うっき~stage2気まぐれ日記

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2005.01.29
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テーマ: 韓国!(18232)
カテゴリ: カテゴリ未分類
大学4年生の冬、
確か大田という駅からバスを2本乗り継いぎ、
ガタガタと整備されない路を経てその村を訪ねた。

朝日新聞に掲載されている、
「ハンセン病問題被害実態調査報告から」
の記事を読んで、この村のことを思い出した。

韓国でもハンセン病は迫害を受け、
隔離のためにこの村に患者が集められた。
決して豊かとは思えない村。

郵便局も週に1.2度しか来ず、
通信機能も不便であった。

そこで金氏は暖かく私たちを迎えてくれた。

この村には友人2人と訪れた。
友人は夏にこの村でのワークキャンプに参加していたため、
金氏とは初対面ではなかった。
彼女の記憶を頼りに、再び訪れたのだった。

金氏もかつてハンセン病患者であった。
病気のせいで、目は失明し、眼球は左右対称ではない。
手も何本かがついてしまい、そのまま固まってしまっていた。
歩くこともままならなかった。


その風貌に初めは戸惑った。
ただ今は決して怖い病気ではないことを告げられた。

金氏は当時、60歳くらい。
日本の統治下を生きてきたので、日本語が達者であった。
話すとものすごく穏やかで、人間の深みを感じた。


友人のかつてのキャンプ仲間の韓国の学生も遊びに来てくれて、
学生同士の交流を楽しんだ。

同じ4年生でも、2年間兵役を経験した学生は、
生きる知恵を持っていた。
料理など私たちよりはるかに手早く、ある材料で工夫してこなす。
…ファンタオレンジを焼肉に入れたのにはビックリ!

とにかく寒く、オンドルを焚いた部屋の中で布団から出ることができなかった。

ハンセン病のことは何も話さなかった。
今となっては口に出すこともできないつらいことかなしいことが、
たくさんあったに違いない。
それがこのだらしない日本人学生を暖かく迎えてくれる、人間性ににじみ出ていたように思う。

あれから、20年近くの月日が経つ。
多分、2度と行けない場所だ。
金氏は今どうしているのだろう。










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最終更新日  2005.01.29 11:14:04
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