温故知新

2004.08.27
XML
皆さんが通っておられる療育のグループなり、教室なりが、二つに分けられるとしたら、どのようなことを考えますか。


来週から、娘の通っている療育のグループが2つに分けられることになった。

娘の教室は1歳半から2歳半までの子供で、
座ることのできない肢体不自由でなん語も口にしない子供から、走りまわり、片言がしゃべれ子供まで、様々である。
自閉的傾向児とそれ以外のグループに分かれており、娘は、それ以外のグループだ。

次第に人数が増えてきたことを受けて、9月より教室を分けることになったらしい。
グループ分けの話があり、グループ表が配られた。

皆で何度も話し合い、検討した結果このようにした。

と、説明されたそのグループ。何度見ても、その意図が分からない。

確かに、私の前の誕生日の子と、うちのとは、別のグループだ。

これが有効な療育のグループ分けなのか。

と、再度聞くと、スタッフはこう答えた。

能力別(歩けるか歩けないか)で分けることも検討したのだが、どうしても均等に分けられなかた。
また、子供は成長していくものだし、能力で分けても、また変わってしまう。
だから、公平に年齢別にした、と。

これは、どうなのだろう。

年齢別で発達が足りないから、こうやって発達遅滞の教室に通っているのに、ここでまた年齢別、というのは納得しがたい。
外遊びの時間など、歩けない子供の母親は負担なのではないのか。
そんなことは、買い物帰りに公園に寄ればできるのだから、
それより、歩けない子供が楽しめるようなことをし、親同士が親睦をはかったほうが、有益ではないのか。


確かに事実だが、だからといって歩けない子供が1週間で歩けるわけではないし、
娘のような難聴児がいきなり聞き分けよく、とんちんかんでなくなるわけではない。
そうやって、発達が遅々として進まないことを、スタッフも、誰より親が知っているのではないか。

しかし、成長するし、いつ誰かがどうなるのか分からないよ~ん、と、笑顔で言われてしまっては、
それに怒りを向ける私は、自分の子供だけでなく、人の子供の成長も否定してしまうようで、口をはさむことができない。


更に、メンバーの中では娘は発達の早い方なので、
発達の遅い子供と一緒にしないでよ、こっちまで発達が遅くなっしゃうじゃない。
と、言っているみたいで、どうしても、不満をぶつけることができない。

悪いことが重なり、発達の早いダウン症児、ゆい(仮名)ちゃんのママが、引っ越してきたばかりもあり、
娘と離れたグループになってしまったことに動揺して、大きな声でうろたえてしまったものだから、

あの子と一緒が良かった、離れたくなかった、と、ご不満もあろうと思いますが…

と、スタッフに釘をさされてしまった。

もちろん、そういうつもりで質問したわけではない。
新しいグループで、今まで挨拶程度だった人と交流することで親子共学べることがあると考えるので、
分かれること自体に問題はないし、誰と一緒でもいい。
ただ、その線引きに、もっと有益なものがあったのではないか…と考えたことは、おかしなことなのだろうか。

これは悪平等だ…と考えたことはおかしなことなのだろうか。

そこまでの話合いを出来る友人を、私は、あのグループの中で持っていない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.08.27 13:01:47
コメント(6) | コメントを書く
[障害児と生きる日常] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:悪平等(08/27)  
yuina.  さん
お帰りなさい。無事に戻られたようですね。

う゛~ん、年齢順に分けられても、子供の発達の違いはあるし、でも発達の違う子同士だから、なんて言うのかな?御互い刺激しあう事もあるだろうし・・・難しいですね。親の親睦を深める。これは良い事ですよね。スタッフには見えない・解らないモノってありますから、同じ立場の人の方が、ここはこうした方が良いんじゃないのかな?と言うのが解りますものね。とても難しい問題ですね。 (2004.08.27 13:56:17)

