うさぎ小屋 1番館

うさぎ小屋 1番館

2004年10月26日
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二月の寒さも厳しい受験戦争の真っ只中、俺はとりあえず滑り止めの私立高校に合格していた。そこはあくまで滑り止めの学校で、県外の悪名高い男子校で、絶対に行きたくない。本命は市内の公立高校で、そっちの受験日まで一ヶ月を切っていた。
 モンキーも俺とほぼ同じコースで、バヤシは県内のサッカーが強い、有名私立高校が本命らしい。
 この頃になると、学校に行く日も少なくなり、クラスメートでも特に付き合いのないやつはほとんど会わなくなっていたが、俺達三人はちょくちょくファミレスとか行ったりした。

「しかしこの前の、合格発表の時は緊張したなー」モンキーはホットココアを口にしながら言った。
「今からそんなこと言ってたら、身がもたへんぞ。それにあの学校に落ちるようならもう行くとこないぞ」
「そーそー、君らの低レベルな学校の悩みなんか聞いてたら、うらやましく思えるわ」
 バヤシは憎まれ口を叩いたが、いつものことだ。もちろんこっちも負けずに言い返すし、そんなことではケンカにはならない。言いたい事は何でも言うし、遠慮もないが、困った時は助け合う、それが俺達の主義だ。
「ところで、もうすぐあれがあるねんなー」

なっていたが、モンキーが口に出してしまった。

・・・つづく





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最終更新日  2004年10月26日 22時50分11秒
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