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小6生に劣ることなく、小5生も読書感想文に取り組んでいます。
僕ら塾講師は、教える立場にありますが、
同時に生徒たちはたくさんのことを僕に教えてくれます。
今回、また大切なことを教えてもらいました。
小5生のチョコアイスくん。
彼は、いつも元気いっぱい、真面目で一生懸命な男の子。
塾の他に、毛筆・硬筆を習っています。
そんなチョコアイスの課題は、
「字を丁寧に書くこと」 。
あれ?
意外ですよね!?
彼の字が雑になるときは(写真A)、
こんな感じです。
で、丁寧に書こうとすると(写真B)、
全然違いますよね。
毛筆・硬筆を習っているので、
書こうと思えば丁寧に書けるのに、
なぜ?
皆さん、そう思いますよね。
特にこういうお子様をお持ちのお母さん、
絶対にそうだと思うんです。
実は、僕も、小1~小6、まで、毛筆・硬筆を習ってたんです。
だから、チョコアイスがそれを習っていると聞いて、
直ぐに、字が雑になる原因が分かったんです。
ちょっとこれを見てください。
写真C
この写真、写真Bの前に書いたものです。
光の関係で少し分かりづらいですかね!?
真ん中の 「家族」 という言葉が象徴的だと思うのですが、
彼、 かなり力を入れて 書いているんです。
硬筆ではあまり違いが感じられないと思うのですが、
毛筆から考えると・・・。
墨と筆を使って書く毛筆は、
日常の中で字を書くということ比べると
少し、意味合いが違ってきます。
書道教室で、課題の文字を練習し、
何度か先生のところに持っていき、直してもらう。
(僕の頃は、先生の墨は朱色でしたが、今はどうなんでしょう?)
それを参考に、「清書」を先生へ提出して、OKをもらう。
自分では「OKやろ!!」って思って出しても、
ダメだったり、
「納得がいかないけど、まぁ、出しとくか。」で出したものが
OKになったり。
これが、結構、複雑な心理でありまして・・・。
目指すは、「自分も納得、先生もOK!!」なんです。
そうすると、ただ単に筆で字を書くという意味合いに
「自分の作品を創る」 という意味合いが強くなるんです。
ここが普段の字を書くこととの違い。
チョコアイスは、こうなってたんです。
字を丁寧に書きなさい
↓
書道と同じように書きなさい
↓
気持ちと手に力が入り過ぎる
↓
疲れる
↓
また、字が汚くなってしまう
真面目な子ほど陥り易い悪循環。
実は、僕もそうだったんです(笑)
だから僕は、書道と普段の書く字の違いを説明し、
普段の字は、そんなに力まなくてもいい。
肩の力、手の力を少し抜いて書いてごらん。
こう、彼に言ったわけです。
それで書いたのが写真B。
「字を丁寧に書けるようにする」、
子どもに書道を習わせる親御さんの殆どが、
こういう目的なのではないでしょうか。
もちろん、親ならば当然願うことですもんね。
ただ、チョコアイスのように真面目な子だから陥る
空回り と言いますか、 悪循環 と言いますか、
このようなことがあるんです。
こういうことに気づき、適切な対応をしていくこと、
もちろん、僕の仕事だと思っております。
また、このような気づきが出てきましたら、
このブログでご報告させていただこうと思います。
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