おひさしぶりです。  
pmsさん、いつもながら冷静な分析、瞬時に考えたことを、あとからこんなに細かく文章にできるなんてすばらしいなーいつも感心しています。

さて本題ですが
このサークル?って、病院とか施設とか、(要するにお金取られてるのかってこと)でしょうか?
それとも、公民館か何かで無償でやっているもの?
前者だったらちょっと、いいかげんですよね~。
pmsさんのように考えるのはちっともおかしくないですよ。
肢体不自由と自閉症が一緒って・・・・うーん。
(どっちがどう、と比べているわけではありません。念のため)やっぱり私も思ってしまいますよ。
保育園とかの、生活の場とは違いますものね。療育ですもの。
親の親睦は、付属物ですよね(違うのかな)
子ども中心で考えてほしいよね。
(2004.08.27 15:25:16)

Re:悪平等(08/27)  
マルゴー92  さん
pmsさん、こんにちは

個別指導をしようと思えば、それに応じた分け方がいいはずなのだけれど、そうしたかったのに親の批判を恐れてできなかったのか、たいした個別指導をしていなかったから、どんな分け方をしても変わりはなかったのか、
でも、pmsさんが悪平等と書かれているんだから、前者ですよね。

そう、平等という概念を成熟させることは日本の社会が前進するために乗り越えなくちゃいけないハードルの一つじゃないかと思います。

障害の支援についても自治体間で大きな格差があります。
それを不平等だといったらまず間違いなく一番低いレベルに合わせることになるでしょう。
1億3千万の集団がそろって右に向くには大変な時間がかかってしまう。

不平等だからなんとかしろ、というのではなく、このレベルの支援は必要不可欠なのだと主張し、それに対する反論とも向かい合いという文化が育つよう努力する必要があると痛感します。

ちょっと脱線しますけれど、80年代に日本の学力の高さの秘密を研究しようと子供づれで一年間日本に滞在したアメリカの教育研究者の本に面白いことが書いてありました。

日本の社会ではどのようにルールが確立されるのか非常に不思議なのだそうです。
例えば子供が公園で遊んでいるとき、初めて会った子供同士がブランコは10回こいだら交代ね、と対した話し合いもなく決まるのが大変不思議なのだそうです。
では、アメリカの社会ではどうなるか。
方法は2通りで、1つはボスが決める。
もう一つは徹底的にディスカッションしてルールを確立する。

私はお互いに配慮して、自然にどうすべきか決まるという日本社会のスキルは大変いいものだと思っていますけれど、残念なことに日本の社会は社会全体でもつ常識を失ってしまいました。(と、私は思います)
これから新しい常識が育つまでは徹底した討論というものを重視しなければならないでしょうね。



(2004.08.28 03:00:22)

yuina.さん へ>Re[1]:悪平等(08/27)  
pms  さん
yuina.さん

>お帰りなさい。無事に戻られたようですね。

>う゛~ん、年齢順に分けられても、子供の発達の違いはあるし、でも発達の違う子同士だから、なんて言うのかな?御互い刺激しあう事もあるだろうし・・・難しいですね。親の親睦を深める。これは良い事ですよね。スタッフには見えない・解らないモノってありますから、同じ立場の人の方が、ここはこうした方が良いんじゃないのかな?と言うのが解りますものね。とても難しい問題ですね。
-----

無事(?)帰ってきました(笑)

おっしゃる通り、難しい問題ですよね。

スタッフには見えない、解らないモノってあると思うのですが、それは個々の心の中にあって、公に出しづらいんじゃないかな、って思います。

よほど、親同士が親睦を図らない限り、皆で団結してスタッフに要望する、という事態にはなれないんじゃないか、と。
スタッフも経験で知っているんじゃないかな、って思うんですよ、こうやって皆が団結しないことを。
だから、結構、自分たちの好きに出来るってことを。

そこに風穴を通すことは、難しいのかもしれません。
(2004.08.30 17:01:38)

