 W.A.モーツァルト
   I  Allegro con brio  III Menuetto/Trio
5.交響詩「フィンランディア」作品26 J.シベリウス

アンコール
6.エニグマ変奏曲 作品36よりニムロッド E.エルガー
7.ラデッキー行進曲 J.シュトラウス

レポート
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
開演前のプレコンサートとしておなじみのモーツァルトのディヴェルティメントの演奏が披露され、これから始まる室内楽特有のやさしいサウンドの調べを予感させる感じがとても印象的でした。

弦楽四重奏曲第17番《セレナーデ》ヘ長調Op.3
楽曲解説によれば、長くハイドンの作品として親しまれてきたが、ホフシュテッターの作品である可能性が高いとのことで、二人の生きた年代からすると、ホフシュテッターはハイドンより10歳年少であり、ハイドンを敬愛し、その作風を強く受け継いでいたとのことで、なるほどという感がありました。楽曲については、旋律の美しさと各楽器の調和が重視されている初期の弦楽四重奏に見られる娯楽性と洗練がよく表れているとのことで、安心感があり、親しみやすいさわやかな旋律が耳にとてもよく馴染んできた感がありました。

4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 RV.580
楽曲解説によれば、ヴィヴァルディの名声をヨーロッパ全域に広めた協奏曲集である「調和と霊感」の第10番で、特に独創的な作品とのことで、4つの独奏ヴァイオリンと全体合奏。独奏者同士の対話や競合といったじつに多彩な協奏効果があり、実際の演奏では、ビジュアル的にもその対話と競合の様がはっきり見て取れ、視覚効果と音響効果の両面から楽しめるのではないかと感じました。

『来るべき日への歌』より~魂はここに、自らの喜びの為に~
上田高校吹奏楽班のメンバーによるプレコンサートということで、まずはサクソフォン4重奏曲の披露となりました。この曲を作曲したマスランカといえば、2023年のサントミューゼレジデントアーティストだったアーバンサクソフォンカルテットが取り上げたマウンテン・ロードが想い出されるところですが、この時のアナリーゼワークショップでマスランカについて学んだこともあり、そんなことも想い出しつつ楽曲を楽しませていただきました。

蛇儀礼
上田高校吹奏楽班のメンバーによるプレコンサート2曲目は、初めて聴く曲だったので調べてみたところ、ドイツの美術史家、アビ・ヴァールブルク(1886-1929)の著書『蛇儀礼』を作曲のヒントとして作曲された曲だが、作曲の際には本の内容を題材にしたわけではなく、作曲者自身が想像した「架空」の民族的儀礼のイメージが基となっているとのことで、いわば原作の題名のみにインスピレーションを得てできた曲なのかなと思いました。はっきりした旋律が存在しないのが現代曲らしいですが、特殊奏法のようなものもあるようで、なかなか聴き応えのある楽曲と感じました。

歌劇「フィガロの結婚」K.492序曲
第2部のスタートはモーツァルトの生誕270周年にちなんでの選曲とのことで、モーツァルトの序曲の中でも特に有名な楽曲のこちらとなりました。フィガロの結婚といえば、つい先日の鳥羽咲音チェロ・コンサートでオッフェンバックの「フィガロの結婚」幻想曲が取り上げられたことが記憶に新しいところでしたが、今回はその元祖となる序曲を聴けたことで、元祖の曲と発展形の関係性についても考えさせられる貴重な機会となりました。

交響曲 第25番
数少ないモーツァルトの短調作品として有名ですが、私自身昨年はこの曲の第1楽章に取り組んできた経緯から親しみを持って聴かせていただきました。私は8重奏でこの曲を演奏したのですが、今回はその8パートが管弦楽になってどのパートに振り分けられているのか?ということを興味深く見つつ楽しませていただきました。また今回は第3楽章も演奏されるということで、第1楽章に続く楽章の構成感についても楽しませていただきました。

交響詩「フィンランディア」作品26
ちょっと不気味に始まる冒頭から、中盤の美しいコラール。終盤の畳みかけるような強奏と構成的にもわかりやすい楽曲ですが、私自身もこの曲は何度か演奏したことがあり、やや演奏者視点での拝聴となりました。改めて、コラールの部分は聴きどころだなと感じた次第ですが、楽曲に込められた想いを紐解くと管弦楽に歌詞はないけれど、ないがゆえに聴き手の想像力に解釈を委ねる部分も多くなり、より聴き手が自由に音楽を楽しめるのではないかと感じました。

エニグマ変奏曲 作品36よりニムロッド


ラデッキー行進曲
アンコール2曲目は、ウィーンフィルでおなじみのシュトラウス1世のおなじみの楽曲ですが、フルリピートでのこだわりの演奏とともに聴き手の手拍子参加まで会場一体での盛り上がりが大変素晴らしかったです。

まとめ
今年も上田高校室内楽班の定期演奏会を拝聴させていただきましたが、お話の中でいつも挙がるのは入班してから弦楽器を初めて手にする生徒さんがほとんどである中で、各々が日々の活動の中で腕を磨き、このような素晴らしい演奏会に漕ぎつけていることに驚きを禁じ得ないと感じました。昨年私自身も軽井沢ファミリーオーケストラの弦楽器体験コーナーで弦楽器を手にとって見たのですが、まともに演奏できるようになるまでは相当の年月が必要だと肌で感じており、生徒さんの努力には頭が下がるところです。またこの定期演奏会の第2部では、吹奏楽班の生徒さんに加えてトレーナーの先生やOBOGの方も参加されており、世代間のとても素晴らしい交流の形も音楽というきっかけがあればこそなのかなと感じた次第です。





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Last updated  March 21, 2026 10:25:25 AM


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