ツクツクblog ~Enjoy natural life~
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先日の学校での廃油石けん作りを指導するにあたり、私が試作した石けん達です。販売できるような石けんをという事だったので、始めの試作にはココナツ油を少し混ぜて作っていましたが、やはりリサイクル重視と言うことで、廃油100%になりました。水の代わりにコーヒーを使ったものと、緑茶を使ったもの。マーブル模様のは、竹炭粉(黒)、大麦若葉(緑)、マイカ(色づけ素材・オレンジ)です。香りは色々です。マーブル模様は、やっぱり竹炭粉がいいと改めて思いました。大麦若葉などの自然植物素材はだんだん色が褪せてくるし、オレンジは色がきつくて使っていると色が移りそうな気もするし(大丈夫ですが)、クレイを廃油石けんに入れるのはもったいないし。炭入りの石けんって、年配の方にとても人気がありますしね。下の廃油石けんの写真は、生徒さん達のお宅で使っていただきたいと思って一人分ずつ紐で結びました。廃油石けんの使い方のメモをはさんで。指にひっかけて持って帰って、お母さんに、はいお土産、なんて言って渡してくれたらいいな。実際に作った生徒さん達や先生は、廃油石けんを自宅で使っているのかどうかわかりませんが、ぜひ積極的に使って、その良さを実感し伝えてもらえたら良いなと思います。当日学校で作った石けんは、うまく型出しできたと連絡がありました。私が持ち帰った分も、とてもきれいにできました。特に竹炭粉のマーブル模様のものは、女の生徒さんががんばってやってくれたのですが、見事な模様になっていました。それらは、町のお祭りで展示されるそうですので、見に行くのを楽しみにしています。当日取材に来られた京都新聞の方が、熱を加えなくても石けんができるんですね、と驚いておられました。昔からよく婦人会などで作っていた廃油石けんは、ぐつぐつ煮て作っていたのだと思います。「お風呂の愉しみ」で石けん作りに目覚めた私達にとっては、火にかけない作り方(コールドプロセス)が当たり前なのですが。コールドプロセスの方が、手軽だしきれいな石けんが作れると思います。町で作って配布している廃油石けんは、大きな機械でホットプロセスで作っているのですが、形が整っていないのが残念なところです。使う分には全く支障はありませんけれど。
November 2, 2006
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