あんてぃーく・ろーずさん へ >Re:おひさしぶりです。(08/27)  
pms  さん
あんてぃーく・ろーずさん

>pmsさん、いつもながら冷静な分析、瞬時に考えたことを、あとからこんなに細かく文章にできるなんてすばらしいなーいつも感心しています。

>さて本題ですが
>このサークル?って、病院とか施設とか、(要するにお金取られてるのかってこと)でしょうか?
>それとも、公民館か何かで無償でやっているもの?
>前者だったらちょっと、いいかげんですよね~。
>pmsさんのように考えるのはちっともおかしくないですよ。
>肢体不自由と自閉症が一緒って・・・・うーん。
>(どっちがどう、と比べているわけではありません。念のため)やっぱり私も思ってしまいますよ。
>保育園とかの、生活の場とは違いますものね。療育ですもの。
>親の親睦は、付属物ですよね(違うのかな)
>子ども中心で考えてほしいよね。
-----

施設です、おそらく有料の。

向こうの言い分もわかるんです。
おそらく、どんな状況でも、そこで子供は学んでいく、と考えておいでなのでしょう。
マイナスなことはない、と。

でも、そこからはじきだされ、特別に集めて指導しよう、というのが、こういった療育じゃないか、と思うんです。

そこで、いきなりこれでは本末転倒ではないのかなって。

親の親睦も、療育が充実してこそのもので、子供があたふた落ち着かなければ、話す余裕もありません。
どうしたら最良の結果になるのか、思案中です。。

(2004.08.30 17:11:18)

マルゴー92さん へ>Re[1]:悪平等(08/27)  
pms  さん
マルゴー92さん

>そう、平等という概念を成熟させることは日本の社会が前進するために乗り越えなくちゃいけないハードルの一つじゃないかと思います。

>障害の支援についても自治体間で大きな格差があります。
>それを不平等だといったらまず間違いなく一番低いレベルに合わせることになるでしょう。
>1億3千万の集団がそろって右に向くには大変な時間がかかってしまう。

>不平等だからなんとかしろ、というのではなく、このレベルの支援は必要不可欠なのだと主張し、それに対する反論とも向かい合いという文化が育つよう努力する必要があると痛感します。
-----

おっしゃる通り、こういった末端の療育現場での不平等から、自治体レベルの不平等、はたまた日本独自の文化に至るまで、不平等はどうしても目の前に横たわりますよね。

アメリカに徹底討論の文化が育っているのは、やはりサラダボウルであるからですよね。
あれだけの異なった人種、宗教、価格差のある人間間で、何かを決めようとすれば、やはり討論することが必然です。

その点、日本は、ほぼ単一民族ですし、宗教もそこまで生活を支配していませんから、討論の文化は育ちづらかったんでしょう。

ここまで平等、公平、輪、言わなくても分かるといった雰囲気、を大切にしてきているのに、こと、療育に関しては自治体任せで、教師も専門資格を求めていません。

これは、日本人の根底に、障害児という存在自体が日本の輪を乱す存在、として淘汰されてきた証拠なのではないか、と考えることがあります。

だとすれば、更に事態はまかりならないでしょうね。

日本には「新しモノ好き」の文化もあったと思うのですが。
(2004.08.30 17:24:58)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

pms

pms

Calendar

Archives

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

Comments

ウルフがおー @ Re:私の背中(11/27) 子供が多いのですが、一番下の子に「脱腸…
音楽愛好家@ Re:もう一つの七夕の歌(07/02) かな~り昔(今から30年前)もうひとつの七…
ぁゅみ084 @ Re:私の背中(11/27) はじめまして さきほどはじめました 障…
はなまる@ Re:私の背中(11/27) 大学院合格おめでとうございます。私も発…
kepiko@ Re:私の背中(11/27) pmsさんが、自分らしく自分を大切に生きて…
あきら@ Re:私の背中 信じていると、突然変異がいつか起きるん…
月夜夢. @ Re:大学院進学のための居宅(10/21) あまりにご無沙汰なのでもうお忘れになっ…
あきら@ Re:大学院進学のための居宅 なにか新しい出会いがあるはずだから、信…
えりこ@ Re:大学院進学のための居宅(10/21) 久しぶりにお邪魔しました。 大学院合格…
たかっち。 @ Re:大学院進学のための居宅(10/21) うまくいえないんだけど、もし障碍児じゃ…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: