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June 28, 2010
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 上海はすっかり暑くなり、真夏の陽気です。
その中、万博は連日50万人を超す入場者で熱気むんむんだそうです。
市民への無料入場券配布や、学校などの団体入場が始まったからでもあります。
入場者のマナーの悪さが日本で報道されていましたが、日本以外も含めた各国の報道
を中国の国営TVでも取り上げて「世界中から馬鹿にされてよいのか、非難されてよい
のか。反省をしろ」と盛んに啓蒙をしています。
遅すぎるとはいえ、中国の常識が世界では通じないことを知らせる意味でよかったの
ではと思います。

日系企業の幹部さんから色々な相談や依頼の中から気がついたことや、腹がたったこ


1、うちのボスはいくら言っても分かってくれない
2、うちの管理者は口だけで行動が伴わない
3、中国人は、返事はよいが結果が違う
4、人事制度を確立したいが、予算をくれない
5、社員研修をしたいが、予算をくれない
6、過去10年間も問題なかったのに・・・
7、操業して6年間だが、総経理は3人も変わった
・・・・・ここまでは5月号で報告した。
8、何かというと直ぐに日本から出張者が来る
9、日本からの出張者は何の権限も無いのに何でも口出しする
10、管理者だから残業手当は無くて当然だ


<8~9、日本人出張者の問題>
親会社からの出張者の、出張目的は何だろうか?
出張目的の大半は、親会社の都合であり、現地法人のための出張は少ない。
自分の要件が済んだらさっさと帰る。そのくせ、やたらと接待を要求する。
しかも、自分は休日を犠牲にして来ているのだと恩着せがましく休日に来る。

(休出手当もないのに・・・・)
現地の要請があっての出張は極めて少ない。
要請をすれば、費用負担はどうするかと必ず言われるし、現地としては必要も感じな
いからである。
出張者の多くは、親会社面をして、やたらと指示・命令を出すし、宿題を与える。
出張者は、あくまでも社外の者であり、組織外の者だという自覚はゼロ。

最近、現地法人の社員教育をしばしば請け負うが「親会社も教育してくれとよ」と言
われる。困ったものだ。

<10は、残業の性格誤解からの問題>
管理者だから、残業手当は要らないというのは日本だけの常識。
中国では(たぶん他国でも)、労働者が規定の就業時間を延長して労働したら、手当
てを払えと労働基準法で決まっている。
労働者とは、出資者以外の全てである。
雇われ総経理でさえも手当支給対象である。(社長であるのでどうでもよいが)
少なくても部課長は労働者であり、残業手当支給対象者と法律で決まっている。

そもそも、残業の性格を間違えている。
残業は申請するものではなく、命令で行うものである。
残業を命令して、正当な理由無く拒否すれば命令違反として罰することができる。
命令する以上は、それに対して対価を払うのは当然であろう。

中国日系企業の、幹部の実態を見ていると、監督者クラスからの残業申請書に判子を
押したら「がんばってね」と帰ってしまう。
翌朝その成果がない場合、ガミガミ怒っている。
ある部長に、部下に残業させて何故帰るのかと聞いたら「手当てをもらえないのに何
故居残るのかと、家内に叱られる」そうだ。
半分冗談で、半分は本音だろう。
結果は、安月給社員だけが必死に残業し、手当不要という日本人が監督している。

最近の中国人は、残業を嫌がり、残業が定常化すれば優秀な者に辞められる。
そして、能率の改善をして残業を減らしたら、減収だという理由でまた辞められる。
品質・原価両面から考えても残業にろくなことはない。
法律遵守の面も含めて、残業の位置づけと手当の支給対象を見直すべきだろう。

ある総経理にそれを話したら「部課長には管理職手当を払っているから問題ない」と
のお答え。それは管理職手当であり残業手当ではない。
政府当局に「私は残業手当を貰ってない」と訴えれば間違いなく罰金を取られ、なお
かつ莫大な残業手当のさかのぼり支給を命じられることを覚悟すべき。

<11、ストライキは日系企業特有の深刻な問題>
日本のメディアでは、ストライキと報道されているが間違いである。
あれは集団サボタージュである。
中国でストライキは、法律で禁止されており、あり得ない。
日本および先進国では、労働者の権利として、団結権、交渉権、争議権があるが、中
国には争議権がなく、労働組合法(中国では工会法)でも争議を禁止しており、それ
どころか、労働組合(中国では工会)は企業に協力して争議を収めることが義務付け
られている。

しかし、日系企業の経営者の多くは集団サボタージュが起こると、びっくりしへっぴ
り腰で対処するため労働者としては多大な成果を得ている。
労働者としては、大きなリスクがある違法集団サボタージュは、効果がなければやら
ない。日系企業なら、確実に効果があることを見越して頻発している。

以下続く

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佐藤忠幸/Tadayuki Sato
E-Mail: tada-sato@mvb.biglobe.ne.jp
tadayukisato84@hotmail.com
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最終更新日  June 28, 2010 03:05:39 PM コメントを書く


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