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2012年10月02日
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カテゴリ: 日常生活
スペインで今年二度目になるサンティアゴ巡礼中。

前回、3、4月と歩いたのはスペイン北部、フランス国境付近から西の端サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続くフランス人の道。

今回はスペイン南部セビージャから同じくサンティアゴ・デ・コンポステーラまで北上する銀の道(vía de la plata )という道を歩いている。

一番有名で、たくさんの人が訪れるフランス人の道と比べて、銀の道は巡礼者の数が100分の1程といわれている。

一日に歩く距離は以前とだいたい同じだし、フランス人の道の方が山が多かった分アップダウンが激しかったけど、銀の道の方が僕にはキツく感じられる。

フランス人の道では、長くても10キロ、短いところでは2,3キロおきに小さな村や町があり、村や町があるところには必ずバーやカフェ、水飲み場やベンチのある広場や公園がある。

でも、銀の道は出発する町から一番近い町が到着する町、、、つまり、20キロなり30キロなり、寝床を確保する為には次の町まで進まなければならない上に、途中で水や食料を補充できる場所がなく、すべて準備して担いでいかなければならない。

そして、町がないということはつまり、ほぼ全行程がワイルドな自然の中を歩くということで。

天気の良い日なら、木の影に荷物も降ろして、靴も脱いで、だらっと一服できるけど、雨降りなんかそりゃ大変!


乾いてるとこなんて1㎠もない。
カバンも、服も、靴も全部べちょべちょ。
身体(特に足と腰)は、ほんの10分でも休息が必要だけど、歩いているから保たれてる体温が、1分でも止まったらガクンと下がる。
するとますます身体の不快度が上がる。

とにかく、歩き続けるより他はない。
そういう意味ではツライし、キツイ。

最初の3日間雨に降られた。
そして、かなり無理をして歩き続けた。
なので、現在左足負傷(涙)

それでも歩く。誤魔化しながらもひたすら歩く。
もう、なぜだかよくわからない。


それはなんだか、生きるという事に似ている。

そして、その先にある仲間の笑顔に救われる。

足を引きずりビショビショの、もしくはメチャクチャに汗臭い僕を最高の笑顔で迎えて、抱きしめて、キスまでしてくれるから。

身体の大きさや、男女、年齢差の壁を越え、同じ苦行を越え、同じ道を様々な思いを乗せてその日一日を歩き切った者同士の友情。

そして、もう二度と戻らない一瞬をシェアし、ひたすら楽しむ。



嫌になったら休む。
それでも嫌なら、やめる。
誰にも決められないし、何もかも自分のその時の気持ちだけで決めたらいい。

誰も何も責めないし、ただ瞬間があるだけ。

この時間が一番自分らしくいられると、僕は思っている。
そしてこの時間が、今の自分には他の何より一番大切な時間になっている。









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最終更新日  2012年10月03日 02時20分38秒
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