神仏を顧みず蔑ろにするこんな罰当たりでも、車の事故にも遭わず食べた物にも当たらずスリに財布を取られることもなく無事帰ってまいりました。子どもの頃から何かする度にバチが当たると言われ続けてきた私ですが、私は私なりに神仏はそんな ケツの穴の小っちゃい
心の狭いモノであるはずがない、もっと慈愛に満ちた存在だと感じておりました。
帰宅してから何度か病院には行っておりますが、今のところ聞きたくない例の話題は出ておりません。というか、十日も留守にして東北に行っていたのに、そのことに全く触れようともしません。かつての母にはなかったことです。好奇心旺盛というかまるで刑事の尋問のように根掘り葉掘り聞くのが母の特性の一つだったのです。かと言って認知症が目に見えて進行したとも思えません。
さて義理の息子の件です。親戚の顔合わせということで呼ばれましたが、若い二人の後ろには金屏風が立つやら、親戚の長老による高砂やが謡われるやら、どう控えめに見ても 披露宴
以外の何ものでもありません。場所も皇室の方も利用されるとかの温泉付き一流ホテル。でもあまり格式ばった儀式でなくて良かったです。
あちらの一族には特に悪党もタレントも政治家もいなさそうで安心しました。やったり取ったりの酒宴も和やかに進んでおりましたが、ふと見ると 花嫁の父は爆睡 。当日の朝方まで家族内でトラブルがあったらしい。家族の一人が欠席、キャンセルは間に合わず、一人分の料理が空しくテーブルに並べられてありました。と、大食漢の花嫁花婿がそれまで平らげるという漫画のような暴挙、いやいや モッタイナイの精神 軽んずべからず。
花嫁の父が父なら、この娘夫婦、あろうことか退屈だと言って金屏風の前の席で 花札 をおっぱじめたから畏れ煎り豆! いやいや見上げたもんです。写真係は花嫁の母。いまどき珍しいコンパクトカメラ写ルンです!を手に神出鬼没。最後に集合写真をというので呼ばれた若い兄ちゃんスタッフ。デジタルカメラしか知らないから一から説明。フィルムも初耳ならそれを巻けって何? どうすんの、ってここでも文化の深淵を垣間見させられました。
本場 花笠締め でお開きとなり、花嫁の実家へ。ここでたらふく さくらんぼ を戴いて何とか一大イベントが終了しました。
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