横山幸生 授業研究日記

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Feb 19, 2008
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カテゴリ: 社会科実践記録
久々の「芳野地区のくだものづくり」の授業記録である。
前回の授業で「なぜ芳野地区ではミカン作りが盛んなのに,ミカン畑の一部をナシに植え替えたのだろう」という主題を設定し追究を始めている。主題を設定してから,本時を迎えるまで,図書館での調べ学習を1時間。そして,JA芳野のナシの指導員さんをゲストティチャーとして招き,子どもたちの質問に答える時間を1時間設けている。

 さて,この日は欠席が多く,Tさんは別のグループに入って話し合いを行うことになった。

まずはTさんが,自分の考えを説明する。
Tさん「(二つの山を書き,その谷間にナシ畑とかいたホワイトボーを見せながら)なぜナシに変えたかというと,えっとまず,空気がたまって,ミカン農園の人も空気がたまるっていってたんだけど,それで,指導員さんは空気はつめたいから,まず風がきて、ここら辺にたまって,こう,ここが平ただったら,風はこっちに逃げてしまうから,だから山の麓というか,境目の所にナシ,空気がたまってその空気は冷たいから,それがたまってナシを植えたとおもいます。あと,根があの,これでここ太陽があって普通にあった土に太陽の光が当たるじゃん。太陽,例えば洗濯,洗濯してそれで,洗濯して干すときに太陽がでていたらすぐ渇くけど,あのなんか,影とかだったらかわかないように,土も乾いたりして,影の所だと土が乾かなくて,ナシはそうじゃないと根が育たないからナシをこういうところに植えたんだと思います。

 つまり,芳野は谷間になっていて,谷間の低いところには日も当たらず,冷気がたまりやすいので,暖かいところに育つミカンには向いていなくて,ナシを植えたというのである。前回の上手く説明できなかった自分の考えを,調べ学習とゲストティチャーからの聞き取りで補強したのである。
 最初は,Tの言っていることがよくわからなかったようで,反応がない。ところがしばらくしてKくん君がこう叫びだす。

Kくん「あっそっか,あのぼくちょっと分らないことが出て来た。ねえ」

 ここから,Tさんとかかわりだす。


Tさん「あのね」
Kくん「ちょっとまって」
Tさん「ナシは寒いとこがすきっていうんでしょ。」
Kくん「いやだけど,光を当てないと育たないよ。」
Tさん「全部影ができてるとこじゃなくて,影が」
Tさん・Aくん「できやすいところ」
Tさん「できやすいだから時々は光り当たるから」
Aくん「僕が質問したじゃん指導員さんに」
Kくん「えっ,どういう意味なのそれ」
Tさん「だから,(Aくんに)ちょっと(ホワイトボード)貸して,こっち(自分のホワイトボード)図書いているから」。
Kくん「えっとね。ちょっといい。えっと(ノートに図を書き始める)」

Kくん「これで光はあたらないといけないけど,ね,光が当たらないといけないけど,で,山がふたつあるじゃん。でここに空気がたまってるじゃん。ね。光が当たっても,光が入って来ても,すぐ,わあって,そんなかにナシがいってるから,光があたらない。」
Tさん「あのね。光,だから光当たるよ。当たるは当たるけど,」
Kくん「気温7度だよ。」
T:「ちょっといい(太陽側の山の高さを低く書き直す)」

 Tさんは,最初谷間の図を書く時,二つの山の高さを同じにしていた。Kくんはそれだったら,全くナシに光が当たらなくると言っているようなのである。つまり,いくら寒い所が好きでも,光は必要なのではないのかというのが,Kくん君の主張なのである。そこでKくんを説得するため,Tさんは太陽がわの山の高さを低く書き換えたのである。すると今度はその図にAくん君が疑問をぶつける。


Tさん「ううんううん」
Aくん「それだったら逆に太陽の光は当たりやすくなるんじゃない?」
Tさん「どうして,どうして」
Aくん「山に遮られるっていったけど,これだったら山に遮られずにそのまま太陽の光があたる。なんか,山の影になって太陽が当たらないなら,前の山が高くなってる。なったほうが影ができやすくなる。」
Tさん「でも,ミカン」
Kくん「いや,だけどミカンとナシを同じにして,どっちみち日に当たるから,」
Tさん「でもナシは寒いところ」
Kくん「うん,寒い方が好きだから」
Tさん「だから,光だけ当てるには,影はあっても,でも,光は一応当たっても,影があるから,その冷たさも有るし,あたたかさも有るんじゃないかと思う。だから,光だけちょっと」
Aくん「それだったらちょっと当たり過ぎじゃないかな。それだったら」
Tさん「この図はね」
Kくん「でもTさんさっきさ」
Tさん「だからこの図はちょっと違うの」

 太陽側の山を低くしたことで,Aくんは「これだったら,ナシ畑に光が当たってしまうのではないか」と,反論する。二人の話し合いにKくん君も必死で絡もうとする。Tさんは自分の考えが説明できなくなってしまう。
 Kくんは日頃は授業中に積極的に出てくる方ではない。ずっと1時間黙っていることの方が多い。しかし,Tさんとのかかわりの中で「わからないことができた」のである。この「わからないこと」が出てくることが学びの第1歩であろう。そしてTさんもKくんの「わからないこと」をきっかけに,もう一度自分の考えを見直すことになった。「わかる」子が「わからない」子へ教えるのが学び合いではない。TさんとKくんのように相互に作用し合うのが学び合いの姿であろう。
 話し合いはこのあと,グループから全体へと移っていく。(つづく





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Last updated  Feb 19, 2008 06:15:50 PM
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