いつまでも…二人で

いつまでも…二人で

2024.06.10
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テーマ: 記憶(12)
カテゴリ: 思い出


とても暑い一日でした

これから先の真夏が、今から思いやられます…

空に浮かぶ雲も、入道雲のようで
もこもこの雲が落ちてきそうでした



気候が今までと違うという事は、何となく覚悟していますけれど
あの、四季がはっきりとしていた頃が懐かしいです

昭和の幼かった頃は、家の前の道は舗装されていなくて
夕立が降った後は、水溜りができていたり

家の前に椅子を出して、夕涼みしている人が居たり
記憶にしか残っていない、夏らしい景色です

このように

記憶にしか残っていなくても
本棚から本を取り出して、読み直すように
その頃の景色の中に戻ることができて

そのような記憶が、とても貴重な想い出なのでしょうね


そうだとしたら
大切だった人達、特に夫との記憶は
私にとっては
生きて行くために必要な想い出です

何年経っても


色あせることなく、
時間という軸に囚われることなく
何時も身近にある分身のようなものだと思うのです


最近思うのです

想い出が年表のように綺麗に時系列ごとに並んでいないのは何故なのかなって

例えばクルーズの想い出も、行った場所ごとに思いだすのではなくて
強く記憶に残った場面が、身近に感じたり
地中海とカリブ海の想い出が混ざっていたり…

単に私の記憶力の危うさではなくて

きっと思い出は、時間軸ではない分類基準で
私の記憶の中で整理されているではないでしょうか

思い出す頻度や印象度、感激度等
私の中での分類基準で、
忘れないように、そして、生きて行くための支えになるように
整理されているのだと思います

だから、ふとした時に

とても夫の事を思い出して、泣きそうになったり懐かしくなったり
その時々に思い出すのは、意味のある事なのだと思うのです

無意識に、私の中で夫との思い出がスライドショーのように構成されて出てきてくれるなんて、考えればとても素敵な事だと思います


死別直後は、思い出すだけで心がヒリヒリしたものですが
今では、ヒリヒリ感は薄れてきました
でもその後は、夫が居ないという現実が
私に襲い掛かるようになって、痛みに変りました

痛みに変っても、会えるのは想い出の中だけだから
辛くても想い出したいという反対の気持ちもあって

こういう相反する気持ちが自分の心の中にあるから
とても苦しくなる時があるのかな、と思います

本当に死別は、様々な気持ちが折り重なって
そして一番大切な人と、二度と会えないという受け入れがたい現実を
受け入れないといけないという、矛盾との戦いなのでしょう

そう、、、、

死別は


死別直後からずっと

独りで戦い続けないといけない人生なのですよね



今日は、夏のような空を眺めながら
こんな、理屈っぽいことを考えていました


心の中で、グルグル考えるのではなくて
一瞬でもいいので、夫と話したいな…

小さな望みだと思うのですけれどね、
絶対に叶えられない望みなのですよね

『絶対~~できない』

このことに、私たちは打ちのめされるんですよね…





今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ





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最終更新日  2024.06.10 22:01:34
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