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この記事 の続き。
A 〇(読めない)も△(意味が分からない)、極少数で
〇の数と△の数の差が殆どない。
→ 学年以上の語彙数を持ち、音、意味、文字が一致した状態で
それぞれのことばが頭に入っている。
→ 大人(僕)との会話において、主体となっているのは
単語ではなく、文。
→ 中には、僕がある文を言い終わる前に既にそれを予測している
様子が見られる。
B 〇の数より、圧倒的に△の数の方が多い。
→ 学年相応の語彙数で、音、意味、文字がある程度
一致した状態で それぞれのことばが頭に入っている。
ただ積極性という観点から見ると やや「受身」な状態。
C 〇の数より圧倒的に△の数が多く、
〇の中に意味が分かるものが含まれている。
→ 見た目(文字)だけでことばを頭に入れる傾向が強い。
そのため、音、意味が繋がっていない状態のことばが
頭の中に多い。
→ 大人(僕)が言ったことを理解するのに時間がかかる。
会話において主体となっているのは単語。
自分の意思を伝えようとする姿が苦しそう。
AまたはCの状態である生徒は少数で
Bの状態である生徒が大半でした。
Aの状態にある生徒に感じることは
こやつ、話せる!!
大人との会話に慣れてるって感じ。
成績に関しては言うまでもないでしょう。
Bの状態にある生徒は、読めるんだけど
意味には自信がない、そういうことばが頭の中に多くある。
知っているんだけど、上手く使う自信がない、
これが少し消極的になる原因じゃないか と思います。
積極的、消極的といったことは、
必ずしも本人の意思が問題であるとは限らないということ
が分かります。
ことばのインプットに原因がある状態の子に、
何でもっと積極的になれないの!
やる気はあるの?
と声をかけるのは、非常に危険なことだと思います。
しかも、こういう状態にある生徒が最も多いわけですから
この状態を大人がどう捉えて子どもに接するかで
Aの状態に近づくか、Cの状態に近づくか、
大きく影響を与えると思うんですよね。
僕はどう捉えているかというと、
まずBの状態は決しておかしな状態ではないことを伝えます。
音(読み)とイメージ(意味)を繋げた状態で頭に入れたとしても、
そのことばを使わなければ、
音(読み)にイメージ(意味)は定着しません。
使うとは、経験なわけで、
子どもは大人よりはその経験が乏しい。
これは不自然でも何でもないことですから。
だからその経験を積むことが大切であることを伝え、
Aの状態を目指すように 指導しています。
Cの状態については、次回に・・・。
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