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 本当にそんな弁解が通るのなら、「食べ物関係とは気楽な商売ときたもんだ」と言うほかない。
 知ってようが、知るまいが、部下がやったことは全部、上司の責任なのである。
 知らなかったではすまされない。雇った人間が悪い。
 私は翻訳講座を主宰しており、常々、「これらの」、「すべての」(強調する場合を除く)、「~より」、「さらなる」などという日本語はないと言っているが、受講生がどこかでそういうものを使うことがあれば、全部自分の責任だと思っている。

 受講生がブログをやっていると、「ソレイアという名称の起源」(由来でないとおかしい)、「多くの選手がオリンピックに輩出されている」(「多くのオリンピック選手を輩出している」でないとおかしい)などをいちいちチェックしているわけにはいかない。
 体がひとつしかないかぎり、物理的に不可能である。それでも、そういうものは自分の責任であると受けとめるしかない。
 翻訳者のかかえる最大の問題は、ことばとことばのむすびつきにある。
 その問題を解決するために、日々ない知恵を絞っているが、なかなかこれといった名案が浮かんでこない。

 たかが、数年前の世界記録が破られただけで「最古の世界記録が破られた」とのたまうマスコミ。予選で敗れた選手のことばに「がっかりしている」という「日本人を愚弄した」訳をつけるマスコミ。「がっかりした」は他人に対する期待が裏切られたときにつかうことばだろうが、、。なぜ、せめて「がっくりきている」とか「落ち込んでいる」とかいうことばが出てこないのか。
 このように、明らかに四面楚歌の状況にあっても、受講生がおかしな言い方をすると、それを未然に防げなかった自分の至らなさに思いが及ぶ。
 それを、よくもぬけぬけと、自分の会社で起こった偽装事件に、「部下が勝手にやったこと」と言ってのけられることに、憤りを超えて、ぞの何事にも動じない「ずうずうしさ」に羨望すら覚える。


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最終更新日  2008年09月13日 00時53分09秒 コメントを書く


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